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第1章
出発だ
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まだ夜明け前だろう。ミルはあまり寝られなかった。精霊たちがいるとはいえ野宿は初体験だ。あまりいいもんじゃないね。
もう移動しよう。とにかく早くこの町から離れたい。
「みんながせっかく作ってくれたものだけど壊して行きたいの。森をもと通りにしてくれる?」
川の近くに洗濯場を設置し、菜園を作り、土で作った祠ようなの中に草のベッドを作りここで生活出来るのではないかくらいの居心地の良さはあったがすべて壊して行くことにした。
『わかった~』
精霊はきれいにもと通りにしてくれた。
『よかったの?残してもよかったのに…』
「いいの。この場所が誰かに見つかってしまったら困るもの。ごめんね。また新しい拠点で作って貰っていい?」
『もちろん!もっといいものを作るよ~』
土の精霊がオレンジ色の光を放つ。
小さな精霊たちは森の中を飛び回る。そして、危険な森。魔獣が引っ切り無しに出てくる。精霊たちは見つけたそばから魔獣を狩って行く。
この一晩だけで10頭くらい狩っている。
「また出たのか。本当に森って魔獣が多いのね。時ちゃんお願い。」
時ちゃんが魔獣を収納する。
「時ちゃん、みんなもありがとね~」
『『なんの~』』
嬉しそうな精霊たち。いつもお願いしてばかりしていいのかなぁと思うが駄々洩れの魔力を摂取しているそうだし、いいのかな。いっか。
ミルは時の精霊、時ちゃんにお願いして転移をしてもらう。
移転先は駅馬車停留所だ。東門の近くにある。建物の隙間に誰にも見つからないように転移する。
目的地は隣町のイージュレンだ。イージュレンは王都の1つ前の街だ。イージュレンに向かうためには駅馬車を利用する。朝一でユロランからイージュレンに駅馬車で移動すると昼過ぎには到着する予定だ。
イージュレンの門まで転移を考えたがどうやってここまで来たのかとちょっと面倒なことになりそうだったなので駅馬車で向かうことにした。
ミルは肩掛けカバンを背負うと駅馬車に乗り込んだ。駅馬車は15べニー。半日掛る道のりの割に激安だ。これも国が3分の2を税金で出しているとの事。所謂、市営バスみたいな感じだろう。国民のことを考えているいい国だなと思う。
もう移動しよう。とにかく早くこの町から離れたい。
「みんながせっかく作ってくれたものだけど壊して行きたいの。森をもと通りにしてくれる?」
川の近くに洗濯場を設置し、菜園を作り、土で作った祠ようなの中に草のベッドを作りここで生活出来るのではないかくらいの居心地の良さはあったがすべて壊して行くことにした。
『わかった~』
精霊はきれいにもと通りにしてくれた。
『よかったの?残してもよかったのに…』
「いいの。この場所が誰かに見つかってしまったら困るもの。ごめんね。また新しい拠点で作って貰っていい?」
『もちろん!もっといいものを作るよ~』
土の精霊がオレンジ色の光を放つ。
小さな精霊たちは森の中を飛び回る。そして、危険な森。魔獣が引っ切り無しに出てくる。精霊たちは見つけたそばから魔獣を狩って行く。
この一晩だけで10頭くらい狩っている。
「また出たのか。本当に森って魔獣が多いのね。時ちゃんお願い。」
時ちゃんが魔獣を収納する。
「時ちゃん、みんなもありがとね~」
『『なんの~』』
嬉しそうな精霊たち。いつもお願いしてばかりしていいのかなぁと思うが駄々洩れの魔力を摂取しているそうだし、いいのかな。いっか。
ミルは時の精霊、時ちゃんにお願いして転移をしてもらう。
移転先は駅馬車停留所だ。東門の近くにある。建物の隙間に誰にも見つからないように転移する。
目的地は隣町のイージュレンだ。イージュレンは王都の1つ前の街だ。イージュレンに向かうためには駅馬車を利用する。朝一でユロランからイージュレンに駅馬車で移動すると昼過ぎには到着する予定だ。
イージュレンの門まで転移を考えたがどうやってここまで来たのかとちょっと面倒なことになりそうだったなので駅馬車で向かうことにした。
ミルは肩掛けカバンを背負うと駅馬車に乗り込んだ。駅馬車は15べニー。半日掛る道のりの割に激安だ。これも国が3分の2を税金で出しているとの事。所謂、市営バスみたいな感じだろう。国民のことを考えているいい国だなと思う。
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