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一章
週末は、妹とラブラブ遊園地のはずだった……5
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「彩華さんのお兄さんって、思ってたよりもかっこいいですね」
思ってた、ということは、やっぱり妹がよく愚痴ってるんだろう。
俺はただの陰キャなわけだし、格好いいわけがないからな。
旭川さんの、あまりにも落ち着きのあるその態度に、俺も少し落ち着きを取り戻した。
「それじゃ、旭川さん。その、先に出てるから」
とりあえず、何事もなかったかのようにこの場を去ろうとする。
しかし、そんなことが許されるわけもなく、俺は腕を掴まれる。
そして、俺の腕を掴みながら、俺の開いてる手のひらを自らの豊満な双丘に押しつけた。
「ちょっ……!なにをして──」
俺は一瞬反応に遅れるが、すぐにを身を引いて、腕を振り解く。
「お兄さん、静かにしてください。そうしないと、お兄さんに、お兄さんの家のトイレでレイプされかけたって、交番まで走って言いに行きますよ?」
さっきまで触れてたことで、まだやわらかかった感触が少し残っている。
そして、かなり大きかった。
大きいのはわかっていたが、葵のよりも大きかった感触があった。
俺は、とんでもないことを言われてるのにも関わらず、そんなことが頭を飛び交っていた。
「あら、お兄さん……。変態さんなんですね」
彼女は少し嬉しそうな、そんな表情を浮かべていた。
「それで、なんでこんなことをしたんだ?」
「ふふふ、お兄さんはまだわからないんですか?お兄さんって、鈍感、なんですね」
初めて会う女の子に、それも妹の友達にここまで言われるとは。
ただ、本気でなんでなのかを理解できない。
俺をここに連れてくる理由が、どこにあるというのだろうか?
「それより、トイレがしたいというのは──」
「嘘です。ごめんなさい」
ますます、頭が混乱する。
俺は、イケメンでも、ましてや一目惚れされるような顔なんかではない。
もし、響鬼だったらそういうこともあるかもしれないが、俺の取り柄なんてあってないようなものだ。
そんな俺に、なんでこんなことをするのだろうか?
「お兄ちゃーん。あれ、お兄ちゃんどこ?私の変わりに出てくれたんじゃないの?」
そんな、妹の声がここまで聞こえてくる。
ただ、まずいことになった。
こんな状況を妹に見られたら間違いなく、警察に通報される。
具体的には、はっ……?私の友達になに考えてるの?お兄ちゃんでもさすがに、そんなことはしない人だと思ってたよ、なんてことを言われて、警察に通報されるだろう。
間違いなく、警察に通報されてしまうことだろう。
「ああ、ごめん。その、ちょっとトイレにいる。さっきのはピンポンダッシュ──」
そこで、俺の目の前で旭川さんがパンツを脱ぎだした。
なに言ってるのかわからないと思うが、俺も全くわからない。
ただ、一つだけ言えることがあるとすれば──。
「ちょっ……!?なにを──」
「さっきのは、ピンポンダッシュだったんですよね?それなら、お兄さんには私が見えてないんですよね?」
「いや、それは妹への嘘で──」
俺がそう説明しようとしてるところで、なに者かが近づいてくる音が聞こえてくる。
その音で、俺は思わず黙り込む。
その近づいてきてるのは、間違いなく妹だ。
妹がトイレの方にやってきているということだ。
「お兄ちゃん、マジでキモい。なんで、そんなこと言うの?ピンポンダッシュだった、だけでいいでしょ」
ただ、まだ気づかれたわけではないということに安心する。
しかし、安心したのもつかの間、旭川さんは俺の方を見て、嫌な笑みを浮かべる。
そして、止まっていた手を動かし始めたのだ。
つまり、パンツを脱ぐという行為の続きをしだした。
俺は、なんとかして彼女に視線でそれをするなと、訴えかける。
しかし、それを聞き届けるつもりはないのか、その手を止めることはない。
本当に、なにが変なやつはいない、だ。
ここにいるじゃないか、変なやつが。
俺は、そんなことを一人思う。
「お兄ちゃん、ちゃんと今の話を聞いてた?」
「あ、うん」
俺は、全くもって妹の話を聞いてなかったが、思わず、うん、と答えてしまった。
そして、俺は絶対にそれを見ないために、他の場所を見る。
もぞもぞと、衣が擦れる音が聞こえてくる。
「それじゃ、お兄ちゃんよろしく。私は、今から友達に連絡することがあるから」
そう言って、その場から立ち去って行く妹。
俺は、とりあえずそれに安心する。
これで、危機はさった、はず。
あとは、俺と同じ空間にいる、問題児を対処するだけ。
「それで、旭川さんはなんでこんなことをしてるの?」
「本当に分からないんですか?」
彼女は、もはや呆れたとでも言うようにため息を漏らした。
そして、その場に立ったような音がする。
さらに、もぞもぞと、また衣が擦れる音がした。
「もうこっちを見ても大丈夫ですよ」
俺は、彼女のその声を信じ、そっちを向く。
「ふふ、お兄さんって、おもしろいですね。気に入りました」
そして、俺はなぜか気に入られた。
それも、妹のお友達に。
「それで、なんでこんな──」
俺は、未だに謎のままになってることを聞いてみようとするが、彼女はそのことを言う気はないらしく、
「お兄さんって、本当に、鈍感さん、なんですね。妹さんにそっくり。でも、これじゃ妹さんも大変ですね」
わけのわからんことで返された。
もしかしたら、それがその理由なのかもしれないが、俺には理解できなかった。
そうして、なんとか丸く収まったと思ってたそのときだった。
チャチャチャチャン~♪チャチャチャチャン~♪
そんな音がトイレの中に響きわたった。
それも、大音量で。
音の正体が何なのか知ってる目の前の女の子は、ものすごい慌てた様子でそれを取る。
そして、この家にいるもう一人の人物が足音を存分にたてながら、こっちにくる。
そして、俺たちのいる場所とドア一枚挟んだ向こう側にその人物は止まると、無言でそのドアを開けようとしてくる。
俺は、そんな人物に完全に恐怖して、背筋から汗をダラダラと溢す。
「ねえ、お兄ちゃん。どうしてお兄ちゃんの携帯がリビングにあるのに、音がここからするの?しかも、私が電話かけたときに」
ドア一枚挟んでるのにも関わらず、妹が怒ってるのはわかった。
そして、俺はこの場にもう一人の人物に視線を送ると、彼女はどこかバツの悪そうな顔をしていた。
思ってた、ということは、やっぱり妹がよく愚痴ってるんだろう。
俺はただの陰キャなわけだし、格好いいわけがないからな。
旭川さんの、あまりにも落ち着きのあるその態度に、俺も少し落ち着きを取り戻した。
「それじゃ、旭川さん。その、先に出てるから」
とりあえず、何事もなかったかのようにこの場を去ろうとする。
しかし、そんなことが許されるわけもなく、俺は腕を掴まれる。
そして、俺の腕を掴みながら、俺の開いてる手のひらを自らの豊満な双丘に押しつけた。
「ちょっ……!なにをして──」
俺は一瞬反応に遅れるが、すぐにを身を引いて、腕を振り解く。
「お兄さん、静かにしてください。そうしないと、お兄さんに、お兄さんの家のトイレでレイプされかけたって、交番まで走って言いに行きますよ?」
さっきまで触れてたことで、まだやわらかかった感触が少し残っている。
そして、かなり大きかった。
大きいのはわかっていたが、葵のよりも大きかった感触があった。
俺は、とんでもないことを言われてるのにも関わらず、そんなことが頭を飛び交っていた。
「あら、お兄さん……。変態さんなんですね」
彼女は少し嬉しそうな、そんな表情を浮かべていた。
「それで、なんでこんなことをしたんだ?」
「ふふふ、お兄さんはまだわからないんですか?お兄さんって、鈍感、なんですね」
初めて会う女の子に、それも妹の友達にここまで言われるとは。
ただ、本気でなんでなのかを理解できない。
俺をここに連れてくる理由が、どこにあるというのだろうか?
「それより、トイレがしたいというのは──」
「嘘です。ごめんなさい」
ますます、頭が混乱する。
俺は、イケメンでも、ましてや一目惚れされるような顔なんかではない。
もし、響鬼だったらそういうこともあるかもしれないが、俺の取り柄なんてあってないようなものだ。
そんな俺に、なんでこんなことをするのだろうか?
「お兄ちゃーん。あれ、お兄ちゃんどこ?私の変わりに出てくれたんじゃないの?」
そんな、妹の声がここまで聞こえてくる。
ただ、まずいことになった。
こんな状況を妹に見られたら間違いなく、警察に通報される。
具体的には、はっ……?私の友達になに考えてるの?お兄ちゃんでもさすがに、そんなことはしない人だと思ってたよ、なんてことを言われて、警察に通報されるだろう。
間違いなく、警察に通報されてしまうことだろう。
「ああ、ごめん。その、ちょっとトイレにいる。さっきのはピンポンダッシュ──」
そこで、俺の目の前で旭川さんがパンツを脱ぎだした。
なに言ってるのかわからないと思うが、俺も全くわからない。
ただ、一つだけ言えることがあるとすれば──。
「ちょっ……!?なにを──」
「さっきのは、ピンポンダッシュだったんですよね?それなら、お兄さんには私が見えてないんですよね?」
「いや、それは妹への嘘で──」
俺がそう説明しようとしてるところで、なに者かが近づいてくる音が聞こえてくる。
その音で、俺は思わず黙り込む。
その近づいてきてるのは、間違いなく妹だ。
妹がトイレの方にやってきているということだ。
「お兄ちゃん、マジでキモい。なんで、そんなこと言うの?ピンポンダッシュだった、だけでいいでしょ」
ただ、まだ気づかれたわけではないということに安心する。
しかし、安心したのもつかの間、旭川さんは俺の方を見て、嫌な笑みを浮かべる。
そして、止まっていた手を動かし始めたのだ。
つまり、パンツを脱ぐという行為の続きをしだした。
俺は、なんとかして彼女に視線でそれをするなと、訴えかける。
しかし、それを聞き届けるつもりはないのか、その手を止めることはない。
本当に、なにが変なやつはいない、だ。
ここにいるじゃないか、変なやつが。
俺は、そんなことを一人思う。
「お兄ちゃん、ちゃんと今の話を聞いてた?」
「あ、うん」
俺は、全くもって妹の話を聞いてなかったが、思わず、うん、と答えてしまった。
そして、俺は絶対にそれを見ないために、他の場所を見る。
もぞもぞと、衣が擦れる音が聞こえてくる。
「それじゃ、お兄ちゃんよろしく。私は、今から友達に連絡することがあるから」
そう言って、その場から立ち去って行く妹。
俺は、とりあえずそれに安心する。
これで、危機はさった、はず。
あとは、俺と同じ空間にいる、問題児を対処するだけ。
「それで、旭川さんはなんでこんなことをしてるの?」
「本当に分からないんですか?」
彼女は、もはや呆れたとでも言うようにため息を漏らした。
そして、その場に立ったような音がする。
さらに、もぞもぞと、また衣が擦れる音がした。
「もうこっちを見ても大丈夫ですよ」
俺は、彼女のその声を信じ、そっちを向く。
「ふふ、お兄さんって、おもしろいですね。気に入りました」
そして、俺はなぜか気に入られた。
それも、妹のお友達に。
「それで、なんでこんな──」
俺は、未だに謎のままになってることを聞いてみようとするが、彼女はそのことを言う気はないらしく、
「お兄さんって、本当に、鈍感さん、なんですね。妹さんにそっくり。でも、これじゃ妹さんも大変ですね」
わけのわからんことで返された。
もしかしたら、それがその理由なのかもしれないが、俺には理解できなかった。
そうして、なんとか丸く収まったと思ってたそのときだった。
チャチャチャチャン~♪チャチャチャチャン~♪
そんな音がトイレの中に響きわたった。
それも、大音量で。
音の正体が何なのか知ってる目の前の女の子は、ものすごい慌てた様子でそれを取る。
そして、この家にいるもう一人の人物が足音を存分にたてながら、こっちにくる。
そして、俺たちのいる場所とドア一枚挟んだ向こう側にその人物は止まると、無言でそのドアを開けようとしてくる。
俺は、そんな人物に完全に恐怖して、背筋から汗をダラダラと溢す。
「ねえ、お兄ちゃん。どうしてお兄ちゃんの携帯がリビングにあるのに、音がここからするの?しかも、私が電話かけたときに」
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