異世界転移。理性と本能と暴虐と

むげんかい

文字の大きさ
2 / 18

ヒメの初めて

しおりを挟む
「約束の1周間だ。覚悟はできているか? もしできていないなら、あいつらの所に送って……」

「覚悟はできてるよ」

アギトの問い掛けにヒメは即答で返す。彼は彼女についてくる条件として、戦えるようになる事を求めた。ヒメもそれを了承するのだが、アギトの条件はそれだけではなかった。一週間で戦えるようにならなければ、ヒメの体を求める、そう言ったのだ。これはただ重荷になる存在を抱える事を良しとするなら、あのペンションに居た時と変わらない。だからこれはアギトなりの度胸試しのようなものだった……のだが、何とヒメはそれにも即答で「良いよ」と返したのだった。あまりの即答ぶりに、アギトは彼女が何かしらの能力に既に目覚めていて、戦える自信があるのだと思い込んでいたのだったが……結果は酷いの一言に尽きた。運動音痴、これがアギトから見たヒメの的確な評価であった。だから1周間かけてみっちり特訓したのだが……結果は不合格。故に、アギトはヒメの気持ちの変化がないか問うたのだが、

「……気は変わらないのか?」

「アギト君も分かってるんでしょ? こんな状況に放り込まれたら、女の子がどうなるか、なんて……」

ヒメの言葉にすぐに答えが浮かんだアギトは、眉をひそめて言葉を返した。

「……まぁ、な。……所でお前は経験があるのか?」

「無いよ!? あるわけ無いじゃん!?」

かなり激昂した感じで否定するヒメ。

「……すまん。即答するもんだからてっきり、な。でも俺も経験なんかない。だからお前の事を大事に……気遣ってやる自信なんて無いぞ。いや、むしろ無茶苦茶にすると思う。力任せに。無理矢理。泣いても喚いても、多分止まらない」

「うっ……。でも……あっちに戻っても多分同じ様な事だと思う。……ううん、相手が1人とも限らないもん」

「そうか……確かにそうだな」

「うん……だから……ね?」

「………………ふぅ~~~。なら覚悟を見せてくれ」

「………………どうしたら良いの?」

「自分で脱いで俺に見せてくれ。全てを。隠さず。むしろ広げて見せろ。そしたら……覚悟を信じる」

「っ!?」

余りの言い分にヒメは絶句してしまっていた。しかしヒメは真っ赤になりはしたものの、怒りはしなかった。いや、実際はカッとなりはしたのだが、先ほど自分で言った事を思い返してみる。あっちに残ったら? 無理矢理ひん剥かれて? 押さえつけられて? 何人もの男子に覗きこまれるよね? 挙句に……と、何処までエスカレートするか分かったもんじゃない。そう考えなおして頭を振る。少し冷静になったヒメは改めてアギトを見てみる。……真っ赤であった。彼は彼で不安だったのだろう。自己評価が余り高く無いらしい彼は、自分が彼で良いと言った言葉が理解できずに居るのでは? と思い至った。

「分かっ、た……」

「!?」

アギトが目を見開いて後退る。何をびっくりしているのか。自分で言い出したことだろう? と思ったものの、どうやら精神的には自分がお姉さんのようだと気付いたヒメは、少しばかり余裕が出てきていた。

普段は訓練のしやすいように体操着を着ていたので、下着姿になるまでは一瞬だった。流石に下着を脱ぐ時には躊躇いも感じられたが、ちらりとアギトの様子を見た時、何時もは面白くなさそうな表情しかしていない彼が、冷静を装ってそわそわと落ち着かず、興奮しているのが手に取るように分かった。こうなってくると、意識されてないわけではない嬉しさ等が込み上げてくるのだから、自分がどういう人間なのか分からないなぁ、と他人事の様に分析するのだった。何せアギトを選んだ一番の理由が、自分を厭らしい目で見てこなかった事にあるのだから。そうなると覚悟も決まり、ホックを外して胸を露わにし、次いで下も脱いで寝床の上に立ってアギトの方を見る。……真っ赤な顔をしている。……恥ずかしさがぶり返してきた。

「すう……はぁ……」

ヒメは目を瞑って大きく深呼吸すると、腰を下ろしておずおずと……足を開いていった。

●●●

アギトは学園のアイドルと目される少女が、自分の目の前で服を脱いでいくと遂には全裸となり、更に何時も自分が……いや最近は二人で寝ている寝床で足を広げる光景を、ただじっと見ていた。恥ずかしさの余り顔を背けていた少女は、余りの反応の無さに少し居心地悪い思いをしていたのだが、耐え切れず少年の様子を確認すると……ガン見していた。自分で開いた足ではあったが「見られてる!」と意識してしまってはもう駄目だった。反射的に足を閉じようとして……押さえつけられた。

「えっ? ……あっ、ヤダ!」

閉じようとした足を、少年は左手の平で右足を押さえつけると、右手で膝の裏を抱えるようにして強引に閉じかけた足を押し開く。

「ああっ……見ないで……」

ヒメは力無く懇願するが、もうアギトは聞いてはいなかった。真っ白な肌に控えめに生える陰毛。更に少し下に目線を下げれば、恐らくは自分で慰めたりもしないのだろう、彼女の未発達にも思える秘裂があった。

「ああ……えっ? あっ、いやっ! それは本当にヤダぁあっ!!」

ヒメは少年が秘部に顔を寄せるのを察知して悲鳴を上げる。少年の隠れ家となった場所の近くには泉が湧いていて、ある程度身奇麗にできて吐いたが、石鹸を使ってちゃんと全身を洗えている訳ではなかった。何よりそこは一番……。そんな考えがぐるぐる巡っていたが、アギトは躊躇すること無く、秘裂を舐め上げるのだった。

「嫌っ、だあああっ! ああっっ!!」

アギトは夢中だった。美しい少女。女。裸。割れ目。もう完全に理性を失っていた。生では初めて見る女性器は、お世辞にも良い匂いではなく、むしろちゃんと風呂に入れていないのもあって、キツイ匂いであった。しかしそれすらも今の彼には興奮材料でしか無く、嫌がるヒメの声もまた、彼の興奮を止めどなく押し上げてしまう要因であった。

(ひっ、やだっ……やだぁああぁ……)

ヒメはというと、アギトの豹変に余裕も吹き飛んでしまった上、生来の他人への恐怖まで呼び覚ましてしまい、完全に萎縮してしまっていた。それまでは多少の興奮もあるにはあったが、恐怖が打ち勝ってしまうと快感を感じるどころではない。もう抵抗する気力も失せ、徐々に体の力を抜いていった。……いや、抜けてしまったのだった。
抵抗が無くなったのを良いことに、アギトは押さえつける必要が無くなって自由になった両手を活用すべく、ヒメの膝裏を肩に担ぐように姿勢を入れ替え、局部にしゃぶりつきながら彼女の豊満な胸を揉みしだき始めていた。乱暴な愛撫にヒメがうめき声を出すものの、アギトは構わず続けた。掴み、揉み、先っぽを弄り、摘み……どれ位そうしていたかは分からない。数分だったかも知れないし、1時間もそうしていたかも知れない。お互いに時間の感覚が麻痺していたが、興奮の絶頂だったアギトは彼女の体を弄るのに満足できたのか漸く体を離し、自分も下半身を露わにするのだった。
自失状態だったヒメは……その反り返る剛直を直視してしまった。

(う、そ……アレが……入ってくるの? ……無理無理無理)「あっいや、待ってっ……!」

再び抵抗しようとヒメが体を動かすが、弛緩していた体が覚醒した意識の言う事をそう素直に聞いてくれるはずもなく、易々と足の間にアギトが割って入ってくる。

「や、だっ、ああいいやああああぁああっっ!!」

さんざん舐めつくしていたからか、アギトは迷うこと無く自らの分身を未成熟な秘裂の奥へ、ヒメ自身も触れた事の無いであろう部分へと突き立てるのだった。

「あがっっうっっ!!」(痛い痛い痛い痛いいたぁあああいっっ!!)

幾らしゃぶりついていたとはいえ、滑りを良くするために唾液を流し込んでいたわけでもなく、本当に感触を楽しむために舐めていただけなので、潤滑剤になり得るものが足りなかった。ヒメ自身の体液にしても、本人は興奮状態にあるのではなく萎縮していたがために、分泌されるはずのものも少なく、あったとしてもアギトに舐め取られていたに違いない。正に股の間に直接硬い棒を捩じ込まれた如き苦痛であった。

(こんなの……嫌ぁ……)

半ば気を失いかけていたヒメだったが、何故かは分からないが、アギトの動きが止まっていた。不思議に思ったヒメがアギトの様子を窺おうとすると、突然ぎゅっと抱きしめられた。

「ふぐぅぅぅっっ!!」

次いで腰をかなりの力で引き寄せられ、そして……アギトの動きが止まる。

(あ、終わったんだ……)

痛みのせいで出されたものがどんな感じだとか、まるで感覚はない。ただ「出せば終わる」という知識から、どうやらこれで終わりのようだ、そう安堵するのであった。やがてアギトが抱きしめる力を緩めると、ぐいと体を起こすのだった。

(あっ……もう少しあのままだったら良かったのに……)

自身から離れる体温に名残惜しさを覚えて、なんとなく複雑な気分になるヒメであったが、アギトの表情を見て目を見開く。

「どう……したの?」

「あ、いや。すまん。凄く……辛かった、みたいだな、と」

そう言われてヒメは目をパチクリさせた。今気付いたのか、と。

「私の見立てが甘かっただけだから気にしないで」

「でも、凄い泣いてる……」

「怖かったし、痛かったし、苦しかったもの……」

「………………」

「でもアギト君は最初に警告してくれたもの。それを甘く考えてたのは私だから。大丈夫」

「そう……か。すまん……」

「だから謝らな……え? 何をし……」

「止められそうにない」

「えええぇ!? あっ!? まだ固いままっ!? ちょっ、まっ……あああああっ!!」

中に突き入れられたままの剛直は硬さを失うこと無く、了解は取ったとばかりに少年は第2ラウンドに突入するのだった。途中、バチバチ平手で背中や肩を殴られて中断させられ、不機嫌そうに抽送をやめたアギトだったが、

「キス!!」

と怒鳴られ、お互い真っ赤になりながら不器用なキスをする一幕を挟みながら、ヒメは初日にして第8ラウンドまで付き合わされるのだった。勿論ヒメが気絶した事で中断することになったわけだが……ヒメの気絶に気付いたのが9ラウンド目突入時だったのかも知れない。

●●●
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

【完結】異世界召喚 (聖女)じゃない方でしたがなぜか溺愛されてます

七夜かなた
恋愛
仕事中に突然異世界に転移された、向先唯奈 29歳 どうやら聖女召喚に巻き込まれたらしい。 一緒に召喚されたのはお金持ち女子校の美少女、財前麗。当然誰もが彼女を聖女と認定する。 聖女じゃない方だと認定されたが、国として責任は取ると言われ、取り敢えず王族の家に居候して面倒見てもらうことになった。 居候先はアドルファス・レインズフォードの邸宅。 左顔面に大きな傷跡を持ち、片脚を少し引きずっている。 かつて優秀な騎士だった彼は魔獣討伐の折にその傷を負ったということだった。 今は現役を退き王立学園の教授を勤めているという。 彼の元で帰れる日が来ることを願い日々を過ごすことになった。 怪我のせいで今は女性から嫌厭されているが、元は女性との付き合いも派手な伊達男だったらしいアドルファスから恋人にならないかと迫られて ムーライトノベルでも先行掲載しています。 前半はあまりイチャイチャはありません。 イラストは青ちょびれさんに依頼しました 118話完結です。 ムーライトノベル、ベリーズカフェでも掲載しています。

【完結】僻地の修道院に入りたいので、断罪の場にしれーっと混ざってみました。

櫻野くるみ
恋愛
王太子による独裁で、貴族が息を潜めながら生きているある日。 夜会で王太子が勝手な言いがかりだけで3人の令嬢達に断罪を始めた。 ひっそりと空気になっていたテレサだったが、ふと気付く。 あれ?これって修道院に入れるチャンスなんじゃ? 子爵令嬢のテレサは、神父をしている初恋の相手の元へ行ける絶好の機会だととっさに考え、しれーっと断罪の列に加わり叫んだ。 「わたくしが代表して修道院へ参ります!」 野次馬から急に現れたテレサに、その場の全員が思った。 この娘、誰!? 王太子による恐怖政治の中、地味に生きてきた子爵令嬢のテレサが、初恋の元伯爵令息に会いたい一心で断罪劇に飛び込むお話。 主人公は猫を被っているだけでお転婆です。 完結しました。 小説家になろう様にも投稿しています。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?

来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。 そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった! 亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。 「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」 「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」 おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。 現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。 お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、 美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!

借金まみれで高級娼館で働くことになった子爵令嬢、密かに好きだった幼馴染に買われる

しおの
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した主人公。しかしゲームにはほぼ登場しないモブだった。 いつの間にか父がこさえた借金を返すため、高級娼館で働くことに…… しかしそこに現れたのは幼馴染で……?

【魔法少女の性事情・1】恥ずかしがり屋の魔法少女16歳が肉欲に溺れる話

TEKKON
恋愛
きっとルンルンに怒られちゃうけど、頑張って大幹部を倒したんだもん。今日は変身したままHしても、良いよね?

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

処理中です...