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イケメン教師と演劇部部長
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また別の組の話である。こちらの組にも教諭がついていた。いや、厳密には合流した、が正しかった。こちらはある程度幸運だったと言える。極小数相手に限りだが……。
「やあ、君達! 合流するのが遅れて御免ね!」
「ああ先生! 来てくれたんですね!」
そんな感動の再会を果たした教師ではあるが、この男、非常にモテる色男で、裏ではドンファンだとかカサノヴァだとか呼ばれている。流石にそんな名前を付けられないので、生徒のために苦難を乗り越えやってきた、との事から演劇部所属の女生徒の提案したオルフェウスと名付けられ、親しみを込めてオルフェと呼ばれている。このクラスにおいて、オルフェが歓迎された大きな理由は、彼が場所をつなぐ能力に目覚めたからに他ならない。この能力のお陰で、彼の見知った扉をつなげる事ができるようになっていて、同じくこちらに転移してきていた倉庫とつなげることができたのだ。倉庫には色々な物が入っていたが、とりわけ食料は豊富に収められていたため当面の食料が確保でき、生徒達は安堵したのだった。
「でも、このまま全く何もしないわけにはいかないよね。他のクラスも見つけないとだし。僕も他に何か転移してきてないか探るから、君達も男子を中心にチームを結成して辺りを探って欲しいんだ」
最後に女子に良い所見せないとね、と茶目っ気たっぷりにウィンクするオルフェであった。
~~◆◇◆◇◆~~
そして彼がペンションから出てしばらくした頃……。
「ああ、オルフェ! ようやく二人きりになれたわ!」
「ああ、スノウ! 待ち遠しかったよ!」
二人の男女が密会していた。片方は教諭であるオルフェ、そしてもう片方はオルフェを名付けた演劇部の少女で、名はスノウを名乗っていた。
「異世界に飛ばされた時はどうしようかと思ったけど……ああ、ここに貴方がいてくれるなら、全ての柵から解き放たれた今なら、我慢なんてしなくて良いんだわ!」
「ああそうだよスノウ! ここなら二人きりで暮らしていける。僕の能力はもっと自由なんだから! 愛しい君よ、もっと顔を見せておくれ」
「ああ……オルフェ……」
「スノウ……」(ああ、この娘は本当にこういうのが好きだなぁ。だから乗せやすかったんだけどね)
オルフェは以前から自分の世界に倒錯しがちなスノウを手玉に取っていた。色白で興奮すると分かりやすく頬に朱が差すスノウは、人目を引く美人ではあったのだが、地声が大きくて夢想家であった。演劇部というのは天職のようなものであったのだが、それ以外で近づこうとする者は中々に大変な想いを強いられることとなり、言い寄る者は後を絶たなかったものの、仲が続いたためしはなかった。そこにオルフェは演劇部の顧問の立場を利用し、スノウの思考を上手く誘導してむしろ夢想癖を悪化させたのだ。これにより、スノウが何かオルフェにとって不味い事をうっかりすべらせても「ああまたか」と思われるように映るようになった。こうしてオルフェは周りに不適切な関係の部分をバラすこと無く、夢見がちな少女を美味しく頂いていたというわけだ。
「さぁ、スノウ。この世界で初めての愛の儀式だ。今日は何隔てること無く愛し合おう」
「ああ、嬉しいわオルフェ! 貴方の全てを受け入れられるのね!」
「ああ、綺麗だよ、スノウ。その新雪のような白い肌を、君の恥じらいが赤く色付かせてる」
「ああ、恥ずかしいわオルフェ……。でも貴方を全て受け入れると決めたのだもの。私も全てをさらけ出すわ」
二人は一糸纏わぬ姿となり、お互いの体をじっくりと観察していた。いや、スノウは一点のみをチラチラ見ているというべきか……。
(この娘は性への興味も人一倍だったからか、割と何でもしてくれたけど、コンドームを拒否した時はどうしようかと思ったよ……。ま、今ならどうとでもできるしね)
スノウは男女がこういう仲になるのなら、是非子供が欲しい! と、最初は避妊具を拒否していた。しかしオルフェが「この世界では難しいんだ。もし他の世界に行けることがあれば、その時は誰に遠慮すること無く、愛を育もう」等と言って、世界の仕組みのせいにして切り抜けていたりする。それが異世界に来たからといって変わることは無いだろう。今回より避妊する気は無い様子だが、それにも何か秘策があるようだ。
●●●
ちゅっ、ちゅっ……
オルフェは軽くキスを交わすと、スノウをベッドに横たわらせ、改めて少女の肢体を舐め回すように鑑賞する。
(この娘は扱いが面倒臭いけど、この透き通るような白い肌、そして興奮で紅く色づく様子だけは芸術品だね)
オルフェはそう自分の獲物を評価して悦に入る。スノウはオルフェが何時もそうやって自分の体を熱心に観察するのを知っているので、恥じらいながらもオルフェの行動を待っていた。やがて彼女の双丘の先端にそれぞれキスし、その肌色に差した朱が濃くなるのを見届けて、スノウの脚を開かせる。
「ああ、オルフェ……」
「ああ、スノウ、待ち侘びてくれてたんだね。もう十分な位に潤ってるよ」
「はぁっ……恥ずかしい」
スノウが顔を隠して首を振るが、オルフェは構わずヌルヌルになって開き難くなったスノウの秘裂を開く。オルフェと体を重ねてから覚えたという自慰のせいか、ビラビラが少し目立ち始めている。そこをなぞるように愛撫すると、ゆっくりと指を差し込み、ゆるゆると前後させながら、陰核にキスをする。
「ああんっ! オルフェっ!」
ピチャピチャと音を立てながらオルフェは念入りにスノウの性感を高めていく。そうして膣内の様子を確かめながら舌は休めず、両の手の指を二本ずつ膣に差し込んで、優しく左右に開く。
「ああっ、オルフェ、何をしてるの?」
「君の中をじっくり見たいと思ってね」
「やだ……流石に恥ずかしいわ」
「僕等の子を育んでくれる場所だから見ておきたくてね」
「オルフェ……」
(ま、見えてるのはチ○ポの入るところであって、子宮まで覗けるわけじゃないけどね。……これでよし)
オルフェには何か理由があってやったことではあるようだが、スノウにはそれが何かを知るすべはない。やがて十分にスノウの快感が高まった事を感じ取ったオルフェは、自身の下半身をスノウの脚の間に割り込ませる。
「ようやくだね、スノウ」
「オルフェ、ずっと待ってた……あっ」
オルフェの分身が押し当てられ、スノウが期待に身を震わせる。
「いくよ……ああっ」
「んっ、はあぁあんっ! ……はぁ、んっ(ちゅっ、ちゅるっ)」
スノウの膣内にオルフェの分身が収まると、二人は見つめ合い、少し長めのキスを交わす。これが何時もの二人のルーティーンであった。それが終わるとようやく本格的な抽送が始まるのだ。
「んっ、んっ、はっ、あっ」
「ああ、良いよ、スノウ。君は最高だっ」
「ああっ! もっと、もっと言って!」
(……ああ、これもなければなぁ)
スノウは性交中、褒め言葉をねだる。いかに自分が優れているか、大好きなオルフェに相応しいかを言葉にさせるのだ。こうしたことも、彼女がオルフェに出会うまで付き合う相手がいなかった理由であった。
(あ、そーだ……)
何かを思いついたオルフェはスノウの胸元に唇を寄せ、チュウッと吸い付いたのだ。
「んっ! ……何したの?」
「キスマークだよ。君は僕のものだって印だね」
「!! あああっ、オルフェっ!」
スノウは感極まって抱きついてきた。彼女にとって、キスマークはそれ程の事だった。何故ならオルフェは絶対にキスマークを付けたりしなかったのだ。夢見がちなスノウにとっては憧れであっても、オルフェとしては誰に見つかるかも知れない危ない橋など、渡ってられないからだ。ところが異世界に来てしまえば、もう遠慮は要らない。誰憚ること無く所有権を主張できるのだ。それにオルフェはずっと思っていた。この真っ白なキャンバスに、淫靡な紅い印を刻んで支配欲を満たしたい、と。そして念願叶ってようやくつけることができた。もっと赤い印を咲かせようか? いや、無駄に数を増やすのは無粋だとそれは思い直した。
やがてスノウの昂りがある程度収まって腕を解くと、もう一度キスを交わして抽送を再開する。スノウは何時も以上に乱れていて、昂りも冷めやらぬ様子で脚を絡みつかせてきている。彼女の中では二人の愛がどの様に映っているのだろうと、オルフェは苦笑する。
(動きにくいんだけど……でもこれならいけるかな?)
オルフェは何時もよりかなり乱暴に腰を降り始めた。
「ああっ、ああっ! いいっ! もっと! オルフェっ!」
脚を絡みつけられて動きにくくなったが、多少激しくしても解けることが無いと思えば大胆に腰も振れる。何時もの彼女なら「優しくしてくれないの?」と批難するところであろうが、今は興奮が優っているようだ。やがてオルフェの方も快感が限界に近づき、
「ふっ、ふっ、ふっ、ふっ、スノウっ! イクよっ!」
「ああっ、きてっ! オルフェっ!」
オルフェの分身がスノウの最奥まで挿し込まれ、一際大きく膨らむと、ドクッドクッ、と脈打って、オルフェの精がスノウの中に解き放たれていく。それをスノウは恍惚の表情で受け入れながらも、少しばかり不思議そうな顔をしていた。
「……どうしたの?」
「え? ああ、うん。なんか本とかでは熱いのが広がってとか、熱い迸りが、とかいうから……」
「いやいや、それは誇張だよ」
「でも、いつか掛けられてみた時、熱かったわ?」
「それは少し肌寒い頃の話でしょう?」
「うーん? そうだったかも?」
「第一君の中に出したのがそんなに熱かったなら、同じ人間であるはずの僕の体温がおかしな事になっちゃうよ。同じ人間の体温を持つ体液で、温度差がそう生じることはないよ?」
「そっか……そうなんだ。そう言われるとそうよね」
(こういう所が夢想家たる所以なんだよね……)
「……なんだか何時もより良かった。ね? もっと欲しいの……お願い?」
「……!? ああ、君からそんな風に誘われる日が来るなんてね。勿論満足するまで何度でも!」
この時の勝負は何とかオルフェが勝ったとか。
「やあ、君達! 合流するのが遅れて御免ね!」
「ああ先生! 来てくれたんですね!」
そんな感動の再会を果たした教師ではあるが、この男、非常にモテる色男で、裏ではドンファンだとかカサノヴァだとか呼ばれている。流石にそんな名前を付けられないので、生徒のために苦難を乗り越えやってきた、との事から演劇部所属の女生徒の提案したオルフェウスと名付けられ、親しみを込めてオルフェと呼ばれている。このクラスにおいて、オルフェが歓迎された大きな理由は、彼が場所をつなぐ能力に目覚めたからに他ならない。この能力のお陰で、彼の見知った扉をつなげる事ができるようになっていて、同じくこちらに転移してきていた倉庫とつなげることができたのだ。倉庫には色々な物が入っていたが、とりわけ食料は豊富に収められていたため当面の食料が確保でき、生徒達は安堵したのだった。
「でも、このまま全く何もしないわけにはいかないよね。他のクラスも見つけないとだし。僕も他に何か転移してきてないか探るから、君達も男子を中心にチームを結成して辺りを探って欲しいんだ」
最後に女子に良い所見せないとね、と茶目っ気たっぷりにウィンクするオルフェであった。
~~◆◇◆◇◆~~
そして彼がペンションから出てしばらくした頃……。
「ああ、オルフェ! ようやく二人きりになれたわ!」
「ああ、スノウ! 待ち遠しかったよ!」
二人の男女が密会していた。片方は教諭であるオルフェ、そしてもう片方はオルフェを名付けた演劇部の少女で、名はスノウを名乗っていた。
「異世界に飛ばされた時はどうしようかと思ったけど……ああ、ここに貴方がいてくれるなら、全ての柵から解き放たれた今なら、我慢なんてしなくて良いんだわ!」
「ああそうだよスノウ! ここなら二人きりで暮らしていける。僕の能力はもっと自由なんだから! 愛しい君よ、もっと顔を見せておくれ」
「ああ……オルフェ……」
「スノウ……」(ああ、この娘は本当にこういうのが好きだなぁ。だから乗せやすかったんだけどね)
オルフェは以前から自分の世界に倒錯しがちなスノウを手玉に取っていた。色白で興奮すると分かりやすく頬に朱が差すスノウは、人目を引く美人ではあったのだが、地声が大きくて夢想家であった。演劇部というのは天職のようなものであったのだが、それ以外で近づこうとする者は中々に大変な想いを強いられることとなり、言い寄る者は後を絶たなかったものの、仲が続いたためしはなかった。そこにオルフェは演劇部の顧問の立場を利用し、スノウの思考を上手く誘導してむしろ夢想癖を悪化させたのだ。これにより、スノウが何かオルフェにとって不味い事をうっかりすべらせても「ああまたか」と思われるように映るようになった。こうしてオルフェは周りに不適切な関係の部分をバラすこと無く、夢見がちな少女を美味しく頂いていたというわけだ。
「さぁ、スノウ。この世界で初めての愛の儀式だ。今日は何隔てること無く愛し合おう」
「ああ、嬉しいわオルフェ! 貴方の全てを受け入れられるのね!」
「ああ、綺麗だよ、スノウ。その新雪のような白い肌を、君の恥じらいが赤く色付かせてる」
「ああ、恥ずかしいわオルフェ……。でも貴方を全て受け入れると決めたのだもの。私も全てをさらけ出すわ」
二人は一糸纏わぬ姿となり、お互いの体をじっくりと観察していた。いや、スノウは一点のみをチラチラ見ているというべきか……。
(この娘は性への興味も人一倍だったからか、割と何でもしてくれたけど、コンドームを拒否した時はどうしようかと思ったよ……。ま、今ならどうとでもできるしね)
スノウは男女がこういう仲になるのなら、是非子供が欲しい! と、最初は避妊具を拒否していた。しかしオルフェが「この世界では難しいんだ。もし他の世界に行けることがあれば、その時は誰に遠慮すること無く、愛を育もう」等と言って、世界の仕組みのせいにして切り抜けていたりする。それが異世界に来たからといって変わることは無いだろう。今回より避妊する気は無い様子だが、それにも何か秘策があるようだ。
●●●
ちゅっ、ちゅっ……
オルフェは軽くキスを交わすと、スノウをベッドに横たわらせ、改めて少女の肢体を舐め回すように鑑賞する。
(この娘は扱いが面倒臭いけど、この透き通るような白い肌、そして興奮で紅く色づく様子だけは芸術品だね)
オルフェはそう自分の獲物を評価して悦に入る。スノウはオルフェが何時もそうやって自分の体を熱心に観察するのを知っているので、恥じらいながらもオルフェの行動を待っていた。やがて彼女の双丘の先端にそれぞれキスし、その肌色に差した朱が濃くなるのを見届けて、スノウの脚を開かせる。
「ああ、オルフェ……」
「ああ、スノウ、待ち侘びてくれてたんだね。もう十分な位に潤ってるよ」
「はぁっ……恥ずかしい」
スノウが顔を隠して首を振るが、オルフェは構わずヌルヌルになって開き難くなったスノウの秘裂を開く。オルフェと体を重ねてから覚えたという自慰のせいか、ビラビラが少し目立ち始めている。そこをなぞるように愛撫すると、ゆっくりと指を差し込み、ゆるゆると前後させながら、陰核にキスをする。
「ああんっ! オルフェっ!」
ピチャピチャと音を立てながらオルフェは念入りにスノウの性感を高めていく。そうして膣内の様子を確かめながら舌は休めず、両の手の指を二本ずつ膣に差し込んで、優しく左右に開く。
「ああっ、オルフェ、何をしてるの?」
「君の中をじっくり見たいと思ってね」
「やだ……流石に恥ずかしいわ」
「僕等の子を育んでくれる場所だから見ておきたくてね」
「オルフェ……」
(ま、見えてるのはチ○ポの入るところであって、子宮まで覗けるわけじゃないけどね。……これでよし)
オルフェには何か理由があってやったことではあるようだが、スノウにはそれが何かを知るすべはない。やがて十分にスノウの快感が高まった事を感じ取ったオルフェは、自身の下半身をスノウの脚の間に割り込ませる。
「ようやくだね、スノウ」
「オルフェ、ずっと待ってた……あっ」
オルフェの分身が押し当てられ、スノウが期待に身を震わせる。
「いくよ……ああっ」
「んっ、はあぁあんっ! ……はぁ、んっ(ちゅっ、ちゅるっ)」
スノウの膣内にオルフェの分身が収まると、二人は見つめ合い、少し長めのキスを交わす。これが何時もの二人のルーティーンであった。それが終わるとようやく本格的な抽送が始まるのだ。
「んっ、んっ、はっ、あっ」
「ああ、良いよ、スノウ。君は最高だっ」
「ああっ! もっと、もっと言って!」
(……ああ、これもなければなぁ)
スノウは性交中、褒め言葉をねだる。いかに自分が優れているか、大好きなオルフェに相応しいかを言葉にさせるのだ。こうしたことも、彼女がオルフェに出会うまで付き合う相手がいなかった理由であった。
(あ、そーだ……)
何かを思いついたオルフェはスノウの胸元に唇を寄せ、チュウッと吸い付いたのだ。
「んっ! ……何したの?」
「キスマークだよ。君は僕のものだって印だね」
「!! あああっ、オルフェっ!」
スノウは感極まって抱きついてきた。彼女にとって、キスマークはそれ程の事だった。何故ならオルフェは絶対にキスマークを付けたりしなかったのだ。夢見がちなスノウにとっては憧れであっても、オルフェとしては誰に見つかるかも知れない危ない橋など、渡ってられないからだ。ところが異世界に来てしまえば、もう遠慮は要らない。誰憚ること無く所有権を主張できるのだ。それにオルフェはずっと思っていた。この真っ白なキャンバスに、淫靡な紅い印を刻んで支配欲を満たしたい、と。そして念願叶ってようやくつけることができた。もっと赤い印を咲かせようか? いや、無駄に数を増やすのは無粋だとそれは思い直した。
やがてスノウの昂りがある程度収まって腕を解くと、もう一度キスを交わして抽送を再開する。スノウは何時も以上に乱れていて、昂りも冷めやらぬ様子で脚を絡みつかせてきている。彼女の中では二人の愛がどの様に映っているのだろうと、オルフェは苦笑する。
(動きにくいんだけど……でもこれならいけるかな?)
オルフェは何時もよりかなり乱暴に腰を降り始めた。
「ああっ、ああっ! いいっ! もっと! オルフェっ!」
脚を絡みつけられて動きにくくなったが、多少激しくしても解けることが無いと思えば大胆に腰も振れる。何時もの彼女なら「優しくしてくれないの?」と批難するところであろうが、今は興奮が優っているようだ。やがてオルフェの方も快感が限界に近づき、
「ふっ、ふっ、ふっ、ふっ、スノウっ! イクよっ!」
「ああっ、きてっ! オルフェっ!」
オルフェの分身がスノウの最奥まで挿し込まれ、一際大きく膨らむと、ドクッドクッ、と脈打って、オルフェの精がスノウの中に解き放たれていく。それをスノウは恍惚の表情で受け入れながらも、少しばかり不思議そうな顔をしていた。
「……どうしたの?」
「え? ああ、うん。なんか本とかでは熱いのが広がってとか、熱い迸りが、とかいうから……」
「いやいや、それは誇張だよ」
「でも、いつか掛けられてみた時、熱かったわ?」
「それは少し肌寒い頃の話でしょう?」
「うーん? そうだったかも?」
「第一君の中に出したのがそんなに熱かったなら、同じ人間であるはずの僕の体温がおかしな事になっちゃうよ。同じ人間の体温を持つ体液で、温度差がそう生じることはないよ?」
「そっか……そうなんだ。そう言われるとそうよね」
(こういう所が夢想家たる所以なんだよね……)
「……なんだか何時もより良かった。ね? もっと欲しいの……お願い?」
「……!? ああ、君からそんな風に誘われる日が来るなんてね。勿論満足するまで何度でも!」
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