18 / 31
共通ルート
EP6_② <♡>
しおりを挟む「はわぅ~……♪ あぁ……もう……全部……どうでも良いやぁ~……♪」
あれから数分後、身も心も湯船の中で完全に蕩け切ったセレアは、悩みなど吹き飛んでいた。
温かく湿った湯気を吸い込む度に、体の中に居た"悪い気"が出て行く感覚。
心地良く、それでいて溜め息が出るほど力が抜けるリラックス。セレアはその渦に飲み込まれていた。
「ふぅ~……はぁ~……! あぁ……良いお湯だったぁ……♪」
やはり入浴は気持ちが良い。
欲情を発散するセックスとは全く別の、心と体が休まる快感がある。彼女はそう再確認した。
「さぁ~て……今日も1日……頑張りますか……!」
湯船から上がり、無防備な裸体を晒して、深呼吸と共に伸びをする。
熱を閉じ込めた女体から立ち昇る湯気が神秘的な色香を放ち、頬を真っ赤に火照らせたセレアを冷やす。
心地良さそうに笑みを浮かべて、表情も蕩け切っている彼女の姿は、あまりにも無防備。
可愛らしくも、どこか卑猥な吐息も合わさって、側から見れば「襲ってください♡」と誘っているような物だ。
そして運良く、これ以上無いほど艶やかで美しいこの絶景を、最高のタイミングで目撃した者が居た――。
カチャッ……
「あら?……あんっ💕」
もみゅっ……♡
ふくよかなセレアの乳房に、手の平の優しい感触が沈み込んだ。
朝起きてすぐ、ポーっと夢を見ているような霞がかった心地の中で訪れる、緩やかな性の快感。
互いの裸体を貪るように乱れ合った昨晩の記憶、脳が焼き切れてしまいそうなほど激しい快楽。
幾度となく自身に潮を噴かせ、涙目になるまで絶頂させた男の指が、真逆とも言える"穏やかさ"を帯びている。そう思うだけで、セレアは自然と笑顔になった。
「おはようセレア……!」
「おはようヴィル君♡……ちゅっ♡」
振り返るとヴィルが居た。
興奮と敬愛に満ちた朗らかな笑みを浮かべ、セレアを優しく抱き締めている。
指先で筋をなぞりながら、手の腹で横から包み込む。そのように満遍なく指圧しながら、快感の点を探る。
温かくて柔らかい、母性の感触に指を沈み込ませるヴィルは、至福のひと時に浸っていた――。
「フフッ♡ Hなんだから♡」
「だ、ダメかな……?」
「良いの良いの♡ あなたの望むように、いっぱい揉み揉みしてみてね♡」
乳房を揉むヴィルの手を、優しく握って撫で摩るセレア。背後から抱きつかれるのにも、慣れている様子だ。
「……ひっ💕……んっ💕……ぁっ💕」
不恰好な指先が敏感な乳首に触れるたびに眉を顰め、胸を庇うように両腕を縮こませる。
刺すような快感にピクンッ♡と可愛らしく悶える様は、誰の心にもある"萌え"の感情を刺激する。
「ウフフ♡ ほら……お股も触って良いよ……♡」
右手で左胸を揉ませて、左手を股間に押し当てる。
セレアは拒絶するどころか、むしろ歓迎するようにヴィルのスキンシップを受け入れている。
「右胸が空いてるね♪……ちゅぅっ……!」
「んはぁっ💕 ら、らめ……💕 乳首ぺろぺろするの……反則ぅ……💕」
「ちゅっ……ちゅうぅっ……!
だってセレア、こうされるの好きでしょ……!」
「うん……大好きなのぉ……💕」
背後から正面に回り込み、胸元に顔を埋めたヴィル。
油断していた右胸に吸い付かれ、優しくて甘い、蕩けるような多幸感が溢れ出した。
(反則なのに💕 おっぱい吸うのっ💕 反則なのにぃ💕 やっぱり……気持ち良いよぉ……💕)
彼女にとって乳首をしゃぶられる事は、"本能の快感"なのだ。
"やがて母になる性"として、この快楽にだけは抗えない。セレアはそう確信していた。
「よしよし……上手にお乳吸えて偉いねぇ……💕」
「……っ♪」
「あんっ💕 がっつき過ぎだよっ💕」
甘えるように吸い付くヴィルの頭を撫で、セレアは更に甘やかす。
乳頭を弾くように舐めまわし、乳輪を唇で挟んで吸い付く、乳房全体を蕩けさせるような舌技。
母性本能を刺激されたセレアの下腹部はキュンッ💕と小さく脈を打ち、どうしようもなくヴィルに対する想いが溢れてしまう。
(よしよし……ホントにおっぱい好きなんだね……💕
Hだけど……甘えん坊で……可愛い赤ちゃん……💕)
――その瞬間から、浴室を包み込む清涼な空気が、蒸せ返るようなピンク色に塗り変わった。
(もうダメ💕 完全にスイッチ入っちゃった💕)
胸の中が「愛一色」に染まり、もう自分でも止められない。
"気品に満ちた乙女"として英気を養うのは、もう終わった。
ここから先は、"一匹の淫魔"としての欲求に従い、無尽蔵に湧き出る肉欲を曝け出すしかない――。
「れろっ……ちゅっ……ちゅうぅ……ちゅぱっ♪」
「ぁんっ💕…………おっぱいもう良いの? お腹いっぱい味わった?」
「うん……ありがとう……!」
「えへへ♡ 何もしてないのに感謝されちゃった♡…………背中を向けて♡ 洗ってあげるわ♡」
「え? ホント!?」
「もちろん♡ 昨日、いっぱい気持ち良くしてくれた"お返し"だからね♡」
セレアはそう言うと、ヴィルを椅子に座らせた。
肩に手を当て、背後から密着し、耳の裏に吐息を吹き掛ける。
「あ、当たってるよ……///」
「フフフッ♡ 当ててるのよ♡」
興奮で硬くなった乳首を背中に押し当て、優しく擦り付ける。
行為をねだるように体を這わせる彼女の様は、主人に媚を売る犬のようだ。もはや、先程までの淑女とは完全に別人であると言って良い。
「ウフフフッ♡ そ~れ……ぱふぱふ……♡」
「あぅっ……!」
両耳と肩を包み込むように、柔らかな女肉がのし掛かった。シットリと重く、それでいて温かい。
"ただの脂肪分"と断じるには、あまりにも魔性を帯び過ぎている淫乳。
鼓動が伝わるほど密着した柔肌が、ヴィルの思考回路を瞬く間に麻痺させる――。
「肩が凝ってるねぇ♡
いっぱい勉強してる証かな~?」
「そ、そんな事ないよ! 運動不足なだけ……。」
「なら、解してあげないとね♡」
浴室は彼女の独壇場だ。
あらゆる夜職を網羅して来た彼女は、当然ながらソープ嬢としてもNo.1の人気を常に維持して来た。
多様なプレイ、マッサージから洗体に至るまで、その卑猥な女肉を最大限に用いた奉仕が可能。そこに死角は存在しない。
「ヴィル君、混浴は初めて?」
「あっ、うん……!」
「その割には大胆だったね?
いきなり抱き着かれて……揉み揉みされて……私……ドキドキしちゃったわ……///」
「ご、ごめん……!」
「良いの良いの♡ 女の人と仲良くお風呂に入るのって、素敵な事よ♡ だから緊張しないで、とにかくリラックスしてね♡」
優しく甘やかすように、淫靡に励ますように。
手慣れた調子で緊張を解くセレアの様は、やはり職人魂"を感じさせる。
「まずは肩から、マッサージいたしますね♡」
「ぅっ……!」
「フフフッ♡ あんまり緊張しないで♡ 最初は痛くても、すぐに気持ち良くなるから♡」
甘く艶やかな声で囁きながら、セレアはヴィルの肩を揉み始めた――。
~~~~~~~~~~
「流しますねぇ~♪」
「お、お願いします……!」
ザザ~ッ……!
頭の毛先、腹部の駄肉、足の爪先。
全身を白い泡に包まれたヴィルの頭上から、勢いよく温水が降り掛かった。
(あら、意外と綺麗な髪!)
ボサボサで清潔感の無い髪型も、シャンプーで洗ってブラシで解かすと幾分かマシになる。
その他の容姿が壊滅的な事を差し引いても、その点だけは魅力的。彼の髪は、磨けば光りそうだとセレアは思った。
「気持ち良かった?」
「良かった!」
「それは結構! ただ……。」
きめ細やかな柔らかい手が、全身を弄る感触。
"ただのソーププレイ"と言えば、それまで。だが、先日まで童貞であった青年にとっては、かつてない刺激と興奮に満ちた"奉仕"であった。
だが、彼女の本気はこんな物ではない――。
「フフフッ♡ 大体は洗い終わったけど……一箇所だけ残ってるね♡」
「あっ、えと……。」
「あらあら♡ 朝から"元気"にしちゃって♡ どうしちゃったのかなぁ~?」
「あぅっ……!」
背後から伸びたセレアの指が、勃起した巨砲を優しく握る。
撫でるように根本を弄り、掬い上げるように皮を包み込んで上下する。これには耐えきれず、ヴィルは情けない声が漏れてしまった。
煽り立てるように、それでいて小馬鹿にしたような。
生意気に問い掛ける牝の姿は、いつにも増して扇情的だった。
「ねぇ……教えてよ……ちんちん、どうして大きくしちゃったの……?」
「あっ……うっ……///」
「ほらほら、また大きくなってる……ふぅ~♡」
「うっ……!?」
ツンツンと、指先で亀頭を優しく突つき、艶やかな吐息と共に更なる欲情を煽る。
いつになく"大人なお姉さん感"を漂わせる彼女の貫禄に圧され、ジンワリと先走りが溢れてしまう。
主人の興奮を少しずつ高め、セックスの準備をする。淫靡ながらも、どこか献身的な彼女の心構えは、やはり"高級娼婦"のソレであった。
「セレアが可愛いから……!」
「フフフ♡ ちゃんと言えて偉いね……♡」
(やぁん♡ ヴィル君、ちょっとずつ成長してる♡)
我慢出来ずに溢れ出した本音を聞いて、セレアは頬を赤らめる。
ヴィルの羞恥心は少しずつ解れ、確かな前進を続けている。微かに感じられる彼の成長が、とても嬉しかったのだ。
「それじゃ、洗わせてもらうわね♡」
「あ、いや……やっぱり、ここは自分で洗うから……///」
「もうっ! ツベコベ言わず、全部私に任せれば良いのっ♡
お姉さんが綺麗に洗って、"痛いの"も無くしてあげるからね……♡」
有無を言わさない強引さで、セレアはヴィルの足元に跪いた。上目遣いで微笑みかけ、誰の心にもある"異性への征服欲"を刺激する。
眼前で反り立つ剛直を凝視すると、それだけでセレアの股間はヨダレを垂らした。"殿方に奉仕する悦び"が全身を駆け巡り、下腹部が熱くなる――。
「朝からエッチしても良いけど……どう? 本番は、夜まで我慢できる?」
「できる!」
「うんうん♡ 偉いねヴィルくん♡
その代わり、誠心誠意・全身全霊のご奉仕をしてあげるわ……♡」
「赤子に母乳を飲ませる為」などと言う"言い分"だけでは誤魔化し切れないほど、あまりに破廉恥な乳房。
艶かしいウィンクで青年の心を撃ち抜いた淫魔は、自身の巨峰をイヤラしい手付きで支え上げ、いきり勃つ剛直を挟み込む。
「"淫魔お姉さんの濃厚パイズリ"で、いっぱい気持ち良くなってね♡」
こうして今日も、"美しくも淫らな乙女"の1日が始まった――。
1
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
この世界、イケメンが迫害されてるってマジ!?〜アホの子による無自覚救済物語〜
具なっしー
恋愛
※この表紙は前世基準。本編では美醜逆転してます。AIです
転生先は──美醜逆転、男女比20:1の世界!?
肌は真っ白、顔のパーツは小さければ小さいほど美しい!?
その結果、地球基準の超絶イケメンたちは “醜男(キメオ)” と呼ばれ、迫害されていた。
そんな世界に爆誕したのは、脳みそふわふわアホの子・ミーミ。
前世で「喋らなければ可愛い」と言われ続けた彼女に同情した神様は、
「この子は救済が必要だ…!」と世界一の美少女に転生させてしまった。
「ひきわり納豆顔じゃん!これが美しいの??」
己の欲望のために押せ押せ行動するアホの子が、
結果的にイケメン達を救い、世界を変えていく──!
「すきーー♡結婚してください!私が幸せにしますぅ〜♡♡♡」
でも、気づけば彼らが全方向から迫ってくる逆ハーレム状態に……!
アホの子が無自覚に世界を救う、
価値観バグりまくりご都合主義100%ファンタジーラブコメ!
肉食御曹司の独占愛で極甘懐妊しそうです
沖田弥子
恋愛
過去のトラウマから恋愛と結婚を避けて生きている、二十六歳のさやか。そんなある日、飲み会の帰り際、イケメン上司で会社の御曹司でもある久我凌河に二人きりの二次会に誘われる。ホテルの最上階にある豪華なバーで呑むことになったさやか。お酒の勢いもあって、さやかが強く抱いている『とある願望』を彼に話したところ、なんと彼と一夜を過ごすことになり、しかも恋人になってしまった!? 彼は自分を女除けとして使っているだけだ、と考えるさやかだったが、少しずつ彼に恋心を覚えるようになっていき……。肉食でイケメンな彼にとろとろに蕩かされる、極甘濃密ラブ・ロマンス!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる