【R18】『廻円のヴィルヘルム』~ブサメンコミュ障な童貞貴族、半人半魔のあまあま淫乱お姉さんを嫁にして、人生逆転です!~


 サキュバスと人間のハーフ、セレアティナは人生の転機を迎えていた。

 淫魔としての血に裏打ちされた、絶世の美女。
 そんな彼女は高級娼婦として、多くの男に奉仕する事を生業としていた。

 だが、それは決して私利私欲の為ではない。
 彼女は身寄りのない子供たちを保護する為、多額の寄付をしていた。よって、必要以上に巨額を稼ぐ必要があったのだ。

 そんな彼女の噂が大陸全土に轟いた頃、彼女は娼館のオーナーによって、莫大な借金を背負わされてしまう。
 その額はなんと1000パラファルゴ(約1000億円)で、流石の彼女でも返済が不可能な金額。

 だが、そんな絶体絶命を前にしても、彼女にはチャンスがあった。なぜなら、契約には続きがあったのだ。
 もし返済が不可能なら、返済先への"一生の隷属を誓う"事で、代わりとしても良かったのだ。

 彼女は馬車に乗り、とある貴族の住む城へと出向いた。
 それは巨大な勢力を誇る領主、『ヴィルヘルム=クラリアス1世』の城である。
 彼女はクラリアス家に買われ、半ば強引に「領主の三男」の妻となった。

 しかし彼女にとって、それは不快な日々という訳ではなかった。

 領主の三男はブサメンで、コミュ障かつ童貞。
 だが、元より世話好きな性格であった彼女は、そんな彼との生活が楽しかった。
 そして、「ある程度まで彼を"教育"した後に、ひっそりと城から抜け出そう。」と思いながら、日々を順風満帆に過ごしていた。

 しかし、その見込みは大きく外れる事になる――。

 その時、彼女はまだ知らなかったのだ。
 何気ない気持ちで過ごす日々、その先に待ち受ける波瀾万丈な運命は、やがて世界の命運すら左右する事を。

 後の世を揺るがす『天陰の聖戦』と『第二次星雲大戦』と呼ばれる二つの動乱。
 セレアは激動の人生の中で、『廻円のヴィルヘルム』を巡る巨大な因果へと巻き込まれていく。

 これは、幾度の"破滅と挫折"を超えた先で生まれた『希望の皇帝』と、その伝説の立役者となった『1人の淫魔』の物語――。

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※『無頼勇者の奮闘記』にEP141から登場する、セレアのその後を描いた男性向け作品です。
 外伝のような立ち位置ですが、未読の方でも問題なく読めますので、ご安心ください!

※序盤は共通ですが、途中から"なろう版の続き"と"アルファ版の続き"にルート分岐します。

※セレアは途中まで主人公で、後からヒロインになります。

※序盤はイチャラブ、中盤はシリアス、終盤は(ルートによっては)英雄譚になると思います。Hシーンは全編を通して有ります。

※ ♡は、少しHな回!
 ❤️は、ガッツリしてる回です!
  ♤は、"R18_G描写"のある回です(-。-;

※二週間に一回、土曜日の投稿です!

※ キャラの立ち絵はCHARATです。
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