転生幼女の愛され公爵令嬢

サイフォンのお時間

「ねー」

「「「「「なに？」」」」」

「どうしました？ティアナ」

！？



「サイフォンがティアナ呼びしてる！！」
ラサム

「サイフォンレベルアップしてる！！」
シオン

「サイフォン！！おめでとう」
響


「あ、ありがとう……？」

赤面になるサイフォン


ｺﾎﾝ


「あのさ、みんな昼食済んだし帰ってくださーい！！夕食は食堂にしてね」


「「「「！？」」」」

カリンとサイフォンは動じない……苦笑
うん、もちろんこの転生四人組に話したもの。


「えーー夕食も和食」
ラサム


「えーーー」


「婚約者とイチャイチャする！」

響介


「……………」
ティアナ

バシッ


「いってぇーー！！なにすんだよ！ラサム」


「お前……ティアとイチャイチャしたことあるのか？」


「……………」

「ん？ないけど」


「ないのかよ！！なのにイチャイチャしたいとか言えるってさすが響介」
ラサムが額に手をあてた。


「だって～俺獣人だし、番だし、イチャイチャしたいじゃん？」


「私まだ未成年ですぅ～さっお帰りはあちらです！！」


「えーーー！！だってシュウからチュウしたって聞いたもん！！！」


「「「！？」」」


「酔ってね……シュウに聞いたの？」

！？

「え、いや、その……」

あちゃ～という顔のカリン、
サイフォン……。


「まっ、事実だからいいけどね。さっお帰りはあちらですよー」

ティアナの圧で素直に帰っていったラサム、シオン、響介、
海。


「シュウのやつ……ベラベラと」
許せん！！！！！
ごおぉぉぉぉという効果音をつけたいくらい怒っているティアナ……。


「男のくせに口が軽いってムカつくね！！」


「そうそれ！！カリン！！」


こうなるとサイフォンは蚊帳の外というか……蚊帳の外にいたい。巻き込まれ事故は御免こうむるのである。

「ツリーハウスは結界ありますよね？」

「ある」


「少し屋敷に行ってきても？」


「全然おけ」


「ではここから出ないようにしてくださいね」


「「はーい」」

やれやれ……シュウに話に行かないと。

まったく…手のかかる人ですね！！！！！

きっと今夜は女子２名で貴方の愚痴大会ですよ。

シュウに話すと真っ青になり……
膝から崩れ落ちた。
口は災いの元なんですよ、ラサム様から教えて貰いました。

あと、見ざる言わざる聞かざる
とか……本当名言だと思います。

ということで本日はティアナの隣の護衛用ツリーハウスで寝泊まりしますね。巻き込まれ事故は御免こうむるので……。
夕食は屋敷の調理場からいただきましたテイクアウトというらしいですね。
久しぶりに一人でゆっくり食べます！
実は一人好きなんですよ……。
まだ読んでいない騎士の雑誌もあるし、しばしゆっくりさせて貰います。