転生幼児は夢いっぱい

meimei

文字の大きさ
30 / 142

朝から

しおりを挟む
ん~~良く寝た!!!

なんか朝から………下が騒がしい。


パタパタ パタパタ

「カシー大変だよ~~」
フルール


「フルールおはよう。なにが大変なの?朝から騒々しいよね」
カシウス

本日も侍女にお手伝いしてもらってお着替え中。


「ミミット、何があったのか知ってるの?」
カシウス

侍女のミミットの眉間にシワが寄っていた珍しい……。


「カシウス様には言わないようにと……あとこの部屋から出ないようにと仰せつかっております」
ミミット


えー!!!!なにそれ!!
自室待機なの!?

冒険行けないじゃーん!!!!

誰だよもう!!!!!!!!


「あー、カシーには秘密なのかぁ。じゃぁ僕も言えないよ~父上に怒られるし……」ガクガクブルブル
フルール



「僕がフルールの主人なんだけど?」
カシウス


「…………主人の親は僕の上司みたいなもんだし」
フルール


むむむぅ………いいよ!!勝手に出るし!!

フンス、フンスと鼻息をあらくして
部屋の扉を開けると……


「なりません、カシウス様」
マルス


まさかの……マルスの鉄壁ガード

えええええ……何事なの???


「じゃぁ……いい子にしていたらいつのも倍冒険してくれる?」
カシウス


「はい、お約束します」
マルス


「それと……剣も教えてくれる?」
カシウス


「はい、お約束します」
マルス


ん~~これ何言ってもオッケーでたりして??

ん~~~、何にしようかな~


あっ、そうだ!!男女共にだったから…


「じゃぁ、マルスもハーレムに入ってくれる?」
カシウス


「はい、お約束………」ピキッ
マルス

あ、マルスがフリーズしてる!!

これ、もしかして怒られたり……


「カシウス様………からかいましたね??俺の純情弄ぶなんて……」ギロッ


わっ、わわっ、めちゃくちゃ怒ってる!?

「べ、別にからかってないしぃー」
カシウス

バタバタと部屋に戻り鍵をかける
カシウス。

カシウスが部屋に入ったのを見て深いため息をつくマルス。


「まったく……こっちの気持ちも知りもしないで、呑気な主だな本当」
マルス

そもそも側近はハーレム入り候補だからね、カシウス様。知らないだろうけど。あと、専属侍女もそうだからね。知らないだろうけど……


その頃カシウス


あーーー、こわかったぁ。

マルスがハーレムに入ってくれたら
平和だな~って思ってついポロっとね。

てゆうか、誰が来てるわけ本当。

窓からのぞいてもまだ一階のエントランスにいるからか見えない。

むぅーーー気になる!!!!!!

その頃…エントランスでは。




「先触れも出さずに来るなんて……我が妹ながら恥ずかしいわね」
シルビア


「はぁ!?私はこの国の王妃なのよ!!!お姉さまと言えど不敬罪に処しますわよ!!」
ナルビア


突然ナルビアが公爵家に突撃して来たのだ。


「いいわよ?別に不敬罪にでもしたらどう??」ニコッ
シルビア



「…………それよりシンシアが惚れ込んでいるお姉さまの息子はどこなの?お姉さまに用はないのよ!!カイシス様の息子に会いにきたのよ!」
ナルビア


「は?貴女陛下に嫁いでおきながら相変わらずカイシスが好きなの?不毛ね~~。残念ながら愛息子は今留守なのよ?ごめんなさいね」
シルビア



「………本当相変わらず腹立つわね。さっさとシンシアをカイシス様の息子のハーレム候補にしなさいよね!!!」
ナルビア


本当我が妹ながら……頭の中は綿でも入っているのかしら??


「嫌よ、あり得ないわね。」
シルビア


シンシアは勤勉だし性格もわりと普通だ。嫌いではない、姪だしね。

でもナルビアと繋がりが出来るのは喜ばしくない。いつカシウスが捨てた息子だと気がつくか分からないし、せめてあの子が成人してからなら特に困らないけれど。

リュートもナルビアをさっさとなんとかしてほしいわね。


「ナルビア!!!!!先触れも出さずにここで何をしている!!」
リュート


あら、リュートも来たのね。来るならナルビアがここに来るのを阻止してよね。
ギロッとリュートを睨むと申し訳無さそうな顔をして頭を下げてギャーギャーー喚くナルビアを連れて帰って行った。


あ~うるさかった。朝から……………





しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

婚約破棄され、平民落ちしましたが、学校追放はまた別問題らしいです

かぜかおる
ファンタジー
とある乙女ゲームのノベライズ版悪役令嬢に転生いたしました。 強制力込みの人生を歩み、冤罪ですが断罪・婚約破棄・勘当・平民落ちのクアドラプルコンボを食らったのが昨日のこと。 これからどうしようかと途方に暮れていた私に話しかけてきたのは、学校で歴史を教えてるおじいちゃん先生!?

『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』

夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」 教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。 ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。 王命による“形式結婚”。 夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。 だから、はい、離婚。勝手に。 白い結婚だったので、勝手に離婚しました。 何か問題あります?

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた

佐藤醤油
ファンタジー
 貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。  僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。  魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。  言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。  この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。  小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。 ------------------------------------------------------------------  お知らせ   「転生者はめぐりあう」 始めました。 ------------------------------------------------------------------ 注意  作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。  感想は受け付けていません。  誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

義弟の婚約者が私の婚約者の番でした

五珠 izumi
ファンタジー
「ー…姉さん…ごめん…」 金の髪に碧瞳の美しい私の義弟が、一筋の涙を流しながら言った。 自分も辛いだろうに、この優しい義弟は、こんな時にも私を気遣ってくれているのだ。 視界の先には 私の婚約者と義弟の婚約者が見つめ合っている姿があった。

今さら言われても・・・私は趣味に生きてますので

sherry
ファンタジー
ある日森に置き去りにされた少女はひょんな事から自分が前世の記憶を持ち、この世界に生まれ変わったことを思い出す。 早々に今世の家族に見切りをつけた少女は色んな出会いもあり、周りに呆れられながらも成長していく。 なのに・・・今更そんなこと言われても・・・出来ればそのまま放置しといてくれません?私は私で気楽にやってますので。 ※魔法と剣の世界です。 ※所々ご都合設定かもしれません。初ジャンルなので、暖かく見守っていただけたら幸いです。

ちっちゃくなった俺の異世界攻略

ちくわ
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた! 精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!

【本編完結】転生令嬢は自覚なしに無双する

ベル
ファンタジー
ふと目を開けると、私は7歳くらいの女の子の姿になっていた。 きらびやかな装飾が施された部屋に、ふかふかのベット。忠実な使用人に溺愛する両親と兄。 私は戸惑いながら鏡に映る顔に驚愕することになる。 この顔って、マルスティア伯爵令嬢の幼少期じゃない? 私さっきまで確か映画館にいたはずなんだけど、どうして見ていた映画の中の脇役になってしまっているの?! 映画化された漫画の物語の中に転生してしまった女の子が、実はとてつもない魔力を隠し持った裏ボスキャラであることを自覚しないまま、どんどん怪物を倒して無双していくお話。 設定はゆるいです

王家も我が家を馬鹿にしてますわよね

章槻雅希
ファンタジー
 よくある婚約者が護衛対象の王女を優先して婚約破棄になるパターンのお話。あの手の話を読んで、『なんで王家は王女の醜聞になりかねない噂を放置してるんだろう』『てか、これ、王家が婚約者の家蔑ろにしてるよね?』と思った結果できた話。ひそかなサブタイは『うちも王家を馬鹿にしてますけど』かもしれません。 『小説家になろう』『アルファポリス』(敬称略)に重複投稿、自サイトにも掲載しています。

処理中です...