転生幼児は夢いっぱい

meimei

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お昼

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さて、お昼の用意だ。

夕食は外で作るように言われているけれど昼は各自自由になっている。


「お昼どうする?」
カシウス


「ん~~カシウスにお任せ?」
クルト


ポカッ


「いったぁーい、何するんだよーシバル」
クルト



「部活なのに何カシウス一人にやらせようとしてるんだ?」
シバル



「えーーー、だってーむむっ」
クルト



「まぁまぁ、落ち着いて?とりあえず魚と肉ならどっち?」
カシウス



「「肉」」
クルト、シバル



「了解」
カシウス



昼だしなぁ~~ん~~。


あ、そうだ。簡単にアレにしよう。


コクエンバッファローの肉を取り出して玉ねぎをスライスし、砂糖、醤油、酒、みりんで味付けする。少し甘めにね。

それを炊いて空間にいれておいた
ご飯を丼にいれて、作った物を上にのせる。

あとは、簡単に卵スープにして、
サラダは作り置きのポテサラに。


「はい、完成!お昼は牛丼」
カシウス



「うわーー、すげ!!なにその早業………めちゃくちゃいい匂い」
クルト



「美味しそうだな…」
シバル



二人は出来上がった料理をガン見している。



「さ、いただきまーす。」
カシウス



「「いただきます」」
クルト、シバル


この挨拶もカシウスにつられて
いつの間にか当たり前になってきた。



「美味しい!!!!初めての味
!!!これ好き」
クルト



「美味しい!!!!俺もこれ好きだ!!」
シバル


もぐもぐ もぐもぐ



「うんうん、牛丼は美味しいよね~」
カシウス


社畜の頃に良くお世話になったもんなぁ~~。

もぐもぐ もぐもぐ



「「おかわり!!」」
シバル、クルト



「はやっ、はいはい」
カシウス

今度は大盛りにして渡す



夜は外なんだよね~~

ん~何作ろうかな~夜。




「あーー、お腹いっぱい……」
クルト


「俺も………」
シバル



二人は土足厳禁エリアのリビングカーペットの上に寝転んだ。

もちろんまわりにクッションなどもある。



「こうして床でゴロゴロするのもなかなかいいねー、僕はじめて」
クルト



「俺も初めてだな。基本土足だしなー」
シバル



「なかなかいいでしょ?じゃないとソファーかベットじゃないとゴロゴロ出来ないもんね」
カシウス



「「確かに」」
シバル、クルト


そもそも貴族は自室以外はゴロゴロはしないのでは???と二人はほぼ同時に脳裏に浮かんだがこの
リビングゴロゴロが快適すぎて浮かんだその言葉を消した。


カーペットの上のローテブルにコトンと3人分のココアを置いた。



「うわー、ココア?いい匂い」
クルト


「ありがとう」
シバル



「どういたしまして」ニコッ
カシウス


トントン………トントン

なんで、テントにこんな普通の家のような扉がついているんだ??


外から声がしている。


「はーい、今開けますよー」
カシウス


ガチャ


ドアを開けたらそこにいたのは…


「あ、先生」
カシウス


「ウロコニア……この扉はいったい……ってえ!!!!」
先生

リビングを見て呆然とする先生に
カシウスは苦笑し、クルトとシバルはなぜかゴロゴロしたままドヤ顔している。


「先生もココア飲みます?」
カシウス


「あ……あぁ…。ではいただく」
先生


実はラントナーは大の甘党なのである。今もポケットには飴が何個も入れてある。


すげぇ………なんだこのテントというか……家。ラントナーはキョロキョロと見て新たな魔法に目を輝かせた。

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