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街に

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毎日平和に過ぎ、今日はまーちゃんとお出かけする日!!

もちろんシナモンも一緒よ!


「ねー、どこから見る?」

「ん~食べ物は帰り際に買いたいよね」

「うんうん」

「そう言えばさ、今度授業で
布を使うから用意しておくようにいわれなかったか?」

「「言われた!!!」」

「なら、布買いに行くか?」

「「うん!」」

とりあえず裁縫店に向かった

「いらっしゃいませ」

「何を作るんだっけ?」

「カバンだろ?」

「カバンかぁ~」

何色にしようかな~
キョロキョロ

あ、レザーみたいな生地がある!
あれにしよう!

赤のレザー調の生地と紺のレザー調の生地に決めた!!

まーちゃんは、赤のチェックの生地!
シナモンは、シンプルな黒と白のボーダーの生地にしていた。

作るのが楽しみね~!

「ね、次はどこ行く?」

「んーー、魔石見にいく?」

「魔石!?行く!!」


魔石は魔道具を作ったりするのに必要なのよね~!

レアな魔石あるかしら!

街の端に店があった。

「いらっしゃいませ、ご自由にご覧ください」


うわぁ~色んな魔石がある。

ん?これ虹色だわ……なんの魔石なのかしら……。

コットンが手に取ると突然七色に光り輝いた。

ポン


「やっと会えたー!!!!僕のご主人様!!!!」

え!!!なにこの…ミニペガサスみたいな子…。

魔石からでてきたわよね……


「おや、これは珍しい魔石の
精霊ですよ」ニコッ

「魔石の精霊なの?」

「うん、そうだよ!僕を持てるのは選ばれた人だけなんだ、ご主人様はその選ばれた瞳を持っているから僕のご主人なの」

天馬の瞳……


「そ、そう、貴方名前は?」


「僕はまだ名前はないよ!!ご主人様につけてもらうの」


「虹色の魔石だったから…イリゼ」

「イリゼ!ありがとう!」

ぱあぁぁぁっイリゼの額に紋章が浮かび、コットンの額にも紋章が浮かび消えた。

「無事に契約できたようですね」ニコッ

「すみません、まだ買ってもいないのに!!おいくらですの?」


「ふふ、その虹色の魔石は売り物ではないのでいいですよ」


「え!?そんな……悪いです」

「では、貴女の名前を教えて貰えたら嬉しいです」ニコッ


そう言えば…この店主さん
エルフなのね。


「私はコットンキャンディー.ペガーノと申します」


「ああ、これはこれは、ペガーノの姫君でしたか…無礼をお許し下さい」


「いえ、今はただの客なので」
ニコッ


「コットン、決まった?」

「まーちゃん、うん決まったよ!まーちゃんは?」

「私はこの光の魔石にするわ、回復魔法を使えるようになりたいの」

「それは素晴らしいわね」

「ふふ、練習しなきゃだけどね……コットン付き合ってね」


「もちろん!!」


「頼もしいわ、ありがとう!」


「シナモンは何にするの?」


「俺は炎の魔石、炎系の魔法をもう少し極めたいんだ」


「なるほど~シナモンぽいわね」


それぞれ購入した!


「ご主人様!!どちらに行くんです??」

「なぁ、コットン…このミニペガサスなに?」

「七色の魔石の精霊で契約したのよ、名前はイリゼ」


「精霊なのか!!へーー始めてみた!!イリゼ宜しく」


「宜しく~シナモン」


「イリゼ、宜しくね」ニコッ

「宜しく~まーちゃん」


「まぁ、可愛いわね」

「七色の魔石の精霊って何ができるんだ?」

「七色なんで、基本全属性あるよ」ケロッ


「「「!?」」」


「それに、天馬族の瞳の継承者だけに僕は現れるんだ」


「お父様も継承者よね?」


「ああ…同じ様に見えるけど…コットンが真の継承者だよ」


「えーーーーー!?」

「まじか…」

「衝撃の事実ね……他国とはいえ…」

「それって…確実に石に選ばれるっていうやつかしら?」


「ん?石?ああ、あれか…そもそも僕が現れた時点で決まりだよ……きっと今頃コットンの父上の元にも知らせが行ってると思うけど…」


「「「……………」」」

もはや……唖然である。
どうしてこうなった…。

「とりあえず……次はどこ行く?」

「薬草屋さんに行ってもいい?こっちの薬草を見てみたいの」

「「了解」」

「オッケー」パタパタ


ぞろぞろと歩いていると
薬草屋に到着!

「まぁ、なかなか質がいい薬草達だわ!!」

「おや、薬草の質が分かるのかい?珍しいね」


「こんにちわ、私ペガーノで
薬草など沢山育てているんです」

「ほぉ!!ペガーノの薬草は
かなり質がいいと聞く!!」

空間からコットンが育てた薬草を出して渡す。

「こ、これは……今まで見たことがないくらい質がいい…」

お婆さんは…なぜか、肩が震えている。

「そ、そうですか?ありがとうございます、私が育てた薬草なので」ニコッ


「な、なんと!!!素晴らしい才能をお持ちのようだ」

「ふふ、照れます…少し薬草を見てもいいですか?」

「ああ、ゆっくり見ていきな」
ニコッ

ほんと、質がいい薬草が多いわね~!!


あら、これ!!!
これで、ポプリや入浴剤や
色々とつくれるわ!!!

「お婆さんこれを下さい」

「ほう~銅貨3枚だよ」

「まぁ!?とてもお安いのですね!?」


「ふふ、久しぶりに気分がいいからオマケさ!名前は?」

「コットンキャンディーと申します」ニコッ

「なら、コットンが来たら全て半額でこれから売ってやろう」

「え!?いいのですか!?」

「ああ、いいんだ」ニコッ

「まぁ…でも少々悪い気がしますね……あ!?お婆さんは珈琲お好きですか?」


「毎日飲むほど好きさ」


「では、お買い物の時には私が育てて作った珈琲をプレゼントしますね、物々交換ですわ」


「なんと!?珈琲まで作っているのかい!!!!」


「はい、なんでも自分で作らないと気が済まない性格なので」
クスクス

「ありがとう、後で楽しみに飲むよ」


「お婆さん、コットンの珈琲を飲んだら…他の珈琲は飲めなくなりますよ…」

「!?」

「コットンの珈琲が美味しすぎて……」

「大袈裟ね、まーちゃんは…」

「いや、本当だから…」

「シナモンまで!!もう、でもそうなってもまた来て物々交換するので大丈夫ですよ」


「あ、ああ…」


コットン達が帰ってから……

貰った珈琲で入れて飲むと……

ゴクン

「こ、これは!!!」

確かに……これを飲んだら他の珈琲は…飲めないねぇ…。

コクも味も全然違うよ。
今まで美味しいと飲んでいた珈琲はいったいなんだったんだ…

その頃

「ねー!パン屋にそろそろ行く?」

「「行く行く~」」


今日はなんのパンにしようかな~!!!

この、ソーセージが挟んでるパンも美味しそう!!
どんどん……パンをのせるプレートが山盛りになっていく…。


プッ……


ん?
振り向くと……見知らぬ男の人がなぜか笑ってる……。

「何が可笑しいのですか?」


「いや…失礼…その、あまりにも幸せそうにパンを選んでいるから…つい」


「幸せそうに選んでいたら面白いのです?」
なんなの?この人……

「いや……その…プレートがいっぱいで…おちそうだなぁと」

「大きなお世話ですね、失礼な方は苦手ですので失礼します」

くるっと振り向きお会計を済ませる。


「コットンどうしたの?」

「なんかあったのか?」

むすーっと…不機嫌そう…


「見知らぬ男の人が私の山盛りプレートをみて…笑ったのよ」

「え!?なにそれ!!」

「なにが…面白いんだ?」


「意味わかんないでしょ??面白い要素ないし」

「ああ…」

「そうね…」

「失礼極まりない人って苦手なのよね」


「「同じく」」

「次はどこ行く?」

「果物買いたいかも!!夜とか小腹空いたらたべたいのよね」

「確かに!!!」

「体にもいいしな」

次は果物屋さんに向かう


「ご主人様!!この赤いの食べたいですっ」

「りんごね、いいわ買ってあげる」ニコッ

「ありがとうご主人様!」


コットンは、りんご4個、みかん1山、グレープフルーツ2個
ブドウもイチゴも買った。

まーちゃんは、イチゴ、みかん1山、ブドウ!

シナモンは、りんごの3個
みかん1山、ブドウ!

「沢山買えて良かったね~」

「うん!!」

「ほんと!」

「じゃ、もうそろそろ帰る?」

「「おー!」」


「あ!!さっきは…」


パッ


「ねぇ、誰か話しかけられた?」

「だな…なんか話しかけられたな…」

「話しかけられたわね…でも…帰ってきたしね」


「ま、いっか」

「あの声あの、失礼な人だしどうでもいいわよ」

「え!?そうなの!?」

「コットンは一度聞いた声は覚えられるんだよな」

「すっごーーい」

「なかなか便利でしょ!」


「今何時?」

「「5時」」

「荷物置いたら夕食行く?」

「「行く」」

今日は何食べようかな~
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