転生姫様からの転生は魔術師家系の公爵家

meimei

文字の大きさ
35 / 57

放課後のお時間

しおりを挟む
さてと、今頃アニーが婚約の手紙を屋敷に送っているかしら?

今日の一時間目の授業は、浮遊魔法学!!!大好きな授業ね!!!私とロアンナはだいぶ飛べるようになってきたのよ~!!楽しく授業が進み、2時間目は魔法探知の授業。これまた楽しく終わり、3時間目は空き時間。でそのままお昼だからロアンナと食堂へ向う。

「お昼何食べようかな~」

「毎回迷うよね~」

結局二人はレディースランチに
決めた。選ぶのが面倒くさくなったからだ……。

サクサク二人で食べて律もいないしとりあえず今日の授業はもうないしフローラの部屋に移動することにした。


「どうぞ~」

「お邪魔しまーす」


「お嬢様、お帰りなさいませ。お飲み物は何になさいますか?」


「んー、ローズヒップティーがいいわ。ロアンナはどうする?」


「私もローズヒップティーがいいわ」


「アニーそれでお願い」ニコッ


「かしこまりました」ニコッ

すぐさま、ローズヒップティーとお茶菓子を持ってきてくれた。

「ん、美味しい。アニーの淹れてくれるローズヒップティーは美味しいのよね。他で飲んだら酸っぱくて飲めなかったわ」


「ふふ、ありがとうございますお嬢様」


ゴクン


「ほんと……美味しい」


「ではお嬢様、私は控室で待機しておりますね」ニコッ

「ええ、ゆっくりしててね」


「ありがとうございます」


そう、高位貴族用の部屋は専属侍女と専属護衛騎士たちの部屋が隣接されているの。だからリレイとクレイの部屋も近いのよ。



「お茶飲んだらどうする?」


「んーーもうすぐお兄様のお誕生日なのよ……」


「あら、それはおめでとうございます」


「ありがとう……って私の誕生日じゃないのだけど、プレゼントを買わなくちゃで街に行かない??」


「街に?行く行く!!ちょうどパンをまたまとめ買いしたかったのよね」


「やったぁーいこ!」

リレイにも声かけて3人で転移でGO!


パッ


「本当、フローラの転移が最高すぎる」

「でしょ~ふふふ。さっ、まずはお兄様のお誕生日プレゼントを選びましょ?」


「うん!!!」


「何を買う予定なの?」


「んーーー決まらないんだよね」


「お兄様の好きな物は?」

少し考えるロアンナ


「フローラ」

ん?

「今なんて?」


「お兄様はフローラが好きなのよ……最近婚約の打診がきても全て断る始末」


「はあぁぁぁぁ?マジで?」

あ…話し方がつい……


「マジ、大マジよ!!」


「うーーむ。なら写真立てをいいやつを買って私とロアンナで写真を撮って入れてプレゼントとか?」


「それいい!!!!フローラ天才!!」


「じゃ、写真たて選びに行こ」


「うん!!!」


この国写真立て屋さんがあるのよね~なかなか珍しい店だと思うわ。

二人で写真立ての店を見てまわる。わぁ~これ素敵ね!!!

薄い青と白の陶器の写真立てで
オルゴール付きなの。曲はどんな曲なのかしら??え……この曲って……。


「あのここの店主さんですか?」


「はい、どうかされました?」


「この、オルゴール付きの写真立てはどなたが作ったのか分かりますか?」


「あ、それは…私です。どうかされました?」

!!!!この店主さんなの!?
年は20くらいかしら???


「貴方もしかして日向さん?」

ギョッとした顔をする店主


「どうしてその名を?貴女は誰です?」


「ちなみにエリク様も元気よ?今も私の婚約者なの」ニコッ


「エリクって!!もしかしてララちゃん!!!」


「ピンポーン正解!!!」


「うわぁ~久しぶりって会えて良かった!!」


実は日向さんも前世のララの時の恋人で側夫だったのよね。


「ラナイは今隣国にいるのよ、日向さんも行く?」


「そうだな…会いたいな」


「なら、次の長期休暇で一緒にいきましょ?」


「ああ、ありがとう!!今の名は?」


「フローラ.マジック.リサールよ」


「え!!!公爵家か!!」


「うん、そう。日向さんは?」


「俺は一応侯爵家次男ロビン.スクロール」


「じゃ、ロビンって呼ぶね」


「じゃ俺はフローラ嬢で」


「フローラでいいわよ」クスクス


「わ、分かった」


「じゃ、またちょこちょこ来るね~」


「フローラ、知り合いだったの?なんか割り引きしてくれたんだけど!!」



「ふふ、昔のね~、で写真なんだけど花畑とかで撮る?」


「いいね!!映えそう!!」


「でしょ~じゃ取っておきの花畑に行こ」


「おー!!!」

パッ



「ふぉぉぉ、素敵!!!」


「でしょ~最近見つけてお気に入りの花畑なの」


色とりどりのマーガレットやラベンダーが咲き乱れてるの。
とってもいい香り!!さていい写真撮れるかしら?

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【完結】物置小屋の魔法使いの娘~父の再婚相手と義妹に家を追い出され、婚約者には捨てられた。でも、私は……

buchi
恋愛
大公爵家の父が再婚して新しくやって来たのは、義母と義妹。当たり前のようにダーナの部屋を取り上げ、義妹のマチルダのものに。そして社交界への出入りを禁止し、館の隣の物置小屋に移動するよう命じた。ダーナは亡くなった母の血を受け継いで魔法が使えた。これまでは使う必要がなかった。だけど、汚い小屋に閉じ込められた時は、使用人がいるので自粛していた魔法力を存分に使った。魔法力のことは、母と母と同じ国から嫁いできた王妃様だけが知る秘密だった。 みすぼらしい物置小屋はパラダイスに。だけど、ある晩、王太子殿下のフィルがダーナを心配になってやって来て……

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

異世界から来た娘が、たまらなく可愛いのだが(同感)〜こっちにきてから何故かイケメンに囲まれています〜

恋愛
普通の女子高生、朱璃はいつのまにか異世界に迷い込んでいた。 右も左もわからない状態で偶然出会った青年にしがみついた結果、なんとかお世話になることになる。一宿一飯の恩義を返そうと懸命に生きているうちに、国の一大事に巻き込まれたり巻き込んだり。気付くと個性豊かなイケメンたちに大切に大切にされていた。 そんな乙女ゲームのようなお話。

【完結】召喚された2人〜大聖女様はどっち?

咲雪
恋愛
日本の大学生、神代清良(かみしろきよら)は異世界に召喚された。同時に後輩と思われる黒髪黒目の美少女の高校生津島花恋(つしまかれん)も召喚された。花恋が大聖女として扱われた。放置された清良を見放せなかった聖騎士クリスフォード・ランディックは、清良を保護することにした。 ※番外編(後日談)含め、全23話完結、予約投稿済みです。 ※ヒロインとヒーローは純然たる善人ではないです。 ※騎士の上位が聖騎士という設定です。 ※下品かも知れません。 ※甘々(当社比) ※ご都合展開あり。

悪役令嬢が美形すぎるせいで話が進まない

陽炎氷柱
恋愛
「傾国の美女になってしまったんだが」 デブス系悪役令嬢に生まれた私は、とにかく美しい悪の華になろうとがんばった。賢くて美しい令嬢なら、だとえ断罪されてもまだ未来がある。 そう思って、前世の知識を活用してダイエットに励んだのだが。 いつの間にかパトロンが大量発生していた。 ところでヒロインさん、そんなにハンカチを強く嚙んだら歯並びが悪くなりますよ?

一級魔法使いになれなかったので特級厨師になりました

しおしお
恋愛
魔法学院次席卒業のシャーリー・ドットは、 「一級魔法使いになれなかった」という理由だけで婚約破棄された。 ――だが本当の理由は、ただの“うっかり”。 試験会場を間違え、隣の建物で行われていた 特級厨師試験に合格してしまったのだ。 気づけばシャーリーは、王宮からスカウトされるほどの “超一流料理人”となり、国王の胃袋をがっちり掴む存在に。 一方、学院首席で一級魔法使いとなった ナターシャ・キンスキーは、大活躍しているはずなのに―― 「なんで料理で一番になってるのよ!?  あの女、魔法より料理の方が強くない!?」 すれ違い、逃げ回り、勘違いし続けるナターシャと、 天然すぎて誤解が絶えないシャーリー。 そんな二人が、魔王軍の襲撃、国家危機、王宮騒動を通じて、 少しずつ距離を縮めていく。 魔法で国を守る最強魔術師。 料理で国を救う特級厨師。 ――これは、“敵でもライバルでもない二人”が、 ようやく互いを認め、本当の友情を築いていく物語。 すれ違いコメディ×料理魔法×ダブルヒロイン友情譚! 笑って、癒されて、最後は心が温かくなる王宮ラノベ、開幕です。

ちょっと不運な私を助けてくれた騎士様が溺愛してきます

五珠 izumi
恋愛
城の下働きとして働いていた私。 ある日、開かれた姫様達のお見合いパーティー会場に何故か魔獣が現れて、運悪く通りかかった私は切られてしまった。 ああ、死んだな、そう思った私の目に見えるのは、私を助けようと手を伸ばす銀髪の美少年だった。 竜獣人の美少年に溺愛されるちょっと不運な女の子のお話。 *魔獣、獣人、魔法など、何でもありの世界です。 *お気に入り登録、しおり等、ありがとうございます。 *本編は完結しています。  番外編は不定期になります。  次話を投稿する迄、完結設定にさせていただきます。

疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!

ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。 退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた! 私を陥れようとする兄から逃れ、 不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。 逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋? 異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。 この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?

処理中です...