転生姫様からの転生は魔術師家系の公爵家

旅行の予定

案の定シエルは分家と養子縁組を済ませてフローラの婚約者になっていた。お父様仕事早い！！！


「なぁ～フローラ」

ん？


「何リヨン？」
フローラ


「長期休暇だしさ、旅行行かないか？」
リヨン


「旅行！！！！！！行きたい！！！！」
フローラ



「おし！！なら行くか！！何がしたい？それによって行く場所が変わって来るぞ」
リヨン



「ん～まずは、魔道具が沢山あって～」
フローラ

「ふむふむ」
リヨン


「あとは、海の幸があって、温泉もほすぃ」
フローラ


「なら…もう一択だな」苦笑
リヨン


「どこどこ！？」
フローラ

身を乗り出してぴょんぴょんするフローラ。


「そうしていると子供に見えますね…」
シエル


「子供だもーん」ニコッ
フローラ


「あんなに…Sなのに…子供って…」
シエル



「は？？」
フローラ


「おい、シエルやめとけ……。魔道具、海、温泉ときたらカルバーサル国一択だ」
リヨン


「カルバーサル！？なんか名前から楽しそう！！」
フローラ


「カーニバル……」
シエル



「カーニバルじゃなくて、カルーバサルな…」
リヨン



「そこ！！カルに行く！！」
フローラ


「もう…なんでもいいか。じゃそこに決まりな」苦笑
リヨン


「シエルも行く？」
フローラ


「それが……これから貴族令息としての勉強が山程ありまして…」
シエル


「そっかぁ…。ならお土産買ってくるね！！！」
フローラ


「ありがとうございます」ニコッ

シエル


「フローラ、あと何人か婚約者連れてくか？」
リヨン


「ん～来れる人だけでいいよ～別にリヨンと二人でもいいし」
フローラ


「了解～でもソレナルは行くと思うぞ」苦笑


「えーーー。まぁ……いいけど」
フローラ


「とりあえず明日は旅行準備日で、明後日出発な」
リヨン


「はーい！！！」
フローラ


旅行楽しみ～！！！！！！！

温泉、海鮮……魔道具…。

ぐふふふふふ


「じゃ、また来るよ！またな」
リヨン


手をひらひら振ってリヨンが王宮に帰っていった。



ようやくお一人様タイム！！！

ゴロゴロしながら学校の隠密の教本を読みながら自分の魔法で作ったバナナチップスを食べる。

本当あの学校って不思議な科目が多いんだよね～楽しい。

気配を消すやり方とかさもう使えるようになってきたし！！
なかなかレアでしょ？苦笑

ポリポリ　ポリポリ

ポリポリ　ポリポリ


「おい」


ビクッ


「なっ！！ノックくらいしてよね！！！！！」
フローラ


「したけど……」
ソレナル


「え！？そう？」

教本に夢中だったからかな。


「それ何食べているんだ？」
ソレナル

ん？


「自分の魔法で作ったバナナチップスだけど」
フローラ

じいぃぃぃぃ…………



「食べる？」苦笑


「いいのか！？」
ソレナル

ぱあっと笑顔になる。
相変わらずわかり易い！！


パクっ


「うまっ！！！！！さすがバナナ！！！」
ソレナル


「あはははは、相変わらずバナナが好きなんだね」苦笑
フローラ


「バナナとは、俺にとって人生だ！！」
ソレナル


「どんだけよ……」
フローラ


ソレナルに若干引きつつ……残りのバナナチップスをソレナルにあげると大喜びで帰っていったのだった。