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第一章
少しだけ狂った世界線の愛情 2
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「樹乃-‥‥‥ななせはもう、むり」
汗だくになりながら、荒い息を切らして樹乃の横で七星はそう呟く。
「だめだよ、樹乃だって頑張ってるんだから。
ほら、あと三回。
ちゃんとして?
約束したじゃん、昨日、お風呂でさ‥‥‥」
「うー‥‥‥樹乃様は本当に、鬼」
「どの口が言いますか?
あれから散々、樹乃の顔殴りつけたの誰?」
七星はこれくらいではキレない。
ただ、違法行為や彼女自身が危ないと分かっていながらしたことを樹乃が咎めると‥‥‥
普段、潜んでいる暴虐ぶりが表面に出る。
その時は容赦がない。好きなだけ樹乃を殴り、好きなだけ弄ぶ。
力と言葉で散々、樹乃の身体と心を苦しめて満足すると泣き出す。
見えない恐怖、動かない恐怖。
見たい希望に、かなわない絶望。
たまに動かない手に対しての怒り。
仕方がないと納得しても、その鬱憤と絶望と、恨みが樹乃へと暴力となって襲い掛かる。
もちろん、その事をしている自分への怒りが一番大きい。
そして自分を許せなくなり、また自傷行為や、自暴自棄、そして、違法行為から……
「七星、怒らないでね?」
これを先に言えば、七星はどうにか自分を抑えられる。
ほんの少しだけなら。
「うー‥‥‥少しなら。ななせは我慢が苦手」
「うん、すぐ終わる。
死なないで。
死ぬなら樹乃と死のう?
それだけ」
あれ?
これ言ったら、すぐキレるのに。
どうしたの七星?
樹乃はまだ殴られていいのに。なんで怒らないの?
自分に背を向けた七星をそっと覗き込む。
このまま、頭突きかな?
鼻の骨折れなきゃいいけど。
そう思いながらでも、手で防御はしない。
「七星?」
汗だくの彼女は声をかけたら、ビクっと跳ねた。
「どうしたの?」
「来ないで」
「え? なんで?」
「もう、樹乃を。
そんなことしたくないから。来ないで。
我慢する‥‥‥ななせは成長する」
体調が悪い、そう言いながら樹乃が顔を出さないのは顔の数か所が青くなっているから。
ただでさえ、体力がある七星と樹乃だ。
本気で殴れば、大人の男性が殴ったのよりひどいアザができる。
泣き終わった後に血だらけの樹乃を見て七星はもう死にたいと思った。
樹乃に甘えて自分を変えれない。
この六年の横暴ぶりが許せない。
昨晩はそれを思い知った。
「だって、樹乃がそれを選んだの。
いいんだよ?」
樹乃が見える左側に映りこんでくる。
見た瞬間に心が変わりそうになるのを抑えきれない。
でも、もうこんな関係は嫌だ。
友人に、いや、それは無理。
もう二人は下で過ごしている三人の夫婦としての形以上の愛情を知ってしまっている。
身体も心も。
もう、離れることは出来ない。
でも、それを繋ぎとめているのが‥‥‥あの暴力なら。
いま七星の心にあるスイッチを入れようとしている悪魔なら。
七星はそれに打ち勝ちたかった。
「だめ。
ななせは我慢できる。樹乃が痛いのは嫌だ」
泣きながら七星は込み上げる抑えようのない衝動と、自分の守りたいものをかけて戦っていた。
「七星‥‥‥」
樹乃が持つのは許しを乞う自分をーー見たい自分だ。
その自分が心の中にいて、七星に与えた傷や怪我、後遺症への償いをさせようとする。
もちろん、後悔は当たり前にあるし、責任も感じている。
あの事故で自分が滑らなければ‥‥‥
七星が昨夜言ったように、それまで娘の才能に期待していた両親の離婚。そして失踪。
秋津家に亀裂が入ることはなかったかもしれない。七星が後遺症を遺すことも無かったかも。
親友に、その時にはもう恋人になっていた存在に起こった悲劇の原因は樹乃だ。
樹乃は自分自身にそう言い聞かせて、その罪を逃げたいと思い、七星のスイッチを入れる。
叩かれて、樹乃のスイッチが入る。
そうして初めて、樹乃は救われた気がする。
七星が自傷行為の一環で、自分の身体にピアスで穴を開け始めた時に、樹乃は止めようとした。
「なら、あんたがななせの代わりにする?
その身体で全部ななせの好きなようにこれで穴開けて飾ろうか?
他の誰にも見せれないように。誰にも抱かれないように。誰にも愛されないようにする?
ななせのモノです、ペットですってタトゥーでも入れれるの?
それ出来るなら止めるよ、言えないでしょ?
ペットになります、モノになります、樹乃の御主人様になって下さいなんて。
言えないなら止めるなよ!!」
その思ってもいなかった一言が、全部を狂わせた。
「いいよ、樹乃の御主人様になってよ。全部を上げるから。
好きに飾ろう、樹乃の身体をさ。それで七星が良いなら、樹乃の身体好きにしていいよ」
その返事が七星の心を狂わせた。
思わず出してしまったあの平手が。
樹乃の身体と心を狂わせた。
誰か止めて。
七星の心の叫びを聞いてくれる他人はいない。
誰か助けて。
樹乃の心の叫びを聞いてくれる他人はいない。
「ねえ、樹乃。
他人じゃだめだよ。二人で勝とう。
昨夜みたいなのは嫌だ」
ダンベル上げで汗だくの二人は泣きながら笑い合う。
「うん、そうだね。
でも、もうかなり空いてるけどね。樹乃の身体。
耳に、舌に、胸片方。
昨日はあれ風呂場じゃなかったら、ここに開けようとしたよ、多分」
樹乃は他人には触れさせない場所を指差した。
「でも、ななせだって同じ位置に開けられてる‥‥‥胸は逆だけど。
開けたあとの樹乃は本当に理不尽。あれだけ御主人様とか、ペットなるとか言いながら‥‥‥。
したことは全部しかえししてくる。七星があれだけ泣いたのに」
よく言うよ、樹乃だって泣いたし声出さないように口にタオル詰めたの誰?
抵抗しないように抑えつけてさ。
樹乃はそう思うが、まあ、やり返してるからいいかとも思う。
「ななせ思うに‥‥‥樹乃が一番、得。
どМで許されたい時は、ななせ怒らせて解消。
その後のストレスも同じだけななせで遊んで解消。
見てよこの顔。あの後、痛かった酷いとか言いながらどつきまくったの樹乃様だよ‥‥‥」
そうだっけ?
覚えてないんだよね、実は。
そんな言い訳をして樹乃はさっと逃げる。
「本当、ななせが一番、被害者‥‥‥」
二人の少しだけ狂った世界線での愛情はこうやって交わされて行く。
ただ――今日からは少しだけまともになるのかもしれない。
汗だくになりながら、荒い息を切らして樹乃の横で七星はそう呟く。
「だめだよ、樹乃だって頑張ってるんだから。
ほら、あと三回。
ちゃんとして?
約束したじゃん、昨日、お風呂でさ‥‥‥」
「うー‥‥‥樹乃様は本当に、鬼」
「どの口が言いますか?
あれから散々、樹乃の顔殴りつけたの誰?」
七星はこれくらいではキレない。
ただ、違法行為や彼女自身が危ないと分かっていながらしたことを樹乃が咎めると‥‥‥
普段、潜んでいる暴虐ぶりが表面に出る。
その時は容赦がない。好きなだけ樹乃を殴り、好きなだけ弄ぶ。
力と言葉で散々、樹乃の身体と心を苦しめて満足すると泣き出す。
見えない恐怖、動かない恐怖。
見たい希望に、かなわない絶望。
たまに動かない手に対しての怒り。
仕方がないと納得しても、その鬱憤と絶望と、恨みが樹乃へと暴力となって襲い掛かる。
もちろん、その事をしている自分への怒りが一番大きい。
そして自分を許せなくなり、また自傷行為や、自暴自棄、そして、違法行為から……
「七星、怒らないでね?」
これを先に言えば、七星はどうにか自分を抑えられる。
ほんの少しだけなら。
「うー‥‥‥少しなら。ななせは我慢が苦手」
「うん、すぐ終わる。
死なないで。
死ぬなら樹乃と死のう?
それだけ」
あれ?
これ言ったら、すぐキレるのに。
どうしたの七星?
樹乃はまだ殴られていいのに。なんで怒らないの?
自分に背を向けた七星をそっと覗き込む。
このまま、頭突きかな?
鼻の骨折れなきゃいいけど。
そう思いながらでも、手で防御はしない。
「七星?」
汗だくの彼女は声をかけたら、ビクっと跳ねた。
「どうしたの?」
「来ないで」
「え? なんで?」
「もう、樹乃を。
そんなことしたくないから。来ないで。
我慢する‥‥‥ななせは成長する」
体調が悪い、そう言いながら樹乃が顔を出さないのは顔の数か所が青くなっているから。
ただでさえ、体力がある七星と樹乃だ。
本気で殴れば、大人の男性が殴ったのよりひどいアザができる。
泣き終わった後に血だらけの樹乃を見て七星はもう死にたいと思った。
樹乃に甘えて自分を変えれない。
この六年の横暴ぶりが許せない。
昨晩はそれを思い知った。
「だって、樹乃がそれを選んだの。
いいんだよ?」
樹乃が見える左側に映りこんでくる。
見た瞬間に心が変わりそうになるのを抑えきれない。
でも、もうこんな関係は嫌だ。
友人に、いや、それは無理。
もう二人は下で過ごしている三人の夫婦としての形以上の愛情を知ってしまっている。
身体も心も。
もう、離れることは出来ない。
でも、それを繋ぎとめているのが‥‥‥あの暴力なら。
いま七星の心にあるスイッチを入れようとしている悪魔なら。
七星はそれに打ち勝ちたかった。
「だめ。
ななせは我慢できる。樹乃が痛いのは嫌だ」
泣きながら七星は込み上げる抑えようのない衝動と、自分の守りたいものをかけて戦っていた。
「七星‥‥‥」
樹乃が持つのは許しを乞う自分をーー見たい自分だ。
その自分が心の中にいて、七星に与えた傷や怪我、後遺症への償いをさせようとする。
もちろん、後悔は当たり前にあるし、責任も感じている。
あの事故で自分が滑らなければ‥‥‥
七星が昨夜言ったように、それまで娘の才能に期待していた両親の離婚。そして失踪。
秋津家に亀裂が入ることはなかったかもしれない。七星が後遺症を遺すことも無かったかも。
親友に、その時にはもう恋人になっていた存在に起こった悲劇の原因は樹乃だ。
樹乃は自分自身にそう言い聞かせて、その罪を逃げたいと思い、七星のスイッチを入れる。
叩かれて、樹乃のスイッチが入る。
そうして初めて、樹乃は救われた気がする。
七星が自傷行為の一環で、自分の身体にピアスで穴を開け始めた時に、樹乃は止めようとした。
「なら、あんたがななせの代わりにする?
その身体で全部ななせの好きなようにこれで穴開けて飾ろうか?
他の誰にも見せれないように。誰にも抱かれないように。誰にも愛されないようにする?
ななせのモノです、ペットですってタトゥーでも入れれるの?
それ出来るなら止めるよ、言えないでしょ?
ペットになります、モノになります、樹乃の御主人様になって下さいなんて。
言えないなら止めるなよ!!」
その思ってもいなかった一言が、全部を狂わせた。
「いいよ、樹乃の御主人様になってよ。全部を上げるから。
好きに飾ろう、樹乃の身体をさ。それで七星が良いなら、樹乃の身体好きにしていいよ」
その返事が七星の心を狂わせた。
思わず出してしまったあの平手が。
樹乃の身体と心を狂わせた。
誰か止めて。
七星の心の叫びを聞いてくれる他人はいない。
誰か助けて。
樹乃の心の叫びを聞いてくれる他人はいない。
「ねえ、樹乃。
他人じゃだめだよ。二人で勝とう。
昨夜みたいなのは嫌だ」
ダンベル上げで汗だくの二人は泣きながら笑い合う。
「うん、そうだね。
でも、もうかなり空いてるけどね。樹乃の身体。
耳に、舌に、胸片方。
昨日はあれ風呂場じゃなかったら、ここに開けようとしたよ、多分」
樹乃は他人には触れさせない場所を指差した。
「でも、ななせだって同じ位置に開けられてる‥‥‥胸は逆だけど。
開けたあとの樹乃は本当に理不尽。あれだけ御主人様とか、ペットなるとか言いながら‥‥‥。
したことは全部しかえししてくる。七星があれだけ泣いたのに」
よく言うよ、樹乃だって泣いたし声出さないように口にタオル詰めたの誰?
抵抗しないように抑えつけてさ。
樹乃はそう思うが、まあ、やり返してるからいいかとも思う。
「ななせ思うに‥‥‥樹乃が一番、得。
どМで許されたい時は、ななせ怒らせて解消。
その後のストレスも同じだけななせで遊んで解消。
見てよこの顔。あの後、痛かった酷いとか言いながらどつきまくったの樹乃様だよ‥‥‥」
そうだっけ?
覚えてないんだよね、実は。
そんな言い訳をして樹乃はさっと逃げる。
「本当、ななせが一番、被害者‥‥‥」
二人の少しだけ狂った世界線での愛情はこうやって交わされて行く。
ただ――今日からは少しだけまともになるのかもしれない。
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