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終章 終焉への幕開け
第七十四話 真紅の魔女と銀鎖の魔導師
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◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
(ユニス視点)
それは驚きというよりは、すこしばかり計画外の行動でした。
目のまえでこのエニシス半島の共同管理をする条項を読み、代表者として調印しているのは誰でもない。
異母妹のエイシャことルケーア子爵ミレイアだったのですから。
王国二大騎士団、北鹿と銀鎖の両団長の委任を受けている彼女は宝珠を通じて両団長と幾つかの会話を交わし、確認をとりながら最後のサインを書き終えました。
それも、ルケーア子爵の名前で。
その場にすがたを見せるものだと踏んでいたわたしたちは、意表をつかれた形になります。
なぜ、この子にすべてを任せたのか。
シルド様にはこの場で帝国籍をてにいれた上で、王国側へと向かうと踏んでいたのですが。
ここは読みが甘かったようです。
「では、これで調印は締結したことを両国の代表としてーー」
そのような儀礼的な文言の挨拶をかわすと、両団長はその場から退席し、わたしとシェイルズが残してくれた闇の牙の騎士数名、そして数名の文官、ミレイアを警護するちらの騎士たちのみになりました。
「よいのです、お前達はおさがり」
文官たちが下がり、こちらも騎士数名だけがこの部屋の守りに残りました。
これまでのこの調印会談での会話からも、あの夜にわたしが見せた態度はこれまでとは違う。
そう、エイシャ‥‥‥いいえ、ミレイアも悟ったようでした。
「二人と護衛だけになりましたわね、御姉様。
権力をそれほどまでに追い求めて。
まるで死んだ人間が現世に生を求めてさまよいでた。
そんなお顔をされていますわ」
夫と呼ぼうと思った男性も踏み台にしてのしあがりたいのなら、お好きになさいませ。
そう、ミレイアは言うと、
「ああ、もう一つだけ。
なぜあの夜、もう一歩だけ屋内に来られなかったのですか?
永遠に精神の牢獄に入れて差し上げましたのに。
妹としてそれをするべきでした」
そう、ミレイアは悔やんだ顔でかたります。
「そう?
でも、いまわたしはここにいるし、エイシャ。
いいえ、ルケーア子爵ミレイア様。まだハーベスト大公家の枠は用意しているのに。
御夫君はどちらに?」
シルド様の件を尋ねると、妹はおもしろそうにわらっていました。
「実はもう離縁されましたの。
王国側の土地にきてまでおいしいエサで釣ろうとする。
そのような女大公の血筋など、フレゲード侯爵家、エンバス子爵家にはいらん、と。
それでもミレイアはあの御方だけの為にいきると誓いましたから。
捨てられても最後まで、旦那様のために生きようと思いましてーー」
「それで両団長の支持を取り付けた、と?」
「まさか、たかだかこんな女の世迷言であれほどの方々が動く訳がありませんわ。
御姉様、そのハーベスト大公家の枠、このミレイアがシルドの代わりとして頂きます。
いつか戻られる旦那様の居場所として、その地位は王国から守るにふさわしい。
それが、この支持をえるための条件でした。
まあ、今更反故にできるわけも‥‥‥ありませんよね?」
ミレイア、いつからそんな大人になったの?
こんな立場でなければ駆け寄って抱きしめたいのに。
妹は、どうやらわたしが掴めなかったものを得たようでした。
「いいですよ、元々、この地は帝国より、かなりの飛び地。
まさか三万もの兵力の駐留を条件にされるとは思いませんでしたが‥‥‥」
「問題ありませんわ、御姉様。
この半島は北部とはいえ、西より。
シェス大河からの空気の流れもまだ暖かく、半島自体も雪に閉ざされることもありません。
半島と大陸側に検問さえ敷けば、王国本土からの軍がこの城塞まで駆け付けるには一週間はかかる距離。
そちらの闇の牙の転移魔法ならすぐに逃げれますわ。
それにあれだけの軍船。どこから揃えたのですか」
ミレイアは立ち上がり、大河を見下ろせる窓際から波止場を覗きながらいいます。
「最低でも三十のそれも戦艦ばかり。
外洋域でもすぐに戦争が出来そうですね、まったく」
「それも見越した水軍ですから。経費が大変ですが。
それで、いつ戻るのですか、ミレイア? エイシャ?」
「ミレイアです。
ああ、そうそう。旦那様より女大公様にこれを、と」
彼女が従僕に合図をし、出したのは数種類の宝珠。
「殿下」
中にどのような魔導があるかもしれない。
騎士たちは警戒していましたが、わたしはそれを止めました。
「何かをするのであれば、もう行われているはずです。
それで、何を見せたいのですか、ミレイア」
数個の宝珠は宙に浮き、二つの場所を映し出します。
「旦那様。こちらは整いましたわよ。
そちらは?」
宝珠の奥では片方はたぶん、太陽神アギトの神殿でしょう。
そこにはシルド様でもエルムンド侯でもない、第三者が一人の司祭を討ち取りました、と。
そう報告をシルド様に上げていました。
もう片方では、
「これは‥‥‥王宮内部?」
わたしはよくは知りませんが、ミレイアの側にいた騎士の一人がそう声を上げます。
そこにはエルムンド侯に続く多くの兵士たちが、王宮内部。
床に伏せる老人から下知を受けている様子が。
そして、エルムンド侯が立ち上がり宝珠に話しかけました。
「フレゲード公爵になったぞ、シルド。
王命だ、簒奪者を討て」
「まだかまだかと待っていたところだ、エルムンド侯」
片方の宝珠の画像が切り替わり、はるか眼下に船団が映し出されます。
そして、シルド様のお声が。
「残念だったな、いまは大元帥だ。
はやく昇って来いよ、公爵殿」
「なんだと?
一足先になりあがったか。まあ、いい。
こんな魔導の使い方は誰もしないだろう」
「どこから出てきたのですか、その材木は!?」
わたしは理解ができず、そう叫んでいました。
「なんだ、見えませんか?
これで見えますかな?
女大公殿、申し訳ないがあの三角洲のミスリル鉱石の残土。
掘り起こして頂いたものと、あの灌木だらけの林。
ほぼ、頂きましたぞ?
これもハーベスト大公家の枠への手土産。
さあ‥‥‥積年の恨みを晴らそうか、エルムンド侯。
堕ちろ」
「なんて使い方を。
天才どころか鬼才ではないないですか。
あの土地の財産、すべて奪われましたね‥‥‥。
あのミスリル鉱石と材木であの島に大きな邸宅を作る予定がーー」
ライナ様にシェイルズがお叱りを受けそうですが。
それはさておき、わたしは宝珠の見せるそれに、食い入るようにして見ていました。
雨のように雲間から降り注ぐそれは、城塞の上から敵軍へと放つ矢の雨のようなもの。
一本、一本が数十倍の威力をほこる。まさしく、殺戮兵器‥‥‥
「ですが、この使用方法は今後の三国間では禁止事項とする条約を入れる必要がありますね。
あれほど、百からいた艦船のどれもが沈んでいく。
誰も救われないこのような戦い方など‥‥‥」
それに対してのミレイアの返事もまたおどろくべき内容でした。
「御心配なく、御姉様。
あの船籍に載っていた者たちはすべて、銀鎖の第二師団によってブルングド大公家の領地へと。
転送されていますので。
まあ、まだ我が王国軍が転回して待ち受けていた。とは申しませんが‥‥‥」
そんな大魔法、使えるはずがない。
シェイルズの部下は否定しようとして何かに気づいた様子。
「そうか、あの灌木群と人員との比率を等価交換。
あの枢軸の逃げ方も同じ手法だとしたら何かと何かを交換したことになる。
グレン殿下はそれを追ったから足取りが消えたように見えたのか‥‥‥」
彼らがそう呟いている間に、エルムンド侯が誰かをその剣で斬首した模様が見えました。
「あの方はーー?」
ミレイアの側の騎士が教えてくれました。
「王国の第四王子です、女大公様。
船にいたところをいきなり転送され、またブルングド島から、王国のあの場所へと。
移動さされたのでしょう。理解も出来ないうちに、討たれたに違いありません。
ある意味、幸運かもしれません‥‥‥
しかし、フレゲード公爵ならびにエルムンド侯。
なぜ、これを女大公様に見せるのだ?」
エルムンド侯が気にするな、そうわらっていました。
「旧友の家族を殺されてはたまらんからな。
それに、元嫁にこいと言われてのこのこついていく、我が友の姿も見たい」
「ついていく、我が友?
しかし、離縁されたはずでは?」
わたしがエルムンド侯に問いかけると、
「それはそちらを見ればいかがかな?
女大公様」
そうエルムンド侯が言った時。
ミレイアの側に誰かが姿を現し返事を返したのですから。
わたしと警護の闇の牙の騎士たちが警戒をしたにも無理はありません。
「まあ、そう責めるな、エルムンド侯。
僕は妻に捨てられたがその愛までは失ったわけではないからな。
待たせたな、ミレイア」
「あきれた‥‥‥。
もはや天才などという形容が出来ないほどですね、我が義弟シルド。
いえ、ハーベスト大公家シルド様。
ようこそ、王国から帝国へ」
闇の牙の騎士たちが、うちの防御壁はどうなっているのだ、そうぼやいていました。
ミレイアは彼に抱きしめられ、なにもかもがこの妹夫婦に持っていかれた。
そんな錯覚にわたしは陥ってしまいました。
(ユニス視点)
それは驚きというよりは、すこしばかり計画外の行動でした。
目のまえでこのエニシス半島の共同管理をする条項を読み、代表者として調印しているのは誰でもない。
異母妹のエイシャことルケーア子爵ミレイアだったのですから。
王国二大騎士団、北鹿と銀鎖の両団長の委任を受けている彼女は宝珠を通じて両団長と幾つかの会話を交わし、確認をとりながら最後のサインを書き終えました。
それも、ルケーア子爵の名前で。
その場にすがたを見せるものだと踏んでいたわたしたちは、意表をつかれた形になります。
なぜ、この子にすべてを任せたのか。
シルド様にはこの場で帝国籍をてにいれた上で、王国側へと向かうと踏んでいたのですが。
ここは読みが甘かったようです。
「では、これで調印は締結したことを両国の代表としてーー」
そのような儀礼的な文言の挨拶をかわすと、両団長はその場から退席し、わたしとシェイルズが残してくれた闇の牙の騎士数名、そして数名の文官、ミレイアを警護するちらの騎士たちのみになりました。
「よいのです、お前達はおさがり」
文官たちが下がり、こちらも騎士数名だけがこの部屋の守りに残りました。
これまでのこの調印会談での会話からも、あの夜にわたしが見せた態度はこれまでとは違う。
そう、エイシャ‥‥‥いいえ、ミレイアも悟ったようでした。
「二人と護衛だけになりましたわね、御姉様。
権力をそれほどまでに追い求めて。
まるで死んだ人間が現世に生を求めてさまよいでた。
そんなお顔をされていますわ」
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そう、ミレイアは言うと、
「ああ、もう一つだけ。
なぜあの夜、もう一歩だけ屋内に来られなかったのですか?
永遠に精神の牢獄に入れて差し上げましたのに。
妹としてそれをするべきでした」
そう、ミレイアは悔やんだ顔でかたります。
「そう?
でも、いまわたしはここにいるし、エイシャ。
いいえ、ルケーア子爵ミレイア様。まだハーベスト大公家の枠は用意しているのに。
御夫君はどちらに?」
シルド様の件を尋ねると、妹はおもしろそうにわらっていました。
「実はもう離縁されましたの。
王国側の土地にきてまでおいしいエサで釣ろうとする。
そのような女大公の血筋など、フレゲード侯爵家、エンバス子爵家にはいらん、と。
それでもミレイアはあの御方だけの為にいきると誓いましたから。
捨てられても最後まで、旦那様のために生きようと思いましてーー」
「それで両団長の支持を取り付けた、と?」
「まさか、たかだかこんな女の世迷言であれほどの方々が動く訳がありませんわ。
御姉様、そのハーベスト大公家の枠、このミレイアがシルドの代わりとして頂きます。
いつか戻られる旦那様の居場所として、その地位は王国から守るにふさわしい。
それが、この支持をえるための条件でした。
まあ、今更反故にできるわけも‥‥‥ありませんよね?」
ミレイア、いつからそんな大人になったの?
こんな立場でなければ駆け寄って抱きしめたいのに。
妹は、どうやらわたしが掴めなかったものを得たようでした。
「いいですよ、元々、この地は帝国より、かなりの飛び地。
まさか三万もの兵力の駐留を条件にされるとは思いませんでしたが‥‥‥」
「問題ありませんわ、御姉様。
この半島は北部とはいえ、西より。
シェス大河からの空気の流れもまだ暖かく、半島自体も雪に閉ざされることもありません。
半島と大陸側に検問さえ敷けば、王国本土からの軍がこの城塞まで駆け付けるには一週間はかかる距離。
そちらの闇の牙の転移魔法ならすぐに逃げれますわ。
それにあれだけの軍船。どこから揃えたのですか」
ミレイアは立ち上がり、大河を見下ろせる窓際から波止場を覗きながらいいます。
「最低でも三十のそれも戦艦ばかり。
外洋域でもすぐに戦争が出来そうですね、まったく」
「それも見越した水軍ですから。経費が大変ですが。
それで、いつ戻るのですか、ミレイア? エイシャ?」
「ミレイアです。
ああ、そうそう。旦那様より女大公様にこれを、と」
彼女が従僕に合図をし、出したのは数種類の宝珠。
「殿下」
中にどのような魔導があるかもしれない。
騎士たちは警戒していましたが、わたしはそれを止めました。
「何かをするのであれば、もう行われているはずです。
それで、何を見せたいのですか、ミレイア」
数個の宝珠は宙に浮き、二つの場所を映し出します。
「旦那様。こちらは整いましたわよ。
そちらは?」
宝珠の奥では片方はたぶん、太陽神アギトの神殿でしょう。
そこにはシルド様でもエルムンド侯でもない、第三者が一人の司祭を討ち取りました、と。
そう報告をシルド様に上げていました。
もう片方では、
「これは‥‥‥王宮内部?」
わたしはよくは知りませんが、ミレイアの側にいた騎士の一人がそう声を上げます。
そこにはエルムンド侯に続く多くの兵士たちが、王宮内部。
床に伏せる老人から下知を受けている様子が。
そして、エルムンド侯が立ち上がり宝珠に話しかけました。
「フレゲード公爵になったぞ、シルド。
王命だ、簒奪者を討て」
「まだかまだかと待っていたところだ、エルムンド侯」
片方の宝珠の画像が切り替わり、はるか眼下に船団が映し出されます。
そして、シルド様のお声が。
「残念だったな、いまは大元帥だ。
はやく昇って来いよ、公爵殿」
「なんだと?
一足先になりあがったか。まあ、いい。
こんな魔導の使い方は誰もしないだろう」
「どこから出てきたのですか、その材木は!?」
わたしは理解ができず、そう叫んでいました。
「なんだ、見えませんか?
これで見えますかな?
女大公殿、申し訳ないがあの三角洲のミスリル鉱石の残土。
掘り起こして頂いたものと、あの灌木だらけの林。
ほぼ、頂きましたぞ?
これもハーベスト大公家の枠への手土産。
さあ‥‥‥積年の恨みを晴らそうか、エルムンド侯。
堕ちろ」
「なんて使い方を。
天才どころか鬼才ではないないですか。
あの土地の財産、すべて奪われましたね‥‥‥。
あのミスリル鉱石と材木であの島に大きな邸宅を作る予定がーー」
ライナ様にシェイルズがお叱りを受けそうですが。
それはさておき、わたしは宝珠の見せるそれに、食い入るようにして見ていました。
雨のように雲間から降り注ぐそれは、城塞の上から敵軍へと放つ矢の雨のようなもの。
一本、一本が数十倍の威力をほこる。まさしく、殺戮兵器‥‥‥
「ですが、この使用方法は今後の三国間では禁止事項とする条約を入れる必要がありますね。
あれほど、百からいた艦船のどれもが沈んでいく。
誰も救われないこのような戦い方など‥‥‥」
それに対してのミレイアの返事もまたおどろくべき内容でした。
「御心配なく、御姉様。
あの船籍に載っていた者たちはすべて、銀鎖の第二師団によってブルングド大公家の領地へと。
転送されていますので。
まあ、まだ我が王国軍が転回して待ち受けていた。とは申しませんが‥‥‥」
そんな大魔法、使えるはずがない。
シェイルズの部下は否定しようとして何かに気づいた様子。
「そうか、あの灌木群と人員との比率を等価交換。
あの枢軸の逃げ方も同じ手法だとしたら何かと何かを交換したことになる。
グレン殿下はそれを追ったから足取りが消えたように見えたのか‥‥‥」
彼らがそう呟いている間に、エルムンド侯が誰かをその剣で斬首した模様が見えました。
「あの方はーー?」
ミレイアの側の騎士が教えてくれました。
「王国の第四王子です、女大公様。
船にいたところをいきなり転送され、またブルングド島から、王国のあの場所へと。
移動さされたのでしょう。理解も出来ないうちに、討たれたに違いありません。
ある意味、幸運かもしれません‥‥‥
しかし、フレゲード公爵ならびにエルムンド侯。
なぜ、これを女大公様に見せるのだ?」
エルムンド侯が気にするな、そうわらっていました。
「旧友の家族を殺されてはたまらんからな。
それに、元嫁にこいと言われてのこのこついていく、我が友の姿も見たい」
「ついていく、我が友?
しかし、離縁されたはずでは?」
わたしがエルムンド侯に問いかけると、
「それはそちらを見ればいかがかな?
女大公様」
そうエルムンド侯が言った時。
ミレイアの側に誰かが姿を現し返事を返したのですから。
わたしと警護の闇の牙の騎士たちが警戒をしたにも無理はありません。
「まあ、そう責めるな、エルムンド侯。
僕は妻に捨てられたがその愛までは失ったわけではないからな。
待たせたな、ミレイア」
「あきれた‥‥‥。
もはや天才などという形容が出来ないほどですね、我が義弟シルド。
いえ、ハーベスト大公家シルド様。
ようこそ、王国から帝国へ」
闇の牙の騎士たちが、うちの防御壁はどうなっているのだ、そうぼやいていました。
ミレイアは彼に抱きしめられ、なにもかもがこの妹夫婦に持っていかれた。
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