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「メメル・フォン・ラズライト! 貴様、ついに一線を越えたな!」
学園の廊下に、ヴィルフリート殿下の怒声が響き渡りました。
殿下の傍らには、片足を引きずり、涙目で彼にしがみつくリリアンさんの姿。
その手には、鋭く光る数本の画鋲が握られています。
「……おや、殿下。そんなに大きな声を出されては、廊下の音響が割れてしまいますわ。本日、私は殿下の『怒鳴り声の倍音』をサンプリングする予定はございませんのよ?」
私は、いつものように茂み……ではなく、廊下の甲冑の影からヌッと姿を現しました。
「とぼけるな! リリアンの登校用の靴の中に、画鋲が仕込まれていたんだ。彼女は危うく大怪我をするところだった! こんな陰湿な真似をするのは、貴様以外に考えられん!」
殿下の「ゴミ瞳」が、怒りでギラギラと輝いています。
ああ、素敵。今日の怒りは「灼熱の紅蓮」といったところでしょうか。
私は優雅に扇子を広げ、リリアンさんの持つ画鋲を冷ややかな目で見つめました。
「……殿下。心外ですわ。私がそんな『生産性のない作業』に時間を割くとお思いですか?」
「生産性だと!? 嫌がらせに生産性も何もあるか!」
「ありますわ。画鋲を靴に入れる? そんなことをしても、私の手元にはリリアンさんの悲鳴という、質の低い音響データしか残りません。私が必要としているのは、殿下の吐息、殿下の残り香、そして殿下の尊い挙動の記録のみですのよ」
私は一歩前に出ると、リリアンさんの手から画鋲を一つつまみ上げ、光にかざしました。
「大体、この画鋲。センスがありませんわね。ただの鉄製ではありませんか。もし私がリリアンさんに何らかの物理的な干渉を行うのであれば、最低でも殿下の瞳の色に合わせた『サファイア加工の特注鋲』を使用いたしますわ。それが推しを戴く令嬢としてのマナーというものです」
「……マナーの方向性が狂いすぎているぞ、メメル」
殿下が引きつった顔で後退りしました。
リリアンさんは、震える声で反論します。
「で、ですが、メメル様……! あなたが私を睨んでいたのは事実じゃありませんか! 昨日も、私が殿下とお話ししている時、物陰から『消えろ……消えてなくなれ……』って呟いていたのを私は聞きましたわ!」
「ああ、それは誤解ですわ。私が消えてほしかったのはあなたではなく、あなたと殿下の間に立ちふさがっていた『不敬な柱』のことです。あの柱のせいで、殿下の左斜め四十五度の顎のラインが欠損して見えたのですもの。粉砕してやりたいと思いましたわ」
「……柱を粉砕しようとしていたのか?」
「ええ。ですが、安心してください。代わりに私が、殿下の周囲三メートル以内を『完全透過ガラス』にするための改装案を、現在学園に提出しておりますの」
「余計なことをするな! プライバシーが死ぬだろうが!」
殿下が叫びました。
私は、セバスに目配せをしました。
セバスは懐から、一冊の分厚い活動報告書を取り出しました。
「殿下。お嬢様の無実を証明する証拠がございます。リリアン様の靴に画鋲が仕込まれたとされる本日の早朝、お嬢様は別の『重要な任務』に当たっておりました」
「……重要な任務?」
「はい。殿下が昨日、演習場に脱ぎ捨てて行かれた『使用済みの靴下』の回収、およびその内部への消臭・防菌・芳香剤としてのポプリ詰め作業にございます」
一瞬、廊下が静まり返りました。
殿下の顔が、赤から青、そして白へと急速に変化していきます。
「……貴様。私の、靴下を……どうしたと?」
「詰めましたわ。最高級のラベンダーと、殿下の気品に合わせた白檀の香りを。今頃、殿下のロッカールームは、まるで天界の庭園のような芳香に包まれているはずですわ! あ、もちろん、殿下の『漢(おとこ)の結晶(汗)』が付着した部分は、特殊な魔導瓶に密封して永久保存しております」
「変態だ! 本物の変態がここにいるぞおおおお!」
殿下は、リリアンさんを置いて、頭を抱えて走り去ろうとしました。
しかし、私はその袖を素早く掴みました。
「お待ちください、殿下! まだリリアンさんの件が解決しておりませんわ。画鋲なんていう安っぽい嫌がらせの犯人にされては、私の『オタプライド』が許しません。セバス、例の映像を」
「承知いたしました」
セバスが指を鳴らすと、廊下の壁に魔法の映像が映し出されました。
そこには、誰もいない朝の教室で、自分自身の靴に必死で画鋲をセットしているリリアンさんの姿がバッチリと記録されていました。
「……えっ!? あ、これは……!」
リリアンさんの顔が引きつります。
「リリアンさん。自作自演をするなら、私の『全方位・二十四時間・殿下観測網』を甘く見ないことですわ。殿下の視界に映るすべてのものは、私の監視下にあります。あなたが靴に何を入れたかなど、三キロ先からでも判別可能ですわ」
「ひ、ひぃっ……!」
「殿下、ご覧ください。これが真実です。……ですが、私は怒ってなどおりません。むしろ、殿下の『正義感に燃える凛々しい表情』を引き出してくれたことには感謝しておりますの。リリアンさん、次はもっと殿下の『困り眉』が映えるような、質の高い自作自演を期待しておりますわね!」
「……もう嫌、この人怖いぃぃぃ!」
リリアンさんは、画鋲を放り出して泣きながら逃げ出してしまいました。
残されたのは、真っ白な灰のようになった殿下と、満足げな私。
「……メメル。貴様は、私を守りたいのか、それとも破滅させたいのか、どっちなんだ?」
「決まっているではありませんか。殿下が最も美しく輝く瞬間を、最前列で観測し続けたい。それだけですわ」
「……それが一番怖いんだよ」
殿下は力なく呟くと、フラフラとした足取りで、自分のロッカールーム(ポプリの香り充満中)へと向かっていきました。
私はその後ろ姿を見送りながら、深く、深く頷きました。
「セバス。今日の殿下の背中、いつもより少しだけ小さく見えて、母性本能をくすぐる『守りたくなる系』の供給でしたわね」
「左様でございますね。後ほど、『哀愁のヴィル様』というタイトルで画集にまとめておきます」
「ええ、お願い。……さあ、次は殿下の靴下の香りが馴染んでいるか、確認しにいきましょう!」
「お嬢様、それは流石に通報されます」
私はセバスの制止を軽やかに無視し、殿下の残り香を求めて、学園の奥へと突き進むのでした。
学園の廊下に、ヴィルフリート殿下の怒声が響き渡りました。
殿下の傍らには、片足を引きずり、涙目で彼にしがみつくリリアンさんの姿。
その手には、鋭く光る数本の画鋲が握られています。
「……おや、殿下。そんなに大きな声を出されては、廊下の音響が割れてしまいますわ。本日、私は殿下の『怒鳴り声の倍音』をサンプリングする予定はございませんのよ?」
私は、いつものように茂み……ではなく、廊下の甲冑の影からヌッと姿を現しました。
「とぼけるな! リリアンの登校用の靴の中に、画鋲が仕込まれていたんだ。彼女は危うく大怪我をするところだった! こんな陰湿な真似をするのは、貴様以外に考えられん!」
殿下の「ゴミ瞳」が、怒りでギラギラと輝いています。
ああ、素敵。今日の怒りは「灼熱の紅蓮」といったところでしょうか。
私は優雅に扇子を広げ、リリアンさんの持つ画鋲を冷ややかな目で見つめました。
「……殿下。心外ですわ。私がそんな『生産性のない作業』に時間を割くとお思いですか?」
「生産性だと!? 嫌がらせに生産性も何もあるか!」
「ありますわ。画鋲を靴に入れる? そんなことをしても、私の手元にはリリアンさんの悲鳴という、質の低い音響データしか残りません。私が必要としているのは、殿下の吐息、殿下の残り香、そして殿下の尊い挙動の記録のみですのよ」
私は一歩前に出ると、リリアンさんの手から画鋲を一つつまみ上げ、光にかざしました。
「大体、この画鋲。センスがありませんわね。ただの鉄製ではありませんか。もし私がリリアンさんに何らかの物理的な干渉を行うのであれば、最低でも殿下の瞳の色に合わせた『サファイア加工の特注鋲』を使用いたしますわ。それが推しを戴く令嬢としてのマナーというものです」
「……マナーの方向性が狂いすぎているぞ、メメル」
殿下が引きつった顔で後退りしました。
リリアンさんは、震える声で反論します。
「で、ですが、メメル様……! あなたが私を睨んでいたのは事実じゃありませんか! 昨日も、私が殿下とお話ししている時、物陰から『消えろ……消えてなくなれ……』って呟いていたのを私は聞きましたわ!」
「ああ、それは誤解ですわ。私が消えてほしかったのはあなたではなく、あなたと殿下の間に立ちふさがっていた『不敬な柱』のことです。あの柱のせいで、殿下の左斜め四十五度の顎のラインが欠損して見えたのですもの。粉砕してやりたいと思いましたわ」
「……柱を粉砕しようとしていたのか?」
「ええ。ですが、安心してください。代わりに私が、殿下の周囲三メートル以内を『完全透過ガラス』にするための改装案を、現在学園に提出しておりますの」
「余計なことをするな! プライバシーが死ぬだろうが!」
殿下が叫びました。
私は、セバスに目配せをしました。
セバスは懐から、一冊の分厚い活動報告書を取り出しました。
「殿下。お嬢様の無実を証明する証拠がございます。リリアン様の靴に画鋲が仕込まれたとされる本日の早朝、お嬢様は別の『重要な任務』に当たっておりました」
「……重要な任務?」
「はい。殿下が昨日、演習場に脱ぎ捨てて行かれた『使用済みの靴下』の回収、およびその内部への消臭・防菌・芳香剤としてのポプリ詰め作業にございます」
一瞬、廊下が静まり返りました。
殿下の顔が、赤から青、そして白へと急速に変化していきます。
「……貴様。私の、靴下を……どうしたと?」
「詰めましたわ。最高級のラベンダーと、殿下の気品に合わせた白檀の香りを。今頃、殿下のロッカールームは、まるで天界の庭園のような芳香に包まれているはずですわ! あ、もちろん、殿下の『漢(おとこ)の結晶(汗)』が付着した部分は、特殊な魔導瓶に密封して永久保存しております」
「変態だ! 本物の変態がここにいるぞおおおお!」
殿下は、リリアンさんを置いて、頭を抱えて走り去ろうとしました。
しかし、私はその袖を素早く掴みました。
「お待ちください、殿下! まだリリアンさんの件が解決しておりませんわ。画鋲なんていう安っぽい嫌がらせの犯人にされては、私の『オタプライド』が許しません。セバス、例の映像を」
「承知いたしました」
セバスが指を鳴らすと、廊下の壁に魔法の映像が映し出されました。
そこには、誰もいない朝の教室で、自分自身の靴に必死で画鋲をセットしているリリアンさんの姿がバッチリと記録されていました。
「……えっ!? あ、これは……!」
リリアンさんの顔が引きつります。
「リリアンさん。自作自演をするなら、私の『全方位・二十四時間・殿下観測網』を甘く見ないことですわ。殿下の視界に映るすべてのものは、私の監視下にあります。あなたが靴に何を入れたかなど、三キロ先からでも判別可能ですわ」
「ひ、ひぃっ……!」
「殿下、ご覧ください。これが真実です。……ですが、私は怒ってなどおりません。むしろ、殿下の『正義感に燃える凛々しい表情』を引き出してくれたことには感謝しておりますの。リリアンさん、次はもっと殿下の『困り眉』が映えるような、質の高い自作自演を期待しておりますわね!」
「……もう嫌、この人怖いぃぃぃ!」
リリアンさんは、画鋲を放り出して泣きながら逃げ出してしまいました。
残されたのは、真っ白な灰のようになった殿下と、満足げな私。
「……メメル。貴様は、私を守りたいのか、それとも破滅させたいのか、どっちなんだ?」
「決まっているではありませんか。殿下が最も美しく輝く瞬間を、最前列で観測し続けたい。それだけですわ」
「……それが一番怖いんだよ」
殿下は力なく呟くと、フラフラとした足取りで、自分のロッカールーム(ポプリの香り充満中)へと向かっていきました。
私はその後ろ姿を見送りながら、深く、深く頷きました。
「セバス。今日の殿下の背中、いつもより少しだけ小さく見えて、母性本能をくすぐる『守りたくなる系』の供給でしたわね」
「左様でございますね。後ほど、『哀愁のヴィル様』というタイトルで画集にまとめておきます」
「ええ、お願い。……さあ、次は殿下の靴下の香りが馴染んでいるか、確認しにいきましょう!」
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