3 / 12
変人な元夫
しおりを挟む
「ウイルス感染の治療薬とワクチンの研究職を続けてるって事は聞いてた。成果も挙げてるし、流石だよ」
ウイルス治療薬ワクチンの開発はエリート研究員が集められてる。
21人の研究職と25人の開発職が勤務していて、その中で女性は私1人。
ウイルス感染が怖いからとかそういう理由ではなく、高度な研究内容で過酷な勤務になるから配属されない。
私は大学時代にお世話になっていたウイルス感染学の権威の教授に気に入られてるのもあり、配属された。
体調を崩していた時に湘南の創薬研究所の移動を打診されたが、教授が離してくれなくて、ずっとここにいる。
「涼音はまだコロアウイルスには感染してないのか?」
「ーーかろうじで……」
「じゃあ、キスは辞めた方がいいな。俺、変異して強毒化したコロアウイルスに何度も感染したからPCR検査で陰性だが、君をコロアにさせないと言い切れない」
同僚達がギョッとする。
ウイルス感染症創薬研究課長に就任し、私達のトップになったこの男は元嫁にまとわりつき、離さない。
結婚した理由と離婚した理由はここにいる研究員はほぼみんな知っている。
完全無視し、実験の続きに取り掛かるも目の前にいてじっと見られていたら手元が狂う。
「……成瀬課長、このウイルス変異して強毒化してるらしいんですよ」
「……ヨーロッパで流行していた型に遺伝子の配列が似てるな。これに感染したらキツイ。俺、フランスに行って死ぬかと思った。弱毒のウイルスで抗体あったから重症化は間逃れたけど……」
3年間、ずっと危ない橋を渡っていたらしい。
日本に生還できた事が奇跡だと思う。
「涼音ちゃん、先にあがらせて貰うな!!」
「……お疲れ様です」
この研究室で1番の下っ端だから、面倒な実験は私の仕事。
21時すぎると研究フロアには私以外誰もいかなかった。
夕方に聡太さんが国立感染症研究研究所から託されたと、成田空港と羽田空港の入国検疫で行われているPCR検査で陽性がでた患者の血液を入手してきて、それを私に渡した。
急ぎの仕事らしく、すぐに防御服を着用し実験室にこもって、変異型かどうかを調べた後に既存の抗体でウイルスが減少するかなどを調べる事にした。
「来週の火曜日までにデータ出して分析して纏めればいいから、涼音、帰ろうっ!!」
夜中の2時半。
社内の会議室で幹部役員と日本橋にある格式あるホテル内のレストランからケータディングして呑んでいた聡太さん。
防御服を着用せずに実験室に入ってきたから顔をしかめる。
コロアウイルス感染者の血液を扱っている部屋に、無防備な姿で入ってくるなんて、ありえない。
「浴びるようにアルコールを摂取してるから大丈夫。それに、俺、抗体あるから!!」
ふざけている上司で元夫。
防御服を着用した私に抱きついてこようとしてきたから、避けた。
そしたら転けて床に倒れそのまま寝息を立て始めたから困る。
このままこの部屋に放置しておくわけにはいかないから、キリがいいところまで実験を終わらせてからタクシーにのせて連れて帰る事にした。
世話が焼ける上司で元夫に、次第に心打ち解けていく。
****
「成瀬課長、海外から持ち込まれるコロアの型についてのデータ、全て出しました」
毎日成田空港と羽田空港を経由して30人前後の感染者が海外から日本にやってきている。
土日も出勤し、150の検体を1人で分析をした。
「……この型は初めてみたな。出回ってる型の抗体では負けるな。これが出回ったら大変な事になってたな」
重症患者に抗体医薬品を投与して治療している。
回復期患者に協力をして貰い血清を収集し治療薬を開発する事は難しく、無毒化したウイルスを遺伝子組み換えで作り、それで抗体を作り、ウイルスを攻撃するT細胞を体内で増やす治療薬を現在研究開発している。
治験は第3段階までいっていて、承認まで後、もう少しという所までいってる。
新たな型のコロアウイルスにはこの治療薬は効きにくいとわかり、肩を落とす。
「俺の体内にある抗体なら、コイツをやっつけれるはず」
「……成瀬課長、体内の血清を全て採取していいですか」
「…………」
ふざけてる上司で元夫は黙り込む。
医学部卒業して私は、医師にはならず創薬研究の道に進んだ。
だから、医師免許は持ってるから献血機器を扱う事ができる。
「ふざけていたら、献血機器に拘束して、体内の血清をすべて抜きますからね!!」
月曜日に聡太さんの血清を採取した時に、なぜか嬉しそうだった。
わざと針を入れるのを失敗しようかと頭に過ぎったけど、なんとか気持ちを抑えた。
****
「キャーー成瀬課長、カッコいい!!」
ランチミーティングをすると数名の研究員と社員食堂に入ると、一般職の女性社員が一斉に聡太さんに注目し、うっとりとした表情で眺める。
182cmの高身長に、肌もすべすべで白く目鼻が整っている美しすぎる男だから、本性を見せずに黙っていたら、モテる。
容姿端麗、頭脳明晰、成績優秀、才徳兼備、の四字熟語通りの男。
「成瀬課長、独身に戻られたんですよね。私と遊んで下さい!!」
私と付き合うまで、聡太さんは社内の綺麗系可愛い系の女性社員と身体関係を持ってた。
据え膳食わぬは男の恥と性欲の発散で誘われるまま、社内の至るとこやホテルでやりまくってたらしい。
BARや飲み屋で初めて会った女性とも声をかけられ1夜限りの関係を持ってた。
「ごめんな。俺、涼音以外の女性に対して、興味が抱けなくなった。離婚されてもいまだに涼音を愛してる」
背後から聡太さんが私をハグしてきた。職場が同じだから仕方がなく仕事のサポート役はこなしてる。
「私は成瀬課長とは復縁するつもりは全くないです。あんな別れ方をしたのに、復縁なんて、絶対に無理」
ハグしてきた手の甲を思いっきりつねり拘束から抜け出すと、社員食堂にいる社員全員に聞こえるように私は交際を否定した。
ーー聡太さんとの復縁は絶対にしない。
ストイックに創薬研究に取り組む聡太さんの事が好きだった。
入社してから聡太さんの助手につき、ウイルスの遺伝子を組み換えで無毒化する方法や復元できないようにする新薬開発に取り組み、彼に惹かれた。
実験室にこもる彼の身体を案じ、頭を抱える彼の側でできる範囲で役立とうとした。
当時、マウスウイルス、サアズウイルスと立て続けに流行していて、コロアウイルスみたいに大流行重篤化はしなかったが、その治療薬とワクチンの研究に聡太さんは邁進してた。
むしゃくしゃしている彼の心を落ち着かせるために、身体を差し出す。
入社してからの半年間はハーバードとスイスで研修を受け、帰国後すぐに、聡太さんのサポート役に任命された。
聡太さんの隣に常にいたから、私は知らなかった。
聡太さんが社内の女性に手当たり次第手を出して、遊びで抱いてたなんて。
妊娠した事で責任を取るかたちでプロポーズされ、スピード結婚したけど、聡太さんがスイスのロッチュに出向になり、先に彼が現地入りして私だけが本社勤務をしていた時に事件が起き、全てを知った。
聡太さんに想いを寄せていた女性達から一斉に嫌がらせをされ、妊娠しているのに多量の混合ウイルスを無理やり飲まされた挙句に階段から突き落とされた。
流産し、私も生死を彷徨った。
かなり危険な状態になり危篤状態に陥った。
私の最後の願いが聡太さんとの離婚で、それもあり彼は応じてくれた。
私と聡太さんの出会いから結婚、そして離婚した経緯。
ーーだから、聡太さんと再婚なんて、絶対にしたくない。
ウイルス治療薬ワクチンの開発はエリート研究員が集められてる。
21人の研究職と25人の開発職が勤務していて、その中で女性は私1人。
ウイルス感染が怖いからとかそういう理由ではなく、高度な研究内容で過酷な勤務になるから配属されない。
私は大学時代にお世話になっていたウイルス感染学の権威の教授に気に入られてるのもあり、配属された。
体調を崩していた時に湘南の創薬研究所の移動を打診されたが、教授が離してくれなくて、ずっとここにいる。
「涼音はまだコロアウイルスには感染してないのか?」
「ーーかろうじで……」
「じゃあ、キスは辞めた方がいいな。俺、変異して強毒化したコロアウイルスに何度も感染したからPCR検査で陰性だが、君をコロアにさせないと言い切れない」
同僚達がギョッとする。
ウイルス感染症創薬研究課長に就任し、私達のトップになったこの男は元嫁にまとわりつき、離さない。
結婚した理由と離婚した理由はここにいる研究員はほぼみんな知っている。
完全無視し、実験の続きに取り掛かるも目の前にいてじっと見られていたら手元が狂う。
「……成瀬課長、このウイルス変異して強毒化してるらしいんですよ」
「……ヨーロッパで流行していた型に遺伝子の配列が似てるな。これに感染したらキツイ。俺、フランスに行って死ぬかと思った。弱毒のウイルスで抗体あったから重症化は間逃れたけど……」
3年間、ずっと危ない橋を渡っていたらしい。
日本に生還できた事が奇跡だと思う。
「涼音ちゃん、先にあがらせて貰うな!!」
「……お疲れ様です」
この研究室で1番の下っ端だから、面倒な実験は私の仕事。
21時すぎると研究フロアには私以外誰もいかなかった。
夕方に聡太さんが国立感染症研究研究所から託されたと、成田空港と羽田空港の入国検疫で行われているPCR検査で陽性がでた患者の血液を入手してきて、それを私に渡した。
急ぎの仕事らしく、すぐに防御服を着用し実験室にこもって、変異型かどうかを調べた後に既存の抗体でウイルスが減少するかなどを調べる事にした。
「来週の火曜日までにデータ出して分析して纏めればいいから、涼音、帰ろうっ!!」
夜中の2時半。
社内の会議室で幹部役員と日本橋にある格式あるホテル内のレストランからケータディングして呑んでいた聡太さん。
防御服を着用せずに実験室に入ってきたから顔をしかめる。
コロアウイルス感染者の血液を扱っている部屋に、無防備な姿で入ってくるなんて、ありえない。
「浴びるようにアルコールを摂取してるから大丈夫。それに、俺、抗体あるから!!」
ふざけている上司で元夫。
防御服を着用した私に抱きついてこようとしてきたから、避けた。
そしたら転けて床に倒れそのまま寝息を立て始めたから困る。
このままこの部屋に放置しておくわけにはいかないから、キリがいいところまで実験を終わらせてからタクシーにのせて連れて帰る事にした。
世話が焼ける上司で元夫に、次第に心打ち解けていく。
****
「成瀬課長、海外から持ち込まれるコロアの型についてのデータ、全て出しました」
毎日成田空港と羽田空港を経由して30人前後の感染者が海外から日本にやってきている。
土日も出勤し、150の検体を1人で分析をした。
「……この型は初めてみたな。出回ってる型の抗体では負けるな。これが出回ったら大変な事になってたな」
重症患者に抗体医薬品を投与して治療している。
回復期患者に協力をして貰い血清を収集し治療薬を開発する事は難しく、無毒化したウイルスを遺伝子組み換えで作り、それで抗体を作り、ウイルスを攻撃するT細胞を体内で増やす治療薬を現在研究開発している。
治験は第3段階までいっていて、承認まで後、もう少しという所までいってる。
新たな型のコロアウイルスにはこの治療薬は効きにくいとわかり、肩を落とす。
「俺の体内にある抗体なら、コイツをやっつけれるはず」
「……成瀬課長、体内の血清を全て採取していいですか」
「…………」
ふざけてる上司で元夫は黙り込む。
医学部卒業して私は、医師にはならず創薬研究の道に進んだ。
だから、医師免許は持ってるから献血機器を扱う事ができる。
「ふざけていたら、献血機器に拘束して、体内の血清をすべて抜きますからね!!」
月曜日に聡太さんの血清を採取した時に、なぜか嬉しそうだった。
わざと針を入れるのを失敗しようかと頭に過ぎったけど、なんとか気持ちを抑えた。
****
「キャーー成瀬課長、カッコいい!!」
ランチミーティングをすると数名の研究員と社員食堂に入ると、一般職の女性社員が一斉に聡太さんに注目し、うっとりとした表情で眺める。
182cmの高身長に、肌もすべすべで白く目鼻が整っている美しすぎる男だから、本性を見せずに黙っていたら、モテる。
容姿端麗、頭脳明晰、成績優秀、才徳兼備、の四字熟語通りの男。
「成瀬課長、独身に戻られたんですよね。私と遊んで下さい!!」
私と付き合うまで、聡太さんは社内の綺麗系可愛い系の女性社員と身体関係を持ってた。
据え膳食わぬは男の恥と性欲の発散で誘われるまま、社内の至るとこやホテルでやりまくってたらしい。
BARや飲み屋で初めて会った女性とも声をかけられ1夜限りの関係を持ってた。
「ごめんな。俺、涼音以外の女性に対して、興味が抱けなくなった。離婚されてもいまだに涼音を愛してる」
背後から聡太さんが私をハグしてきた。職場が同じだから仕方がなく仕事のサポート役はこなしてる。
「私は成瀬課長とは復縁するつもりは全くないです。あんな別れ方をしたのに、復縁なんて、絶対に無理」
ハグしてきた手の甲を思いっきりつねり拘束から抜け出すと、社員食堂にいる社員全員に聞こえるように私は交際を否定した。
ーー聡太さんとの復縁は絶対にしない。
ストイックに創薬研究に取り組む聡太さんの事が好きだった。
入社してから聡太さんの助手につき、ウイルスの遺伝子を組み換えで無毒化する方法や復元できないようにする新薬開発に取り組み、彼に惹かれた。
実験室にこもる彼の身体を案じ、頭を抱える彼の側でできる範囲で役立とうとした。
当時、マウスウイルス、サアズウイルスと立て続けに流行していて、コロアウイルスみたいに大流行重篤化はしなかったが、その治療薬とワクチンの研究に聡太さんは邁進してた。
むしゃくしゃしている彼の心を落ち着かせるために、身体を差し出す。
入社してからの半年間はハーバードとスイスで研修を受け、帰国後すぐに、聡太さんのサポート役に任命された。
聡太さんの隣に常にいたから、私は知らなかった。
聡太さんが社内の女性に手当たり次第手を出して、遊びで抱いてたなんて。
妊娠した事で責任を取るかたちでプロポーズされ、スピード結婚したけど、聡太さんがスイスのロッチュに出向になり、先に彼が現地入りして私だけが本社勤務をしていた時に事件が起き、全てを知った。
聡太さんに想いを寄せていた女性達から一斉に嫌がらせをされ、妊娠しているのに多量の混合ウイルスを無理やり飲まされた挙句に階段から突き落とされた。
流産し、私も生死を彷徨った。
かなり危険な状態になり危篤状態に陥った。
私の最後の願いが聡太さんとの離婚で、それもあり彼は応じてくれた。
私と聡太さんの出会いから結婚、そして離婚した経緯。
ーーだから、聡太さんと再婚なんて、絶対にしたくない。
10
あなたにおすすめの小説
雪の日に
藤谷 郁
恋愛
私には許嫁がいる。
親同士の約束で、生まれる前から決まっていた結婚相手。
大学卒業を控えた冬。
私は彼に会うため、雪の金沢へと旅立つ――
※作品の初出は2014年(平成26年)。鉄道・駅などの描写は当時のものです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
側妃の条件は「子を産んだら離縁」でしたが、陛下は私を離してくれません!
花瀬ゆらぎ
恋愛
「おまえには、国王陛下の側妃になってもらう」
婚約者と親友に裏切られ、傷心の伯爵令嬢イリア。
追い打ちをかけるように父から命じられたのは、若き国王フェイランの側妃になることだった。
しかし、王宮で待っていたのは、「世継ぎを産んだら離縁」という非情な条件。
夫となったフェイランは冷たく、侍女からは蔑まれ、王妃からは「用が済んだら去れ」と突き放される。
けれど、イリアは知ってしまう。 彼が兄の死と誤解に苦しみ、誰よりも孤独の中にいることを──。
「私は、陛下の幸せを願っております。だから……離縁してください」
フェイランを想い、身を引こうとしたイリア。
しかし、無関心だったはずの陛下が、イリアを強く抱きしめて……!?
「離縁する気か? 許さない。私の心を乱しておいて、逃げられると思うな」
凍てついた王の心を溶かしたのは、売られた側妃の純真な愛。
孤独な陛下に執着され、正妃へと昇り詰める逆転ラブロマンス!
※ 以下のタイトルにて、ベリーズカフェでも公開中。
【側妃の条件は「子を産んだら離縁」でしたが、陛下は私を離してくれません】
短編【シークレットベビー】契約結婚の初夜の後でいきなり離縁されたのでお腹の子はひとりで立派に育てます 〜銀の仮面の侯爵と秘密の愛し子〜
美咲アリス
恋愛
レティシアは義母と妹からのいじめから逃げるために契約結婚をする。結婚相手は醜い傷跡を銀の仮面で隠した侯爵のクラウスだ。「どんなに恐ろしいお方かしら⋯⋯」震えながら初夜をむかえるがクラウスは想像以上に甘い初体験を与えてくれた。「私たち、うまくやっていけるかもしれないわ」小さな希望を持つレティシア。だけどなぜかいきなり離縁をされてしまって⋯⋯?
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる