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元夫と……再婚しますか?
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「ーー涼音に似てるな」
「姉妹だもん」
6月の終わり。高齢出産で子宮に疾患があった母は30週で1180gの女の子を出産した。
NICUに2ヶ月間入院していた妹の彩音。2180gと小さくて、でもよく笑う愛嬌のある子だった。
「ーー可愛いな」
首が座ってない彩音を抱っこする聡太さん。
私との間に子供を欲してる。
だけど、排卵してないから、私は子供を授かれない。
「ーー彩音ちゃん、オムツ替えようね」
私が赤ちゃんの頃はオムツどころかお風呂にも入れなかった藤堂教授こと父。
母がオムツ替えを任命し、健気に彩音のオムツを替えてる。
シングルマザーで産んで育てると言って聞かなかった母も、切迫早産で長期入院をし、心が折れたのか父と再婚した。
「涼音、聡太くん、今日は泊まっていくだろっ。鹿児島黒牛と黒豚を取り寄せた。しゃぶしゃぶをしよう!!後、明日用に福岡の老舗料亭のもつ鍋を10人前取り寄せた。久しぶりに家族団欒ゆっくりしよう!!」
久しぶりの実家での食事会。
お酒なしで美味しい料理に舌鼓を打つ。
彩音は抱っこしてないと泣く。
交代で抱っこをして食事をとる。
「この人に抱っこさせておいたらいいよ。涼音、聡太くん、しっかり食べて!!」
母は鬼嫁だ……。
「ーー涼音、愛してる……」
排卵がないから、毎日のように寝る前に繋がってる。
36歳になりさすがに体力も落ちてきているのに、毎日、聡太さんは私を抱く。
「アンッ、やぁ、は、ぁっ……んん!」
身体が愉悦に打ち震える。
敏感な突起を指で擦られながら、蜜部に埋め込まれた熱い塊に子宮口を何度も突かれる。
蜜路をたいまなく抽挿され、淫らな水音が部屋に響く。
「締めすぎ、限界……」
腰の動きを速め、最奥を思いっきり突かれる。身体を貫かれる圧迫感に身体が弓なりに反り、絶頂に身体を震わせる。同時に聡太さんも私の子宮口に最後の一滴まで白濁を注ぐ。
「ーー子供ができない身体でごめんね」
「ーー子供は授かりものだから。涼音が俺の隣に居てくれさえすればいい。だから、いい加減、籍を入れよう」
子作りを始めてから半年が経った。
産婦人科にも通ってる。
「俺は涼音を手放す気ないから。まだ、……半年だ。焦るな」
ーー授かった子を失い子供ができない身体になった。
私の身体を聡太さんがぎゅっと抱きしめる。悔しくて涙が溢れ、泣き崩れ、そのまま眠りにつく。
こんな私だから、聡太さんと再婚できない。
私は聡太さんを父親にしてあげられない……。
すくすく育つ彩音の成長は、微笑ましく愛おしい。
だけど、子供を授かる事ができない私は高齢出産してまた母親になれた母に嫉妬してしまってた。
子宮に爆弾を抱え何度も手術を受けていた母が妊娠できた。
だからいつかは私も子供を授かれるかもしれないと願うも、排卵が起きてない私は可能性はゼロに限りなく近い。
恒例になってる週末の実家飲み会。
聡太さんと毎週末に顔を出すも、苦痛を感じてしまってた。
「涼音、鰻重と築地のお鮨、しっかり食べて。夜はベランダでBBQよ」
生後10ヶ月になった彩音。
低体重出産で産まれたから7kgと小さいけれど、つかまり立ちをしハイハイもし始めた。
「彩音、おいでっ!!」
イケメンに弱い彩音。
ハイハイして聡太さんのところへ行き、脚につかまり立ちをする。
彩音を抱きあげてあやす聡太さんの姿をみてると、胸が張り裂けそうになる。
父より聡太さんに懐いてる彩音。
ずっと聡太さんのお膝の上にいる。
彩音を可愛がる聡太さんをみてると父親にしてあげたい。
****
「……聡太さん。半年以内に私に子供ができなかったら、別れよう」
「絶対に別れない!!」
「お願い……別れて。つらいの。聡太さんを父親にしてあげられない事が」
聡太さんは、泣き崩れた私の思いを受け入れ、承諾してくれた。
それから、毎日、時間がある限り聡太さんに抱かれ続けた。
だけど……子供は授からなかった。
「姉妹だもん」
6月の終わり。高齢出産で子宮に疾患があった母は30週で1180gの女の子を出産した。
NICUに2ヶ月間入院していた妹の彩音。2180gと小さくて、でもよく笑う愛嬌のある子だった。
「ーー可愛いな」
首が座ってない彩音を抱っこする聡太さん。
私との間に子供を欲してる。
だけど、排卵してないから、私は子供を授かれない。
「ーー彩音ちゃん、オムツ替えようね」
私が赤ちゃんの頃はオムツどころかお風呂にも入れなかった藤堂教授こと父。
母がオムツ替えを任命し、健気に彩音のオムツを替えてる。
シングルマザーで産んで育てると言って聞かなかった母も、切迫早産で長期入院をし、心が折れたのか父と再婚した。
「涼音、聡太くん、今日は泊まっていくだろっ。鹿児島黒牛と黒豚を取り寄せた。しゃぶしゃぶをしよう!!後、明日用に福岡の老舗料亭のもつ鍋を10人前取り寄せた。久しぶりに家族団欒ゆっくりしよう!!」
久しぶりの実家での食事会。
お酒なしで美味しい料理に舌鼓を打つ。
彩音は抱っこしてないと泣く。
交代で抱っこをして食事をとる。
「この人に抱っこさせておいたらいいよ。涼音、聡太くん、しっかり食べて!!」
母は鬼嫁だ……。
「ーー涼音、愛してる……」
排卵がないから、毎日のように寝る前に繋がってる。
36歳になりさすがに体力も落ちてきているのに、毎日、聡太さんは私を抱く。
「アンッ、やぁ、は、ぁっ……んん!」
身体が愉悦に打ち震える。
敏感な突起を指で擦られながら、蜜部に埋め込まれた熱い塊に子宮口を何度も突かれる。
蜜路をたいまなく抽挿され、淫らな水音が部屋に響く。
「締めすぎ、限界……」
腰の動きを速め、最奥を思いっきり突かれる。身体を貫かれる圧迫感に身体が弓なりに反り、絶頂に身体を震わせる。同時に聡太さんも私の子宮口に最後の一滴まで白濁を注ぐ。
「ーー子供ができない身体でごめんね」
「ーー子供は授かりものだから。涼音が俺の隣に居てくれさえすればいい。だから、いい加減、籍を入れよう」
子作りを始めてから半年が経った。
産婦人科にも通ってる。
「俺は涼音を手放す気ないから。まだ、……半年だ。焦るな」
ーー授かった子を失い子供ができない身体になった。
私の身体を聡太さんがぎゅっと抱きしめる。悔しくて涙が溢れ、泣き崩れ、そのまま眠りにつく。
こんな私だから、聡太さんと再婚できない。
私は聡太さんを父親にしてあげられない……。
すくすく育つ彩音の成長は、微笑ましく愛おしい。
だけど、子供を授かる事ができない私は高齢出産してまた母親になれた母に嫉妬してしまってた。
子宮に爆弾を抱え何度も手術を受けていた母が妊娠できた。
だからいつかは私も子供を授かれるかもしれないと願うも、排卵が起きてない私は可能性はゼロに限りなく近い。
恒例になってる週末の実家飲み会。
聡太さんと毎週末に顔を出すも、苦痛を感じてしまってた。
「涼音、鰻重と築地のお鮨、しっかり食べて。夜はベランダでBBQよ」
生後10ヶ月になった彩音。
低体重出産で産まれたから7kgと小さいけれど、つかまり立ちをしハイハイもし始めた。
「彩音、おいでっ!!」
イケメンに弱い彩音。
ハイハイして聡太さんのところへ行き、脚につかまり立ちをする。
彩音を抱きあげてあやす聡太さんの姿をみてると、胸が張り裂けそうになる。
父より聡太さんに懐いてる彩音。
ずっと聡太さんのお膝の上にいる。
彩音を可愛がる聡太さんをみてると父親にしてあげたい。
****
「……聡太さん。半年以内に私に子供ができなかったら、別れよう」
「絶対に別れない!!」
「お願い……別れて。つらいの。聡太さんを父親にしてあげられない事が」
聡太さんは、泣き崩れた私の思いを受け入れ、承諾してくれた。
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だけど……子供は授からなかった。
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