執着溺愛男からの猛烈的な求愛〜私、結婚はしませんよ!!〜

鳴宮鶉子

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終わった恋と育まれた命

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3年前の夏。
私は初めて好きになって付き合った恋人に別れを告げた。
遠距離恋愛で生じたすれ違い生活から不信感が芽生え、交際を継続させる事ができなかった。

私立中高一貫女子校を卒業し、大学入学してすぐに知り合った、4つ歳上瀬戸昂輝と、私は付き合うようになった。

182センチの長身で、スラリとしてるけどお腹が割れてて脚と腕にも程よく筋肉がついてる細マッチョな身体付きで、すっと通った鼻筋に高い鼻梁、切れ長の鋭い瞳から伸びる長いまつ毛の完璧な造作に、誰もが目を奪われてしまう眉目秀麗な人。
真面目で染めてない清潔感溢れる黒髪は流すようにセットされていて、銀フレームのメガネをかけた姿から聡明さが溢れ出てた。
実際に国立最難関の大学を首席合格し、建築学科を首席で卒業。
それだけでなく学生時代に国内外の建築コンクールやコンペでデザインを選ばれ実績を挙げてた彼は、高層ビルやマンション建設で業界最大手の瀬戸工コーポレーションの御曹司で次期社長な最高レベルの男性だった。

そんな私には勿体なさすぎる素敵な男性だったから、彼を狙ってる女性がたくさんいて、付き合ってるとばれたら何されるかわからなかったから、交際している事を誰にも悟られないようにしひた隠しにして付き合ってた。

私より2年先に大学院修士課程を卒業し就職した彼を追いかけて、学卒で私は瀬戸工コーポレーションに入社した。
そして、大学時代に昂輝のサポートを務めてたのもあり同じ部署の同じチームに配属され、意匠設計士の内装設計担当者として2年間の間、彼と高層マンションの設計プロジェクトに携わった。
職場でももちろん、私は昂輝と上司と部下、大学時代の先輩と後輩という関係を貫いた。

でも、昂輝が一人暮らしをしてるマンションに半同棲していて、寝起きを共にし、仕事もプライベートも常に隣にいた。

意匠建築士として実績を作るために、昂輝が福岡支社に転勤した事がきっかけで、関係が壊れていった。
妬みからなのか、昂輝が福岡支社の女性や協力会社の女性に対してワンナイトらぶをしてるという根も葉もない噂が私が勤務してる東京本社まで伝わってきた。
御曹司で次期社長で仕事できる人だから、東京本社にいた時はそういう噂が流れる事はなかった。
積もっていた不満が爆発したのか、転勤して半月も経たない内から、心無い卑劣な罵倒なとんでもない噂話が蔓延し、それを耳にし、私は不安になった。

毎週は行けてなかったけど、週末に福岡へ通ってた。
土曜日の午後から日曜日の夕方まで、昂輝と一緒に過ごしてた。
だから、昂輝が私以外の女性と身体関係を持つなんて思わなかった。
彼の事を信頼してた。

だけど、上層部の雑談を盗み聞きした社員発信で、福岡にある住宅機器メーカーTATAの御令嬢との昂輝が結婚秒読みだという噂を耳にし、チームメンバーから親しそうに寄り添う2ショット写真を見せられ、疑心暗鬼になった私はいてもたってもいられなくなり、金曜日に仕事を定時で上がり、昂輝が一人暮らしをしてるマンションへ向かった。

昂輝が一人暮らししているマンション内に私以外の女の爪痕がないかを掃除しながら探すも何も出てこず、ほっとする。

だけど、22時に『仕事が終わった。今から家に帰る』という昂輝からのLINE通話がかかってくるも、昂輝はいっこうに帰ってこず、外で私以外の女性と情事を愉しんでいるのではないかと頭によぎり、不安だった。

昂輝が帰ってきたのは、次の日の午前10時過ぎ。
玄関の戸を開けると私の靴があり、驚いてた。

「取引先の人に日田温泉に連れて行って貰って、泊まってきただけだ。接待や付き合いで温泉に行ったり飲みに行ったりする事はある。遥に心配かけなくないから伝えなかっただけだ。職業柄仕方がないだろ!!」

玄関前まで出迎え、帰るCALLしたのに外泊した事を咎めると、昂輝はそう言い訳をした。
身体から甘い女の香りがし、あの噂は事実だったのかもしれないと思った。

「俺、若手だから運転手で酒は一滴も飲んでないし、遥がいるのに他の女に手を出したりしない!!」

黒か白かといったら黒にしか思えなくて疑いの目を向ける私に対し、昂輝は革靴を脱いで家の中に入るなり壁に追い込み、唇を重ねてきて舌を割り入れると乱暴なキスをしてきた。

キスをする気なんて起きないのに、舌を絡めてきて口内を犯される。

「……辞めて、他の女性の香りがする身体で私を抱きしめて、キスなんてしないで。昂輝、別れよう。遠距離恋愛は私には無理」

スーツのネクタイはつけてなく、カッターシャツの首元のボタンを外していたから、首筋と胸元が見えた。
そこに鬱血痕があり、浮気をした事を物語ってた。

「……はっ、絶対に別れない。遥を手放さない」

「他の女と遊びで身体の関係をもってる癖に。……私に触らないで!!」

両手で昂輝の胸を押し、逃れようとするも、両手を掴まれ壁に押し付けられて完全に逃げられなくなった。

「……付き合いで女がいる飲み会や泊まりがけの旅行に行ったのは認める。だが、手は出してない!!」

「嘘つかないで。首筋と胸元にキスマークをつけてる癖に!!」

思いっきりキッと睨みつけるも、キスマークをつけられた事に気付いてなかったのか、昂輝は意味がわからないという表情を浮かべてた。

「本社でとんでもない噂が流れてる事は耳にしてた。それに関しては流してる奴を見つけ次第、地方送りにする手筈を取った。遥がその噂を信じてるとは思わなかった」

浮気をしてないと昂輝はシラを切ろうとする。

「……離れて暮らしてるから疑うようになる。遥、結婚しよう。親父や幹部役員、協力会社から縁談を持ちかけられて頭を抱えてた」

「……私は貴方に相応しくない。身分も違いすぎる。瀬戸工コーポレーションの社長夫人になんてなれない。結婚なんて反対されるから無理だよ!!」

昂輝と7年半交際してる。
でも、結婚までは考えてない。

社員数15人満たない内装設計デザイン会社の娘と、年商1兆超えの東証1部上場の大手ゼネコンの御子息では差がありすぎる。
昂輝に相応しい結婚相手が現れたら、私は身を引くつもりだった。

「……遥しか俺のパートナーになれる女はいない。身分とか関係ない」

真剣な眼差しで私を見つめてくる。
目を逸らしたくても、金縛りにあったみたいに彼の瞳から逃れられない。

「……遥と離れ離れなの、もう、耐えられない。週末でもクライアントからいきなり呼び出しがあるから、俺から遥のいる東京にはいけない。遥がきてくれる時だけが心が安まるひととき。こうなったら、子供を作って、遥を福岡に連れてこようか。内装設計を任せて納得できる仕上がりにしてくれるの遥だけだし。遥がいないと、俺、全くだめだ」

私をひょいっと抱き上げると昂輝はバスルームに向かう。
そして、せかしくスーツを脱ぎ捨てた昂輝に着てる服を剥ぎ取り、バスルームに連れ込まれた。

「……1台の車で男3人と女2人で移動したから、同乗した女がつけてた香水の匂いがうつったんだろう。男女で部屋分けてたけど、雑魚寝になってたから、悪戯で間違えてキスマークをつけられたかもしれない。俺、本当に遥と付き合い始めてからは他の女とやってない。だから、今、目の前に遥がいて、猛烈に抱きたくて堪らない。夜まで我慢するつもりだったけど、無理」

全身にボディーソープを塗りたくられ、昂輝が身体を擦り合わせてくる。それで泡泡になり、身体が清められていく。

「……遥、愛してる。俺の側にいてくれ。……東京に帰したくない」

バスタオルで身体を拭かれ、抱き上げられるとベッドルームに連れ込まれた。
そして、ダブルベッドに下されると組み敷かれると、胸の膨らみを両手で掴まれ、立ち上がった頂を舌で舐められ転がされ、歯で軽く噛まれ、そして吸われた。
口に含まれてない方の膨らみも、指の腹で頂をくるくると撫でられ、そして指と指の間に挟まれ、なんともいえない快感が走る。

胸を弄るのに満足すると、昂輝が耳朶、首筋、肩から胸元、お腹に脇腹と、大きな掌と唇を這わせ愛撫し、私の身体中に、紅い薔薇を咲かせていく。

「……遥、ここ、もう触っていい?」

脚の付け根に顔を近づけ、両脚をこじ開けられ、秘裂を舌で舐められた。
内部からとろりと愛蜜が溢れ出ていて、それを猫みたいにぺろぺろ舐めとる。

「……触って、昂輝っ」

太腿を撫でられ、敏感になった身体がビクっと反応する。
花襞をこじ開けられ、蜜口に長い指を2本入れられ、内部を掻き回され、敏感なところを嗅ぎ出すように押され、身体を大きく何度もピクンと震わせる。

触られてないのにぷくっと熱をもった花芽を、舌で舐められ口の中に入れられ吸われると、身体の奥から快楽が押し寄せて、昂輝の雄竿が欲しくて堪らなくなる。

「もう……もう、ダメ……っ、昂輝のが欲しい」

お腹に当たるぐらい固く反り返ってるのに、私を焦らし、中々挿れてくれない。
苦しいほど甘い痺れが身体中を襲って、喘がされ、翻弄され、つらい。

上半身を起き上がらせ、雄竿を手で掴むと四つん這いになり、先端にキスし、根本から舌を這わせた後、口の中に入れて思いっきり根本から先端までを上下に扱いた。

「……降参。遥、責任はとる。結婚反対されたら、親と瀬戸工を捨てて遥を選ぶ。だから、子供の子を産んで、ずっと、俺の側にいて」

四つん這いの私を組み敷くと爆発寸前の熱をもったいきり立つ雄で、私の秘部を貫いた。

両脚を持ち上げられ、最奥にあたるよう深く貫かれた。
1度で絶頂がきて身体を弓なりに震わせた私の身体を反転させ、腰を掴まれ持ち上げられ、敏感な陰核を擦られながら腰を激しく押し付けられた。
そして、子宮口にドクンドクンと温かい精を放出した。
絶頂の愉悦で膣壁がきゅんきゅんと収縮し、子宮が昂輝の遺伝子の胞子を吸いあげる。

この日、昂輝は何度も私の中に子供が欲しい欲望を放出した。
いつもは昼間は建築設計の勉強会をするのに、2日間ずっとベッドの上で身体を重ね合わせてた。

それにより排卵日ではなかったのに、私は妊娠してしまった。

昂輝に気づかれないよう退職し、実家に逃げた。
大企業の次期社長とは結婚できない。
許されるはずはない。
親と瀬戸工を捨てて私と一緒になろうとしていた昂輝。
そんな事はさせられない。
共通の友人とも連絡を断ち、完全に昂輝との関係を切る事にした。

時間が経てば、昂輝は私以外の誰かに恋をし愛し大切にするはず。

福岡にある住宅機器メーカーTATAの御令嬢と深い仲になり、幸せな家庭を築いて欲しいと心から思った。



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