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俺はっ!(キャスバル)
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エリーゼが俺の部屋に来た。しかもドレス姿でっ!何て可愛いんだっ!あ~!こんなに可愛いとルークと婚姻するとか俺泣きそう。
さっきまで隣に座っててさ……可愛かった……我慢せずに膝の上に座らせれば良かった。いや、そんな事したらレイに怒られるな……
エリーゼはいつからがドレスを着る回数が減って、いや可愛いけどやっぱりドレス姿は特別なんだよ!やっぱりエリーゼは俺の可愛いお姫様なんだよ!
「あ~クソ!仕事が無ければ討伐のついでに織物の素材を採取してくるのに!」
「いい加減にして下さい。ほら、さっさと仕事して下さい。エリーゼ様達が帰って来たら、お迎えするんでしょ。気持ち良くお迎えして、楽しい時間を過ごすなら仕事を早く片付けてしまいましょうね。旦那様より少ないんですから、マシだと思って下さい。」
クッ!正論だ。何一つ間違って無い。父上より少ないなら、まぁ良い。
「そんなに父上は仕事があるのか?」
「キャスバル様の三倍はありますよ。少し回して貰いますか?」
「馬鹿言うな!冗談じゃないぞ!出迎える時にはいつも以上に素敵な兄上と思われるようにしておかないでどうする!」
エリーゼの自慢となるように身嗜みには気を付けているんだからな。可愛いお姫様には王子様と決まってる。その王子様の如くあり続けようと子供の頃に決めて生きてきたんだ、今更止めれるか!例え誰かのものになったとしても、別れるかも知れないしな!
「はいはい。では、程々に仕事して気持ち良くお迎えしましょうね。」
「分かった。あ~それにしても、明日の朝には行くのが……」
「愚痴を言うのは結構ですけど、仕事して下さい。」
大きく息を一つ吐いて、執務机について仕事を再開させる。
『キャス兄様♡』
甘いエリーゼの俺を呼ぶ声。思い出すだけで、顔がニヤケる。あれは反則だろう。
「ニヤニヤして気持ち悪いですよ。到底エリーゼ様には見せられませんね。」
「分かってるよ。俺のこんな顔はレイだけが知っていれば良いんだよ。」
「おや?私だけですか?」
「ああ。いずれ嫁いで来る婚約者殿に見せる必要は無いだろう。」
「フフッ……仕方ない方ですね。妻になる方に秘密を持つなんて。」
「秘密なんて、お互い様だろう。」
バサリと羊皮紙を束で手に取り仕事を再開する。チラリと目に入る束は山ほどあるし、増える一方なのは良く分かっている。
さっきまで隣に座っててさ……可愛かった……我慢せずに膝の上に座らせれば良かった。いや、そんな事したらレイに怒られるな……
エリーゼはいつからがドレスを着る回数が減って、いや可愛いけどやっぱりドレス姿は特別なんだよ!やっぱりエリーゼは俺の可愛いお姫様なんだよ!
「あ~クソ!仕事が無ければ討伐のついでに織物の素材を採取してくるのに!」
「いい加減にして下さい。ほら、さっさと仕事して下さい。エリーゼ様達が帰って来たら、お迎えするんでしょ。気持ち良くお迎えして、楽しい時間を過ごすなら仕事を早く片付けてしまいましょうね。旦那様より少ないんですから、マシだと思って下さい。」
クッ!正論だ。何一つ間違って無い。父上より少ないなら、まぁ良い。
「そんなに父上は仕事があるのか?」
「キャスバル様の三倍はありますよ。少し回して貰いますか?」
「馬鹿言うな!冗談じゃないぞ!出迎える時にはいつも以上に素敵な兄上と思われるようにしておかないでどうする!」
エリーゼの自慢となるように身嗜みには気を付けているんだからな。可愛いお姫様には王子様と決まってる。その王子様の如くあり続けようと子供の頃に決めて生きてきたんだ、今更止めれるか!例え誰かのものになったとしても、別れるかも知れないしな!
「はいはい。では、程々に仕事して気持ち良くお迎えしましょうね。」
「分かった。あ~それにしても、明日の朝には行くのが……」
「愚痴を言うのは結構ですけど、仕事して下さい。」
大きく息を一つ吐いて、執務机について仕事を再開させる。
『キャス兄様♡』
甘いエリーゼの俺を呼ぶ声。思い出すだけで、顔がニヤケる。あれは反則だろう。
「ニヤニヤして気持ち悪いですよ。到底エリーゼ様には見せられませんね。」
「分かってるよ。俺のこんな顔はレイだけが知っていれば良いんだよ。」
「おや?私だけですか?」
「ああ。いずれ嫁いで来る婚約者殿に見せる必要は無いだろう。」
「フフッ……仕方ない方ですね。妻になる方に秘密を持つなんて。」
「秘密なんて、お互い様だろう。」
バサリと羊皮紙を束で手に取り仕事を再開する。チラリと目に入る束は山ほどあるし、増える一方なのは良く分かっている。
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