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ある帝国侯爵家令嬢の年越しの夜(ラーラルーナ)
「もう、年の瀬なのね……」
真っ暗な夜景を僅かにカーテンを開けて見る。
「あーあ……前世だったら激アツで胸熱な萌同人読みながら年越し蕎麦食べてたのにな……」
ラーラルーナは一人、寝室で夜着にガウンを羽織ったままに誰に憚る事無く独り言を言っていた。
「テレビでカウントダウン流しながらお気にの山涼愛でたりしてさぁ……」
……発言内容は不謹慎極まりない気がする。(作者談)
ふぅ……と溜息をつき、カーテンを少し乱暴に閉める。
バサリという音を背にスタスタとベッドサイドのテーブルへと歩いてく。
サイドテーブルの上にはワインの瓶が置いてある。勿論、コルク栓は抜いてある。
グラスにコポコポと注ぎ、一気に煽る。
その姿は到底侯爵家令嬢というより、行き詰まって修羅場突入して入稿した後惰眠を貪った後の打ち上げでヤケ酒の如くアルコールを煽っている……そんなどこか刹那的な飲みっぷりだった。
「あー……生ルーク殿下見るのもシーズンまで無理だしなぁ……」
更に二杯、三杯とワインをグイグイ飲んでいく。
「プハーッ……あー……チーズとかあれば良いのに!クルミと干し肉がツマミとか萎えるわ!」
いらん事吠えてる……
更に飲み進める。
「チッ……仕方ない、我が婚約者殿をツマミに飲むか……」
まさか、その生ルーク殿下は豪勢に年越し蕎麦を啜り、天ぷらを思い切り食べていたとは思いもよらなかった。
ラーラルーナはベッドサイドテーブルの上に飾ってるキャスバルの絵姿を眺めニマニマと顔を緩ませ妄想の中へ旅立った……筈だったが、急に現実に引き戻され侍女を呼んだ。
「後二本ワインを持ってきて!」
侍女は何も言わずサッと消えるとワインを二本籠に入れて持ってくると、無言でラーラルーナに差し出した。
ラーラルーナも無言で受け取り、さっさと寝室に引き籠もった。
「あー……飲まなきゃやってらんないわよ!」
漢らしく干し肉を噛み千切りワインを煽る。
おおよそ侯爵家令嬢には見えない……
「リアル婚約者殿を見た暁には脳内に刻みつける……絶対に!」
……なんと恐ろしい……
誰も知らない今世のラーラルーナは様々な物に飢えている。
真っ暗な夜景を僅かにカーテンを開けて見る。
「あーあ……前世だったら激アツで胸熱な萌同人読みながら年越し蕎麦食べてたのにな……」
ラーラルーナは一人、寝室で夜着にガウンを羽織ったままに誰に憚る事無く独り言を言っていた。
「テレビでカウントダウン流しながらお気にの山涼愛でたりしてさぁ……」
……発言内容は不謹慎極まりない気がする。(作者談)
ふぅ……と溜息をつき、カーテンを少し乱暴に閉める。
バサリという音を背にスタスタとベッドサイドのテーブルへと歩いてく。
サイドテーブルの上にはワインの瓶が置いてある。勿論、コルク栓は抜いてある。
グラスにコポコポと注ぎ、一気に煽る。
その姿は到底侯爵家令嬢というより、行き詰まって修羅場突入して入稿した後惰眠を貪った後の打ち上げでヤケ酒の如くアルコールを煽っている……そんなどこか刹那的な飲みっぷりだった。
「あー……生ルーク殿下見るのもシーズンまで無理だしなぁ……」
更に二杯、三杯とワインをグイグイ飲んでいく。
「プハーッ……あー……チーズとかあれば良いのに!クルミと干し肉がツマミとか萎えるわ!」
いらん事吠えてる……
更に飲み進める。
「チッ……仕方ない、我が婚約者殿をツマミに飲むか……」
まさか、その生ルーク殿下は豪勢に年越し蕎麦を啜り、天ぷらを思い切り食べていたとは思いもよらなかった。
ラーラルーナはベッドサイドテーブルの上に飾ってるキャスバルの絵姿を眺めニマニマと顔を緩ませ妄想の中へ旅立った……筈だったが、急に現実に引き戻され侍女を呼んだ。
「後二本ワインを持ってきて!」
侍女は何も言わずサッと消えるとワインを二本籠に入れて持ってくると、無言でラーラルーナに差し出した。
ラーラルーナも無言で受け取り、さっさと寝室に引き籠もった。
「あー……飲まなきゃやってらんないわよ!」
漢らしく干し肉を噛み千切りワインを煽る。
おおよそ侯爵家令嬢には見えない……
「リアル婚約者殿を見た暁には脳内に刻みつける……絶対に!」
……なんと恐ろしい……
誰も知らない今世のラーラルーナは様々な物に飢えている。
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