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学園編
深き闇は知らぬ間に
しおりを挟む満月の朧げな青白い光が射す中、明かりも灯さずに。2人の男はチェスボードを囲っていた。そしてその周りを更にぐるりと囲うように、数十の人間が黙って立っている。
「あ~あ~使えねぇ駒ばっかだなァ」
「そうか?駒以上によぉ……」
煙草の煙が月光を捕らえ、ぼんやりとした明るみが宙を漂う。光に寄せ付けられたのか、羽虫が男の頭上付近で不快な音を立てていた。男はそれを、音も無く潰す。
「虫が多いんだよ、虫が」
苛立ったような声に、嘲りの笑いが被る。
「それは同感だな。鬱陶しいのなんのって」
駒を動かす単調な音が響く中、片方の男はその口元に笑みを浮かべた。ニヤリ、という嫌な笑みを。
「確かに、使えねぇ駒も多いが……」
「あっ、テメェいつの間に!」
「チェックメイトだ」
「チッ……!3連敗かよ!」
悔しがる男と、嗤う男。
嗤う男は笑ったまま、掌を広げる。
「使える駒は、使わねぇとなぁ?」
その掌からは、やはり音も無く。
潰された羽虫の死骸が床に落ちていった。
「この間の次期公爵サマはまぁまぁ役に立ちそうだったんだがなぁ……」
「あ~…ありゃあ残念だったよなァ」
「はは、まぁ変えは効く」
「変え駒…あぁ、あの坊ちゃんか」
「あいつは使えるだろうよ……」
もう男の顔に、悔しさの影は宿っていない。
2人揃って、やけに白い歯を見せて、笑いあっていた。
「この間は、例の嬢ちゃんがやってくれたからなぁ…。でも次は…」
「いくらあの嬢ちゃんでも、あの坊ちゃんにゃあ簡単には手出しできんだろうからなぁ」
「お前らも、そう思うだろ?」
ケタケタと壊れた人形のように嗤う男達に異を唱えるものは誰1人いない。それどころか、その瞳に意志を宿している者すら…いない。
「その通りです、教祖様」
「仰る通りです教祖様」
「信じております教祖様」
「ついて行きます教祖様」
芝居の三文役者のように。
決められた台詞を唱えるように。
数十人は口々に同意を示した。
「そうかそうかぁ。お前らもキリキリ動いてくれよぉ…??」
「この中に、使える駒はどれだけ残ってるんだかなぁ~~」
嫌な笑みを浮かべる男2人の更に外側。
2人を囲むようにして並ぶ人間の足元には。
剥き出しコンクリートの床がちらりとも見えないほどに、赤茶色の小ぶりの薬瓶がゴロゴロと転がっている。
「ま、何はともあれ…」
「俺たちが正しい…そうだろぉ?」
その問いかけは、最早問いかけですら無く。
「その通りです、教祖様」
「仰る通りです教祖様」
「信じております教祖様」
「ついて行きます教祖様」
2人分の笑い声が、闇夜に溶けた。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
そろそろ伏線を、ということで伏線をばら撒きました。(*・ω・)ノバラバラ~
本編がシリアスだったのであとがきでふざけようと思います水瀬です。
この作品は乙女ゲームの世界という事なんですけど…私、乙女ゲーム原作のアニメ大体知ってるかつ見てるんですね。←おかしい。
(勿論今期のやつも見てますww妨害さんルートの)
それで思ったんですけど、長髪&マフラーに和服はダメですよ。
何ですかあれは。殺す気ですかね。
しかもですよ。なんで揃いも揃って白マフラー巻くんですかねぇ全く。殺す気ですかね。
マフラーのせいで色気がやばいんですよ、色気が。
殺す気ですよね。
しかも私、どう言うわけか長髪&マフラーに和服なキャラを絶対に好きになるんですよね。所謂推しキャラですよ、推しキャラ。
どうしてでしょうねぇ、さっっぱりわかりません。
と言うわけで私、生まれ変わったら乙女ゲームのモブでもヒロインでも悪役でも無く、ヒーローのマフラーになりたいです。
ちょっと、どなたですか私を白い目で見るのはw
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