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まぶたを薄っすらと開けた瞬間、視界に入ったのは奇麗な赤色。
左手の小指に結ばれた赤い糸に、一瞬で眠気が吹っ飛び、心臓がドクリと跳ねた。
「な、なんじゃこりゃー!!」
勢いよく席を立てば、目を三角にした先生と目が合う。
シャーペンを片手に固まった生徒の視線も、突然叫び声を上げた俺に釘付けだった。
そういえば、今は授業中だっけ。
「す、すみません」
慌てて席について、自分の小指に絡まった赤い糸をまじまじと見つめた。
俺が居眠りをしている間に、誰かが結んだのだろうか。
辺りを見渡すけど、俺の周りにはガリ勉タイプしかいないから、いたずらをされたとは到底思えない。
黒板に書かれた数式より、俺の小指に絡まった糸の謎が難関すぎて、頭を抱えた。
左手の小指に結ばれた赤い糸に、一瞬で眠気が吹っ飛び、心臓がドクリと跳ねた。
「な、なんじゃこりゃー!!」
勢いよく席を立てば、目を三角にした先生と目が合う。
シャーペンを片手に固まった生徒の視線も、突然叫び声を上げた俺に釘付けだった。
そういえば、今は授業中だっけ。
「す、すみません」
慌てて席について、自分の小指に絡まった赤い糸をまじまじと見つめた。
俺が居眠りをしている間に、誰かが結んだのだろうか。
辺りを見渡すけど、俺の周りにはガリ勉タイプしかいないから、いたずらをされたとは到底思えない。
黒板に書かれた数式より、俺の小指に絡まった糸の謎が難関すぎて、頭を抱えた。
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