83 / 92
レンヴァル村の戦い
風の伝説1
しおりを挟む
幕舎に足を踏み入れた瞬間、アルパスターの鋭い視線がガヌロンを見据えた。
空気は張り詰め、薄暗い灯火が2人の顔を照らす。
アルパスターは、口早に切り出した。
「すまんガヌロン、遅くなった。早速だが、話を聞こう」
ガヌロンは一瞬たじろいだが直ぐに姿勢を正し、慎重に言葉を選ぶ。
「はっ……しかし、ネイア殿に話を聞かれても大丈夫ですか? ホワイト・ティアラ隊の隊長だとしても、戦闘には関与しない部隊の長です。できるだけ、内密にしたいのですが……」
アルパスターは片眉を上げ、落ち着いた声で答える。
「ホワイト・ティアラ隊には、智美の関係者もいる。航太や絵美にも、説明は必要になってくる。構わん、話を続けてくれ。智美が、ロキに捕らわれているという話だが……詳細を教えてくれ」
ガヌロンは静かに頷き、折り畳まれた一枚の手紙を差し出す。
アルパスターはそれを手に取り、深呼吸をして心を落ち着けながらゆっくりと広げる。
手紙の文面は簡潔で、冷たくも誠実な印象を与えた。
『水のMyth Knightを預かっている。レンヴァル村にて、引き渡しを行いたい。条件はただ1つ、引き渡しの際は1人で来ること。それ以外は求めない。我々も女性の捕虜を長く預かるのは本意ではない。速やかな引き渡しを望む』
アルパスターは手紙を読み終えると、怪訝そうな顔を上げガヌロンに視線を向ける。
「これは……どう思う? 文面通りに受け取れば、1人で行けば捕虜は無条件で解放してくれるという事だろう。だが、1人で敵の部隊の真っ只中に行けというのは……」
ガヌロンは一瞬考え込み、低い声で答えた。
「罠の可能性は、当然考慮すべきです。しかし、ロキの部隊はヨトゥン軍の中でも紳士的と評判です。彼の言葉を信じるなら、素直に応じれば智美殿を無事に取り戻せるかもしれません。確かに、1人で捕虜を迎えに行ける猛者がいれば……の、話ですが」
アルパスターは顎に手を当て、深く考え込む。
智美の命が、かかっている。
貴重な神剣使い……水のMyth Knightだ。
優先順位は、間違いなく高い。
一歩間違えれば、貴重な戦力である智美を永遠に失うかもしれないのだ。
そして作戦の失敗は、航太と絵美の離反に繋がる可能性もある。
とにかく慎重に、かつ必ず成功させなければならない。
手紙の文面は一見誠実だが、どうしても引っ掛かる。
「引き渡しの際は、1人で来ること」
なぜ、わざわざ「引き渡しの際」と限定しているのか?
その意図が、読めない。
「捕虜の引き渡しを、受けるしかないでしょうね。文面通りに受け取れば、引き渡し以外の時は1人じゃなくていいはず」
ガヌロンはレンヴァル村の地図を見ながら、続ける。
「1人で来るという条件さえ守れば、レンヴァル村に部隊を配置しても問題はないはず。ならば、やりようはあります」
アルパスターは手紙を握りしめ、ロキの真意を読み解こうと頭を巡らせた。
だが、文面に隠された意図はあまりにも曖昧である。
危険の匂いを感じつつも、ガヌロンの提案にも一理あると思えた。
アルパスターが思案している中、幕舎の幕が勢いよく開く。
息を荒げた兵が、激しい足音を響かせ入ってくる。
「何事だ! 大事な会議中だぞ!」
ガヌロンが、咄嗟に声を荒げた。
入ってきた兵士は息を切らし、額に汗を浮かべている。
「申し訳ありません! しかし、レンヴァル村でヨトゥン兵が暴れているとの報が入りました! 戦火が広がっているようです! 村人達にも、被害が……」
その言葉に、アルパスターとガヌロンの視線が交錯した。
その場の空気が、一瞬にして凍りつく。
「どういう事だ? ヨトゥン領で、ヨトゥン兵が暴れている? 人間の村とはいえ、自国の民だぞ!」
アルパスターの声には、苛立ちと困惑が混じる。
「将軍の言う通り、レンヴァル村はヨトゥン領とはいえ人間しか住んでいない村です。それに、捕虜受け渡しの指定された地でもあります。何かあると、考えて動くしかないでしょう。そして、連戦で我が軍の兵は疲弊しています。鎮圧部隊を送るなら、捕虜のことも考慮し少数精鋭がいいかと。受け渡しの機会を、失う事になりかねません」
アルパスターは、無意識に隣に座るネイアに視線を向けた。
ネイアは神妙な面持ちで頷き、静かに立ち上がる。
「ホワイト・ティアラ隊も、準備を進めます。村人の治療が必要になるかもしれないし、ヨトゥン兵との戦闘も覚悟する必要があるでしょう。少数精鋭となれば、航太やゼークの力が必要になるでしょうから私から伝えておきます」
「分かった。だが、この件は内密に頼む。慎重に事を運ばねばならん」
アルパスターの声は重く、決意に満ちていた。
ネイアはガヌロンに一礼し、幕舎の外へと出る。
そこには、1人の男が待っていた。
パーカーのフードを深く被り、顔を隠したその男が静かに口を開く。
「ネイアさん、俺が行きます。話を聞く限り、部隊を動かせば捕虜が危険に晒される。1人で行って、レンヴァル村を救ってみせます。村人を1人でも多く救い、顔を見た敵は、必ず仕留める。その覚悟で……戦ってきます」
ネイアは男の決意を感じ取り、静かに頷く。
「あなたは、これからの戦いに欠かせない人。でも、ホワイト・ティアラ隊にとっても大切な存在なの。命も心も、無駄にしないで。必ず、生きて帰ってきなさい。隊長命令です」
男は深く頭を下げ、夜の闇の中へと消える。
その背中を見送りながら、ネイアの隣に歩み寄ったアルパスターが呟く。
「彼なら、大丈夫だ。戦う力も、心の強さも持っている。夜の闇が彼の秘密を隠し、レンヴァル村を救ってくれる。風の剣が、伝説となるだろうな」
ネイアは小さく頷き、囁くように言った。
「その力は、信じているわ。でも、彼は優しすぎるの。無理に力を使い過ぎてしまわないか……それだけが、心配なの」
アルパスターは、ネイアの言葉に静かに同意する。
「だが……救えるのに守れないまま待つより、ずっとましだ。今回は、自分の手で守れるのだからな」
その声は、夜の闇に溶けるように消えていった。
レンヴァル村の空は血のように赤く染まり、戦火の炎が天を焦がす。
村人の叫びが響き、ヨトゥン兵の咆哮が轟く。
そんな中、小柄な騎士は運命に立ち向かう。
夜の彼方で、星々が静かに瞬く。
小柄な騎士の戦いは、歴史に刻まれる伝説の第一歩となるだろう。
闇を裂き、希望を掴むために。
彼の剣が……
彼の瞳が……
彼の翼が……
運命の歯車を打ち砕く時がきた事を、予感させていた……
空気は張り詰め、薄暗い灯火が2人の顔を照らす。
アルパスターは、口早に切り出した。
「すまんガヌロン、遅くなった。早速だが、話を聞こう」
ガヌロンは一瞬たじろいだが直ぐに姿勢を正し、慎重に言葉を選ぶ。
「はっ……しかし、ネイア殿に話を聞かれても大丈夫ですか? ホワイト・ティアラ隊の隊長だとしても、戦闘には関与しない部隊の長です。できるだけ、内密にしたいのですが……」
アルパスターは片眉を上げ、落ち着いた声で答える。
「ホワイト・ティアラ隊には、智美の関係者もいる。航太や絵美にも、説明は必要になってくる。構わん、話を続けてくれ。智美が、ロキに捕らわれているという話だが……詳細を教えてくれ」
ガヌロンは静かに頷き、折り畳まれた一枚の手紙を差し出す。
アルパスターはそれを手に取り、深呼吸をして心を落ち着けながらゆっくりと広げる。
手紙の文面は簡潔で、冷たくも誠実な印象を与えた。
『水のMyth Knightを預かっている。レンヴァル村にて、引き渡しを行いたい。条件はただ1つ、引き渡しの際は1人で来ること。それ以外は求めない。我々も女性の捕虜を長く預かるのは本意ではない。速やかな引き渡しを望む』
アルパスターは手紙を読み終えると、怪訝そうな顔を上げガヌロンに視線を向ける。
「これは……どう思う? 文面通りに受け取れば、1人で行けば捕虜は無条件で解放してくれるという事だろう。だが、1人で敵の部隊の真っ只中に行けというのは……」
ガヌロンは一瞬考え込み、低い声で答えた。
「罠の可能性は、当然考慮すべきです。しかし、ロキの部隊はヨトゥン軍の中でも紳士的と評判です。彼の言葉を信じるなら、素直に応じれば智美殿を無事に取り戻せるかもしれません。確かに、1人で捕虜を迎えに行ける猛者がいれば……の、話ですが」
アルパスターは顎に手を当て、深く考え込む。
智美の命が、かかっている。
貴重な神剣使い……水のMyth Knightだ。
優先順位は、間違いなく高い。
一歩間違えれば、貴重な戦力である智美を永遠に失うかもしれないのだ。
そして作戦の失敗は、航太と絵美の離反に繋がる可能性もある。
とにかく慎重に、かつ必ず成功させなければならない。
手紙の文面は一見誠実だが、どうしても引っ掛かる。
「引き渡しの際は、1人で来ること」
なぜ、わざわざ「引き渡しの際」と限定しているのか?
その意図が、読めない。
「捕虜の引き渡しを、受けるしかないでしょうね。文面通りに受け取れば、引き渡し以外の時は1人じゃなくていいはず」
ガヌロンはレンヴァル村の地図を見ながら、続ける。
「1人で来るという条件さえ守れば、レンヴァル村に部隊を配置しても問題はないはず。ならば、やりようはあります」
アルパスターは手紙を握りしめ、ロキの真意を読み解こうと頭を巡らせた。
だが、文面に隠された意図はあまりにも曖昧である。
危険の匂いを感じつつも、ガヌロンの提案にも一理あると思えた。
アルパスターが思案している中、幕舎の幕が勢いよく開く。
息を荒げた兵が、激しい足音を響かせ入ってくる。
「何事だ! 大事な会議中だぞ!」
ガヌロンが、咄嗟に声を荒げた。
入ってきた兵士は息を切らし、額に汗を浮かべている。
「申し訳ありません! しかし、レンヴァル村でヨトゥン兵が暴れているとの報が入りました! 戦火が広がっているようです! 村人達にも、被害が……」
その言葉に、アルパスターとガヌロンの視線が交錯した。
その場の空気が、一瞬にして凍りつく。
「どういう事だ? ヨトゥン領で、ヨトゥン兵が暴れている? 人間の村とはいえ、自国の民だぞ!」
アルパスターの声には、苛立ちと困惑が混じる。
「将軍の言う通り、レンヴァル村はヨトゥン領とはいえ人間しか住んでいない村です。それに、捕虜受け渡しの指定された地でもあります。何かあると、考えて動くしかないでしょう。そして、連戦で我が軍の兵は疲弊しています。鎮圧部隊を送るなら、捕虜のことも考慮し少数精鋭がいいかと。受け渡しの機会を、失う事になりかねません」
アルパスターは、無意識に隣に座るネイアに視線を向けた。
ネイアは神妙な面持ちで頷き、静かに立ち上がる。
「ホワイト・ティアラ隊も、準備を進めます。村人の治療が必要になるかもしれないし、ヨトゥン兵との戦闘も覚悟する必要があるでしょう。少数精鋭となれば、航太やゼークの力が必要になるでしょうから私から伝えておきます」
「分かった。だが、この件は内密に頼む。慎重に事を運ばねばならん」
アルパスターの声は重く、決意に満ちていた。
ネイアはガヌロンに一礼し、幕舎の外へと出る。
そこには、1人の男が待っていた。
パーカーのフードを深く被り、顔を隠したその男が静かに口を開く。
「ネイアさん、俺が行きます。話を聞く限り、部隊を動かせば捕虜が危険に晒される。1人で行って、レンヴァル村を救ってみせます。村人を1人でも多く救い、顔を見た敵は、必ず仕留める。その覚悟で……戦ってきます」
ネイアは男の決意を感じ取り、静かに頷く。
「あなたは、これからの戦いに欠かせない人。でも、ホワイト・ティアラ隊にとっても大切な存在なの。命も心も、無駄にしないで。必ず、生きて帰ってきなさい。隊長命令です」
男は深く頭を下げ、夜の闇の中へと消える。
その背中を見送りながら、ネイアの隣に歩み寄ったアルパスターが呟く。
「彼なら、大丈夫だ。戦う力も、心の強さも持っている。夜の闇が彼の秘密を隠し、レンヴァル村を救ってくれる。風の剣が、伝説となるだろうな」
ネイアは小さく頷き、囁くように言った。
「その力は、信じているわ。でも、彼は優しすぎるの。無理に力を使い過ぎてしまわないか……それだけが、心配なの」
アルパスターは、ネイアの言葉に静かに同意する。
「だが……救えるのに守れないまま待つより、ずっとましだ。今回は、自分の手で守れるのだからな」
その声は、夜の闇に溶けるように消えていった。
レンヴァル村の空は血のように赤く染まり、戦火の炎が天を焦がす。
村人の叫びが響き、ヨトゥン兵の咆哮が轟く。
そんな中、小柄な騎士は運命に立ち向かう。
夜の彼方で、星々が静かに瞬く。
小柄な騎士の戦いは、歴史に刻まれる伝説の第一歩となるだろう。
闇を裂き、希望を掴むために。
彼の剣が……
彼の瞳が……
彼の翼が……
運命の歯車を打ち砕く時がきた事を、予感させていた……
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
チート魔力はお金のために使うもの~守銭奴転移を果たした俺にはチートな仲間が集まるらしい~
桜桃-サクランボ-
ファンタジー
金さえあれば人生はどうにでもなる――そう信じている二十八歳の守銭奴、鏡谷知里。
交通事故で意識が朦朧とする中、目を覚ますと見知らぬ異世界で、目の前には見たことがないドラゴン。
そして、なぜか“チート魔力持ち”になっていた。
その莫大な魔力は、もともと自分が持っていた付与魔力に、封印されていた冒険者の魔力が重なってしまった結果らしい。
だが、それが不幸の始まりだった。
世界を恐怖で支配する集団――「世界を束ねる管理者」。
彼らに目をつけられてしまった知里は、巻き込まれたくないのに狙われる羽目になってしまう。
さらに、人を疑うことを知らない純粋すぎる二人と行動を共にすることになり、望んでもいないのに“冒険者”として動くことになってしまった。
金を稼ごうとすれば邪魔が入り、巻き込まれたくないのに事件に引きずられる。
面倒ごとから逃げたい守銭奴と、世界の頂点に立つ管理者。
本来交わらないはずの二つが、過去の冒険者の残した魔力によってぶつかり合う、異世界ファンタジー。
※小説家になろう・カクヨムでも更新中
※表紙:あニキさん
※ ※がタイトルにある話に挿絵アリ
※月、水、金、更新予定!
生贄の少女と異世界ぐらしwith 持ち物一つ
青樹春夜
ファンタジー
俺の部屋にあるもので異世界生活?高校生の俺の部屋にはマンガ・ゲーム・趣味の物プラス学用品・服・ベッド…。生贄の金髪碧眼少女と一緒に村を立て直すとこから始まる救世主生活!だけど特にスキルがついている気がしない⁈あっ…転生じゃないから?
1話1話は短いです。ぜひどうぞ!
このお話の中には生活用品で魔物と戦うシーンが含まれますが、その行為を推奨するものではありません。良い子も悪い子も真似しないようお願い致します。
主人公ヒロキ……17才。
現実世界でつまづき、ある理由によって異世界に呼ばれたヒロキは、その世界で優しさと強さを手に入れる——。
※数字の表記について——一から九までを漢字表記。それ以上は見やすくアラビア数字で表記しています。
※他サイトでも公開中。
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる