14 / 63
2.捨てたのか、捨てられたのか
ヴィクトワールの最後の希望
しおりを挟む
今の王、ヘンリーは神殿の……叔父の操り人形だった。
今度は、マクレガー将軍がノア利用するのか、という痛烈な批判は彼に届いたようだ。
マクレガー将軍はそれでもなにか言おうと口を開いたが、やがて額に手を当てて沈黙した。
「…………それでも。私はヴィクトワールの民として、ノア殿下に王になっていただきたい。そうでもしなければ、民の手で革命が起き、その騒動に乗じてアルカーナに攻め込まれるろだう。我が国は、アルカーナの従属国となる」
「それは……」
確かに、それも彼の言う通りだ。
民の指揮を取れるだけの人物は、今ヴィクトワールにおいてノア以外にいない。
先代の弟──エイダン・リップスは、王権の簒奪を目論んで神殿に属している。
このままいけば、エイダンが次期王になるか、あるいはマクレガー将軍が言ったとおり混乱に乗じてアルカーナが攻め込んでくるか……。
もし後者であれば、それを迎撃するだけの力は、今のヴィクトワールにはない。
エイダンが王になったとしても、神殿の最終的な目的は最高権力を得ることだ。
すなわち、王家の乗っ取り。
エイダンはヘンリーのように傀儡の王となるか、逆らうようなら消されるだけだろう。
神殿の言うことを聞くとしても、都合が悪くなければ身代わりとして、彼を売るはずだ。
今回の、ヘンリーのように。
どちらに転んでも、ヴィクトワールに未来は無い……。
くちびるを噛む私に、マクレガー将軍が弱りきった声で言った。
「私も、苦肉の策なのです。もはや、ノア殿下はヴィクトワールの最後の希望。ノア殿下だけが、頼みの綱なのです……」
「……だとしても。ノアの意思を無視していい理由にはならない」
「革命が無事成し遂げられたら、ノア殿下に謁見なさいませ。それまで、伏せておくのです。ただ、それだけで構いません。ですから、どうか」
「…………」
マクレガー将軍の言葉も、痛いほどよく分かる。
彼は、ヴィクトワールの民として、この国を愛する国民のひとりとして、切に願っているのだろう。
今の王朝の存続。
神殿の排除。
守旧派筆頭が負けた以上、もう頼りになるのはノアだけだ。
……もちろん、マクレガー将軍の気持ちも分かる。
分かる、のだけど。
「ノアに会わせてください」
「シャリゼ妃……」
マクレガー将軍は、悲愴な顔をした。
理解を得られなかったと、そう思っているのだろう。
彼の誤解を解きたくて、私は首を横に振る。
「誤解しないで。私は、ノアにこの国を捨ててほしいわけじゃない。私も……いえ、私だって、ヴィクトワールが大事よ。だからこそ、私は生涯を捧げて……」
その続きは、言葉にならなかった。
何を言っても、私は敗者で、政争に敗れたことには変わりない。
言葉を呑んで、私は代わりに言った。
「もし、彼が自らの手でこの国を変えたいと……そう望むのであれば、私も精一杯、彼を助けようと思います」
「……もし、ノア殿下が国を捨てると言ったら」
「……そしたら、その時はその時。少なくとも私には、剣を振るって立ち上がれ、なんて言えない。神殿の情報操作に負け、王に処刑されることとなった、私には」
「……シャリゼ妃」
マクレガー将軍は、気遣わしげな瞳を向けた。
彼は、先程の発言──
『政争に敗れ、逃げるあなたと同じように』と口にしたことを悔やんでいるのが分かった。
それを察した私は、肩を竦めて彼に言う。
「気にしなくていいわ。あなたの言うとおり、私は政争に敗れ、逃げ出した。何を言っても、負け犬の遠吠えに過ぎない。……あなたの言うことは正しいわ」
私は、淡々と言葉を続けた。
ノアと私の醜聞が明るみになって、ノアが辺境の地、ウーティスに向かわされることになった時。
迷わず、ノアについていくと宣言したのはマクレガー将軍だけだった。
ノアにつく、なんて言ったらヘンリーに睨まれるのはわかっていたはずなのに。
それでも、彼は断言し、ノアと共にウーティスへと向かった。
彼がいたからこそ、アルカーナとの小競り合いもヴィクトワール有利で一時休戦まで持ち込めたのだ。
ノアにとっても、私にとっても、彼は恩人だ。
マクレガー将軍は、冷静で、正しい選択をしている。
後世、彼の選択は【正しかった】と評価されることだろう。
もし、彼の言った通り、私の生存を知ったノアが油断して、その隙を狙われて彼が命を落としたら。
もし、彼の言った通り、私の生存を知ったノアが、国を見限ることを選んだら。
ヴィクトワールの歴史は、そこで終わる。
エイダンが王になったところで結果は見えているし、アルカーナの従属国になっても、王朝は滅びを迎えることになるだろう。
全て想像に過ぎない例え話だけど、どう転んでもおかしくないのだ。
少しの懸念も潰しておきたい──彼の気持ちは、よくわかる。痛いほどに。
「だけど」
私は、言葉を続けた。
「正しさは、時としてひとのこころを傷つけるわ」
正論が、いつだって正しいとは限らない。
こと、ひとの気持ちの面においては。
「あなたは……後から私の生存を知ったノアがどう思うかよりも、ヴィクトワールの歴史を存続させることを選んだ。それは、正しいことなのだと思う。でも……きっと、ノアは傷つくわ。私がどう、とかそれよりも。あなたが、信じてくれなかったことに対して。あなたは、彼の信頼を失うことになる」
「…………」
「ノアは、そんなに弱い子ではないわ。それは……マクレガー将軍。あなたも、よく知っているはずよ」
マクレガー将軍は、深く沈黙した。
私は、静かにまた、彼に問いかけた。
「ノアに会わせて。……お願い」
彼はしばらく黙り込んでいたが──やがて、頷いた。
今度は、マクレガー将軍がノア利用するのか、という痛烈な批判は彼に届いたようだ。
マクレガー将軍はそれでもなにか言おうと口を開いたが、やがて額に手を当てて沈黙した。
「…………それでも。私はヴィクトワールの民として、ノア殿下に王になっていただきたい。そうでもしなければ、民の手で革命が起き、その騒動に乗じてアルカーナに攻め込まれるろだう。我が国は、アルカーナの従属国となる」
「それは……」
確かに、それも彼の言う通りだ。
民の指揮を取れるだけの人物は、今ヴィクトワールにおいてノア以外にいない。
先代の弟──エイダン・リップスは、王権の簒奪を目論んで神殿に属している。
このままいけば、エイダンが次期王になるか、あるいはマクレガー将軍が言ったとおり混乱に乗じてアルカーナが攻め込んでくるか……。
もし後者であれば、それを迎撃するだけの力は、今のヴィクトワールにはない。
エイダンが王になったとしても、神殿の最終的な目的は最高権力を得ることだ。
すなわち、王家の乗っ取り。
エイダンはヘンリーのように傀儡の王となるか、逆らうようなら消されるだけだろう。
神殿の言うことを聞くとしても、都合が悪くなければ身代わりとして、彼を売るはずだ。
今回の、ヘンリーのように。
どちらに転んでも、ヴィクトワールに未来は無い……。
くちびるを噛む私に、マクレガー将軍が弱りきった声で言った。
「私も、苦肉の策なのです。もはや、ノア殿下はヴィクトワールの最後の希望。ノア殿下だけが、頼みの綱なのです……」
「……だとしても。ノアの意思を無視していい理由にはならない」
「革命が無事成し遂げられたら、ノア殿下に謁見なさいませ。それまで、伏せておくのです。ただ、それだけで構いません。ですから、どうか」
「…………」
マクレガー将軍の言葉も、痛いほどよく分かる。
彼は、ヴィクトワールの民として、この国を愛する国民のひとりとして、切に願っているのだろう。
今の王朝の存続。
神殿の排除。
守旧派筆頭が負けた以上、もう頼りになるのはノアだけだ。
……もちろん、マクレガー将軍の気持ちも分かる。
分かる、のだけど。
「ノアに会わせてください」
「シャリゼ妃……」
マクレガー将軍は、悲愴な顔をした。
理解を得られなかったと、そう思っているのだろう。
彼の誤解を解きたくて、私は首を横に振る。
「誤解しないで。私は、ノアにこの国を捨ててほしいわけじゃない。私も……いえ、私だって、ヴィクトワールが大事よ。だからこそ、私は生涯を捧げて……」
その続きは、言葉にならなかった。
何を言っても、私は敗者で、政争に敗れたことには変わりない。
言葉を呑んで、私は代わりに言った。
「もし、彼が自らの手でこの国を変えたいと……そう望むのであれば、私も精一杯、彼を助けようと思います」
「……もし、ノア殿下が国を捨てると言ったら」
「……そしたら、その時はその時。少なくとも私には、剣を振るって立ち上がれ、なんて言えない。神殿の情報操作に負け、王に処刑されることとなった、私には」
「……シャリゼ妃」
マクレガー将軍は、気遣わしげな瞳を向けた。
彼は、先程の発言──
『政争に敗れ、逃げるあなたと同じように』と口にしたことを悔やんでいるのが分かった。
それを察した私は、肩を竦めて彼に言う。
「気にしなくていいわ。あなたの言うとおり、私は政争に敗れ、逃げ出した。何を言っても、負け犬の遠吠えに過ぎない。……あなたの言うことは正しいわ」
私は、淡々と言葉を続けた。
ノアと私の醜聞が明るみになって、ノアが辺境の地、ウーティスに向かわされることになった時。
迷わず、ノアについていくと宣言したのはマクレガー将軍だけだった。
ノアにつく、なんて言ったらヘンリーに睨まれるのはわかっていたはずなのに。
それでも、彼は断言し、ノアと共にウーティスへと向かった。
彼がいたからこそ、アルカーナとの小競り合いもヴィクトワール有利で一時休戦まで持ち込めたのだ。
ノアにとっても、私にとっても、彼は恩人だ。
マクレガー将軍は、冷静で、正しい選択をしている。
後世、彼の選択は【正しかった】と評価されることだろう。
もし、彼の言った通り、私の生存を知ったノアが油断して、その隙を狙われて彼が命を落としたら。
もし、彼の言った通り、私の生存を知ったノアが、国を見限ることを選んだら。
ヴィクトワールの歴史は、そこで終わる。
エイダンが王になったところで結果は見えているし、アルカーナの従属国になっても、王朝は滅びを迎えることになるだろう。
全て想像に過ぎない例え話だけど、どう転んでもおかしくないのだ。
少しの懸念も潰しておきたい──彼の気持ちは、よくわかる。痛いほどに。
「だけど」
私は、言葉を続けた。
「正しさは、時としてひとのこころを傷つけるわ」
正論が、いつだって正しいとは限らない。
こと、ひとの気持ちの面においては。
「あなたは……後から私の生存を知ったノアがどう思うかよりも、ヴィクトワールの歴史を存続させることを選んだ。それは、正しいことなのだと思う。でも……きっと、ノアは傷つくわ。私がどう、とかそれよりも。あなたが、信じてくれなかったことに対して。あなたは、彼の信頼を失うことになる」
「…………」
「ノアは、そんなに弱い子ではないわ。それは……マクレガー将軍。あなたも、よく知っているはずよ」
マクレガー将軍は、深く沈黙した。
私は、静かにまた、彼に問いかけた。
「ノアに会わせて。……お願い」
彼はしばらく黙り込んでいたが──やがて、頷いた。
2,313
あなたにおすすめの小説
将来を誓い合った王子様は聖女と結ばれるそうです
きぬがやあきら
恋愛
「聖女になれなかったなりそこない。こんなところまで追って来るとはな。そんなに俺を忘れられないなら、一度くらい抱いてやろうか?」
5歳のオリヴィエは、神殿で出会ったアルディアの皇太子、ルーカスと恋に落ちた。アルディア王国では、皇太子が代々聖女を妻に迎える慣わしだ。しかし、13歳の選別式を迎えたオリヴィエは、聖女を落選してしまった。
その上盲目の知恵者オルガノに、若くして命を落とすと予言されたオリヴィエは、せめてルーカスの傍にいたいと、ルーカスが団長を務める聖騎士への道へと足を踏み入れる。しかし、やっとの思いで再開したルーカスは、昔の約束を忘れてしまったのではと錯覚するほど冷たい対応で――?
【完結】以上をもちまして、終了とさせていただきます
楽歩
恋愛
異世界から王宮に現れたという“女神の使徒”サラ。公爵令嬢のルシアーナの婚約者である王太子は、簡単に心奪われた。
伝承に語られる“女神の使徒”は時代ごとに現れ、国に奇跡をもたらす存在と言われている。婚約解消を告げる王、口々にルシアーナの処遇を言い合う重臣。
そんな混乱の中、ルシアーナは冷静に状況を見据えていた。
「王妃教育には、国の内部機密が含まれている。君がそれを知ったまま他家に嫁ぐことは……困難だ。女神アウレリア様を祀る神殿にて、王家の監視のもと、一生を女神に仕えて過ごすことになる」
神殿に閉じ込められて一生を過ごす? 冗談じゃないわ。
「お話はもうよろしいかしら?」
王族や重臣たち、誰もが自分の思惑通りに動くと考えている中で、ルシアーナは静かに、己の存在感を突きつける。
※39話、約9万字で完結予定です。最後までお付き合いいただけると嬉しいですm(__)m
旦那様、離婚しましょう ~私は冒険者になるのでご心配なくっ~
榎夜
恋愛
私と旦那様は白い結婚だ。体の関係どころか手を繋ぐ事もしたことがない。
ある日突然、旦那の子供を身籠ったという女性に離婚を要求された。
別に構いませんが......じゃあ、冒険者にでもなろうかしら?
ー全50話ー
【完結】「神様、辞めました〜竜神の愛し子に冤罪を着せ投獄するような人間なんてもう知らない」
まほりろ
恋愛
王太子アビー・シュトースと聖女カーラ・ノルデン公爵令嬢の結婚式当日。二人が教会での誓いの儀式を終え、教会の扉を開け外に一歩踏み出したとき、国中の壁や窓に不吉な文字が浮かび上がった。
【本日付けで神を辞めることにした】
フラワーシャワーを巻き王太子と王太子妃の結婚を祝おうとしていた参列者は、突然現れた文字に驚きを隠せず固まっている。
国境に壁を築きモンスターの侵入を防ぎ、結界を張り国内にいるモンスターは弱体化させ、雨を降らせ大地を潤し、土地を豊かにし豊作をもたらし、人間の体を強化し、生活が便利になるように魔法の力を授けた、竜神ウィルペアトが消えた。
人々は三カ月前に冤罪を着せ、|罵詈雑言《ばりぞうごん》を浴びせ、石を投げつけ投獄した少女が、本物の【竜の愛し子】だと分かり|戦慄《せんりつ》した。
「Copyright(C)2021-九頭竜坂まほろん」
アルファポリスに先行投稿しています。
表紙素材はあぐりりんこ様よりお借りしております。
2021/12/13、HOTランキング3位、12/14総合ランキング4位、恋愛3位に入りました! ありがとうございます!
【完結】赤ちゃんが生まれたら殺されるようです
白崎りか
恋愛
もうすぐ赤ちゃんが生まれる。
ドレスの上から、ふくらんだお腹をなでる。
「はやく出ておいで。私の赤ちゃん」
ある日、アリシアは見てしまう。
夫が、ベッドの上で、メイドと口づけをしているのを!
「どうして、メイドのお腹にも、赤ちゃんがいるの?!」
「赤ちゃんが生まれたら、私は殺されるの?」
夫とメイドは、アリシアの殺害を計画していた。
自分たちの子供を跡継ぎにして、辺境伯家を乗っ取ろうとしているのだ。
ドラゴンの力で、前世の記憶を取り戻したアリシアは、自由を手に入れるために裁判で戦う。
※1話と2話は短編版と内容は同じですが、設定を少し変えています。
【完結】聖女になり損なった刺繍令嬢は逃亡先で幸福を知る。
みやこ嬢
恋愛
「ルーナ嬢、神聖なる聖女選定の場で不正を働くとは何事だ!」
魔法国アルケイミアでは魔力の多い貴族令嬢の中から聖女を選出し、王子の妃とするという古くからの習わしがある。
ところが、最終試験まで残ったクレモント侯爵家令嬢ルーナは不正を疑われて聖女候補から外されてしまう。聖女になり損なった失意のルーナは義兄から襲われたり高齢宰相の後妻に差し出されそうになるが、身を守るために侍女ティカと共に逃げ出した。
あてのない旅に出たルーナは、身を寄せた隣国シュベルトの街で運命的な出会いをする。
【2024年3月16日完結、全58話】
奪われる人生とはお別れします 婚約破棄の後は幸せな日々が待っていました
水空 葵
恋愛
婚約者だった王太子殿下は、最近聖女様にかかりっきりで私には見向きもしない。
それなのに妃教育と称して仕事を押し付けてくる。
しまいには建国パーティーの時に婚約解消を突き付けられてしまった。
王太子殿下、それから私の両親。今まで尽くしてきたのに、裏切るなんて許せません。
でも、これ以上奪われるのは嫌なので、さっさとお別れしましょう。
◇2024/2/5 HOTランキング1位に掲載されました。
◇第17回 恋愛小説大賞で6位&奨励賞を頂きました。
◇レジーナブックスより書籍発売中です!
本当にありがとうございます!
偽聖女と追放された私は、辺境で定食屋をはじめます~こっそり生活魔法で味付けしていたら、氷の騎士団長様が毎日通ってくるんですけど!?~
咲月ねむと
恋愛
【アルファポリス女性向けHOTランキング1位達成作品!!】
あらすじ
「役立たずの偽聖女め、この国から出て行け!」
聖女として召喚されたものの、地味な【生活魔法】しか使えず「ハズレ」の烙印を押されたエリーナ。
彼女は婚約者である王太子に婚約破棄され、真の聖女と呼ばれる義妹の陰謀によって国外追放されてしまう。
しかし、エリーナはめげなかった。
実は彼女の【生活魔法】は、一瞬で廃墟を新築に変え、どんな食材も極上の味に変えるチートスキルだったのだ!
北の辺境の地へ辿り着いたエリーナは、念願だった自分の定食屋『陽だまり亭』をオープンする。
すると、そこへ「氷の騎士団長」と恐れられる冷徹な美形騎士・クラウスがやってきて――。
「……味がする。お前の料理だけが、俺の呪いを解いてくれるんだ」
とある呪いで味覚を失っていた彼は、エリーナの料理にだけ味を感じると判明。
以来、彼は毎日のように店に通い詰め、高額な代金を置いていったり、邪魔する敵を排除したりと、エリーナを過保護なまでに溺愛し始める。
最強の騎士団長と騎士たちに胃袋を掴んで守られながら、エリーナは辺境で幸せなスローライフを満喫中?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる