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39.追放テイマーは遠い目をする
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フォルト村の丘の上に建っている、赤い屋根の小さな我が家。
部屋は一つしかないんだけど、自慢できるとしたらやっぱりこの場所だよね。
「んー。気持ちいいー」
「そうですねー、お姉さま~」
私は大きなお風呂の中でおもいきり体を伸ばした。
お湯の上には少しだけバラを浮かべている。
広場に買出しに行ったときに入手しておいたんだよね。
はぁ、癒されるぅ~。
バラ特有のステキな香りに包まれて、嫌なことなんて全部忘れそうだよ。
「ダリアちゃん。バラってね、美容にもすごくいいんだよ~」
「そうなの? それじゃあ、もっと浸らなきゃ!」
「うんうん。今よりもっと可愛くなっちゃおうー!」
穏やかであたたかなひと時。
やっぱり田舎のスローライフは最高だよね。
うーん、幸せ。
「……ところでお姉さま。魔王様のことなんだけど」
「いやだなぁ、ダリアちゃん。魔王のことは勇者様にお任せしないと。うふふ」
「ねぇねぇ、明日も魔王様遊びに来るかな?」
「そうね、あれから毎日来てるから。何の用事があって来るのかしら、うふふ」
「早く注文したお洋服が届かないかなぁ。彼に見てもらいたいのに~」
ダリアちゃんの頬が真っ赤なのは、お風呂のせいじゃないみたい。
瞳にハートマークが浮かんでみえるから。
「ダリアちゃん、私たちってさぁ、魔王を倒す旅にでてたんだよー? うふふ」
「私、彼になら世界が征服されても良いと思うの!」
「またまた、ダリアちゃんったら……魔王なんて……魔王なんて……。うふふ」
うふふ……。
ノー!
ノーだよ!
私は、ひざをかかえて、お風呂の中にぶくぶくと潜った。
「お、お姉さま!」
せっかく、嫌なことを思い出さないようにしてたのに。
先日、私が何故かテイムしてしまった、マオウデと名乗っていた黒髪のイケメンさん。
……彼は本当に。
……魔族の王『魔王』だった。
**********
――数日前。
えーと、つまり。
丘に続く道で、謎の黒髪の美青年をテイムした日。
とりあえず、マオウデさんとメルクルさんを私の家に招待した。
だって。
彼のお腹に描かれた、調教印について整理したかったから。
「……マオウデさんは魔族だからテイムできたってことですか?」
「その通りだよ、マイヒロイン。ちなみに、マオウデは適当につけた名前だからね?」
「はーい! お兄さまの本当の名前を聞いてもいい?」
「偉大なる魔王、シャルル・フォン・ラトニウス・グラッフォルト三世である!」
彼は、黒い髪をかき上げると、さわやかな笑顔を作る。
シャルル……えーと? なんだっけ?
「魔王シャルル様……」
「ダ、ダリアちゃん?」
ダリアちゃんは両手を胸の前に組んでぽーっとしている。
ゆすっても、まったく反応がないんだけど!
魅了の魔法って、こういうのを言うんじゃないかな?!
「我が君、私どもは貴女様をどのようにお呼びすればよろしいでしょうか?」
メルクルさんは、私の前でひざまずきながら話しかけてきた。
「できれば今まで通りでお願いしたいんですけど」
「それは無理ですわ。我が君は我が君なのですから。ああ、早く魔界のあんな服やこんな服を着てもらいたいわ~」
「あはは……メルクルさん。これって、なりきりコス……ですよね?」
「なりきりコスってなんです?」
彼女は不思議そうに首を傾げた。
心臓の鼓動が不安で早くなるのを感じる。
まずい。
まずいよ。
まさかと思うけど。
本物の魔王と四天王?!
「なるほど。マイヒロインは、オレが本当に魔王か疑ってたりするのかな?」
「魔王様、口調!」
「こほんっ! 我が主人は、我が魔王であることを疑っておるのか?」
メルクルさんに指摘されて、魔王様がびしっと姿勢を正す。
「わははは。よかろう、空を見るがいい。我が居城、魔王城をこの場に呼び寄せようぞ!」
彼は両手を大きくかざすと、大きな声で叫んだ。
うそうそうそうそ。
なんだか、急に付近が暗くなった気するんだけど。
ないよね、そんなはず絶対ないよね?
「うわぁ、なんです、あの空に浮かんでいる大きな城は!」
家の外から、賢者アレス様の声が聞こえた。
慌てて、飛び出して空を見上げると。
我が家の真上に、雲をまとった巨大な城……魔王城が浮かんでいた。
*********
――なんてことがあったんだけど。
何故かあの日からずっと。
私の家の上から動かないんだよね、魔王城!!
村の人達も毎日見学にきたりして、小さな丘はすっかり村の観光スポットになっている。
幼なじみのコーディーなんて、昼間は出店だしてたし!
「ふぅ、ダリアちゃん飲む?」
「ミルクですか。飲みます!」
お風呂上りには、これが一番だよね。
私は、身体と頭にタオルを巻いて部屋に戻っていく。
そのうち、勇者様がここに討伐にくるのかなぁ。
魔王だしね、彼。
……。
…………。
ねぇ、私もしかしてさ、その魔王の支配者ってことにならない?
というか。確実に討伐対象だよね?!
ノー!
ノーだよ!
完全に不可抗力なんですけど!!
これって、田舎でのんびりスローライフどころじゃないんですけど!!
私が再び頭を抱えてしゃがんでいると、扉の外から動物の鳴き声が聞こえてきた。
なんだろう?
誰かが扉を前足でコツコツ叩いてるみたい?
「なに、どうしたの?」
ゆっくり家の扉を開けると、真っ赤なまんまるい生き物と、紫色の可愛らしいドラゴンが飛び込んできた。
「ショコラちゃん、助けてくださいー!」
ベリル王子と、ミルフィナちゃん?
「なにがあったの、ミルフィナちゃん!」
「お父様と家臣がダメダメすぎて、逃げ出してきましたの~!」
彼女は人の姿に戻ると、私に抱きついてきた。
頬に触れる紫色の揺れる髪から、花のような甘い香りが流れてくる。
「まずいことになったんだ! ショコ……ラ……」
ベリル王子も人の姿に戻っていて、両手で顔を隠している。
え。なんで耳まで真っ赤なの?
……。
…………。
「キャー!」
「お姉さま、どうしたの?」
「お兄様、エッチですわ!」
「出てって、今すぐ出て行ってください!!」
「違うんだ! まさかそんな恰好してるなんて知らなかったんだ!」
「いいから早く!」
信じられない!!
見られた……見られたよね……?
一応……タオル巻いてたけど……けどぉ……。
「まったく、失礼ですわね、お兄様ったら!」
ミルフィナちゃんは私に頬をよせながらぴったりとくっついている。
「もう……。それでどうしたの? ミルフィナちゃん?」
「そうでしたわ! ショコラちゃん、王国が勇者に乗っ取られましたの!」
彼女は瞳を潤ませながら私を見つめてきた。
世界を救うはずの勇者様が、王国を乗っ取る?
……え?
……なんで?
部屋は一つしかないんだけど、自慢できるとしたらやっぱりこの場所だよね。
「んー。気持ちいいー」
「そうですねー、お姉さま~」
私は大きなお風呂の中でおもいきり体を伸ばした。
お湯の上には少しだけバラを浮かべている。
広場に買出しに行ったときに入手しておいたんだよね。
はぁ、癒されるぅ~。
バラ特有のステキな香りに包まれて、嫌なことなんて全部忘れそうだよ。
「ダリアちゃん。バラってね、美容にもすごくいいんだよ~」
「そうなの? それじゃあ、もっと浸らなきゃ!」
「うんうん。今よりもっと可愛くなっちゃおうー!」
穏やかであたたかなひと時。
やっぱり田舎のスローライフは最高だよね。
うーん、幸せ。
「……ところでお姉さま。魔王様のことなんだけど」
「いやだなぁ、ダリアちゃん。魔王のことは勇者様にお任せしないと。うふふ」
「ねぇねぇ、明日も魔王様遊びに来るかな?」
「そうね、あれから毎日来てるから。何の用事があって来るのかしら、うふふ」
「早く注文したお洋服が届かないかなぁ。彼に見てもらいたいのに~」
ダリアちゃんの頬が真っ赤なのは、お風呂のせいじゃないみたい。
瞳にハートマークが浮かんでみえるから。
「ダリアちゃん、私たちってさぁ、魔王を倒す旅にでてたんだよー? うふふ」
「私、彼になら世界が征服されても良いと思うの!」
「またまた、ダリアちゃんったら……魔王なんて……魔王なんて……。うふふ」
うふふ……。
ノー!
ノーだよ!
私は、ひざをかかえて、お風呂の中にぶくぶくと潜った。
「お、お姉さま!」
せっかく、嫌なことを思い出さないようにしてたのに。
先日、私が何故かテイムしてしまった、マオウデと名乗っていた黒髪のイケメンさん。
……彼は本当に。
……魔族の王『魔王』だった。
**********
――数日前。
えーと、つまり。
丘に続く道で、謎の黒髪の美青年をテイムした日。
とりあえず、マオウデさんとメルクルさんを私の家に招待した。
だって。
彼のお腹に描かれた、調教印について整理したかったから。
「……マオウデさんは魔族だからテイムできたってことですか?」
「その通りだよ、マイヒロイン。ちなみに、マオウデは適当につけた名前だからね?」
「はーい! お兄さまの本当の名前を聞いてもいい?」
「偉大なる魔王、シャルル・フォン・ラトニウス・グラッフォルト三世である!」
彼は、黒い髪をかき上げると、さわやかな笑顔を作る。
シャルル……えーと? なんだっけ?
「魔王シャルル様……」
「ダ、ダリアちゃん?」
ダリアちゃんは両手を胸の前に組んでぽーっとしている。
ゆすっても、まったく反応がないんだけど!
魅了の魔法って、こういうのを言うんじゃないかな?!
「我が君、私どもは貴女様をどのようにお呼びすればよろしいでしょうか?」
メルクルさんは、私の前でひざまずきながら話しかけてきた。
「できれば今まで通りでお願いしたいんですけど」
「それは無理ですわ。我が君は我が君なのですから。ああ、早く魔界のあんな服やこんな服を着てもらいたいわ~」
「あはは……メルクルさん。これって、なりきりコス……ですよね?」
「なりきりコスってなんです?」
彼女は不思議そうに首を傾げた。
心臓の鼓動が不安で早くなるのを感じる。
まずい。
まずいよ。
まさかと思うけど。
本物の魔王と四天王?!
「なるほど。マイヒロインは、オレが本当に魔王か疑ってたりするのかな?」
「魔王様、口調!」
「こほんっ! 我が主人は、我が魔王であることを疑っておるのか?」
メルクルさんに指摘されて、魔王様がびしっと姿勢を正す。
「わははは。よかろう、空を見るがいい。我が居城、魔王城をこの場に呼び寄せようぞ!」
彼は両手を大きくかざすと、大きな声で叫んだ。
うそうそうそうそ。
なんだか、急に付近が暗くなった気するんだけど。
ないよね、そんなはず絶対ないよね?
「うわぁ、なんです、あの空に浮かんでいる大きな城は!」
家の外から、賢者アレス様の声が聞こえた。
慌てて、飛び出して空を見上げると。
我が家の真上に、雲をまとった巨大な城……魔王城が浮かんでいた。
*********
――なんてことがあったんだけど。
何故かあの日からずっと。
私の家の上から動かないんだよね、魔王城!!
村の人達も毎日見学にきたりして、小さな丘はすっかり村の観光スポットになっている。
幼なじみのコーディーなんて、昼間は出店だしてたし!
「ふぅ、ダリアちゃん飲む?」
「ミルクですか。飲みます!」
お風呂上りには、これが一番だよね。
私は、身体と頭にタオルを巻いて部屋に戻っていく。
そのうち、勇者様がここに討伐にくるのかなぁ。
魔王だしね、彼。
……。
…………。
ねぇ、私もしかしてさ、その魔王の支配者ってことにならない?
というか。確実に討伐対象だよね?!
ノー!
ノーだよ!
完全に不可抗力なんですけど!!
これって、田舎でのんびりスローライフどころじゃないんですけど!!
私が再び頭を抱えてしゃがんでいると、扉の外から動物の鳴き声が聞こえてきた。
なんだろう?
誰かが扉を前足でコツコツ叩いてるみたい?
「なに、どうしたの?」
ゆっくり家の扉を開けると、真っ赤なまんまるい生き物と、紫色の可愛らしいドラゴンが飛び込んできた。
「ショコラちゃん、助けてくださいー!」
ベリル王子と、ミルフィナちゃん?
「なにがあったの、ミルフィナちゃん!」
「お父様と家臣がダメダメすぎて、逃げ出してきましたの~!」
彼女は人の姿に戻ると、私に抱きついてきた。
頬に触れる紫色の揺れる髪から、花のような甘い香りが流れてくる。
「まずいことになったんだ! ショコ……ラ……」
ベリル王子も人の姿に戻っていて、両手で顔を隠している。
え。なんで耳まで真っ赤なの?
……。
…………。
「キャー!」
「お姉さま、どうしたの?」
「お兄様、エッチですわ!」
「出てって、今すぐ出て行ってください!!」
「違うんだ! まさかそんな恰好してるなんて知らなかったんだ!」
「いいから早く!」
信じられない!!
見られた……見られたよね……?
一応……タオル巻いてたけど……けどぉ……。
「まったく、失礼ですわね、お兄様ったら!」
ミルフィナちゃんは私に頬をよせながらぴったりとくっついている。
「もう……。それでどうしたの? ミルフィナちゃん?」
「そうでしたわ! ショコラちゃん、王国が勇者に乗っ取られましたの!」
彼女は瞳を潤ませながら私を見つめてきた。
世界を救うはずの勇者様が、王国を乗っ取る?
……え?
……なんで?
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