38 / 49
○4章 役所へ行こう
-5 『汚れ役』
しおりを挟む
クエストの内容は『バーゼンと獣人の調査をせよ』というものだった。つまり、以前にフミーネルで依頼されたものとほとんど同じだ。
しかし前回はバーゼンが依頼主だったが、今回は調査の相手がバーゼンである。
「獣人への悪逆非道。勇者として捨て置けん」
クエストを受け、マルコムもいつになく張り切っている。
「まだ決まったわけじゃねえぞ。調べるだけだ」
「いいや、絶対に彼女は悪だ。私の勇者としての本能がそう囁いてる」
「本音は?」
「貴様だけ獣人をはべらせてきゃっきゃうふふはずるいぞバーゼン!」
「素直で結構」
なんというか、こいつはいつまでも筋が通っていてわかりやすい。それにもすっかり慣れているのがなんとも言えないが。
とにかくエマのクエストを受けた俺たちは、早々に準備を終え、バーゼンが住まう公舎へと向かった。
フミーネンのように客にまぎれて侵入するような場所でもないし、まだ疑惑が深まっただけでバーゼンに確たる悪質性は認められない。
ひとまず話を聞きにいくだけでも必要だろう。
バーゼンのいる公舎は、町の最も外れに位置していた。
城というほど豪奢ではないが、そう見間違えてもおかしくないほどには敷地も広く、背の低い屋敷がいくつも並び建っている。
領主の屋敷として十分すぎるほどの豪邸だ。
領主としての公務はおおよそこの中で進められており、入り口には領主への面会を受け付ける小さな庁舎が設けられていた。そこでバーゼンとの面会を頼んだが、しかし「今は取り扱っていない」と一蹴されてしまった。
「頼む、バーゼンに会わせてくれ」
「お引取りください。現在、バーゼン様は公務も出来ないほどお忙しくなっております。面会に時間を割く余裕もないとのこと。ここはどうか」
「くそっ」
まさかの門前払い。取り付く島も与えてくれないようだ。
面会はおろか、斡旋所への手続きもでいないほど公務も出来ないくらい忙しいとはどういうことだ。
ますますバーゼンへの不信が募っていく。
「どうにか中の様子だけでも見れればいいんだけどな……」
公舎の敷地は高い塀で囲まれている。さすがに町の心臓部なだけあって、おいそれと立ち入れる様子ではない。
塀を越えられるほど高く跳躍できるやつもいないし、ドラゴンのスクーデリアも能力が封印されているせいで飛行は不可能だ。なにより目立って気付かれる。
「どうするのだ親友」
「ちょっと、何か考えてるんでしょうね」
マルコムとヴェーナの視線が痛い。
かといって代案がすぐ浮かぶわけでもなく、俺は焦りと苛立ちを覚えた。
「裏口はあるみたいだけど鍵もかかってるし……せめて鍵さえ開けられれば……」
そんな折、
「あ、どこ行くんですか、ポチちゃん!」
ミュンの胸に抱きかかえられていたポチが突然飛び降りて駆け出した。それを追いかけ、ミュンもクレスレブの刺さったバックパックを揺らして走り出す。
小さな四肢で地面を蹴り、一直線にポチが賭けていった先は、泥水にまみれた排水溝だった。そこは這い蹲れば大人でも入れそうな円筒型で、どうやら敷地の中へと続いているようだった。
ふと、ミュンを覗いた全員がお互いの顔を見つめあう。
言いたいことは誰もがわかっていた。マルコムは柄に手をあて、ヴェーナは何もない空間から槍を取り出し、スクーデリアも微笑みながら拳に炎を滾らせる。
「まあ待て、お前たち」
俺が冷静に彼らを諌める。
「誰かがここを通って中に入り、中から鍵を開けなければならない。だが、それには大きな犠牲を伴う」
主に全身泥まみれになるという罰ゲームを。
「そこでだ。俺の故郷にはこういったものを決める優れた手段がある」
「ほう、なんだね親友」
「ジャンケンだ」
「じゃんけん? なによそれ」と槍を構えたままヴェーナが問う。
ここで一触即発にでもなろうものなら、忍び込むどころか、気付かれて今すぐ御用だ。それだけは避けたい。
どうどう、と猛牛をおさえるように手をかざしながら、俺は説明をした。
「ルールは簡単だ。全員が一斉に手の形を変えて前に出す。それだけだ。グーとチョキとパーという三つがあって、グーはチョキに勝つ。チョキはパーに勝つ。パーはグーに勝つ」
「ほう。私相手に心理戦を挑もうというのだな、親友よ」
やけに自信満々にマルコムが意気込んでいるところに、俺は更に言葉を続ける。
「もう一つルールがある」
「なんだね、親友」
「マルコム、お前はパーを出さなきゃいけない」
「……なん……だと?!」
もちろん嘘だが、マルコムは稲妻が駆け巡ったかのように目を見開いていた。
「そ、それはいったいどんなルー……」
「よしいくぞ、じゃん、けん、ほい!」
すかさず俺とヴェーナ、スクーデリアが手を突き出し、慌ててマルコムも続く。
マルコムは馬鹿正直にパーをだしていた。
もちろん、俺やヴェーナたちは揃えてチョキを出している。
「えっと。マルコムさんの負け、です」
蚊帳の外で傍観していたミュンに言われ、マルコムは非情に明け暮れた顔で膝を落とした。カッと俺に向き直る。
「どういうことだね親友! どうして私はパーを出さなければならなかったんだね?!」
「お前の頭の中がパーだなって思ったからだ」
「なるほど……いや、わからん」
「うっるせえ。細かく考えるな。お前が行ってくれるだけでみんなが喜ぶんだ。このクエストがパーになっちまうよりかはずっといいだろ!」
がっしりと、力強くマルコムの肩を掴み、今までで一番の愛想を込めて微笑んでやる。
「お前の勇姿、俺は忘れねえよ。たとえお前が汚れちまっても、俺はお前の心の友さ」
「し、親友……」
心なしかマルコムの瞳が潤んでいるように見える。
いや、まったく良い話なんてしていないはずなのだが。
ふっと微笑をこぼし、マルコムはふと立ち上がる。膝についた砂を払うと、晴れ晴れとした笑顔を浮かべ、
「わかった。我が友のために、私は汚されてこよう」
そう言って、親指を立てた後、泥がたまった排水溝の中へとダイビングしたのだった。
「男の人の友情ですね」とミュンが目を輝かせて眺めていたが、俺を含めたほかの面々は、泥水の中消えている彼を冷めた目で見つめていた。
自分の役割じゃなくてよかった、と心から安堵しながら。
しかし前回はバーゼンが依頼主だったが、今回は調査の相手がバーゼンである。
「獣人への悪逆非道。勇者として捨て置けん」
クエストを受け、マルコムもいつになく張り切っている。
「まだ決まったわけじゃねえぞ。調べるだけだ」
「いいや、絶対に彼女は悪だ。私の勇者としての本能がそう囁いてる」
「本音は?」
「貴様だけ獣人をはべらせてきゃっきゃうふふはずるいぞバーゼン!」
「素直で結構」
なんというか、こいつはいつまでも筋が通っていてわかりやすい。それにもすっかり慣れているのがなんとも言えないが。
とにかくエマのクエストを受けた俺たちは、早々に準備を終え、バーゼンが住まう公舎へと向かった。
フミーネンのように客にまぎれて侵入するような場所でもないし、まだ疑惑が深まっただけでバーゼンに確たる悪質性は認められない。
ひとまず話を聞きにいくだけでも必要だろう。
バーゼンのいる公舎は、町の最も外れに位置していた。
城というほど豪奢ではないが、そう見間違えてもおかしくないほどには敷地も広く、背の低い屋敷がいくつも並び建っている。
領主の屋敷として十分すぎるほどの豪邸だ。
領主としての公務はおおよそこの中で進められており、入り口には領主への面会を受け付ける小さな庁舎が設けられていた。そこでバーゼンとの面会を頼んだが、しかし「今は取り扱っていない」と一蹴されてしまった。
「頼む、バーゼンに会わせてくれ」
「お引取りください。現在、バーゼン様は公務も出来ないほどお忙しくなっております。面会に時間を割く余裕もないとのこと。ここはどうか」
「くそっ」
まさかの門前払い。取り付く島も与えてくれないようだ。
面会はおろか、斡旋所への手続きもでいないほど公務も出来ないくらい忙しいとはどういうことだ。
ますますバーゼンへの不信が募っていく。
「どうにか中の様子だけでも見れればいいんだけどな……」
公舎の敷地は高い塀で囲まれている。さすがに町の心臓部なだけあって、おいそれと立ち入れる様子ではない。
塀を越えられるほど高く跳躍できるやつもいないし、ドラゴンのスクーデリアも能力が封印されているせいで飛行は不可能だ。なにより目立って気付かれる。
「どうするのだ親友」
「ちょっと、何か考えてるんでしょうね」
マルコムとヴェーナの視線が痛い。
かといって代案がすぐ浮かぶわけでもなく、俺は焦りと苛立ちを覚えた。
「裏口はあるみたいだけど鍵もかかってるし……せめて鍵さえ開けられれば……」
そんな折、
「あ、どこ行くんですか、ポチちゃん!」
ミュンの胸に抱きかかえられていたポチが突然飛び降りて駆け出した。それを追いかけ、ミュンもクレスレブの刺さったバックパックを揺らして走り出す。
小さな四肢で地面を蹴り、一直線にポチが賭けていった先は、泥水にまみれた排水溝だった。そこは這い蹲れば大人でも入れそうな円筒型で、どうやら敷地の中へと続いているようだった。
ふと、ミュンを覗いた全員がお互いの顔を見つめあう。
言いたいことは誰もがわかっていた。マルコムは柄に手をあて、ヴェーナは何もない空間から槍を取り出し、スクーデリアも微笑みながら拳に炎を滾らせる。
「まあ待て、お前たち」
俺が冷静に彼らを諌める。
「誰かがここを通って中に入り、中から鍵を開けなければならない。だが、それには大きな犠牲を伴う」
主に全身泥まみれになるという罰ゲームを。
「そこでだ。俺の故郷にはこういったものを決める優れた手段がある」
「ほう、なんだね親友」
「ジャンケンだ」
「じゃんけん? なによそれ」と槍を構えたままヴェーナが問う。
ここで一触即発にでもなろうものなら、忍び込むどころか、気付かれて今すぐ御用だ。それだけは避けたい。
どうどう、と猛牛をおさえるように手をかざしながら、俺は説明をした。
「ルールは簡単だ。全員が一斉に手の形を変えて前に出す。それだけだ。グーとチョキとパーという三つがあって、グーはチョキに勝つ。チョキはパーに勝つ。パーはグーに勝つ」
「ほう。私相手に心理戦を挑もうというのだな、親友よ」
やけに自信満々にマルコムが意気込んでいるところに、俺は更に言葉を続ける。
「もう一つルールがある」
「なんだね、親友」
「マルコム、お前はパーを出さなきゃいけない」
「……なん……だと?!」
もちろん嘘だが、マルコムは稲妻が駆け巡ったかのように目を見開いていた。
「そ、それはいったいどんなルー……」
「よしいくぞ、じゃん、けん、ほい!」
すかさず俺とヴェーナ、スクーデリアが手を突き出し、慌ててマルコムも続く。
マルコムは馬鹿正直にパーをだしていた。
もちろん、俺やヴェーナたちは揃えてチョキを出している。
「えっと。マルコムさんの負け、です」
蚊帳の外で傍観していたミュンに言われ、マルコムは非情に明け暮れた顔で膝を落とした。カッと俺に向き直る。
「どういうことだね親友! どうして私はパーを出さなければならなかったんだね?!」
「お前の頭の中がパーだなって思ったからだ」
「なるほど……いや、わからん」
「うっるせえ。細かく考えるな。お前が行ってくれるだけでみんなが喜ぶんだ。このクエストがパーになっちまうよりかはずっといいだろ!」
がっしりと、力強くマルコムの肩を掴み、今までで一番の愛想を込めて微笑んでやる。
「お前の勇姿、俺は忘れねえよ。たとえお前が汚れちまっても、俺はお前の心の友さ」
「し、親友……」
心なしかマルコムの瞳が潤んでいるように見える。
いや、まったく良い話なんてしていないはずなのだが。
ふっと微笑をこぼし、マルコムはふと立ち上がる。膝についた砂を払うと、晴れ晴れとした笑顔を浮かべ、
「わかった。我が友のために、私は汚されてこよう」
そう言って、親指を立てた後、泥がたまった排水溝の中へとダイビングしたのだった。
「男の人の友情ですね」とミュンが目を輝かせて眺めていたが、俺を含めたほかの面々は、泥水の中消えている彼を冷めた目で見つめていた。
自分の役割じゃなくてよかった、と心から安堵しながら。
0
あなたにおすすめの小説
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる
街風
ファンタジー
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。
収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?
木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。
追放される理由はよく分からなかった。
彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。
結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。
しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。
たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。
ケイトは彼らを失いたくなかった。
勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。
しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。
「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」
これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。
貧弱の英雄
カタナヅキ
ファンタジー
この世界では誰もが生まれた時から「異能」と「レベル」呼ばれる能力を身に付けており、人々はレベルを上げて自分の能力を磨き、それに適した職業に就くのが当たり前だった。しかし、山奥で捨てられていたところを狩人に拾われ、後に「ナイ」と名付けられた少年は「貧弱」という異能の中でも異質な能力を身に付けていた。
貧弱の能力の効果は日付が変更される度に強制的にレベルがリセットされてしまい、生まれた時からナイは「レベル1」だった。どれだけ努力してレベルを上げようと日付変わる度にレベル1に戻ってしまい、レベルで上がった分の能力が低下してしまう。
自分の貧弱の技能に悲観する彼だったが、ある時にレベルを上昇させるときに身に付ける「SP」の存在を知る。これを使用すれば「技能」と呼ばれる様々な技術を身に付ける事を知り、レベルが毎日のようにリセットされる事を逆に利用して彼はSPを溜めて数々の技能を身に付け、落ちこぼれと呼んだ者達を見返すため、底辺から成り上がる――
※修正要請のコメントは対処後に削除します。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
インターネットで異世界無双!?
kryuaga
ファンタジー
世界アムパトリに転生した青年、南宮虹夜(ミナミヤコウヤ)は女神様にいくつものチート能力を授かった。
その中で彼の目を一番引いたのは〈電脳網接続〉というギフトだ。これを駆使し彼は、ネット通販で日本の製品を仕入れそれを売って大儲けしたり、日本の企業に建物の設計依頼を出して異世界で技術無双をしたりと、やりたい放題の異世界ライフを送るのだった。
これは剣と魔法の異世界アムパトリが、コウヤがもたらした日本文化によって徐々に浸食を受けていく変革の物語です。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる