20 / 36
第三章 望まぬ来訪者
一 優
しおりを挟む
てぬぐいで体を拭き、夏物の着物をまとう。さらりとした麻布が爽やかだ。
藤は帯を締めると、最後に竹の腕輪を左手に嵌めた。藤よりも先に支度を済ませ、浄の背を追う。彼はすでに家の方へと歩き出していた。
水浴びで冷えた体も、竹林の中を歩いているとあっという間に汗ばんでしまう。
藤は頭上を見た。天を目指し、まっすぐに育つ竹の合間から、だいぶ日の傾いてきた空が見える。それでもまだ明るく、昼間と形容できる空模様なのが、気分を明るくしてくれる。暑いのは面倒だが、夏は嫌いではないと藤は思う。
と、上を見たまま歩いていた藤は、先を行っていた浄の背中にぶつかった。浄が不意に足を止めたのだ。
いったい何事かと、浄の肩口から視線を前へ向けた藤は目を見開いた。
家の前に人がいた。こちらを向いて、地面に両手をついて深々と伏せている。顔は見えないが、身なりと体つきからいって若い男だ。彼がとっている姿勢から、二人を出迎えているのだということは分かる。
その人物が誰か見当もつかないが、藤は全身が総毛立つのを感じた。もし浄が自ら世俗に戻ろうとしたら、藤にはそれを止める術はない。己の身を差し出してでも、浄を世間から隔離し続けることが、藤の唯一の意地である。この瞬間、その意地が脅かされていた。
藤は咄嗟に浄の前に出た。
今、二人とも刀は携えてきていない。もし腰にさしていたら、藤は男を問答無用で斬り捨てていた。それができない代わりに、男と浄の間に割って立つようにして促す。
「浄、家に入っていてくれ」
「知り合いか?」
いっぽう、久しく藤以外の人を見ていなかった浄には、僅かに好奇心が湧いた。
藤は焦る。男が何か依頼を口にする前に、この場から浄を遠ざけたい。表情は真剣そのものだ。
「分からん。わたしが聞いておく。いいから早く……」
浄の腕を掴み、力で押しやろうとするが、藤の腕力では浄を動かせない。
藤の緊張した様子を見て、浄がこの時考えていたのは、もしこの男が危険な人物なら、藤に任せず自分が対処してやろう、などというものだった。
思惑はすれ違い、浄はこの場を離れようとしない。
藤は顔を上げ、浄の瞳を覗き込む。
「浄、頼む」
その必死な様子と珍しい言葉に、浄はとまどいながらも、ようやく頷いた。
男は二人のこの押し問答を前にしても、いまだ伏せたまま顔を上げない。男の様子を気にしながらも、浄は彼の横を抜けて家の中へと入っていく。
戸が閉められた音を聞き、藤の体から力が抜けた。
「いったい何者だ。用事は何だ、顔を上げろ」
先ほどとは打って変わって、落ち着いた声音で問う。浄に何事か依頼される危険が過ぎ去ってしまえば、大抵のものごとは藤の力でどうとでもなる。
藤の言葉に従うように、男がゆっくりと体を起こした。そうして露わになった男の顔に、藤は息を呑む。
「優……?」
男の正体は、白虎に残してきたはずの、優だった。
三年会っていないだけだが、すっかり背が伸び、体格もしっかりしている。ひと目見ただけで優と分かる程に面影はある。だが、成長した面立ちは、受ける印象がまったく違った。三年前はまだまだ子供だったが、今ではもう青年と形容できる。意思の強さを表すような眉は凛々しさを増し、可愛らしかった大きな瞳は、美男としての一部位になっている。長々と頭を下げていたせいで、額に土がついていた。
「お久しぶりです、藤さん。急に押しかける形になってしまい、申し訳ありません」
発された声も、記憶にあるものとは違う。声変わりも済んだ様子だ。
「どうして、ここに」
藤は問いながら、あわてて優の手を取り、立ち上がるように促した。素直に立ち上がった優は、僅かだが藤よりも背が高かった。上方向へ視線を移動させねばならない事実に、藤はまた衝撃を受ける。
「号さんに聞きました」
優の返答に、藤はすぅっと目を細めた。それだけの変化で、静かな苛立ちが露わになる。腹立たしさは優へ向けたものではなく、号へ。
しかし藤の機嫌が悪くなったのを察知して、優は慌てた様子で言葉を重ねる。
「あ、号さんが悪いんじゃないんです。僕が勝手に、ずっと藤さんのことを探してしまっていて。そんな僕の存在を知って、号さんは哀れに思い、こっそり教えてくれたんです」
続いて、「他の誰にも情報は漏らしていません」との宣言。
「わたしのことを、探していた?」
藤は驚きに目を瞬いた。
「藤さんが僕のことを良く思っていないことは分かっています。でも、藤さんにどう思われていても、僕にとっては、藤さんは兄のような存在なんです。兄が急にいなくなって、探さない弟はいません」
必死に紡がれる言葉に、藤は瞳を揺らす。
「良く思っていないなど。そんなこと、あるわけがないだろう」
優は切なげに眉を寄せ、淡く微笑む。その表情の理由を、藤は知っている。最後に優と別れた夜。優の寄せてくれた想いに、藤は応えることができなかった。
拳を握り、藤は口を開く。
「わたしは、白虎の人間ではない」
「知っています。藤さんの過去も、号さんが教えてくれました。どうして藤さんが帰ってこないのかも、今、藤さんが目指しているものも」
優はまっすぐに藤を見つめていた。真実を知っても、その憧憬が混ざったような瞳の色に、昔と違うところはない。藤は手を伸ばすと、優の額についた汚れを軽く拭う。
「優は何を求めてわたしを探した。わたしに会えた今、どうするつもりだ」
「わかりません。ただ、どうしても会いたくて……僕は、藤さんのそばにいたいんです」
飾らない言葉に、藤は妙な気恥ずかしさを覚えて、軽く眉を寄せた。
「号に聞いたのならば分かると思うが、わたしはもう、白虎には帰らない。優のその望みを叶えてやることはできないのだ」
「わかっています。僕もここに、白虎には戻らない覚悟で来ました」
優がさらりと言い、藤は目を瞬いた。「なんだと?」と勢い込んで問いかける。組というのは一方的に抜けると言って、簡単に抜けられるようなものではない。
「いなくなったのを知られたら、お前まで白虎から追われるぞ」
「承知の上です」
「わたしは、優をここに匿ってやることはできない」
「藤さんにご迷惑はおかけしません。まずは松柏ホで家と仕事を見つけるつもりです」
「お前が近くにいること自体が迷惑だ。今すぐ白虎に帰れ」
「決して、藤さんの所在が白虎に伝わるようなヘマはしません。それに、僕は藤さんに許可をもらいに来た訳ではありませんから」
あえて強く突き放した藤だったが、優のはっきりとした口調から、彼の決意がいかに堅いかが伺い知れる。藤はため息をつきながら、額に手をあてた。
優が一度何かを言い出したら、梃子でも動かない性格なのはよく分かっている。
「勝手にしろ。ひとまずは優を信じる。だが、とにかく、浄には近づかないでくれ」
藤がそう言葉を漏らすと、優は僅かに表情を緩めて、嬉しそうに頷いた。
「今日のように、浄に姿を見られるのも困る」
「すみません。本当は、藤さんにだけ伝わるように来るつもりだったんですが……」
言いかけて、優は思い出したように耳まで頬を赤らめる。その表情を目にして、藤は察した。同時に、優の赤面がうつったように顔が熱くなる。
「その……家にいらっしゃらなかったので、近くを探していて……」
「もういい、なにも言うな」
しどろもどろで続ける優の言葉を、藤は遮る。つまり、優は湖で藤と浄がしていることを目撃して、気が動転した結果、ここでただ伏して待っていたということだ。
しばらく言葉もなく、藤は片手で口元を覆って黙り込む。
藤は、あの日号に、嬌声を聞かせて構わない気持ちで罠を仕掛けて待ち構えていた。だが、優に浄との行為を見られることなど、完全に予想外だ。
長く細い息を吐き出し、気持ちを切り替える。
「わたしは通常、五日に一度松柏ホへ買い出しに行く。次は二日後だ。およそ巳刻には村につくから、その時にまた会おう……聞きたいこともある」
藤が提案すると、優は、たまらなく嬉しそうに瞳を輝かせる。
幾度も頷く子供っぽい仕草を見て、藤もまた、思わず口元を緩めていた。
藤は帯を締めると、最後に竹の腕輪を左手に嵌めた。藤よりも先に支度を済ませ、浄の背を追う。彼はすでに家の方へと歩き出していた。
水浴びで冷えた体も、竹林の中を歩いているとあっという間に汗ばんでしまう。
藤は頭上を見た。天を目指し、まっすぐに育つ竹の合間から、だいぶ日の傾いてきた空が見える。それでもまだ明るく、昼間と形容できる空模様なのが、気分を明るくしてくれる。暑いのは面倒だが、夏は嫌いではないと藤は思う。
と、上を見たまま歩いていた藤は、先を行っていた浄の背中にぶつかった。浄が不意に足を止めたのだ。
いったい何事かと、浄の肩口から視線を前へ向けた藤は目を見開いた。
家の前に人がいた。こちらを向いて、地面に両手をついて深々と伏せている。顔は見えないが、身なりと体つきからいって若い男だ。彼がとっている姿勢から、二人を出迎えているのだということは分かる。
その人物が誰か見当もつかないが、藤は全身が総毛立つのを感じた。もし浄が自ら世俗に戻ろうとしたら、藤にはそれを止める術はない。己の身を差し出してでも、浄を世間から隔離し続けることが、藤の唯一の意地である。この瞬間、その意地が脅かされていた。
藤は咄嗟に浄の前に出た。
今、二人とも刀は携えてきていない。もし腰にさしていたら、藤は男を問答無用で斬り捨てていた。それができない代わりに、男と浄の間に割って立つようにして促す。
「浄、家に入っていてくれ」
「知り合いか?」
いっぽう、久しく藤以外の人を見ていなかった浄には、僅かに好奇心が湧いた。
藤は焦る。男が何か依頼を口にする前に、この場から浄を遠ざけたい。表情は真剣そのものだ。
「分からん。わたしが聞いておく。いいから早く……」
浄の腕を掴み、力で押しやろうとするが、藤の腕力では浄を動かせない。
藤の緊張した様子を見て、浄がこの時考えていたのは、もしこの男が危険な人物なら、藤に任せず自分が対処してやろう、などというものだった。
思惑はすれ違い、浄はこの場を離れようとしない。
藤は顔を上げ、浄の瞳を覗き込む。
「浄、頼む」
その必死な様子と珍しい言葉に、浄はとまどいながらも、ようやく頷いた。
男は二人のこの押し問答を前にしても、いまだ伏せたまま顔を上げない。男の様子を気にしながらも、浄は彼の横を抜けて家の中へと入っていく。
戸が閉められた音を聞き、藤の体から力が抜けた。
「いったい何者だ。用事は何だ、顔を上げろ」
先ほどとは打って変わって、落ち着いた声音で問う。浄に何事か依頼される危険が過ぎ去ってしまえば、大抵のものごとは藤の力でどうとでもなる。
藤の言葉に従うように、男がゆっくりと体を起こした。そうして露わになった男の顔に、藤は息を呑む。
「優……?」
男の正体は、白虎に残してきたはずの、優だった。
三年会っていないだけだが、すっかり背が伸び、体格もしっかりしている。ひと目見ただけで優と分かる程に面影はある。だが、成長した面立ちは、受ける印象がまったく違った。三年前はまだまだ子供だったが、今ではもう青年と形容できる。意思の強さを表すような眉は凛々しさを増し、可愛らしかった大きな瞳は、美男としての一部位になっている。長々と頭を下げていたせいで、額に土がついていた。
「お久しぶりです、藤さん。急に押しかける形になってしまい、申し訳ありません」
発された声も、記憶にあるものとは違う。声変わりも済んだ様子だ。
「どうして、ここに」
藤は問いながら、あわてて優の手を取り、立ち上がるように促した。素直に立ち上がった優は、僅かだが藤よりも背が高かった。上方向へ視線を移動させねばならない事実に、藤はまた衝撃を受ける。
「号さんに聞きました」
優の返答に、藤はすぅっと目を細めた。それだけの変化で、静かな苛立ちが露わになる。腹立たしさは優へ向けたものではなく、号へ。
しかし藤の機嫌が悪くなったのを察知して、優は慌てた様子で言葉を重ねる。
「あ、号さんが悪いんじゃないんです。僕が勝手に、ずっと藤さんのことを探してしまっていて。そんな僕の存在を知って、号さんは哀れに思い、こっそり教えてくれたんです」
続いて、「他の誰にも情報は漏らしていません」との宣言。
「わたしのことを、探していた?」
藤は驚きに目を瞬いた。
「藤さんが僕のことを良く思っていないことは分かっています。でも、藤さんにどう思われていても、僕にとっては、藤さんは兄のような存在なんです。兄が急にいなくなって、探さない弟はいません」
必死に紡がれる言葉に、藤は瞳を揺らす。
「良く思っていないなど。そんなこと、あるわけがないだろう」
優は切なげに眉を寄せ、淡く微笑む。その表情の理由を、藤は知っている。最後に優と別れた夜。優の寄せてくれた想いに、藤は応えることができなかった。
拳を握り、藤は口を開く。
「わたしは、白虎の人間ではない」
「知っています。藤さんの過去も、号さんが教えてくれました。どうして藤さんが帰ってこないのかも、今、藤さんが目指しているものも」
優はまっすぐに藤を見つめていた。真実を知っても、その憧憬が混ざったような瞳の色に、昔と違うところはない。藤は手を伸ばすと、優の額についた汚れを軽く拭う。
「優は何を求めてわたしを探した。わたしに会えた今、どうするつもりだ」
「わかりません。ただ、どうしても会いたくて……僕は、藤さんのそばにいたいんです」
飾らない言葉に、藤は妙な気恥ずかしさを覚えて、軽く眉を寄せた。
「号に聞いたのならば分かると思うが、わたしはもう、白虎には帰らない。優のその望みを叶えてやることはできないのだ」
「わかっています。僕もここに、白虎には戻らない覚悟で来ました」
優がさらりと言い、藤は目を瞬いた。「なんだと?」と勢い込んで問いかける。組というのは一方的に抜けると言って、簡単に抜けられるようなものではない。
「いなくなったのを知られたら、お前まで白虎から追われるぞ」
「承知の上です」
「わたしは、優をここに匿ってやることはできない」
「藤さんにご迷惑はおかけしません。まずは松柏ホで家と仕事を見つけるつもりです」
「お前が近くにいること自体が迷惑だ。今すぐ白虎に帰れ」
「決して、藤さんの所在が白虎に伝わるようなヘマはしません。それに、僕は藤さんに許可をもらいに来た訳ではありませんから」
あえて強く突き放した藤だったが、優のはっきりとした口調から、彼の決意がいかに堅いかが伺い知れる。藤はため息をつきながら、額に手をあてた。
優が一度何かを言い出したら、梃子でも動かない性格なのはよく分かっている。
「勝手にしろ。ひとまずは優を信じる。だが、とにかく、浄には近づかないでくれ」
藤がそう言葉を漏らすと、優は僅かに表情を緩めて、嬉しそうに頷いた。
「今日のように、浄に姿を見られるのも困る」
「すみません。本当は、藤さんにだけ伝わるように来るつもりだったんですが……」
言いかけて、優は思い出したように耳まで頬を赤らめる。その表情を目にして、藤は察した。同時に、優の赤面がうつったように顔が熱くなる。
「その……家にいらっしゃらなかったので、近くを探していて……」
「もういい、なにも言うな」
しどろもどろで続ける優の言葉を、藤は遮る。つまり、優は湖で藤と浄がしていることを目撃して、気が動転した結果、ここでただ伏して待っていたということだ。
しばらく言葉もなく、藤は片手で口元を覆って黙り込む。
藤は、あの日号に、嬌声を聞かせて構わない気持ちで罠を仕掛けて待ち構えていた。だが、優に浄との行為を見られることなど、完全に予想外だ。
長く細い息を吐き出し、気持ちを切り替える。
「わたしは通常、五日に一度松柏ホへ買い出しに行く。次は二日後だ。およそ巳刻には村につくから、その時にまた会おう……聞きたいこともある」
藤が提案すると、優は、たまらなく嬉しそうに瞳を輝かせる。
幾度も頷く子供っぽい仕草を見て、藤もまた、思わず口元を緩めていた。
0
あなたにおすすめの小説
愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない
了承
BL
卒業パーティー。
皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。
青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。
皇子が目を向けた、その瞬間——。
「この瞬間だと思った。」
すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。
IFストーリーあり
誤字あれば報告お願いします!
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
番解除した僕等の末路【完結済・短編】
藍生らぱん
BL
都市伝説だと思っていた「運命の番」に出逢った。
番になって数日後、「番解除」された事を悟った。
「番解除」されたΩは、二度と他のαと番になることができない。
けれど余命宣告を受けていた僕にとっては都合が良かった。
2026/02/14 累計30万P突破御礼バレンタインSS追加しました
2026/02/15 累計いいね♡7777突破御礼SS 19時に公開します。
様々な形での応援ありがとうございます!
逃げた弟のかわりに溺愛アルファに差し出されました。初夜で抱かれたら身代わりがばれてしまいます💦
雪代鞠絵/15分で萌えるBL小説
BL
逃げた弟の身代わりとなり、
隣国の国王である溺愛アルファに嫁いだオメガ。
しかし実は、我儘で結婚から逃げ出した双子の弟の身代わりなのです…
オメガだからと王宮で冷遇されていたので、身代わり結婚にも拒否権が
なかたのでした。
本当の花嫁じゃない。
だから何としても初夜は回避しなければと思うのですが、
だんだん王様に惹かれてしまい、苦しくなる…という
お話です。よろしくお願いします<(_ _)>
番に見つからない街で、子供を育てている
はちも
BL
目を覚ますと、腕の中には赤ん坊がいた。
異世界の青年ロアンとして目覚めた「俺」は、希少な男性オメガであり、子を産んだ母親だった。
現世の記憶は失われているが、
この子を守らなければならない、という想いだけははっきりと残っている。
街の人々に助けられ、魔石への魔力注入で生計を立てながら、
ロアンと息子カイルは、番のいない街で慎ましく暮らしていく。
だが、行方不明の番を探す噂が、静かに近づいていた。
再会は望まない。
今はただ、この子との生活を守りたい。
これは、番から逃げたオメガが、
選び直すまでの物語。
*本編完結しました
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる