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第2章 エルフの国のお姫様が 誘拐されたので、 解決することにしました
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私が本気でガルヴァスを 補助魔法で強化すれば、 アルフレッドを殺すことも可能です。しかし、 勇者として戦わせる義務が・・・・・・いえ、 私は人が死ぬところを見たくないのです。
エリーゼがいなくなったことで、 再び反射機能が 効果を表すようになるから、 アルフレッドは 誰も傷つけられないどころか、一方的にダメージを受けてしまいます。 彼にかけられていた【 アナザーフォーム】の 効果も切れたようです。
「私は、一体・・・・・・?」
どうやらアルフレッドは正気に戻ったようです。
「 あなたはエリーゼに利用されていたのですよ」
「やはり、そうか」
アルフレッドにいつもの軽さはありません。 どうやら 彼はエリーゼの思惑に気付きながら、わざと 協力する道を選んだようです。
「 捨て駒にされることが分かっていたんですよね? それなのに、どうして・・・・・・?」
「 エリーゼ は可哀想な子だからさ」
アルフレッドは、エリーゼの 過去を話してくれました。 彼女の両親が魔族に殺されたて、 それで魔族を根絶やしにすることを決意したようです。
同情の余地はあるかもしれません。しかし、 だからといって手段を選ばないのは間違っています。
「 人としての幸せを思い出させてあげるべきだったんじゃないんですか!?」
「 私もそうしようと思ったよ。 けど、エリーゼの闇は根深かった」
アルフレッドは、 諦めているように暗い笑みを浮かべています。
それでいいんですか!
世界中の人々を救えるなんておこがましいことは考えていません。 エリーゼの心の闇を払うのは難しいことでしょう。
アシュトン達と距離を置くことしかできなかった私では説得力がないかもしれません。
だからといって、 エリーゼの心の傷を既に知ってしまったのです。 おせっかいかもしれないけど、 放っておくことはできませんよ。
「 勇者パーティーを 更生させるのが私の仕事です。 私がエリーゼと向き合ってみせますよ!」
私は決意表明しました。 その様子を見たガルヴァスが 苦笑を浮かべます。
「 仕方がないな。 俺も付き合ってやろう」
「 お礼は体で払ってあげますね」
「なっ!?」
「 雑用はお任せください」
「そ、そういう意味か。 紛らわしい言い方はするなよ」
「? 他に意味があるのですか?」
「 俺が教えるなきゃいけないのか・・・・・・」
ガルヴァスは、 なぜか遠い目をしています。 きっと、 さっきの戦いで お疲れなのですね。 後でマッサージしてあげることにしましょう。
「はははっ!」
アルフレッドがおかしそうに笑って、 私の手を取ります。
「 君なら本当にエリーゼのことを救ってくれそうだ」
「 離してください。 罰を与えますよ?」
「 ひどいね。 でも、そういうところも魅力的でいいよ。 ルナマリアちゃん」
アルフレッドは調子に乗っているようです。 ささやかな嫌がらせくらいしてもいいですよね。 彼はナルシストのようなところがあるから・・・・・・。
「 とりあえずアルフレッドさんは、 一か月間鏡を見ることを禁止します」
「えっ?」
アルフレッドは私の手を離して、 呆然とした表情になりました。
「 女神の裁きとしては生易しすぎますけどね」
「いやいや、 鏡で自分の姿を確認できないのはすごく困るよ!」
「 どうしてですか? 女性のように化粧するわけではありませんよね?」
「それは・・・・・・」
私の追求に、 アルフレッドはしどろもどろとうまく答えられません。 言えるわけないですよね。 彼は 鏡で確認しないと不安なのです。
「 本当に格好のいい人は自慢しないし、 鏡でいちいち確認する必要もないんですよ」
「・・・・・・っ・・・・・・!」
アルフレッドは、ぐうの音も出ないようでした。
「終わったぁ?」
ニア王女が、のほほんとした 表情で聞いてきます。 私はイライラするのを抑えられませんでした。
「 まだ女神の裁きは終わっていませんよ」
「でもぉ、 エリーゼは逃げちゃったよぉ。【 ホーリージャッジメント】で、 女神様から直接裁いてもらうのかなぁ?」
おそらく何らかの効果で、 エリーゼを指定することはできないでしょう。
それよりも・・・・・・。
「 私が裁くのは、ニア王女ですよ」
「 どうして私なのぉ? 私は勇者パーティーの一員でもないしぃ」
ニア王女は 惚けているけど、 私には通じませんよ。
「 狂言誘拐で みんなに迷惑をかけたからです」
特にラディとキャシーは、 冤罪をかけられるところでした。 エリーゼたちがどうせ誘拐しようとしていましたけど、 それならば国王陛下などに相談すれば良かったのです。ニア王女は、これ幸いと外遊を満喫していましたよね。
一介の神官では 王族に意見を言うことさえできません。しかし、聖女は 例外なのです。
七勇者は 、カンストを封印した後に、 それぞれ国を作りました。つまり、もうお分かりですね。 王族を勇者とみなして裁くことが可能なのです。
さあ、ニア王女を どうしてくれましょうか。
「 ルナマリア、 悪い顔してるぞ」
いえ、 そんなことありませんよ。少ししか。
ニア王女は、懲らしめるべきですよね。
エリーゼがいなくなったことで、 再び反射機能が 効果を表すようになるから、 アルフレッドは 誰も傷つけられないどころか、一方的にダメージを受けてしまいます。 彼にかけられていた【 アナザーフォーム】の 効果も切れたようです。
「私は、一体・・・・・・?」
どうやらアルフレッドは正気に戻ったようです。
「 あなたはエリーゼに利用されていたのですよ」
「やはり、そうか」
アルフレッドにいつもの軽さはありません。 どうやら 彼はエリーゼの思惑に気付きながら、わざと 協力する道を選んだようです。
「 捨て駒にされることが分かっていたんですよね? それなのに、どうして・・・・・・?」
「 エリーゼ は可哀想な子だからさ」
アルフレッドは、エリーゼの 過去を話してくれました。 彼女の両親が魔族に殺されたて、 それで魔族を根絶やしにすることを決意したようです。
同情の余地はあるかもしれません。しかし、 だからといって手段を選ばないのは間違っています。
「 人としての幸せを思い出させてあげるべきだったんじゃないんですか!?」
「 私もそうしようと思ったよ。 けど、エリーゼの闇は根深かった」
アルフレッドは、 諦めているように暗い笑みを浮かべています。
それでいいんですか!
世界中の人々を救えるなんておこがましいことは考えていません。 エリーゼの心の闇を払うのは難しいことでしょう。
アシュトン達と距離を置くことしかできなかった私では説得力がないかもしれません。
だからといって、 エリーゼの心の傷を既に知ってしまったのです。 おせっかいかもしれないけど、 放っておくことはできませんよ。
「 勇者パーティーを 更生させるのが私の仕事です。 私がエリーゼと向き合ってみせますよ!」
私は決意表明しました。 その様子を見たガルヴァスが 苦笑を浮かべます。
「 仕方がないな。 俺も付き合ってやろう」
「 お礼は体で払ってあげますね」
「なっ!?」
「 雑用はお任せください」
「そ、そういう意味か。 紛らわしい言い方はするなよ」
「? 他に意味があるのですか?」
「 俺が教えるなきゃいけないのか・・・・・・」
ガルヴァスは、 なぜか遠い目をしています。 きっと、 さっきの戦いで お疲れなのですね。 後でマッサージしてあげることにしましょう。
「はははっ!」
アルフレッドがおかしそうに笑って、 私の手を取ります。
「 君なら本当にエリーゼのことを救ってくれそうだ」
「 離してください。 罰を与えますよ?」
「 ひどいね。 でも、そういうところも魅力的でいいよ。 ルナマリアちゃん」
アルフレッドは調子に乗っているようです。 ささやかな嫌がらせくらいしてもいいですよね。 彼はナルシストのようなところがあるから・・・・・・。
「 とりあえずアルフレッドさんは、 一か月間鏡を見ることを禁止します」
「えっ?」
アルフレッドは私の手を離して、 呆然とした表情になりました。
「 女神の裁きとしては生易しすぎますけどね」
「いやいや、 鏡で自分の姿を確認できないのはすごく困るよ!」
「 どうしてですか? 女性のように化粧するわけではありませんよね?」
「それは・・・・・・」
私の追求に、 アルフレッドはしどろもどろとうまく答えられません。 言えるわけないですよね。 彼は 鏡で確認しないと不安なのです。
「 本当に格好のいい人は自慢しないし、 鏡でいちいち確認する必要もないんですよ」
「・・・・・・っ・・・・・・!」
アルフレッドは、ぐうの音も出ないようでした。
「終わったぁ?」
ニア王女が、のほほんとした 表情で聞いてきます。 私はイライラするのを抑えられませんでした。
「 まだ女神の裁きは終わっていませんよ」
「でもぉ、 エリーゼは逃げちゃったよぉ。【 ホーリージャッジメント】で、 女神様から直接裁いてもらうのかなぁ?」
おそらく何らかの効果で、 エリーゼを指定することはできないでしょう。
それよりも・・・・・・。
「 私が裁くのは、ニア王女ですよ」
「 どうして私なのぉ? 私は勇者パーティーの一員でもないしぃ」
ニア王女は 惚けているけど、 私には通じませんよ。
「 狂言誘拐で みんなに迷惑をかけたからです」
特にラディとキャシーは、 冤罪をかけられるところでした。 エリーゼたちがどうせ誘拐しようとしていましたけど、 それならば国王陛下などに相談すれば良かったのです。ニア王女は、これ幸いと外遊を満喫していましたよね。
一介の神官では 王族に意見を言うことさえできません。しかし、聖女は 例外なのです。
七勇者は 、カンストを封印した後に、 それぞれ国を作りました。つまり、もうお分かりですね。 王族を勇者とみなして裁くことが可能なのです。
さあ、ニア王女を どうしてくれましょうか。
「 ルナマリア、 悪い顔してるぞ」
いえ、 そんなことありませんよ。少ししか。
ニア王女は、懲らしめるべきですよね。
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