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第2章 エルフの国のお姫様が 誘拐されたので、 解決することにしました
閑話 憎しみの聖女の決意
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第二の国ラックバードでは、 いつも誰かが歌っている。 楽しい時も、悲しい時も、 怒っている時も皆 音楽に夢中になっている。
13歳になったばかりの少女も例外ではなかった。
「 私は歌うよ♪ いつまでも♪」
少女の名前はエリーゼ。 バードになることを夢見る 女の子だった。
今日はエリーゼの誕生会が行われる。 友達やその両親が集まってくれた。 とても賑やかで楽しくて、でも 少しだけ寂しい。
エリーゼの両親は冒険者で、 どうしても二人ではなければ 達成できない依頼を引き受けていて、 今日のうちには帰って来れないかもしれない。
いつものことだ。 慣れている。 だけど涙が溢れ出すのはどうしてだろう。
皆が帰った後はしんと静まり返っていて、 余計に孤独感に苛まれてしまう。
一人で後片付けをして、 掃除をする。
友達は些細なことで褒められて頭を撫でられるのに、 エリーゼは褒められるどころか両親とまともに会話する時間すらない。
友達の一人が 家に来ないかと誘ってくれたけど、 仲の良い親子関係を見せつけられるのは余計に辛い気がして、 エリーゼは一人で家にいることを選んだ。
「 冒険者なんて引退しちゃえばいいのに」
両親が人々から頼られるのは誇らしいことだと思っている。 二人が素晴らしい偉業を達成しているということは理解している。
だけど、気持ちが追いつかなかった。 エリーゼは両親に甘えたかった。 抱きしめてほしかった。 たまに帰ってきたらそうしてくれる。 それだけでは足りない。 毎日愛情を注いで欲しかった。
エリーゼが物思いにふけっていたその時ーー。
ガタン!
扉の方から物音がした。
「 帰ってきた!?」
両親が急いで仕事を片付けて、 エリーゼの誕生日の内に帰ってきてくれたのかもしれない。 日付はまだギリギリ変わっていない。 これなら笑顔で出迎えることができそうだ。
ところが、 扉から入ってきたのは 両親を肩に担いだ男だった。 男は乱暴に 両親を床に放り投げる。
「なっ!? 何するんですか!?」
男が両親の仲間かもしれないという可能性など知らない。 エリーゼは 男を 睨みつけた。
「 俺は好敵手のこいつらの願いを叶えた」
「 意味が分かりません!」
「 俺は魔族だった。 だから、こいつらと戦った」
「えっ・・・・・・?」
エリーゼは、すぐには男が言っていることを理解できなかった。
男は魔族だという。
両親は 唇が紫色になっていて、 肌が青ざめている。 エリーゼがそっと触れてみると、 両親の体は冷たくなっていた。
「あなたが、 お父さんとお母さんを殺したの・・・・・・?」
エリーゼがそう聞くと、 男は肯定するように頷いた。
「 争いになり、殺さずにはいられなかった」
「そんな・・・・・・!」
エリーゼはすぐには信じられなかった。 信じたくなかった。
両親は最強の冒険者で、 魔族なんかに負けるはずがない。
「 二人の後を追うようなことはやめて 生きる糧となるのならば、 俺を恨めばいいと思った」
男はそう言い残して、 その場を後にした。
エリーゼは、 錯乱して泣き叫んだ。
「イヤァァァァァァ!!!!!!!」
エリーゼには 魔族と戦う力はなくて、 復讐を成し遂げることはできない。 絶望感に苛まれるだけだった。 彼女は台所に向かい、 包丁を手に取る。
「 お父さん、お母さん、私もすぐにそっちに行くよ。待っててね」
エリーゼが 包丁を自分の喉元に突きつけた瞬間、 両親が光に包まれて 目を覚ました。
「 エリーゼ、死んではダメよ」
「 生きてたの!?」
両親は息を吹き返した。 女神の奇跡が起こったのかもしれない。
ところが、 父親は首を横に振った。
「 これは【リザレクション】による効果だ」
「 蘇りの魔法? でも、一体誰が?」
この場に神聖 魔法を使える者はいないはずだ。
「 エリーゼでしょ。自分の髪を見てみなさい」
「えっ?」
エリーゼは、母親に言われるまま肩まで伸びた自分の髪の毛を見てみた。茶色だったはずの髪の毛が銀色に 輝いていた。
銀髪は聖女 もしくは聖者にしか 現れない特徴である。 つまりエリーゼは、 聖女になったということだ。
女神がエリーゼに同情して、 両親を生き返らせるために 聖女の力を与えてくださったのかもしれない。
「「 エリーゼ、誕生日おめでとう」」
両親はエリーゼを力いっぱい抱きしめた。 悲しんで泣いていたのが嬉し涙に変わっていく。 この時は幸せに包まれていた。
ところが、すぐに絶望に落とされることになる。
「・・・・・・ そろそろお別れだな」
「 またすぐに冒険に出かけてしまうの?」
「 そうじゃない」
「 私たちはあの世に旅立たなければいけないの」
「 生き返ったんじゃなかったの!?」
「【 リザレクション】は、 別れの挨拶をするために一時的に死者を蘇らせる魔法だ」
「嫌! 置いていかないで。 私をひとりにしないでよ!」
エリーゼは両親にすがりついた。 けれど、 二人がまとった光が少しずつ消えていく。
「 私も連れて行ってよ!」
「 だめよ。エリーゼは聖女として人々を守ってあげて」
「 俺たちの娘として、人々の希望になってほしい」
両親はエリーゼがこの世にとどまってくれるように使命を与えた。 まさか、それが呪縛になるとは知らずにーー。
両親がもう一度倒れた後、 エリーゼは不気味な笑みを浮かべていた。
「 お父さんとお母さん、 魔族は絶対に滅ぼしてみせるよ。 それまで待っててね」
その後、エリーゼは神殿に預けられることになった。
聖女候補は 5歳の頃には発見されるのが普通で、 13歳では 一般的な神官 レベルまでしか成長できないかもしれない。 このままでは勇者パーティーに仲間入りすることは不可能だろう。 周囲の者達はそう思っていた。
そんな予想とは裏腹に、 エリーゼは死に物狂いで努力して、 勇者パーティの一員になる権利を手に入れた。
「 これでやっと、魔族を根絶やしにすることができますね」
エリーゼは、アルフレッドというエルフの勇者の 仲間になった。 実力は申し分ない。
ところが、あるダンジョンで 魔族と戦いになり、 仲間が次々と殺されていった。 アルフレッドも 満身創痍で、 このままでは全滅してしまう。
「 魔族なんかに・・・・・・!!」
エリーゼは唇を噛み締めた。 血が流れて地面に落ちる。
その血が何者かに反応して、 地面が光りだした。
「 俺様の封印を解く許可をしろ。 そうすれば、そこの魔族を片付けてやるぞ」
悪魔の囁きかもしれない。 冷静な判断ができるものなら断っていることだろう。
「 あなたの封印を解くことを許可します」
エリーゼは 魔族を抹殺することが全てで、 手段を選んではいられなかった。
彼女の許可により黒髪の男が現れる。 黒髪の男は光の剣を呼び出して、 それを魔族に向かって振り下ろした。 瞬間、 魔族は光の粒子となって消え去った。
「ちっ、 まだ完全には自由になれないか。・・・・・・おい、 そこの女。七勇者とその仲間が 所持していたアーティファクトを見つけて、 破壊しろ!」
「 それは魔族を滅亡させるためですか?」
「ん? まあ、 そうだな」
「 仰せのままに」
エリーゼは、 黒髪の勇者に 忠誠を誓ったーー。
13歳になったばかりの少女も例外ではなかった。
「 私は歌うよ♪ いつまでも♪」
少女の名前はエリーゼ。 バードになることを夢見る 女の子だった。
今日はエリーゼの誕生会が行われる。 友達やその両親が集まってくれた。 とても賑やかで楽しくて、でも 少しだけ寂しい。
エリーゼの両親は冒険者で、 どうしても二人ではなければ 達成できない依頼を引き受けていて、 今日のうちには帰って来れないかもしれない。
いつものことだ。 慣れている。 だけど涙が溢れ出すのはどうしてだろう。
皆が帰った後はしんと静まり返っていて、 余計に孤独感に苛まれてしまう。
一人で後片付けをして、 掃除をする。
友達は些細なことで褒められて頭を撫でられるのに、 エリーゼは褒められるどころか両親とまともに会話する時間すらない。
友達の一人が 家に来ないかと誘ってくれたけど、 仲の良い親子関係を見せつけられるのは余計に辛い気がして、 エリーゼは一人で家にいることを選んだ。
「 冒険者なんて引退しちゃえばいいのに」
両親が人々から頼られるのは誇らしいことだと思っている。 二人が素晴らしい偉業を達成しているということは理解している。
だけど、気持ちが追いつかなかった。 エリーゼは両親に甘えたかった。 抱きしめてほしかった。 たまに帰ってきたらそうしてくれる。 それだけでは足りない。 毎日愛情を注いで欲しかった。
エリーゼが物思いにふけっていたその時ーー。
ガタン!
扉の方から物音がした。
「 帰ってきた!?」
両親が急いで仕事を片付けて、 エリーゼの誕生日の内に帰ってきてくれたのかもしれない。 日付はまだギリギリ変わっていない。 これなら笑顔で出迎えることができそうだ。
ところが、 扉から入ってきたのは 両親を肩に担いだ男だった。 男は乱暴に 両親を床に放り投げる。
「なっ!? 何するんですか!?」
男が両親の仲間かもしれないという可能性など知らない。 エリーゼは 男を 睨みつけた。
「 俺は好敵手のこいつらの願いを叶えた」
「 意味が分かりません!」
「 俺は魔族だった。 だから、こいつらと戦った」
「えっ・・・・・・?」
エリーゼは、すぐには男が言っていることを理解できなかった。
男は魔族だという。
両親は 唇が紫色になっていて、 肌が青ざめている。 エリーゼがそっと触れてみると、 両親の体は冷たくなっていた。
「あなたが、 お父さんとお母さんを殺したの・・・・・・?」
エリーゼがそう聞くと、 男は肯定するように頷いた。
「 争いになり、殺さずにはいられなかった」
「そんな・・・・・・!」
エリーゼはすぐには信じられなかった。 信じたくなかった。
両親は最強の冒険者で、 魔族なんかに負けるはずがない。
「 二人の後を追うようなことはやめて 生きる糧となるのならば、 俺を恨めばいいと思った」
男はそう言い残して、 その場を後にした。
エリーゼは、 錯乱して泣き叫んだ。
「イヤァァァァァァ!!!!!!!」
エリーゼには 魔族と戦う力はなくて、 復讐を成し遂げることはできない。 絶望感に苛まれるだけだった。 彼女は台所に向かい、 包丁を手に取る。
「 お父さん、お母さん、私もすぐにそっちに行くよ。待っててね」
エリーゼが 包丁を自分の喉元に突きつけた瞬間、 両親が光に包まれて 目を覚ました。
「 エリーゼ、死んではダメよ」
「 生きてたの!?」
両親は息を吹き返した。 女神の奇跡が起こったのかもしれない。
ところが、 父親は首を横に振った。
「 これは【リザレクション】による効果だ」
「 蘇りの魔法? でも、一体誰が?」
この場に神聖 魔法を使える者はいないはずだ。
「 エリーゼでしょ。自分の髪を見てみなさい」
「えっ?」
エリーゼは、母親に言われるまま肩まで伸びた自分の髪の毛を見てみた。茶色だったはずの髪の毛が銀色に 輝いていた。
銀髪は聖女 もしくは聖者にしか 現れない特徴である。 つまりエリーゼは、 聖女になったということだ。
女神がエリーゼに同情して、 両親を生き返らせるために 聖女の力を与えてくださったのかもしれない。
「「 エリーゼ、誕生日おめでとう」」
両親はエリーゼを力いっぱい抱きしめた。 悲しんで泣いていたのが嬉し涙に変わっていく。 この時は幸せに包まれていた。
ところが、すぐに絶望に落とされることになる。
「・・・・・・ そろそろお別れだな」
「 またすぐに冒険に出かけてしまうの?」
「 そうじゃない」
「 私たちはあの世に旅立たなければいけないの」
「 生き返ったんじゃなかったの!?」
「【 リザレクション】は、 別れの挨拶をするために一時的に死者を蘇らせる魔法だ」
「嫌! 置いていかないで。 私をひとりにしないでよ!」
エリーゼは両親にすがりついた。 けれど、 二人がまとった光が少しずつ消えていく。
「 私も連れて行ってよ!」
「 だめよ。エリーゼは聖女として人々を守ってあげて」
「 俺たちの娘として、人々の希望になってほしい」
両親はエリーゼがこの世にとどまってくれるように使命を与えた。 まさか、それが呪縛になるとは知らずにーー。
両親がもう一度倒れた後、 エリーゼは不気味な笑みを浮かべていた。
「 お父さんとお母さん、 魔族は絶対に滅ぼしてみせるよ。 それまで待っててね」
その後、エリーゼは神殿に預けられることになった。
聖女候補は 5歳の頃には発見されるのが普通で、 13歳では 一般的な神官 レベルまでしか成長できないかもしれない。 このままでは勇者パーティーに仲間入りすることは不可能だろう。 周囲の者達はそう思っていた。
そんな予想とは裏腹に、 エリーゼは死に物狂いで努力して、 勇者パーティの一員になる権利を手に入れた。
「 これでやっと、魔族を根絶やしにすることができますね」
エリーゼは、アルフレッドというエルフの勇者の 仲間になった。 実力は申し分ない。
ところが、あるダンジョンで 魔族と戦いになり、 仲間が次々と殺されていった。 アルフレッドも 満身創痍で、 このままでは全滅してしまう。
「 魔族なんかに・・・・・・!!」
エリーゼは唇を噛み締めた。 血が流れて地面に落ちる。
その血が何者かに反応して、 地面が光りだした。
「 俺様の封印を解く許可をしろ。 そうすれば、そこの魔族を片付けてやるぞ」
悪魔の囁きかもしれない。 冷静な判断ができるものなら断っていることだろう。
「 あなたの封印を解くことを許可します」
エリーゼは 魔族を抹殺することが全てで、 手段を選んではいられなかった。
彼女の許可により黒髪の男が現れる。 黒髪の男は光の剣を呼び出して、 それを魔族に向かって振り下ろした。 瞬間、 魔族は光の粒子となって消え去った。
「ちっ、 まだ完全には自由になれないか。・・・・・・おい、 そこの女。七勇者とその仲間が 所持していたアーティファクトを見つけて、 破壊しろ!」
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