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第4章 勇者候補に 女神の裁きを与えることにしました
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始まりの国 アインラッシュは、のどかな田園が広がっています。王都であっても、祭りでなければ 観光客が集まることはありません。 その代わり、冒険者学校の生徒や駆け出しの冒険者たちが賑わっています。
懐かしい空気、懐かしい風景に癒されますね。
「キャッ!?」
懐かしいカノン司祭の声まで聞こえてきました。
「 お久しぶりです。カノン司祭」
私が挨拶をすると、カノン司祭は 怪訝な表情になりました。
「 ルナマリア、 あなたは突然どこから現れたのですか?」
「【 ホーリーディメンション】で、カノン司祭の 場所までひとっ飛びですよ」
「そんな!? 私が 悪の道に落ちていたなんて・・・・・・」
私が質問に答えると、カノン司祭は 勘違いをしてしまいました。
私もエリーゼから説明されていなかったら、【 ホーリーディメンション】で 罪に関係なく勇者 関連のもののところに転移 できるとは思っていませんでした。この 事実はカノン司祭のような 立場のものでもあっても 全く知らないことでした。
エリーゼはこの真実をどうやって知ったのでしょうか。やはり、カンストから 聞かされていたのでしょうか。
それはそれとして。
カノン司祭の 誤解を解く必要がありますね。
「カノン司祭は 悪ではありませんよ」
私は【 ホーリーディメンション】の真の 効果について、カノン司祭に説明することにしました。 すると彼女は、 安堵の表情を浮かべます。
「 そうですよね。 ケーキをつまみ食いしてしまったことを懺悔する必要はありませんよね」
カノン司祭の 発言を聞いて、 私はあることを思い出しました。
私とアシュトンが勇者パーティーとして旅立つ日に、 ケーキがふるまわれて お祝いがなされました。 その時のケーキが心なしか 少なかったような気がするのです。 最初から切り分けられた状態で出てきたから、おかしいと思っていたんですよね。
食べ物の恨みは恐ろしいのですよ。 本当ですよ?
「 それはそれとして、とりあえず・・・・・・」
「 ルナマリア、ごめんなさい!」
カノン司祭は、 必死になって土下座をしました。 こんな姿を他の人に見られたら、示しがつきませんよ。
「 悪いと思っているのなら、今度ケーキをおごって下さいね」
「はい・・・・・・。ところで、 アシュトンは一緒じゃないのですか?」
聞かれるとは思っていました。 私の答えはひとつだけです。
「訳あって、 アシュトンとは別れることにしました」
「 失恋してしまったのですね」
カノン司祭は、 とんでもない誤解をしてくれています。 私は一度だって、アシュトンと付き合ったことはありませんよ。
「私は・・・・・・」
「いえ、 何も言わないでください。 ルナマリアの気持ちはちゃんとわかっていますからね」
それは素敵な勘違いというものですよ。カノン司祭。
「 アシュトンは家族のような存在で・・・・・・」
「 結婚を前提にしたお付き合いだったのですか? それはショックが大きいことでしょう。 私の胸で泣いてもいいのですよ」
カノン司祭に 抱きしめられると窒息しそうになるので、 私は丁重にお断りを入れることにしました。
「いえ、 結構です」
「 残念ですね。 ルナマリアは、昔はあんなに甘えてくれて言ったのに」
カノン司祭は、私の 黒歴史を暴露してしまう勢いです。 なんとか話の流れを変えないといけませんね。
「 こちらはガルヴァスさんです」
「どうも」
私が紹介したことで、ガルヴァスはカノン司祭に 頭を下げていました。カノン司祭は、 何故かテンションが上がっています。
「 新しい 出会いはあったのですね。 おめでとうございます」
ガルヴァスは 仲間の一人というだけで、 異性としては全く意識していません。 それなのにどうして、カノン司祭は一々恋愛に結びつけようとするのでしょうか。
まだまだこんなものではありませんね。 話に付き合っていたら日が暮れてしまいます。
「 シェリーはどこにいますか?」
私は本題に入ることにしました。カノン司祭はややあって、 シェリー について教えてくれます。
「 あの子なら、神聖 国家 アレクシスから派遣された 、グリードという聖者に 勇者に選定されて、 旅立ったところですよ」
訳あって、聖者には あまりいいイメージがないのですよね。
ある意味、仕方がないところがありますね。
もしもグリードが エリーゼの両親に呪いをかけた聖者だとしたら、 絶対に容赦しませんよ。
シェリーがいないとなると、 他の冒険者を勧誘しなければいけないようですね
「 私の存在は忘れられているですぅ!?」
ユメリアは 半泣きしました。
ごめんなさい。ユメリアのことは すっかり頭から消え去っていました。
懐かしい空気、懐かしい風景に癒されますね。
「キャッ!?」
懐かしいカノン司祭の声まで聞こえてきました。
「 お久しぶりです。カノン司祭」
私が挨拶をすると、カノン司祭は 怪訝な表情になりました。
「 ルナマリア、 あなたは突然どこから現れたのですか?」
「【 ホーリーディメンション】で、カノン司祭の 場所までひとっ飛びですよ」
「そんな!? 私が 悪の道に落ちていたなんて・・・・・・」
私が質問に答えると、カノン司祭は 勘違いをしてしまいました。
私もエリーゼから説明されていなかったら、【 ホーリーディメンション】で 罪に関係なく勇者 関連のもののところに転移 できるとは思っていませんでした。この 事実はカノン司祭のような 立場のものでもあっても 全く知らないことでした。
エリーゼはこの真実をどうやって知ったのでしょうか。やはり、カンストから 聞かされていたのでしょうか。
それはそれとして。
カノン司祭の 誤解を解く必要がありますね。
「カノン司祭は 悪ではありませんよ」
私は【 ホーリーディメンション】の真の 効果について、カノン司祭に説明することにしました。 すると彼女は、 安堵の表情を浮かべます。
「 そうですよね。 ケーキをつまみ食いしてしまったことを懺悔する必要はありませんよね」
カノン司祭の 発言を聞いて、 私はあることを思い出しました。
私とアシュトンが勇者パーティーとして旅立つ日に、 ケーキがふるまわれて お祝いがなされました。 その時のケーキが心なしか 少なかったような気がするのです。 最初から切り分けられた状態で出てきたから、おかしいと思っていたんですよね。
食べ物の恨みは恐ろしいのですよ。 本当ですよ?
「 それはそれとして、とりあえず・・・・・・」
「 ルナマリア、ごめんなさい!」
カノン司祭は、 必死になって土下座をしました。 こんな姿を他の人に見られたら、示しがつきませんよ。
「 悪いと思っているのなら、今度ケーキをおごって下さいね」
「はい・・・・・・。ところで、 アシュトンは一緒じゃないのですか?」
聞かれるとは思っていました。 私の答えはひとつだけです。
「訳あって、 アシュトンとは別れることにしました」
「 失恋してしまったのですね」
カノン司祭は、 とんでもない誤解をしてくれています。 私は一度だって、アシュトンと付き合ったことはありませんよ。
「私は・・・・・・」
「いえ、 何も言わないでください。 ルナマリアの気持ちはちゃんとわかっていますからね」
それは素敵な勘違いというものですよ。カノン司祭。
「 アシュトンは家族のような存在で・・・・・・」
「 結婚を前提にしたお付き合いだったのですか? それはショックが大きいことでしょう。 私の胸で泣いてもいいのですよ」
カノン司祭に 抱きしめられると窒息しそうになるので、 私は丁重にお断りを入れることにしました。
「いえ、 結構です」
「 残念ですね。 ルナマリアは、昔はあんなに甘えてくれて言ったのに」
カノン司祭は、私の 黒歴史を暴露してしまう勢いです。 なんとか話の流れを変えないといけませんね。
「 こちらはガルヴァスさんです」
「どうも」
私が紹介したことで、ガルヴァスはカノン司祭に 頭を下げていました。カノン司祭は、 何故かテンションが上がっています。
「 新しい 出会いはあったのですね。 おめでとうございます」
ガルヴァスは 仲間の一人というだけで、 異性としては全く意識していません。 それなのにどうして、カノン司祭は一々恋愛に結びつけようとするのでしょうか。
まだまだこんなものではありませんね。 話に付き合っていたら日が暮れてしまいます。
「 シェリーはどこにいますか?」
私は本題に入ることにしました。カノン司祭はややあって、 シェリー について教えてくれます。
「 あの子なら、神聖 国家 アレクシスから派遣された 、グリードという聖者に 勇者に選定されて、 旅立ったところですよ」
訳あって、聖者には あまりいいイメージがないのですよね。
ある意味、仕方がないところがありますね。
もしもグリードが エリーゼの両親に呪いをかけた聖者だとしたら、 絶対に容赦しませんよ。
シェリーがいないとなると、 他の冒険者を勧誘しなければいけないようですね
「 私の存在は忘れられているですぅ!?」
ユメリアは 半泣きしました。
ごめんなさい。ユメリアのことは すっかり頭から消え去っていました。
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