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第4章 勇者候補に 女神の裁きを与えることにしました
閑話 魔道師の企み
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「所詮は勇者候補止まりの紛い物であったか」
真っ黒なフードをかぶった怪しげな魔道師がそう呟いた。魔道師は水晶に映っている勇者候補だった少年ーーロニの姿を観て、思案する。
カンストを倒すための手段を与えたと言うのに、ロニは自分本意に動いた挙げ句、勇者のいない聖女の パーティーにやられてしまった。
「全盛期であれば、私自らカンストに引導を渡してやるというのに!」
魔道師は 唇を噛んで悔しがった。
カンスケに傷つけられた古傷が疼く。だが、やつは・・・・・・もういない。
カンスト・・・・・・いや、 カーストは魔道師に力を与えられた。だというのに、恩を仇で返すような真似をした。
「 カーストの力を奪い返す。そして、 私が再びこの世に君臨するのだ!」
魔道師は決意を新たに、計画を立てることにした。
カーストの目的は分かっている。やつもまた魔道師と同様に 世界征服を企んでいるのだ。 安っぽい悪役像に見えるかもしれない。しかし、魔道師は一度 この世の全てを手に入れたことがあるのだ。 一度味わった支配する側の至福の立場をもう一度手にいれたい。いや、何としてでも手にいれてみせる!
「それにしても・・・・・・」
ロニに 女神の裁きを与えた聖女が余りにも 1000年前のルナマリアの姿に似ている。 彼女は名前まで ルナマリアというそうではないか。もしも 彼女が1000年前のルナマリアの生まれ変わりだとしたら・・・・・・ 利用できるかもしれない。 何しろ1000年前のルナマリアは、 カーストを圧倒することができたのだから、力が覚醒すれば カーストはひとたまりもないことだろう。
魔道師もルナマリアから追われる立場になってしまう可能性がないとも言えないが、それでも カーストの力を奪う為ならば 些細なことだった。
「神聖魔法を簡単に封じられてしまうとは、まだまだ実力が伴っていないようだがな」
仮に今のルナマリアが 千年 前のルナマリアと全く関係がなかったとしても、 カーストは姿が似ているというだけで意識するはずだ。 おびき寄せる餌としては丁度良い。
しかし、 今のルナマリアの目的地からすると・・・・・・ 再び魔道師の駒が減らされるかもしれない。魔道師の目的を達成するためには新たな駒の補充が必要だった。
そういえば、 エリーゼという聖女が考えた 女神の裁き対策があった。 他人の真似事というのは癪に障るが、 手段を選んではいられない。魔道師は 第四の国 フレアリーゼに向かうことにした。 そこに目的の人物がいる。
「 やっぱり、ルナマリアに仲間に戻ってもらいましょうよ」
赤毛の女魔法使いが 茶髪の勇者に相談している。 茶髪の勇者は首を横に振った。
「 あいつは 俺たちの仲間に戻る気はないと思うぞ」
「それはそうだけど・・・・・・ 私はやっとルナマリアと普通に仲良くなれそうな気がしたのに、 何もかも手遅れなのね」
女魔法使いはーーエイミアは、 ルナマリアが仲間だった頃に しでかしていた仕打ちを後悔していた。 一度は宮廷魔術師の道を絶たれて、 ルナマリアのこと恨んだこともあったけど、 彼女には何の非もない。 それどころか仲間だった頃の彼女は、 さりげなく フォローしてくれていたのだ。 ルナマリアがいなくなった後に冒険を続けてみて、 彼女のありがたさが身に染みた。
エイミアは 時々ルナマリアと冒険者カードで やり取りをしていて、 以前では考えられないほど仲良くなっていた。 出世を焦り色眼鏡でしか見られなかったかつてのエイミアでは 知ることができなかった、 本当のルナマリアの一面を 目の当たりにすることができた。
エイミアの周りには 宮廷魔術師のライバルしかいなかった。 他人は蹴落とす存在でしかなかったのである。だから、 勇者パーティーの一員になっても、 仲間はどれだけ利用できる かどうかしか考えられなかった。
それが宮廷魔術師の道を絶たれた時に一変した。 フレアリーゼ女王陛下に 厳しく悟らされて、エイミアはやっと目が覚めた。そして、 できることならばもう一度ルナマリアと仲間としてやり直したいと思った。 それが叶わぬ願いだとはわかっている。しかし、 茶髪の勇者ーー アシュトンに 八つ当たりせずにはいられなかった。
「 幼馴染のあなたがルナマリアをしっかりと捕まえておかなかったのが悪いんでしょ!」
「 ルナマリアは 俺にはもったいないほどのいい女だったんだ。 あの時 追い出さなかったとしても、 いつかきっと・・・・・・」
アシュトンも ルナマリアのことは気にかけていた。しかし、エイミアは他人の機微を考えられるほどにはまだ成長していなくて、自分の意見をぶつけることしかできなかった。
「 私程度になら簡単に手を出せると言いたいの?」
「 そうは言ってないだろう」
「 そう言っているのと同じよ! 世間知らずのシルフィーユは 思いもよらないことでしょうけど、 私はアシュトンがルナマリアのことを好きだったことに気づいていたわ」
「俺は・・・・・・」
アシュトン は口ごもり、エイミアの 追求にうまく答えられなかった。
「 あなたの立場を利用しようとしていた私が言えることじゃないかもしれないけど、 欲望のはけ口にしかなれなかった私ってなんなのかしらね」
「 そんなつもりはなかった。エイミアにも、 シルフィーユにも情はあるんだ。だから・・・・・・」
「 体を許してしまった私にも責任があるのだから、 過去のことはもういいの。 でも、もうこれからはそういう関係にはなれないわ」
「そうか・・・・・・」
二人の間に気まずい空気が流れていた。 もはや修復不可能なのだろうか。
「 ルナマリアが決めた罰だから、 あなたの仲間として 冒険を続けていくわ。でも・・・・・・ シルフィーユが戻ってくるまでは どうせまともな依頼を受けることができないから、 彼女が戻ってくるまでは一人にさせて」
「わかった・・・・・・」
「ありがとう」
エイミアは 暗い笑顔でお礼を言って、 その場を去っていった。 本当は彼女は、 できることならば パーティーから抜け出したいのかもしれない。 実際にそのようなことも言っていた。
「くそっ! 俺はルナマリアから勇者として選んでもらえたはずなのに・・・・・・!」
どうしてこんなことになってしまったのだろうか。 どこで道を踏み外してしまったのだろうか。 アシュトンはどんなに考えても 答えは導き出せなかった。
一人で酒場で落ち込んでいるアシュトンのところに、一人の魔道師が隣の席に座った。
「お若いの、昼間から飲んでいるのはいい身分だな」
「ああ? 喧嘩なら買うぞ!」
アシュトンはすっかりやさぐれていた。魔道師は 苦笑を浮かべる。
「いやいや、 そんなつもりはない。 気を悪くしたのならば、 頭を下げよう」
「・・・・・・おっさん、俺に何か用か?」
「ほう? どうして、そう思う?」
アシュトンの探るような目つきを、魔道師は 面白そうに感心した。
「俺は馬鹿だが、勇者となってからは俺を利用しようと群がって来る連中が多いからな。嫌でもそういう人間は見抜けるんだよ」
「ならば単刀直入に言おう。今の世の中に 存在している偽りの勇者ではなく、 本物の勇者になってみる気はないかね?」
「今の 俺が偽物だっていいたいのか!」
やはり、魔道師は 喧嘩を売っているのだろうか。 アシュトン は無意識のうちに拳を握りしめた。魔道師は、まあまあと 両手を広げて 宥めてみる。
「七勇者さえ偽者だ。 歴代の勇者の中で本物と言えるのはカンスケしかいない」
「 カンストの間違いだろう?」
「いいや、カンスケだ」
「まあ、 別にどうでもいいけどな」
「 ここからが肝心な話だ。勇者はカンスケの真似をして 剣と盾を装備しなければいけない。しかし、 君の本当の得意とする武器はこれだろう?」
魔道師はそう言って、双剣を取り出した。 空間魔法は難しくて使い手が少ない。 これだけでも、魔道師が 実力者だと伺えることだろう。 アシュトンは緊張の面持ちで、魔道師を 見つめた。
「何のつもりだ?」
「どうもこうもない。私は君に真の勇者となってもらい、真の敵を滅ぼしてもらいたいのだよ」
アシュトンは迷った。 これはどう考えても裏がある。 魔族の罠という可能性だって 否定できない。
「こ、ことわ・・・・・・」
「 幻滅されたままでいいのかね?」
「そ、それは・・・・・・」
魔道師の 言葉は楔となって、 アシュトンの心に深く深く絡みついた。
「 俺は本物の勇者なんだ!」
アシュトンは気が付くと、双剣を 手にしていた。 この後どんな運命が待ち受けているかも知らずにーー。
真っ黒なフードをかぶった怪しげな魔道師がそう呟いた。魔道師は水晶に映っている勇者候補だった少年ーーロニの姿を観て、思案する。
カンストを倒すための手段を与えたと言うのに、ロニは自分本意に動いた挙げ句、勇者のいない聖女の パーティーにやられてしまった。
「全盛期であれば、私自らカンストに引導を渡してやるというのに!」
魔道師は 唇を噛んで悔しがった。
カンスケに傷つけられた古傷が疼く。だが、やつは・・・・・・もういない。
カンスト・・・・・・いや、 カーストは魔道師に力を与えられた。だというのに、恩を仇で返すような真似をした。
「 カーストの力を奪い返す。そして、 私が再びこの世に君臨するのだ!」
魔道師は決意を新たに、計画を立てることにした。
カーストの目的は分かっている。やつもまた魔道師と同様に 世界征服を企んでいるのだ。 安っぽい悪役像に見えるかもしれない。しかし、魔道師は一度 この世の全てを手に入れたことがあるのだ。 一度味わった支配する側の至福の立場をもう一度手にいれたい。いや、何としてでも手にいれてみせる!
「それにしても・・・・・・」
ロニに 女神の裁きを与えた聖女が余りにも 1000年前のルナマリアの姿に似ている。 彼女は名前まで ルナマリアというそうではないか。もしも 彼女が1000年前のルナマリアの生まれ変わりだとしたら・・・・・・ 利用できるかもしれない。 何しろ1000年前のルナマリアは、 カーストを圧倒することができたのだから、力が覚醒すれば カーストはひとたまりもないことだろう。
魔道師もルナマリアから追われる立場になってしまう可能性がないとも言えないが、それでも カーストの力を奪う為ならば 些細なことだった。
「神聖魔法を簡単に封じられてしまうとは、まだまだ実力が伴っていないようだがな」
仮に今のルナマリアが 千年 前のルナマリアと全く関係がなかったとしても、 カーストは姿が似ているというだけで意識するはずだ。 おびき寄せる餌としては丁度良い。
しかし、 今のルナマリアの目的地からすると・・・・・・ 再び魔道師の駒が減らされるかもしれない。魔道師の目的を達成するためには新たな駒の補充が必要だった。
そういえば、 エリーゼという聖女が考えた 女神の裁き対策があった。 他人の真似事というのは癪に障るが、 手段を選んではいられない。魔道師は 第四の国 フレアリーゼに向かうことにした。 そこに目的の人物がいる。
「 やっぱり、ルナマリアに仲間に戻ってもらいましょうよ」
赤毛の女魔法使いが 茶髪の勇者に相談している。 茶髪の勇者は首を横に振った。
「 あいつは 俺たちの仲間に戻る気はないと思うぞ」
「それはそうだけど・・・・・・ 私はやっとルナマリアと普通に仲良くなれそうな気がしたのに、 何もかも手遅れなのね」
女魔法使いはーーエイミアは、 ルナマリアが仲間だった頃に しでかしていた仕打ちを後悔していた。 一度は宮廷魔術師の道を絶たれて、 ルナマリアのこと恨んだこともあったけど、 彼女には何の非もない。 それどころか仲間だった頃の彼女は、 さりげなく フォローしてくれていたのだ。 ルナマリアがいなくなった後に冒険を続けてみて、 彼女のありがたさが身に染みた。
エイミアは 時々ルナマリアと冒険者カードで やり取りをしていて、 以前では考えられないほど仲良くなっていた。 出世を焦り色眼鏡でしか見られなかったかつてのエイミアでは 知ることができなかった、 本当のルナマリアの一面を 目の当たりにすることができた。
エイミアの周りには 宮廷魔術師のライバルしかいなかった。 他人は蹴落とす存在でしかなかったのである。だから、 勇者パーティーの一員になっても、 仲間はどれだけ利用できる かどうかしか考えられなかった。
それが宮廷魔術師の道を絶たれた時に一変した。 フレアリーゼ女王陛下に 厳しく悟らされて、エイミアはやっと目が覚めた。そして、 できることならばもう一度ルナマリアと仲間としてやり直したいと思った。 それが叶わぬ願いだとはわかっている。しかし、 茶髪の勇者ーー アシュトンに 八つ当たりせずにはいられなかった。
「 幼馴染のあなたがルナマリアをしっかりと捕まえておかなかったのが悪いんでしょ!」
「 ルナマリアは 俺にはもったいないほどのいい女だったんだ。 あの時 追い出さなかったとしても、 いつかきっと・・・・・・」
アシュトンも ルナマリアのことは気にかけていた。しかし、エイミアは他人の機微を考えられるほどにはまだ成長していなくて、自分の意見をぶつけることしかできなかった。
「 私程度になら簡単に手を出せると言いたいの?」
「 そうは言ってないだろう」
「 そう言っているのと同じよ! 世間知らずのシルフィーユは 思いもよらないことでしょうけど、 私はアシュトンがルナマリアのことを好きだったことに気づいていたわ」
「俺は・・・・・・」
アシュトン は口ごもり、エイミアの 追求にうまく答えられなかった。
「 あなたの立場を利用しようとしていた私が言えることじゃないかもしれないけど、 欲望のはけ口にしかなれなかった私ってなんなのかしらね」
「 そんなつもりはなかった。エイミアにも、 シルフィーユにも情はあるんだ。だから・・・・・・」
「 体を許してしまった私にも責任があるのだから、 過去のことはもういいの。 でも、もうこれからはそういう関係にはなれないわ」
「そうか・・・・・・」
二人の間に気まずい空気が流れていた。 もはや修復不可能なのだろうか。
「 ルナマリアが決めた罰だから、 あなたの仲間として 冒険を続けていくわ。でも・・・・・・ シルフィーユが戻ってくるまでは どうせまともな依頼を受けることができないから、 彼女が戻ってくるまでは一人にさせて」
「わかった・・・・・・」
「ありがとう」
エイミアは 暗い笑顔でお礼を言って、 その場を去っていった。 本当は彼女は、 できることならば パーティーから抜け出したいのかもしれない。 実際にそのようなことも言っていた。
「くそっ! 俺はルナマリアから勇者として選んでもらえたはずなのに・・・・・・!」
どうしてこんなことになってしまったのだろうか。 どこで道を踏み外してしまったのだろうか。 アシュトンはどんなに考えても 答えは導き出せなかった。
一人で酒場で落ち込んでいるアシュトンのところに、一人の魔道師が隣の席に座った。
「お若いの、昼間から飲んでいるのはいい身分だな」
「ああ? 喧嘩なら買うぞ!」
アシュトンはすっかりやさぐれていた。魔道師は 苦笑を浮かべる。
「いやいや、 そんなつもりはない。 気を悪くしたのならば、 頭を下げよう」
「・・・・・・おっさん、俺に何か用か?」
「ほう? どうして、そう思う?」
アシュトンの探るような目つきを、魔道師は 面白そうに感心した。
「俺は馬鹿だが、勇者となってからは俺を利用しようと群がって来る連中が多いからな。嫌でもそういう人間は見抜けるんだよ」
「ならば単刀直入に言おう。今の世の中に 存在している偽りの勇者ではなく、 本物の勇者になってみる気はないかね?」
「今の 俺が偽物だっていいたいのか!」
やはり、魔道師は 喧嘩を売っているのだろうか。 アシュトン は無意識のうちに拳を握りしめた。魔道師は、まあまあと 両手を広げて 宥めてみる。
「七勇者さえ偽者だ。 歴代の勇者の中で本物と言えるのはカンスケしかいない」
「 カンストの間違いだろう?」
「いいや、カンスケだ」
「まあ、 別にどうでもいいけどな」
「 ここからが肝心な話だ。勇者はカンスケの真似をして 剣と盾を装備しなければいけない。しかし、 君の本当の得意とする武器はこれだろう?」
魔道師はそう言って、双剣を取り出した。 空間魔法は難しくて使い手が少ない。 これだけでも、魔道師が 実力者だと伺えることだろう。 アシュトンは緊張の面持ちで、魔道師を 見つめた。
「何のつもりだ?」
「どうもこうもない。私は君に真の勇者となってもらい、真の敵を滅ぼしてもらいたいのだよ」
アシュトンは迷った。 これはどう考えても裏がある。 魔族の罠という可能性だって 否定できない。
「こ、ことわ・・・・・・」
「 幻滅されたままでいいのかね?」
「そ、それは・・・・・・」
魔道師の 言葉は楔となって、 アシュトンの心に深く深く絡みついた。
「 俺は本物の勇者なんだ!」
アシュトンは気が付くと、双剣を 手にしていた。 この後どんな運命が待ち受けているかも知らずにーー。
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