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ウェズブルグ家1 ※
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街灯に照らされた夜道を馬車は軽やかな蹄の音をたてて走り、カーテンの閉められた馬車の中をクレハはぼんやりと見ていた。
乗合馬車とはまったく違う、貴族が使っているのだと分かる豪奢なつくり。
そっと小物入れを覗いてみると、高級そうな葉巻が並んでいたり、これまた上質な紙やペン、インクなどもある。スライド式になっているテーブルで、移動時もそれらを使って仕事ができるようになっている。
「住む世界が違うわ……」
そう呟いて天井を仰ぐが、それでも現実を見なければ……という気持ちでまた前を向く。
「昨日から色んなことが急変したけれど、生きるためには対応していかないとならないんだわ。世の中、知識や頭脳だけでは対応できないこともある。それは順応能力よ」
ブツブツと一人で言いながら、クレハは自分の胸を落ち着かせるように何度もさする。
不安はたくさんある。
住み込みになったというのに、屋敷の主人が厳しい人だったらどうしよう。屋敷の使用人に、新参者として虐められたらどうしよう。
そう考えるのは、ごく当たり前な不安だ。
「……まだ起こってもいないことを心配しても、仕方がないのよね」
何度目かの溜め息をついてカーテンからチラリと外を見ると、馬車は大学などのある王都の中央部分を走っていた。
「……はぁ」
期せずしてまた溜め息が漏れ、クレハはなるべく何も考えないようにと努めた。
何も考えないように……と思っていたのに、どうしてかあの赤髪の青年を思い出す。
彼がもし貴族ならば、こういう馬車に乗って王立学校に通っているのだろうか?
その隣には――、彼女として誰か女性が乗っているのだろうか?
「……嫌だわ。ただの行きずりの関係なのに、私ったら何を考えているのかしら」
あたかも自分が嫉妬をする権利があるというような妄想に、クレハは一人赤面する。
「……住む場所が違うのよ。私は下町の子で、彼はきっと……手の届かない高位貴族」
自分を諦めさせるために独りごとを言ってみたが、案外それはズシリと心にのしかかった。
彼に父の服を着せてしまった。
あれは、不敬な態度ではなかっただろうか?
身分の差はあれど、このエイダ王国に不敬罪というものは存在しない。
イーサンのようなどこかの家に仕える使用人も、就職先として執事やメイドなどをこなしている。
「……彼、嫌な思いをしていなければいいけれど」
自分の父の服が、特別汚かったりボロなわけではない。ちゃんと綺麗な物だけを取っておいて、ノアに貸しても差し支えのないものを選んだつもりだ。
けれど、死んだ父の服に袖を通した彼の気持ちはどうだっただろう?
「あぁ……、駄目だわ。考えれば考えるほど、恥ずかしいし何が正解なのか分からない……」
両手で顔を覆い、クレハは重たい溜め息をついた。
「すてきな……、人だったのに」
そう呟いてみても、もう遅いような気がした。
**
「どうぞ、お手を」
馬車がゆっくりと停まってドアが開き、先ほどと同じようにイーサンが下から手を差し出してくれる。
「ありがとうございます」
その手に手を重ねて踏み台を踏み、クレハの目に入ったのは見知らぬ屋敷だった。
広大な庭園には噴水やガゼボがあり、その奥に左右対称の白い屋敷が横に広がっている。どこからか、バラの香りがする気がした。
「こちらへ。ご主人さまがお待ちです」
後ろを向けば庭園の道沿いには外灯あり、馬車が通ってきた道を温かく照らしていた。
目の前にある大きな玄関ドアまでの一歩一歩を進みながら、クレハは緊張に胸を高鳴らせる。
「ようこそ、ウェズブルク家へ」
やがて階段を上った先でイーサンは白いドアを開き、クレハを中に導く。
ドアが開いた奥、待ち構えていたように人陰を認識した。
そのとたん、クレハはバッと頭を下げて大きな声で挨拶をする。
「クレハ・モッティと申します! はじめまして!」
その挨拶がやけに響くと思ったあと、涼やかな声が応えた。
「待っていたよ」
どこかで聞いたような――、と思うよりも先に、靴音がこちらに近付いてくる。
頭を下げたままのクレハの目に入ったのは、ピカピカに磨き上げられた革靴。高級そうなそれは、きっと『ご主人さま』のものだ。
緊張して固まっていると、首元から前に垂れた彼女の三つ編みを、目の前の貴族が手に取った。
「せっかく綺麗な黒髪なのに、いつもこうしているんだね。その眼鏡も取ったほうがいい」
聞き覚えのある声がして眼鏡のつるに触れられると、クレハはとっさにそれを押さえて顔を上げていた。
「あ……っ」
「やぁ、こんばんは」
目の前に立っているのは、屋敷のきらびやかな照明を受けて赤髪を光らせ、魅惑的な琥珀色の目でこちらを見ている――。
「ノア……」
思わず彼の名を呟き、背後からイーサンの咳払いが聞こえた。
「あ……、ノア、さま」
そう付け加えて、あらためてクレハは鞄を下に置き、スカートを摘まんで丁寧な礼をしてみせる。
「そんなにかしこまらなくていいよ、クレハ。ようこそ、我が家へ。うちの有能すぎる執事が、ずいぶん君を脅してしまったみたいだね」
「あなた……、ノアさまは、あのあと一人でお帰りになって大丈夫だったのですか?」
クレハの問いに、ノアは彼女の後ろにいるイーサンを見る。それから肩をすくめてチャーミングに笑った。
「少しばかり、注意を受けたがね」
「無事だったのなら、なによりです」
「それより、中へどうぞ。僕の大事な家庭教師どのに、いつまでも立たせていられない」
彼がそう言うと、やはりイーサンが「お部屋へ案内致しますので、こちらへ」と先を歩き始める。
「僕は部屋で待っているよ。屋敷の説明を受けたら、イーサンに案内してもらっておいで」
「はい、かしこまりました」
「クレハさま、こちらへ」
「はい」
先を歩くイーサンは薄い色味の金髪をなでつけ、執事服を纏った背筋もピンとしている。頭からは二本のねじれた角が生え執事服の裾からは尻尾が覗いていた。
「一階は主に厨房や遊戯室、来賓室になっております。ダンスホールなどもそちらに。二階は主に旦那さまやノアさまが暮らしていらっしゃる部分ですが、クレハさまのお部屋は特別にこちらにある貴賓室にと」
「え……、あ、……はい。光栄の至りです」
特別扱いをされていると言われ、クレハは思わず自分の三つ編みに触れて緊張をほぐそうとする。
「屋根裏と地下室は、使用人の領域になっております。歩いても咎められたりはしませんが、使用人の側にも仕事をする領域や生活スペースがございます」
「はい、その辺りはプライバシーを大切にしたいです」
「それから、二階のに西側の端の部屋は大旦那さまのお部屋なので、お近づきにならぬよう。大旦那さまは普段からノアさまにも旦那さまにも滅多にお会いになりません。非常に気難しい方なので、ご留意を」
「はい、わきまえます」
大旦那さまというにはノアの祖父なのだろう。
どんな事情があるのか分からない。けれど使用人からも気難しいと言われる人物なら、近寄らないようにと言われれば従うのが得策だろう。
乗合馬車とはまったく違う、貴族が使っているのだと分かる豪奢なつくり。
そっと小物入れを覗いてみると、高級そうな葉巻が並んでいたり、これまた上質な紙やペン、インクなどもある。スライド式になっているテーブルで、移動時もそれらを使って仕事ができるようになっている。
「住む世界が違うわ……」
そう呟いて天井を仰ぐが、それでも現実を見なければ……という気持ちでまた前を向く。
「昨日から色んなことが急変したけれど、生きるためには対応していかないとならないんだわ。世の中、知識や頭脳だけでは対応できないこともある。それは順応能力よ」
ブツブツと一人で言いながら、クレハは自分の胸を落ち着かせるように何度もさする。
不安はたくさんある。
住み込みになったというのに、屋敷の主人が厳しい人だったらどうしよう。屋敷の使用人に、新参者として虐められたらどうしよう。
そう考えるのは、ごく当たり前な不安だ。
「……まだ起こってもいないことを心配しても、仕方がないのよね」
何度目かの溜め息をついてカーテンからチラリと外を見ると、馬車は大学などのある王都の中央部分を走っていた。
「……はぁ」
期せずしてまた溜め息が漏れ、クレハはなるべく何も考えないようにと努めた。
何も考えないように……と思っていたのに、どうしてかあの赤髪の青年を思い出す。
彼がもし貴族ならば、こういう馬車に乗って王立学校に通っているのだろうか?
その隣には――、彼女として誰か女性が乗っているのだろうか?
「……嫌だわ。ただの行きずりの関係なのに、私ったら何を考えているのかしら」
あたかも自分が嫉妬をする権利があるというような妄想に、クレハは一人赤面する。
「……住む場所が違うのよ。私は下町の子で、彼はきっと……手の届かない高位貴族」
自分を諦めさせるために独りごとを言ってみたが、案外それはズシリと心にのしかかった。
彼に父の服を着せてしまった。
あれは、不敬な態度ではなかっただろうか?
身分の差はあれど、このエイダ王国に不敬罪というものは存在しない。
イーサンのようなどこかの家に仕える使用人も、就職先として執事やメイドなどをこなしている。
「……彼、嫌な思いをしていなければいいけれど」
自分の父の服が、特別汚かったりボロなわけではない。ちゃんと綺麗な物だけを取っておいて、ノアに貸しても差し支えのないものを選んだつもりだ。
けれど、死んだ父の服に袖を通した彼の気持ちはどうだっただろう?
「あぁ……、駄目だわ。考えれば考えるほど、恥ずかしいし何が正解なのか分からない……」
両手で顔を覆い、クレハは重たい溜め息をついた。
「すてきな……、人だったのに」
そう呟いてみても、もう遅いような気がした。
**
「どうぞ、お手を」
馬車がゆっくりと停まってドアが開き、先ほどと同じようにイーサンが下から手を差し出してくれる。
「ありがとうございます」
その手に手を重ねて踏み台を踏み、クレハの目に入ったのは見知らぬ屋敷だった。
広大な庭園には噴水やガゼボがあり、その奥に左右対称の白い屋敷が横に広がっている。どこからか、バラの香りがする気がした。
「こちらへ。ご主人さまがお待ちです」
後ろを向けば庭園の道沿いには外灯あり、馬車が通ってきた道を温かく照らしていた。
目の前にある大きな玄関ドアまでの一歩一歩を進みながら、クレハは緊張に胸を高鳴らせる。
「ようこそ、ウェズブルク家へ」
やがて階段を上った先でイーサンは白いドアを開き、クレハを中に導く。
ドアが開いた奥、待ち構えていたように人陰を認識した。
そのとたん、クレハはバッと頭を下げて大きな声で挨拶をする。
「クレハ・モッティと申します! はじめまして!」
その挨拶がやけに響くと思ったあと、涼やかな声が応えた。
「待っていたよ」
どこかで聞いたような――、と思うよりも先に、靴音がこちらに近付いてくる。
頭を下げたままのクレハの目に入ったのは、ピカピカに磨き上げられた革靴。高級そうなそれは、きっと『ご主人さま』のものだ。
緊張して固まっていると、首元から前に垂れた彼女の三つ編みを、目の前の貴族が手に取った。
「せっかく綺麗な黒髪なのに、いつもこうしているんだね。その眼鏡も取ったほうがいい」
聞き覚えのある声がして眼鏡のつるに触れられると、クレハはとっさにそれを押さえて顔を上げていた。
「あ……っ」
「やぁ、こんばんは」
目の前に立っているのは、屋敷のきらびやかな照明を受けて赤髪を光らせ、魅惑的な琥珀色の目でこちらを見ている――。
「ノア……」
思わず彼の名を呟き、背後からイーサンの咳払いが聞こえた。
「あ……、ノア、さま」
そう付け加えて、あらためてクレハは鞄を下に置き、スカートを摘まんで丁寧な礼をしてみせる。
「そんなにかしこまらなくていいよ、クレハ。ようこそ、我が家へ。うちの有能すぎる執事が、ずいぶん君を脅してしまったみたいだね」
「あなた……、ノアさまは、あのあと一人でお帰りになって大丈夫だったのですか?」
クレハの問いに、ノアは彼女の後ろにいるイーサンを見る。それから肩をすくめてチャーミングに笑った。
「少しばかり、注意を受けたがね」
「無事だったのなら、なによりです」
「それより、中へどうぞ。僕の大事な家庭教師どのに、いつまでも立たせていられない」
彼がそう言うと、やはりイーサンが「お部屋へ案内致しますので、こちらへ」と先を歩き始める。
「僕は部屋で待っているよ。屋敷の説明を受けたら、イーサンに案内してもらっておいで」
「はい、かしこまりました」
「クレハさま、こちらへ」
「はい」
先を歩くイーサンは薄い色味の金髪をなでつけ、執事服を纏った背筋もピンとしている。頭からは二本のねじれた角が生え執事服の裾からは尻尾が覗いていた。
「一階は主に厨房や遊戯室、来賓室になっております。ダンスホールなどもそちらに。二階は主に旦那さまやノアさまが暮らしていらっしゃる部分ですが、クレハさまのお部屋は特別にこちらにある貴賓室にと」
「え……、あ、……はい。光栄の至りです」
特別扱いをされていると言われ、クレハは思わず自分の三つ編みに触れて緊張をほぐそうとする。
「屋根裏と地下室は、使用人の領域になっております。歩いても咎められたりはしませんが、使用人の側にも仕事をする領域や生活スペースがございます」
「はい、その辺りはプライバシーを大切にしたいです」
「それから、二階のに西側の端の部屋は大旦那さまのお部屋なので、お近づきにならぬよう。大旦那さまは普段からノアさまにも旦那さまにも滅多にお会いになりません。非常に気難しい方なので、ご留意を」
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