契約婚しますか？

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いろいろ考えてたら家に着きましたわ。

急いで着替えてサロンに行きましたわ。

「お父様お母様に提案がありますの。」

「いきなりどうしたんだい？」

「エドラン様のことですわ、男爵令嬢のメリア様と毎日毎日イチャイチャしてるそうですわ、エドラン様に距離を取るようにお願いしても嫉妬してるとか見当違いなこと言われましたわ。」

「それに私がお母様から子爵位を頂くから、それで子爵当主になって、メリア様と愛人にして家に迎えるらしいですわ。」

「成績もAクラスからCクラスにまで下がってしまってましたわ。家庭教師を派遣しても卒業できればいいらしく、あまり集中してないそうですわ。」

ここまで聞いたお父様が真っ赤になって怒ってましたわ。

「なんだとーーーここまで手厚くしてきていろいろ大目に見て目をつぶってきたのにコケにしやがってからに。」

「だからお父様達に提案がありますわ、卒業前に契約書見直しですわ。」

「契約書見直しして、このまま子爵位を頂くけど領地がないから、家だけは用意してあげるけどメイドや侍女、侍従に料理人等はサイファ伯爵家とメリア様の男爵家が雇って用意すればいいですわ。給料もエドラン様とメリア様が払うようにって感じで提案ですわ。」

「私は私でクリスタ侯爵家から用意しますからとね。」

「お互い別居婚にしましょうってね。」

それを聞いたお父様とお母様は悩み始めましたわ。
収入がないですからね。

エドラン様とメリア様が働けばいいのでしょうけどお2人とも働かなかさそうですわね。
別居婚でも侵入されないようにしないといけないですわね。

私は商会作ってそこで寝泊まりしようかしらね。
レオ兄様が結婚すればいつまでも居座るわけにはいかないでしょうしね。

エドラン様とメリア様の家を広く大きく作って境界線を引くとかしようかしらね……お父様とお母様と一緒に住んで貰えれば侵入されないかしらね。

「分かった、お父様達に任せてくれ。ミリアーヌが困らないようにするからな。」

「それにしてもサイファ伯爵家の教育はどうなってるだ？次男だからちょっと甘やかしてるのか？」

またお父様は悩み始めましたわ。
他家の教育にはあまり口出すのもできませんものね。

契約書があれど言えども深くまで言えないし、家庭教師派遣がせいぜいな所ですわね。

メリア様の男爵家とは接点ないし……メリア様の素行を忠告するぐらいしかできないわね。
エドラン様の素行はこれから深く調査するんでしょうけどね。

サイファ伯爵家に忠告してもエドラン様が理解しなければ意味無いわね。

はぁ……卒業前に頭痛い問題ですわ。