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どんどんすすむ
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正式に婚約者として選ばれて、どんどん話は進んでいく。何この急展開…!!
陛下と侯爵様、殿下と私…この4人と、他によくわからない険しい顔をした男の人3人…。険しいっていうか、ちょっと不気味。
そんな7人で話をしている。
…この空気…たえられない。私たちの気持ちは無視なの?貴族の結婚てこんな感じなの?少なくても、この胡散臭い男だけは嫌だ!!
私と同じ14才なのに、ぜんぜん元気さを感じない。綺麗なお面をつけてるみたいに表情が変わらない!面白さもない、優しさもない、そんな男と結婚なんて絶対嫌だ!!
王太子殿下権限で反対しろ!陛下の命令だとしても!好きな人がいるとか、何でもいいから!!
目の前に座るグレアム様を見るけど目もあわせてくれない。
……ダメだ、自分で聞くしかない!!
「あの!婚約者が決まるのは、殿下が15才になった時ではないのですか?なぜこんなにも急に…」
「アイリーンッ!」
「っっ!?」
侯爵様に怒鳴られた…喋っちゃいけなかったんだ…。
「陛下、大変申し訳ございません。娘が失礼な態度を…」
「べつに気にする事はない。納得しないのはグレアムもだ。」
何も喋らないでムスっとしてると思ったら、ちゃんと反対してくれてたんだ。私と1度も目を合わそうとしないし、そりゃ結婚なんて嫌だよね。
私たちの意思など確認することもなく、婚約発表のパーティーの日とか結婚する時期とか、着々と話は進んでいった。
何とかしないと…でも、どうやったらなんとかなるの…。
「1ヶ月後に婚約発表…その1年後に結婚……ムリすぎるよ……」
きちんと手入れされた、綺麗な庭を歩いて気分転換。
「村は…父さんと母さん、ルークはどうしてるかな…」
軽くホームシック…
今なら山にクルクが沢山なってて、皆でとりにいってるのに…
ここはなんてつまらないんだろう。
「絶対婚約破棄してやる!!」
アイリーン様を目覚めさせて、婚約破棄。さっきは侯爵様に怒られたけど、何とかする方法を考えないと!!
「あと11ヶ月でここからサヨナラするんだから!」
「何を叫んでるんだ。」
「……っ」
わぁぁぁ…聞かれちゃいけない人に聞かれてたー!!
「お前は13ヶ月後に、俺と結婚する事になっている、不本意でほあるが。」
「聞き間違えではないですか?私はどこにも行きません。」
「婚約破棄してやるとも言っていただろう。」
そこも聞かれてたっっ!!この人いつからいたの!?
「いえ…それは……」
どうしよう…うまい言い訳が思い付かない…っそうだ!!
「っ禁書!禁書に、まだ結婚すべきではないって書いてありました。この本を読んだものは、1年間は異性と深く接してはいけない…と。」
いい考えでしょ!これ嘘ではないし。本当にそう書いてあるんだから!
「婚前に深く接する気などない」
「……?」
「当たり前だろう、もし俺に何かあった時、その後に誰の貰いてもなくなるような体にするはず無いだろ。あと、結婚前に子を孕まれるのも勘弁だ。……おい、何を呆けている?」
深いって、まさか子供をつくる行為…的な事を言ってるのかな?…この人。そうじゃないから!!それに、じゅ、じゅうよんさいでそんな事、普通しないでしょ!!
うう…恥ずかしい…顔が熱い。
「…私が言う深く接するというのは…相手を深く好いてしまって、何も見えなくなるほど自分を失わないように…っということで…」
「安心しろ、お前に好意など抱かない。」
あーそうですかっ!そうですよねっ!!
「私も、殿下を好きではありませんので、やはり全力で婚約も結婚も回避させて頂きます。殿下もこの婚約を不服と思ってらっしゃるのでしょう?」
「お前も貴族の娘なら、結婚する相手を自分で決められるとは思ってないだろう?」
そんな上流階級システム、貧乏農民の私が従うわけないじゃない。もう話すのも嫌になってきた!!
「私はこれで失礼いたします。」
って言おうとしてたのに、また話しかけられた。
「お前が読んだという禁書の内容は?」
そんな事、どうでもいいじゃない!
「恋愛ものだと思います。途中で破られてたので、最後は不明ですが。」
「……」
「お話はこれだけでしょうか?では、私はお先に失礼します、殿下。」
あー!ムカつくっ!!
陛下と侯爵様、殿下と私…この4人と、他によくわからない険しい顔をした男の人3人…。険しいっていうか、ちょっと不気味。
そんな7人で話をしている。
…この空気…たえられない。私たちの気持ちは無視なの?貴族の結婚てこんな感じなの?少なくても、この胡散臭い男だけは嫌だ!!
私と同じ14才なのに、ぜんぜん元気さを感じない。綺麗なお面をつけてるみたいに表情が変わらない!面白さもない、優しさもない、そんな男と結婚なんて絶対嫌だ!!
王太子殿下権限で反対しろ!陛下の命令だとしても!好きな人がいるとか、何でもいいから!!
目の前に座るグレアム様を見るけど目もあわせてくれない。
……ダメだ、自分で聞くしかない!!
「あの!婚約者が決まるのは、殿下が15才になった時ではないのですか?なぜこんなにも急に…」
「アイリーンッ!」
「っっ!?」
侯爵様に怒鳴られた…喋っちゃいけなかったんだ…。
「陛下、大変申し訳ございません。娘が失礼な態度を…」
「べつに気にする事はない。納得しないのはグレアムもだ。」
何も喋らないでムスっとしてると思ったら、ちゃんと反対してくれてたんだ。私と1度も目を合わそうとしないし、そりゃ結婚なんて嫌だよね。
私たちの意思など確認することもなく、婚約発表のパーティーの日とか結婚する時期とか、着々と話は進んでいった。
何とかしないと…でも、どうやったらなんとかなるの…。
「1ヶ月後に婚約発表…その1年後に結婚……ムリすぎるよ……」
きちんと手入れされた、綺麗な庭を歩いて気分転換。
「村は…父さんと母さん、ルークはどうしてるかな…」
軽くホームシック…
今なら山にクルクが沢山なってて、皆でとりにいってるのに…
ここはなんてつまらないんだろう。
「絶対婚約破棄してやる!!」
アイリーン様を目覚めさせて、婚約破棄。さっきは侯爵様に怒られたけど、何とかする方法を考えないと!!
「あと11ヶ月でここからサヨナラするんだから!」
「何を叫んでるんだ。」
「……っ」
わぁぁぁ…聞かれちゃいけない人に聞かれてたー!!
「お前は13ヶ月後に、俺と結婚する事になっている、不本意でほあるが。」
「聞き間違えではないですか?私はどこにも行きません。」
「婚約破棄してやるとも言っていただろう。」
そこも聞かれてたっっ!!この人いつからいたの!?
「いえ…それは……」
どうしよう…うまい言い訳が思い付かない…っそうだ!!
「っ禁書!禁書に、まだ結婚すべきではないって書いてありました。この本を読んだものは、1年間は異性と深く接してはいけない…と。」
いい考えでしょ!これ嘘ではないし。本当にそう書いてあるんだから!
「婚前に深く接する気などない」
「……?」
「当たり前だろう、もし俺に何かあった時、その後に誰の貰いてもなくなるような体にするはず無いだろ。あと、結婚前に子を孕まれるのも勘弁だ。……おい、何を呆けている?」
深いって、まさか子供をつくる行為…的な事を言ってるのかな?…この人。そうじゃないから!!それに、じゅ、じゅうよんさいでそんな事、普通しないでしょ!!
うう…恥ずかしい…顔が熱い。
「…私が言う深く接するというのは…相手を深く好いてしまって、何も見えなくなるほど自分を失わないように…っということで…」
「安心しろ、お前に好意など抱かない。」
あーそうですかっ!そうですよねっ!!
「私も、殿下を好きではありませんので、やはり全力で婚約も結婚も回避させて頂きます。殿下もこの婚約を不服と思ってらっしゃるのでしょう?」
「お前も貴族の娘なら、結婚する相手を自分で決められるとは思ってないだろう?」
そんな上流階級システム、貧乏農民の私が従うわけないじゃない。もう話すのも嫌になってきた!!
「私はこれで失礼いたします。」
って言おうとしてたのに、また話しかけられた。
「お前が読んだという禁書の内容は?」
そんな事、どうでもいいじゃない!
「恋愛ものだと思います。途中で破られてたので、最後は不明ですが。」
「……」
「お話はこれだけでしょうか?では、私はお先に失礼します、殿下。」
あー!ムカつくっ!!
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