4 / 6
4
しおりを挟むその日。
シェリンは、相も変わらず飽きもせず、飛竜の子供とほのぼの遊んで――いや、観察するというお役目を少々過剰なほどに全うしていた。
「サニアー」
飛竜の子供ヴァフスジルサニアが喜ぶ呼び方で注意を引いて、先端に赤い羽根飾りが付いた玩具を取り出す。
ふよふよと羽飾りを動かせば、琥珀色の眼がきらきらと輝きはじめた。
ぽてぽてと寄ってきて、羽根を掴もうと短い前足を夢中でのばす。
届きそうで、届かない高さ。ぷぎゃううー、と焦れたような声が大きな口から漏れた。
「ぐるうー」
「……うう。そんな顔でこっち見てもだめだよ」
シェリンが下げてくれないと悟ると、ようやくクリーム色の翼をぱたたっとばたつかせ始めた。
ぴょんと跳び上がり、一瞬ふわりと浮く。
が、未だ慣れない翼では飛ぶまで至らず。勢いあまって、どしんと青芝に尻餅をついてしまう。その衝撃に、また琥珀色の瞳がきょとんと瞬いた。
「……うあー、可愛い。本当に可愛い」
シェリンが真っ赤になって悶える。
もっと遊んでーと言いたげに、子竜が「ぐあうー」と甘えた声を出した。
実はこれ、ただ遊んでいるわけではない。飛ぶために必要な訓練なのだ。
王家から預かり受けたシルヴァリ家の飛竜は、翼の形が安定するのを待ってようやく始まったばかりだ。
なのだが、どうにもこの子供、やる気がない。
同時期に生まれた飛竜よりも少々小さく成長も遅いようだが、体はいたって健康で悪いところはどこもないと獣医に太鼓判を押されている。
強いて言うなら甘えん坊で、シェリンから離れようとしない。
飛べない彼女にべったり張り付いているので、飛ぶ練習もしようとしないのだ。
もともと飛べない人間はそれでいいが、むしろ飛ぶほうが得意な飛竜が飛ばないのだ。
飛べるはずなのに、飛ばない。それは大問題である。
しかしこの甘えん坊は、シェリンがどれだけ隠れていてもすぐに見つけ出してしまう。
それならばと飼育舎から遠ざかればきゅうきゅうと悲し気な声を上げて不貞腐れ、なお一層飛ぼうとしない。
甘えん坊は、同時にとても強情だったのだ。
仕方なく、飼育員たちは女性のシェリンにも手伝ってもらうことにした。
甘やかし過ぎた罪悪感もあり、彼女もアメと鞭を持って育成に協力しているというわけだった。
タイミングを見計らって、赤い羽根飾りをさらに高く持ち上げる。
すると、何度目かで飛竜の子供はばさっといつもより翼を大きく動かし、飛んだ。
正しくは飛んだというよりも緩やかな跳躍、だろうか。どしんと転ぶことなく、ぱさぱさっと上手に翼をはためかせてきれいに着地した飛竜に、シェリンはおおっと目を見開く。
「やった! サニア‼」
次いでぱちぱち、と手を叩いたのは、しかし彼女ではなかった。
ロギさんあたりかな、と思って振り返る。
しかしそこに立っていたのは、知らない顔の青年だ。ついでに言えば、人族だった。
金糸銀糸をふんだんに使用した、形はシンプルでもひと目で高価と分かるベストにジュストコールを違和感なく着こなしているので、使用人や出入り商人でないことは確かだろう。
しかしシルヴァリ家の邸宅の敷地内でもかなり奥まったこの場所に、普通お客様は来ない。
「素晴らしい。見事な黄金色だ」
にこにこと当たり前のように寄ってくるその人に「きゅあああ!」と飛竜が警戒の声を上げたことでシェリンははっと我に返った。
とっさに飛竜の子供を庇うように前に立つ。
「あ、あの。どちら様―――」
「キリム殿下あああ!」
遠くにこの邸の主シルヴァリ卿の声が聞こえた。
続いた複数の「殿下」という言葉に、失礼ながら「え!?」と客人を凝視する。
身に着けた衣服よりもさらに豪奢な濃い色の金髪。涼し気な水色の瞳。軍に身を置いているとは思えぬ柔和で甘い顔だち。肩幅は広いがほっそりすらりとして見える長身。
セレーナ姫が夢中で語り聞かせてくれた“キリム王子”の姿形を、目の前の青年は取っていた。
なんでこんなところに王子様が。
今さらだが腰を折って礼をとりつつ、シェリンは呆然と考える。
王子のお妃候補であるそのセレーナ姫は、今日も今日とて城へ出向いていたはずだ。目の前にいる、この王子に会うために。
そして、背後に隠した飛竜の子供が王家、しかもこの王子様から預かった卵だったことを思い出す。
このときようやく後続のシルヴァリ卿らが追い付いてきた。
どうやら王子様、飛竜に乗ってシルヴァリ家の正門を素通りし、直接飼育舎の近くへ降り立ったらしい。
後続は、敷地内に王家所有の白い飛竜が降り立ったのを見て仰天し、追いかけてきた者たちである。
「ででで、殿下、本日は一体……っ」
「預けた飛竜の様子と、わが妃を見に来たのだ」
わが妃。その言葉に、シルヴァリ卿の顔つきがぱあっと輝く。
「それはありがとうございます! しかし残念ながら、セレーナは入れ違いで城に赴いておりまして―――」
「そうだろうな」
微笑んで、王子はつかつかとシェリンと飛竜の子供に近づいて行く。
飛竜を見に来たというなら、シェリンは退くべきだろう。しかしなぜか妙に気が立っている子竜を、王子様に近づけていいものなのだろうか。
「くああああっ」
「さっサニア!」
とうとう威嚇するような声を上げ王子に飛びかかろうとしたので、シェリンは慌ててクリーム色の体を捕まえた。結果として許可もなく礼の姿勢をといて目上の人々の前で座り込んでしまったが、無作法を気にしている場合ではない。
落ち着いて、と飛竜の子供を翼ごとぎゅっと抱きしめる。薄灰色の腹に回った手でどうどうと撫でれば「ぐうう」と不満げな、しかし先ほどよりは落ち着いた唸り声が牙の間から漏れた。
いくらアルマ王国の守りの要として大切にされている飛竜でも、王子様に噛みついたら処分されてしまうかもしれない。
どうしてこんなに不機嫌になってしまったのか、と必死で考える彼女は気付かない。
彼女が撫でる毎に、クリーム色をした飛竜の体がきらきらと、さながら金粉をまぶしたように輝いていることに。
そして、シルヴァリ卿らがそれらを食い入るように見つめていたこと。
さらにはキリム王子が満足そうに見下ろしていたことも。
「こ、これはいったい……どういうことですかな」
困惑しきったシルヴァリ卿の声に答えたのは、王子である。
「初代国王の飛竜は金色に輝く飛竜の王であったとされている。それは後に王妃となる清らかな乙女が慈しんだ白き竜であったと。おかしい記述だと思っていたが、伝承は真実であったのだな。王家の白竜は黄金色に変わった。彼女、シェリン・グリンデールこそ初代王妃の再来。わたしの妃に相応しい」
卵から孵った当初、飛竜は白色をしていた。それが日増しに黄色味と艶を増してきたのは、飛竜の子供がシェリンに出会ってからだ。飼育係からの証言も得ている。
何か言いたいが、何を言うべきかわからないといった複数の顔に向けて「言ったはずだが」と王子は続ける。
「その手でもっとも優秀な飛竜を育てた者をわたしの妃とする、と」
視線が、シルヴァリ家の新米侍女に集中する。そして、その腕の飛竜の子供に。
その侍女シェリンはといえば。
飛竜がようやく大人しくなってきたところで、周囲の注目とその理由など考えている暇がない。
大騒ぎしているのでさぞかし不快に思われているんだろうな、と思えば顔を上げる勇気もない。
王子様に名乗ってもいないのに名前と家名までを言い当てられ、しかも妃の指名まで受けたのだが、彼女はぜんぜん耳に入っていなかった。
「し、しかし……この飛竜は当家のセレーナが預かり受けた卵で」
「シルヴァリ卿。あなたの娘セレーナは、ちゃんと自分の手で卵を持ち帰った。その誠実さは評価しよう。落としたとはいえ無事に生まれたのだし」
うう、とシルヴァリ卿が呻く。落としたのがばれている。
実際、彼女と同じように卵を傷つけてしまい、所有している飼育舎の卵や幼体と入れ替えて何食わぬ顔で育てていた家もあったらしい。
何も知らぬような笑顔の裏で、王子は各家の様子を詳細に調べさせていた。
「良家の姫君方に飼育係の真似事をさせるつもりは、わたしとて無かったよ。正直なところ、黄金色の飛竜の伝承も半信半疑だった」
ただ、未来の伴侶となる者の誠意を知りたかった。
そう王子は言う。
「しかしセレーナ姫は、いや妃候補の誰もが、飛竜に歩み寄りもしなかった。わたしが卵の話題を出さないと分かれば、様子を知ることすらおろそかにした。最初のわたしの言葉をすっかり忘れて。あなた方親兄弟も、それを良しとしたのだろう。第三王子とはいえ、わたしも侮られたものだ」
事情はどうであれ、わたしの妃となる用件を満たしたのは彼女だけなのだ。
にっこりと微笑んだ王子に、シルヴァリ卿は「しかし」と食い下がる。
「この者は当家の侍女でして」
「問題ないだろう。グリンデール家は末端とはいえ貴族だ。まあ、黄金竜を育てた女性であれば、平民であっても反対はないだろうが。なにしろ初代王妃以来なかった快挙だからな」
「し、しかし! 王子のおっしゃる通り、飛竜の卵は当家の飼育係に任せておりました。この侍女――グリンデールの娘が深く関わっていたかどうかは……」
「見て、わからないのか」
呆れたように、顎で示すキリム王子。
その先には、シェリンに抱っこされた飛竜の子供がいる。人族の王子にすら警戒し牙をむいた飛竜の子供が、大人しく抱かれているのだ。
ぐるる、と甘えた声まで出して。
「セレーナ姫に、同じことができるだろうか」
さすがにこれ以上の反論はなかった。
◇ ◇ ◇
「シェリン」
優しい声音で呼ばれ、すぐそばに誰かの気配を感じる。
顔を向ければ、思ったよりさらに近い距離。視線を合わせるように膝をついたキリム王子がいた。
腕の中でぐるぅ、とヴァフスジルサニアが唸る。しかしとっさにシェリンがぎゅっと腕の拘束を強めたためか、暴れることはなかった。
思わず見惚れそうな極上の笑顔でもって、王子は彼女をのぞき込んでくる。
が、のぞき込まれている本人はそれどころではない。
「ありがとう。シェリン・グリンデール。君のお陰でこの飛竜は見事に育つことができた」
「……育てたのは飼育員の方たちです。わたしは少しお手伝いをしただけで」
つい素っ気なくなってしまう言葉はシルヴァリ卿が放ったのと同じような内容だ。
しかし、王子は満足げに微笑む。謙虚だね、と。
実は王子、連日押しかけるお妃候補の姫君たちのいがみ合いと自己主張の激しさに少々うんざりしていたのだ。なので侍女としては普通であるシェリンの簡潔で控えめな物言いは、とても好ましく感じる。
「黄金色の飛竜は、女性の手によってしか育てることができない。少なくとも、君はこの飛竜に認められているのだよ」
「黄金色、ですか」
落ち着け騒ぐなと念じて小さな頭を撫でつつ、改めて飛竜の子供を見下ろしてみる。
認められたというか、まあ、連日べったり甘えられてはいた。
それにヴァフスジルサニアの鱗は、クリーム色だ。白色に黄色を少しだけ混ぜたような落ち着いた色。少なくとも彼女はそう思っていた。そういえば、なんだかいつもよりきらきらしているような気はするが。
それこそ王子の髪のような煌びやかなのを金色というのではないか。
比較対象を見上げれば、シェリンを安心させるようにふわりと笑う。
そして、飛竜の頭を撫でていた手をすいっとすくい取られた。
あっと思わず慌てた声が漏れたが、王子は気にしていない様子だ。
「慎み深く慈愛に満ちた君こそ、わたしが探していた女性なのだ」
「あ、あの……?」
「シェリン。わたしの妃となってくれますか」
「は?」
「あなたをわたしの伴侶として城に迎えたい」
反射的に引っ込めようとした手は、逆に王子の口元へと引き寄せられる。
彼女の手の甲に、王子は恭しく自らの唇を押し付けた。
優しく、しかし逃げられないほどにしっかりと。
「は、はえええっ!?」
「どうか、是と。シェリン・グリンデール」
シェリンの素っ頓狂な悲鳴は、王子の甘い声によって無かったことにされた。
懇願している体だが、承諾以外は受け付けないと言葉以上に態度が示している。
涼やかで甘やかな水色の瞳が、近づくとともに異様な圧力をかけてくる。
「……そして、黄金竜ヴァフスジルサニアとともに城へ」
その長くも有難い名を王子が優雅に唱えたとき。
「ぐあっくああぁっ」
返事なのか非難なのか。
おそらく絶対に後者であろう飛竜の雄叫びが響き渡った。
育ちざかり元気いっぱいの飛竜の子供は、シェリンの細腕一本で押さえられるものではない。
ぐるりと身をよじったヴァフスジルサニアがそのまま顔を出し首をのばし。
がぶり。
キリム王子の、手首に噛みついた。
0
あなたにおすすめの小説
側妃の条件は「子を産んだら離縁」でしたが、孤独な陛下を癒したら、執着されて離してくれません!
花瀬ゆらぎ
恋愛
「おまえには、国王陛下の側妃になってもらう」
婚約者と親友に裏切られ、傷心の伯爵令嬢イリア。
追い打ちをかけるように父から命じられたのは、若き国王フェイランの側妃になることだった。
しかし、王宮で待っていたのは、「世継ぎを産んだら離縁」という非情な条件。
夫となったフェイランは冷たく、侍女からは蔑まれ、王妃からは「用が済んだら去れ」と突き放される。
けれど、イリアは知ってしまう。 彼が兄の死と誤解に苦しみ、誰よりも孤独の中にいることを──。
「私は、陛下の幸せを願っております。だから……離縁してください」
フェイランを想い、身を引こうとしたイリア。
しかし、無関心だったはずの陛下が、イリアを強く抱きしめて……!?
「離縁する気か? 許さない。私の心を乱しておいて、逃げられると思うな」
凍てついた王の心を溶かしたのは、売られた側妃の純真な愛。
孤独な陛下に執着され、正妃へと昇り詰める逆転ラブロマンス!
※ 以下のタイトルにて、ベリーズカフェでも公開中。
【側妃の条件は「子を産んだら離縁」でしたが、陛下は私を離してくれません】
婚約破棄された悪役令嬢の心の声が面白かったので求婚してみた
夕景あき
恋愛
人の心の声が聞こえるカイルは、孤独の闇に閉じこもっていた。唯一の救いは、心の声まで真摯で温かい異母兄、第一王子の存在だけだった。
そんなカイルが、外交(婚約者探し)という名目で三国交流会へ向かうと、目の前で隣国の第二王子による公開婚約破棄が発生する。
婚約破棄された令嬢グレースは、表情一つ変えない高潔な令嬢。しかし、カイルがその心の声を聞き取ると、思いも寄らない内容が聞こえてきたのだった。
娼館で元夫と再会しました
無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。
しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。
連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。
「シーク様…」
どうして貴方がここに?
元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!
身代わり令嬢、恋した公爵に真実を伝えて去ろうとしたら、絡めとられる(ごめんなさぁぁぁぁい!あなたの本当の婚約者は、私の姉です)
柳葉うら
恋愛
(ごめんなさぁぁぁぁい!)
辺境伯令嬢のウィルマは心の中で土下座した。
結婚が嫌で家出した姉の身代わりをして、誰もが羨むような素敵な公爵様の婚約者として会ったのだが、公爵あまりにも良い人すぎて、申し訳なくて仕方がないのだ。
正直者で面食いな身代わり令嬢と、そんな令嬢のことが実は昔から好きだった策士なヒーローがドタバタとするお話です。
さくっと読んでいただけるかと思います。
あなたの幸せを、心からお祈りしています【宮廷音楽家の娘の逆転劇】
たくわん
恋愛
「平民の娘ごときが、騎士の妻になれると思ったのか」
宮廷音楽家の娘リディアは、愛を誓い合った騎士エドゥアルトから、一方的に婚約破棄を告げられる。理由は「身分違い」。彼が選んだのは、爵位と持参金を持つ貴族令嬢だった。
傷ついた心を抱えながらも、リディアは決意する。
「音楽の道で、誰にも見下されない存在になってみせる」
革新的な合奏曲の創作、宮廷初の「音楽会」の開催、そして若き隣国王子との出会い——。
才能と努力だけを武器に、リディアは宮廷音楽界の頂点へと駆け上がっていく。
一方、妻の浪費と実家の圧力に苦しむエドゥアルトは、次第に転落の道を辿り始める。そして彼は気づくのだ。自分が何を失ったのかを。
好きすぎます!※殿下ではなく、殿下の騎獣が
和島逆
恋愛
「ずっと……お慕い申し上げておりました」
エヴェリーナは伯爵令嬢でありながら、飛空騎士団の騎獣世話係を目指す。たとえ思いが叶わずとも、大好きな相手の側にいるために。
けれど騎士団長であり王弟でもあるジェラルドは、自他ともに認める女嫌い。エヴェリーナの告白を冷たく切り捨てる。
「エヴェリーナ嬢。あいにくだが」
「心よりお慕いしております。大好きなのです。殿下の騎獣──……ライオネル様のことが!」
──エヴェリーナのお目当ては、ジェラルドではなく獅子の騎獣ライオネルだったのだ。
皆様ありがとう!今日で王妃、やめます!〜十三歳で王妃に、十八歳でこのたび離縁いたしました〜
百門一新
恋愛
セレスティーヌは、たった十三歳という年齢でアルフレッド・デュガウスと結婚し、国王と王妃になった。彼が王になる多には必要な結婚だった――それから五年、ようやく吉報がきた。
「君には苦労をかけた。王妃にする相手が決まった」
ということは……もうつらい仕事はしなくていいのねっ? 夫婦だと偽装する日々からも解放されるのね!?
ありがとうアルフレッド様! さすが私のことよく分かってるわ! セレスティーヌは離縁を大喜びで受け入れてバカンスに出かけたのだが、夫、いや元夫の様子が少しおかしいようで……?
サクッと読める読み切りの短編となっていります!お楽しみいただけましたら嬉しく思います!
※他サイト様にも掲載
なんども濡れ衣で責められるので、いい加減諦めて崖から身を投げてみた
下菊みこと
恋愛
悪役令嬢の最後の抵抗は吉と出るか凶と出るか。
ご都合主義のハッピーエンドのSSです。
でも周りは全くハッピーじゃないです。
小説家になろう様でも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる