22 / 23
6.お酒と本音
同僚の男女 -3
しおりを挟む
「んっ…んっ」
自分から勝手に漏れ出る吐息に、今の状況を楽しむ余裕のようなものが生み出される。
触れられた胸への刺激もどんどん加速していくのが分かる。
「鷹也、もっと…いいよ」
相手が酔っていると確信しているからか、普段は出ない言葉が飛び出る。
解放感に満たされた栞里は弄られながらも、鷹也の股間に手を伸ばした。
(これが……鷹也のおちんちん……)
触れたくても触れられなかったそれを、いきなり生で。
そんな棚ぼたのようなことが自らに起こっているなんて信じられない。
けれど触れたそれからもう、手を離したくなくなった。
与えられるキスを受け入れながら、栞里はそれを掴むと大きさを確かめるように擦り始めた。
「……はぁ」
鷹也からも吐息が漏れた。
「鷹也の…少しずつおっきくなってきてる」
普段は言わないやらしい言葉を今は次々と言いたくなってしまうことに、栞里は鷹也との情事を期待していたことを自覚した。今までは決して表には出さなかったけれど、我慢していたのだ。
本当は、栞里は――
「鷹也と、したい」
虚ろな鷹也と目が合うと、そのままなし崩しにベッドに横たわる。
自分の手が彼の陰茎に添えられ、その刺激によって大きさを変えていく興奮。そしてされたかったことをされている感覚が全身に与える快感は凄まじい。
「あっ……」
鷹也とのセックスがどんなものなのかと、これまで想像しながら自分でしてきた。
その想像と同じような動きでさえ、全く違うと感じるのはこの段階でさえすでに充足感とも言える満足があるからだろう。
「鷹也の…すごくおっきくなってる」
「っはあ…」
息が漏れるとそれだけ彼も興奮していて、快楽を求めているように思う。
酔っていても力は男のそれで、栞里の脚を掴むと大きく広げられた。
「はっ、恥ずかしっ……」
そうは言いながらも、栞里のそこは求めるようにヒクついた。
陰部へと鷹也の顔が沈められていくと、想像以上の刺激に栞里の腰は浮き上がる。
「あっ…はあん」
自分の声とは思えない声が出る。
言葉とは裏腹に恥ずかしさなど微塵もない。
舌が這い陰部の中心で突起が硬くなっていくのも、栞里は自分で分かった。
「ああっ……うっ…いいっ……」
自分からどんないやらしい声が出るのかとそれも興奮材料の一つになった。
こんな状況をこれから先、迎えることはないかもしれない。大好きな鷹也との気持ちの良いセックスを今後、迎えることなどないかもしれない。
もっと舐めて。もっと濡らして。もっといじめて欲しい。
「鷹也にっ……私のあそこっ……舐められてるうっ……」
そう思えばこそ、まるで実況するように普段は決して口に出さないことまで言いたくなる。
本能で交わるこの時を、本能的に記憶に残そうとしているのだ。
くちゅっくちゅっくちゅちゅっ
「すごいっ…音がはげしっ…ああっ気持ちいいっ」
すると鷹也は酔っていても昂る栞里と同じく本能だけはしっかり生きているようで、たっぷりと濡れたことを確認した後、指を入れてきた。
「あっ指っ……入ってるっ」
くちゅ、くちゅ
「やらしっ…音がっ……あっ……」
くちゅ、くちゅ
ゆっくりと挿入された指は1本、優しく内部の様子をうかがったあと一度外に出された。ほどなくして中へと戻って来た時、本数は2本に増えていた。
「あっそれ……あっ下から押し上げられるとっ…ああっ」
押し広げられる感覚に身悶えながら、開いた股を閉じようともせずそれどころか鷹也の手が動きやすいようにと自分で脚を掴んだ。
「…すごっ…いっ…こんなのされたらっ……イッちゃう…うあぁ」
ぐちゅぐちゅと陰部から溢れる液体が泡立つのを感じた。
栞里のアシストもあり指の動きは理想的にかき乱してくれた。
「いいっ……ああっ…イクイク……!」
つま先立ちになりながら腰を浮かしていくと、鷹也の指もついてきた。
「…あっダメっ……鷹也の指…すごいっ……鷹也にイかされるっ」
「エロ…」
イク瞬間、鷹也からそんな言葉が聞こえた。
栞里は久しぶりに聞いた鷹也の声にも悦び、そのまま絶頂を迎えた。
自分から勝手に漏れ出る吐息に、今の状況を楽しむ余裕のようなものが生み出される。
触れられた胸への刺激もどんどん加速していくのが分かる。
「鷹也、もっと…いいよ」
相手が酔っていると確信しているからか、普段は出ない言葉が飛び出る。
解放感に満たされた栞里は弄られながらも、鷹也の股間に手を伸ばした。
(これが……鷹也のおちんちん……)
触れたくても触れられなかったそれを、いきなり生で。
そんな棚ぼたのようなことが自らに起こっているなんて信じられない。
けれど触れたそれからもう、手を離したくなくなった。
与えられるキスを受け入れながら、栞里はそれを掴むと大きさを確かめるように擦り始めた。
「……はぁ」
鷹也からも吐息が漏れた。
「鷹也の…少しずつおっきくなってきてる」
普段は言わないやらしい言葉を今は次々と言いたくなってしまうことに、栞里は鷹也との情事を期待していたことを自覚した。今までは決して表には出さなかったけれど、我慢していたのだ。
本当は、栞里は――
「鷹也と、したい」
虚ろな鷹也と目が合うと、そのままなし崩しにベッドに横たわる。
自分の手が彼の陰茎に添えられ、その刺激によって大きさを変えていく興奮。そしてされたかったことをされている感覚が全身に与える快感は凄まじい。
「あっ……」
鷹也とのセックスがどんなものなのかと、これまで想像しながら自分でしてきた。
その想像と同じような動きでさえ、全く違うと感じるのはこの段階でさえすでに充足感とも言える満足があるからだろう。
「鷹也の…すごくおっきくなってる」
「っはあ…」
息が漏れるとそれだけ彼も興奮していて、快楽を求めているように思う。
酔っていても力は男のそれで、栞里の脚を掴むと大きく広げられた。
「はっ、恥ずかしっ……」
そうは言いながらも、栞里のそこは求めるようにヒクついた。
陰部へと鷹也の顔が沈められていくと、想像以上の刺激に栞里の腰は浮き上がる。
「あっ…はあん」
自分の声とは思えない声が出る。
言葉とは裏腹に恥ずかしさなど微塵もない。
舌が這い陰部の中心で突起が硬くなっていくのも、栞里は自分で分かった。
「ああっ……うっ…いいっ……」
自分からどんないやらしい声が出るのかとそれも興奮材料の一つになった。
こんな状況をこれから先、迎えることはないかもしれない。大好きな鷹也との気持ちの良いセックスを今後、迎えることなどないかもしれない。
もっと舐めて。もっと濡らして。もっといじめて欲しい。
「鷹也にっ……私のあそこっ……舐められてるうっ……」
そう思えばこそ、まるで実況するように普段は決して口に出さないことまで言いたくなる。
本能で交わるこの時を、本能的に記憶に残そうとしているのだ。
くちゅっくちゅっくちゅちゅっ
「すごいっ…音がはげしっ…ああっ気持ちいいっ」
すると鷹也は酔っていても昂る栞里と同じく本能だけはしっかり生きているようで、たっぷりと濡れたことを確認した後、指を入れてきた。
「あっ指っ……入ってるっ」
くちゅ、くちゅ
「やらしっ…音がっ……あっ……」
くちゅ、くちゅ
ゆっくりと挿入された指は1本、優しく内部の様子をうかがったあと一度外に出された。ほどなくして中へと戻って来た時、本数は2本に増えていた。
「あっそれ……あっ下から押し上げられるとっ…ああっ」
押し広げられる感覚に身悶えながら、開いた股を閉じようともせずそれどころか鷹也の手が動きやすいようにと自分で脚を掴んだ。
「…すごっ…いっ…こんなのされたらっ……イッちゃう…うあぁ」
ぐちゅぐちゅと陰部から溢れる液体が泡立つのを感じた。
栞里のアシストもあり指の動きは理想的にかき乱してくれた。
「いいっ……ああっ…イクイク……!」
つま先立ちになりながら腰を浮かしていくと、鷹也の指もついてきた。
「…あっダメっ……鷹也の指…すごいっ……鷹也にイかされるっ」
「エロ…」
イク瞬間、鷹也からそんな言葉が聞こえた。
栞里は久しぶりに聞いた鷹也の声にも悦び、そのまま絶頂を迎えた。
0
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる