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整形のワードで、シロサイの卒業写真が引き金になっていることだけは分かった。
やっぱ俺がクラスメイトのあいつにシロサイの情報渡したせいじゃん。
「白井さん整形なんてしてないのに……」
「和葉?」
「私、ちょっと前から白井さんの家にお邪魔するようになってたの」
「え?」
そんな繋がりがあったとは知らなかった。
和葉と会うのもかなり久しぶりで、シロサイからも和葉の話が出たことがなかった。
「達也怒らないで欲しいんだけど……。
白井さんがどういうつもりで達也に近づいたのか、付き合ってもないのになんで身体を許したのかとか、聞きたくて本人に接触したの。
それからなんとなく、仲良くなって……」
いつ頃に始まった話だろうかも分からない。
ただ、いつの間にか和葉がシロサイと友好関係になっていたことを知る。
「最初はおかしいって思ってたけど、白井さんの話を聞いてたら何か……思ってたより真剣で」
「うん……?」
「私が達也にしたことも、真剣だから感情が爆発した結果なんだって、言ってくれて……」
あ、和葉にされたことシロサイも知ってたんだ。
本当に顔に出さない奴だな。配信の時はあんなに感情的に怒鳴り散らしてたのに。
「白井さんの家にはゲームもあったけど、メイクやダイエットの雑誌や本がびっしりあって。
努力してきたんだって言って……本当に頑張ってたってことが分かって」
高校生時代のシロサイを簡単に説明すれば、委員長らしい風貌と、地味な性格で全く目立たないタイプ。
今よりぽっちゃりしてて、分厚いメガネかけて、おかっぱ頭で絶妙にダサくて。肌も荒れてて化粧なんて一切してなくて、高校生なのにちょっと顔の肉が余ってるくらいの芋っ子女子。
ニコリとも笑っていないその卒業写真が出回って、今とは全然違うと整形を疑われている。
「ムジンの名前を出した女の人が、言ってたの。
整形してるくせにムジンをたぶらかすな! って」
どうやら犯人はムジンフリーリィのファン的な存在らしい。
「その犯人はどうなった?」
「周りにいた人が捕まえて、警官が来て……。
あっ! その人が事情聴取について行ってくれて、私はこっちに来れたんだけど」
大体の話は分かった。
シロサイは和葉と一緒に居る時に俺のファンから襲撃されて、階段から突き落とされた。
その一部始終を見ていた人が居て、犯人を捕まえ駆けつけた警察に説明してくれることになったと。
その時、処置室から看護師らしき人が出て来て俺たちに声をかけた。
「処置が終わりましたのでどうぞ」
処置室に入ると、意外とシロサイが元気だった。
「あっ高山くんも来てくれたの?」
「おう……」
元気そうではあるが、肘に包帯が巻かれ、脚にはギプスがはめられて痛々しい感じだ。
「頭などには損傷は見られなかったので、その点は安心していいですよ。脚は骨にヒビが入っているので数週間は安静にしてください。全治3ヶ月くらいだと思いますので」
「ありがとうございます」
処置室から出る時に松葉杖を持たされた。
和葉と俺はシロサイの荷物を持って、病院を後にした。
その場で犯人を取り押さえる、勇敢なる戦士が助けてくれた人が居たのは良かった。
でも俺の考えなしの発言でシロサイを危険な目に遭わせてしまったこと、その犯人がおそらく俺のファン的な存在であること。
俺の中で何かが弾けた。
やっぱ俺がクラスメイトのあいつにシロサイの情報渡したせいじゃん。
「白井さん整形なんてしてないのに……」
「和葉?」
「私、ちょっと前から白井さんの家にお邪魔するようになってたの」
「え?」
そんな繋がりがあったとは知らなかった。
和葉と会うのもかなり久しぶりで、シロサイからも和葉の話が出たことがなかった。
「達也怒らないで欲しいんだけど……。
白井さんがどういうつもりで達也に近づいたのか、付き合ってもないのになんで身体を許したのかとか、聞きたくて本人に接触したの。
それからなんとなく、仲良くなって……」
いつ頃に始まった話だろうかも分からない。
ただ、いつの間にか和葉がシロサイと友好関係になっていたことを知る。
「最初はおかしいって思ってたけど、白井さんの話を聞いてたら何か……思ってたより真剣で」
「うん……?」
「私が達也にしたことも、真剣だから感情が爆発した結果なんだって、言ってくれて……」
あ、和葉にされたことシロサイも知ってたんだ。
本当に顔に出さない奴だな。配信の時はあんなに感情的に怒鳴り散らしてたのに。
「白井さんの家にはゲームもあったけど、メイクやダイエットの雑誌や本がびっしりあって。
努力してきたんだって言って……本当に頑張ってたってことが分かって」
高校生時代のシロサイを簡単に説明すれば、委員長らしい風貌と、地味な性格で全く目立たないタイプ。
今よりぽっちゃりしてて、分厚いメガネかけて、おかっぱ頭で絶妙にダサくて。肌も荒れてて化粧なんて一切してなくて、高校生なのにちょっと顔の肉が余ってるくらいの芋っ子女子。
ニコリとも笑っていないその卒業写真が出回って、今とは全然違うと整形を疑われている。
「ムジンの名前を出した女の人が、言ってたの。
整形してるくせにムジンをたぶらかすな! って」
どうやら犯人はムジンフリーリィのファン的な存在らしい。
「その犯人はどうなった?」
「周りにいた人が捕まえて、警官が来て……。
あっ! その人が事情聴取について行ってくれて、私はこっちに来れたんだけど」
大体の話は分かった。
シロサイは和葉と一緒に居る時に俺のファンから襲撃されて、階段から突き落とされた。
その一部始終を見ていた人が居て、犯人を捕まえ駆けつけた警察に説明してくれることになったと。
その時、処置室から看護師らしき人が出て来て俺たちに声をかけた。
「処置が終わりましたのでどうぞ」
処置室に入ると、意外とシロサイが元気だった。
「あっ高山くんも来てくれたの?」
「おう……」
元気そうではあるが、肘に包帯が巻かれ、脚にはギプスがはめられて痛々しい感じだ。
「頭などには損傷は見られなかったので、その点は安心していいですよ。脚は骨にヒビが入っているので数週間は安静にしてください。全治3ヶ月くらいだと思いますので」
「ありがとうございます」
処置室から出る時に松葉杖を持たされた。
和葉と俺はシロサイの荷物を持って、病院を後にした。
その場で犯人を取り押さえる、勇敢なる戦士が助けてくれた人が居たのは良かった。
でも俺の考えなしの発言でシロサイを危険な目に遭わせてしまったこと、その犯人がおそらく俺のファン的な存在であること。
俺の中で何かが弾けた。
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