異世界に転移したからモンスターと気ままに暮らします

ねこねこ大好き

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最終章 決着

告白

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「(=_=) ぐぅぅ……」
 夕方、麗夜は魔王城の自室でうたた寝中。
「(。-_-。)zzzZZZ」
 ハクちゃんも麗夜の膝の上でお昼寝中。
「(=_=) ぐぅぅ……」
 ティアも麗夜の肩を枕にお昼寝中。
「(´Д`)ファアア」
 ギンちゃんは大きく欠伸。可愛らしく鋭い犬歯が光る。

「麗夜。入るぞ」
 そんな和やかな空気に、朱雀のノックが響く。
「(´O`)ファ....」
 麗夜は名前に反応して薄眼を開ける。

「朱雀?」
「麗夜。入るぞ」
 もう一度朱雀の声が響く。

「(*´0)ゞ 何改まってんだ?」
 麗夜は大あくび。
「客を連れて来たんだ」
「( - _ゞ 客? 誰?」
「お前の親友」
「( ̄ー ̄?) 親友?」
「驚くなよ」

 ガチャリと扉が開く。

「さあ入れ!」
「待ってくれ! 心の準備が!」
「良いから入れ」
 ドンと朱雀は背中を押す。

「(^▽^;) ア」
「!?(゚〇゚;) エ!」
 麗夜と大山の目が合った。

「な、なんでお前が……」
 麗夜は勢いよく立ち上がって口をパクパクさせる。

「(☍﹏⁰)。 イタイ……」
 ハクちゃんは麗夜が立ち上がった拍子でコロコロッと転がる。
「(´;д;`) 何があったの?」
 ティアも麗夜の肩がコメカミに当たって涙目。

 そんな二人を他所に、麗夜は大山を睨む。
「(-。-;) イヤ……無理やり連れて来られたとしか……」
 大山は麗夜から目を逸らす。

「連れて来られた?」
「俺が連れて来たんだ」
 朱雀がドカッと麗夜の正面に座る。

「麗夜。いつまでもウジウジしてちゃ始まらないぜ」
「どういうことだよ」
「お前、大山のことで悩んでただろ」
 麗夜は気まずそうに口を紡ぐ。
 朱雀はお見通しと言いたげに、顔色を変えず続ける。

「大山もお前の事で悩んでたのさ」
「大山が?」
 麗夜はギロリと大山を睨む。

「喧嘩腰になるなって」
 朱雀はやれやれと肩をすくめた。

「麗夜。大山と腹を割って話し合ってみろ。そうすりゃすぐに解決だ」
「何が?」
「お前は大山に裏切られたって思ってんだろ。でもそれは違う。大山には大山の事情があったのさ」
「事情? なんでお前が知ってんだ?」
「今は言えない」
「なんで?」
「大山が事情を言った後に説明するさ」
「なんで?」
「まあまあ。とにかく大山と話し合え」
 朱雀は大山を麗夜の正面に座らせる。

「良し! 二人は積もる話があるだろうから、俺たちは外に出よう!」
「うにゅ? どうして?」
 ティアは朱雀に怪訝な目を向ける。
「お前たちには事情を説明した方が良いな」
 朱雀はごにゅごにゅっとティアに耳打ちする。

「うにゅ!」
「シーだぞシー!」
 朱雀はティアの口を押えて、さらに耳打ちする。

「う~む……そんなことで?」
「こっちとあっちじゃ事情が違うんだ」
「う~む……」
 ティアは腕組みして大山を見る。

「ティア。朱雀の言う通り、二人にしてやるんじゃ」
 ギンちゃんがハクちゃんを抱きかかえる。
 ギンちゃんは耳が良い。朱雀の耳打ちをしっかりと聴いていたのだ。

「ギンちゃんは朱雀に賛成なの?」
「お主からすればなんて事のない事情じゃろうな。私もそう思う。しかし大山と麗夜は違うんじゃ。それを察してやるのも、妻の役目じゃぞ」
「おお……奥さんの……」
 ティアはムムッと考える。

「分かった」
 ティアは頷くと麗夜の傍に行って、頬っぺたにキスをした。
「ティア?」
「ティアは麗夜の味方! でもこのままじゃ、麗夜はずっと元気ないまま! だから今は朱雀の言う通りにする!」
「ティア? 朱雀から何を聞いたんだ?」
「ティアは言っちゃいけない! 朱雀が言ってたし、なんか! ティアもそう思う!」
「(´・ω・`)?」
 麗夜は困惑しっぱなしだ。

「朱雀? 何を考えている?」
 一部始終を見ていたゼラが朱雀の顔を近づける。
「つまりだな……」
 朱雀はごにゅごにゅっとゼラに耳打ち。

「工工工エエエエエェェェェェΣ(゚Д゚ノ」
 ゼラは腹の底から驚いた。

「なるほど……確かにあいつは、そんな度胸がないような顔だ」
 ゼラは納得した様に大山を見る。

「ゼラ?」
 麗夜は不思議そうな目でゼラを見る。

「ここは私も席を外す。何かあったら大声で呼んでくれ。すぐに助けに行くぞ!」
「(・・?」
 麗夜は首をかしげるしかない。

 そんな麗夜を他所に、一同は納得した。
「そういう事情なら仕方ない」
 カーミラはそう言うと即座に部屋を出た。

「う~む……人間は難しい」
 ティアは唸りながら部屋を出る。
 それに続いてゼラにギンちゃん、ハクちゃんも出る。

「何と言うか、バカとしか言えないな」
「皆がお主と同じような考えと思うでない」
「(?_?) なんで皆外に行くの?」
 ハクちゃんだけいまいち事情が分かっていないようだった。

「じゃあな、麗夜。じっくり話し合えよ」
 朱雀は麗夜に言った後、大山を見る。

「麗夜はお前の気持ちを分かってくれる! だから頑張れ!」
 そして親指を立てて、部屋を出た。

 麗夜は大山と二人きりになった。

「( ̄ー ̄?) 何なんだ?」
 麗夜は首をかしげながらも大山を見据える。

「で? 何の用だ?」
「いや……」
 麗夜が睨むと大山は顔を逸らす。

「まあ、どんな事情があろうがどうでもいい。用がないならサッサと出ていけ」
 麗夜は完全な喧嘩腰だ。

「……怒ってるよな」
 大山は俯きながら呟く。

「俺が怒ってる? 何に?」
 麗夜の頬が引きつる。

「俺はお前から逃げた」
「逃げた? ただ単に友達じゃなくなっただけだろ」
 麗夜は足を組んで笑う。

「友情も愛情もいつかは冷める! そして冷めたら別れ離れになる! それだけのことだった!」
「違う! 俺は今もお前を親友だと思ってる! 大切な存在だと思ってる!」
 大山は血相変えて顔を起こす。

「大切に思ってるだと?」
 麗夜の眉間にしわが集まる。

「大切に思ってるなんて嘘を言われても困るな!」
「本当だ!」
「ならなんで俺を避けた! 霧島たちに苛められていても、お前は俺を助けなかったじゃないか!」
「助けたかった! でも出来なかった!」
「そうかい! まあ俺を助けたら苛めの標的にされるだろうしな。助けたくなかったのも分かるよ。他の奴らもそうだった!」
 麗夜の語気が荒くなる。

 今にも噴火しそうだ。

「俺は……お前を大切に思っている」
 大山は苦しそうに言う。
「いい加減にしろよ!」
 麗夜の怒りがついに噴火した!

「俺は……お前を愛してしまったんだ」
「( ^ω^)・・・」
 麗夜の動きが止まる。

「麗夜。俺はな、お前に恋しちまったんだ!」
 大山は勢いよく立ち上がる!

「それって愛情ってこと?」
 麗夜は微動だに出来ない!
「そうだ!」
「ライクではなくラブ?」
「そうだ!」
 大山は顔を覆う。

「だから俺はお前を避けるようになったんだ!」
 大山は歯を食いしばる。
「もしも俺の気持ちをお前に知られたら! そう思ったら! 近づけなくなったんだ!」
 大山は怯えるような顔だった。

「( ^ω^)・・・ ちょっと待ってね」
 麗夜は深く深呼吸する。

「( Д ) ゜゜ポーン! な! なんだって~~~~」
 そしてようやくビックリできた。
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