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10.ヒロインと、友だちになりたい
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なぜか最近はジャレス殿下とヒロインが一緒にいるところを見ない。
おかしい。
どうして?小説では殿下はヒロインに夢中なはずなのに。
ヒロインと友だちになって、殿下とのことをどう考えているのか、リサーチしなくちゃ!
それには、友だちになるのが一番よね!
「ゲレーロ男爵令嬢ルシア様、こちらに座っても宜しいかしら」
「え?いいっすよ♪どうぞぉ~」
「最近は、ジャレス殿下とは一緒に歩かれていらっしゃらないみたいですけど、どうしてかしら」
「どうして?別に用事ないからっすけどぉ?」
「よ、用事がない…」
「そうっす」
「…そうっす…」
「あ~言葉が難しくって…スンマセン」
「言葉はもう少しお気を付けた方が宜しいみたいね」
「あ~、殿下にも言われたっす」
「な、何て?」
「それは何語だ?って。庶民語っすって言ったら、黙っちゃいました」
「そ、そう。殿下に言われたなら直した方が良さそうね?」
「なかなか直んないっす。男爵様がつけてくれた家庭教師も諦めてたっす」
「私がお友だちになって、矯正のお手伝いをしましょうか?」
「いいんすか?未来の王子妃様に申し訳ないっす」
このままだと、シナリオ通りにいかないじゃない!
いや、シナリオ通りに私が断罪されるのも嫌だけど!
あなたがジャレス殿下に選ばれないと、予測不能になっちゃうでしょ?
もう、明日から特訓よ!
おかしい。
どうして?小説では殿下はヒロインに夢中なはずなのに。
ヒロインと友だちになって、殿下とのことをどう考えているのか、リサーチしなくちゃ!
それには、友だちになるのが一番よね!
「ゲレーロ男爵令嬢ルシア様、こちらに座っても宜しいかしら」
「え?いいっすよ♪どうぞぉ~」
「最近は、ジャレス殿下とは一緒に歩かれていらっしゃらないみたいですけど、どうしてかしら」
「どうして?別に用事ないからっすけどぉ?」
「よ、用事がない…」
「そうっす」
「…そうっす…」
「あ~言葉が難しくって…スンマセン」
「言葉はもう少しお気を付けた方が宜しいみたいね」
「あ~、殿下にも言われたっす」
「な、何て?」
「それは何語だ?って。庶民語っすって言ったら、黙っちゃいました」
「そ、そう。殿下に言われたなら直した方が良さそうね?」
「なかなか直んないっす。男爵様がつけてくれた家庭教師も諦めてたっす」
「私がお友だちになって、矯正のお手伝いをしましょうか?」
「いいんすか?未来の王子妃様に申し訳ないっす」
このままだと、シナリオ通りにいかないじゃない!
いや、シナリオ通りに私が断罪されるのも嫌だけど!
あなたがジャレス殿下に選ばれないと、予測不能になっちゃうでしょ?
もう、明日から特訓よ!
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