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25話 舞踏会への出席 その1
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カニエル公爵やメリアーナ侯爵夫人との話し合いから数日が経過した。メリアーナ夫人はなんとか丸く収められたけど、カニエル公爵の睨みが気になるわね。でも、シグマ・ブリーテンの謹慎処分や王家の謝罪は取り消されることなく話しが進んだから、今は束の間の平和と言えるかしら?
「でも……まだまだ、問題はたくさんあるのよね……」
「そうですね、お嬢様。まず初めに、王太子殿下との婚約を他の貴族に納得させることが必要ですので」
「う……」
貴族街の屋敷で寛いでいた私に、メルレーンが話しかけて来た。そう、ハルト様が全て任せておけと言ってくださっているんだけど……私としても、力にはなりたいと思っている。少しでも、伯爵令嬢と王太子殿下の恋を応援してもらうには……。
「ふむ、お嬢様、こういうのは如何でしょうか?」
「なに? メルレーンさん」
「シエル様とハルト様で、今度、行われる舞踏会に出席するのです」
「舞踏会に……? は、反対貴族を刺激することにならない?」
「なるかもしれません」
なるかもって……メルレーンの考えが、私には今一つ理解することができなかった。多分、この人は私よりも相当先を見据えているから。
「舞踏会に参加して、お互いの関係をアピールすることで、賛同してくれる貴族もいるはずです。そういったことも利用していきましょう」
「あ、なるほど……」
小さな波かもしれないけれど、協力してくれる人との繋がりを持つのは良いことよね。流石はメルレーンってところかしら? 舞踏会への出席か……ハルト様を誘って、単純に楽しむのも有りよね。以前に婚約破棄されたのが、パーティ会場だったことを思い出すと、微妙な気持ちにはなるけれど。
「メルレーンさん、ありがとう。ハルト王太子殿下をお誘いして、舞踏会に出席してみるわ」
「とんでもないことです、シエル様。私の案を汲み取っていただき、ありがとうございます」
「メルレーンさんにそんなこと言われると、恥ずかしい……」
「うふふ」
私とメルレーンは楽しく笑い合った。メルレーンは本当に私の為になんでもしてくれる。そこには感謝しかないし、ハルト様の護衛もしっかりこなす才女……。私もいつか、メルレーンみたいな人物になりたいと思っていた。
「でも……まだまだ、問題はたくさんあるのよね……」
「そうですね、お嬢様。まず初めに、王太子殿下との婚約を他の貴族に納得させることが必要ですので」
「う……」
貴族街の屋敷で寛いでいた私に、メルレーンが話しかけて来た。そう、ハルト様が全て任せておけと言ってくださっているんだけど……私としても、力にはなりたいと思っている。少しでも、伯爵令嬢と王太子殿下の恋を応援してもらうには……。
「ふむ、お嬢様、こういうのは如何でしょうか?」
「なに? メルレーンさん」
「シエル様とハルト様で、今度、行われる舞踏会に出席するのです」
「舞踏会に……? は、反対貴族を刺激することにならない?」
「なるかもしれません」
なるかもって……メルレーンの考えが、私には今一つ理解することができなかった。多分、この人は私よりも相当先を見据えているから。
「舞踏会に参加して、お互いの関係をアピールすることで、賛同してくれる貴族もいるはずです。そういったことも利用していきましょう」
「あ、なるほど……」
小さな波かもしれないけれど、協力してくれる人との繋がりを持つのは良いことよね。流石はメルレーンってところかしら? 舞踏会への出席か……ハルト様を誘って、単純に楽しむのも有りよね。以前に婚約破棄されたのが、パーティ会場だったことを思い出すと、微妙な気持ちにはなるけれど。
「メルレーンさん、ありがとう。ハルト王太子殿下をお誘いして、舞踏会に出席してみるわ」
「とんでもないことです、シエル様。私の案を汲み取っていただき、ありがとうございます」
「メルレーンさんにそんなこと言われると、恥ずかしい……」
「うふふ」
私とメルレーンは楽しく笑い合った。メルレーンは本当に私の為になんでもしてくれる。そこには感謝しかないし、ハルト様の護衛もしっかりこなす才女……。私もいつか、メルレーンみたいな人物になりたいと思っていた。
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