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二年目 アッシェの願い
闇に閉ざされた世界
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話の続きは食休みをしてからってことにして、一時的にルナちゃんやリエラちゃん達と合流して浜遊びに興じる。
そもそも、一番の目的は行楽だもの。
楽しまなくっちゃ。
――とはいえ、やっぱりさっきの話のせいもあって、ついついリエラちゃんと師兄の様子を確認しちゃう。
それに気が付いた師兄は、不審そうな表情。
でも、リエラちゃんになにやら話しかけられると、すぐにそっちに意識が持っていかれちゃうんだよね……。
アツアツ~!
って言えばいいのかな?
ちょっと話しかけられただけで、すぐに注意がそっちに持っていかれちゃう師兄は、リエラちゃんが大好きすぎなんじゃないかと思う。
その一方で、残念なことにリエラちゃんはそういう事があんまりない。
……というか、他の人に対するのと師兄に対する態度にほとんど一緒。
なんだか、師兄が気の毒になっちゃうくらい。
私としては、間違いなく師兄に対しての好意はあるんだろうと思ってるんだけど。
彼女の様子を伺いながら、私は首を傾げる。
やっぱり、想像もつかないよ。
彼女がアッシェの言うように――お師匠様と敵対するなんて。
そんな私の戸惑いをよそに、『びーちばれー』っていう浜辺で行う球遊びを二対二で行うことになっていた。
え?
どんな流れでそうなったのかって?
分かんないよ。
だって、私は人間観察に忙しかったんだもの。
気が付いたら、私はポッシェと組んでルナちゃん&スルト君ペアと対峙中。
ポスンという音と共に目の前の砂上に落ちたボールの姿に戸惑う私の姿に、苦笑するポッシェ。
なんか、ゴメン。
考え事に夢中になってて……。
その後、リエラちゃん&師兄のペアとも対戦。
結果はボロ負け……。
ポッシェも師兄も運動音痴を抱えているんだけど、さすがにポッシェも、師兄には敵わなかった。
互いに同程度の足手まといを抱えてるのなら、それをフォローする人の力量に結果は大きく左右されるってことだよね……。
せめて私がもう少し動けていれば……と、思わないでもないけれど、そこは言っても仕方がないか。
『びーちばれー』対決は、結局そんなわけでルナちゃん&スルト君チームが二勝して優勝。
私とポッシェチームは、びりっけつ。
ポッシェは気にしてない様子だったけど、私はとってもションボリ……。
だって、憧れがあるのよ『最強夫婦』的なのに。
へっぽこでも、彼と組んだら誰にも負けない! ……みたいな?
今回は私が足を引っ張っちゃったのは事実だから、せめて次の機会にもう少し頑張れるようにひっそりと夜にイメージトレーニングでもしておこう。
それがものの役に立つかどうかは知らないけど。
腹ごなし代わりの『びーちばれー』が終わると、お次のイベントは『スイカ割り』。
目隠しをしてぐるぐる回った後に、みんなの言葉を頼りにスイカがあるはずの方にむかって歩いていって棒を振り下ろすんだけど……。
これって、結構難しい。
私やリエラちゃんはともかく、師兄までがスイカに触れる事も出来ないなんて思わなかったなぁ……。
まあ、師兄の場合はスルト君とポッシェが反対方向に誘導したからだけど。
リエラちゃんが正解を教えようとするのを見て、ルナちゃんが口ふさいじゃったからね。
師兄は明後日の方向に棒を振り下ろす羽目になったの。
私?
ポッシェが楽しそうだなーと思って、そっちを見てた。
アッシェはアッシェで、引っ掻き回すのが好きだから止めないし。
ちなみにルナちゃんを筆頭に、ウソの誘導をした三人もスイカを割ることはできなかった。
人を呪わば穴三つって、こういう事か。
失敗の理由は、スルト君が師兄の指示に反射的に従っちゃったのが原因。
これはいつもの癖みたいなものだよね。
続くルナちゃんは、リエラちゃんが面白がってウソの誘導をしたのにひっかかった。
直前にウソの誘導にひっかけたから、師兄の言葉の方が正解だとは思わなかったみたい。
「まさか、リエらんに騙されるなんて……!」と、悔しそうに砂を叩く姿に思わず声を上げて笑っちゃった。
最後のポッシェは、師兄とリエラちゃんが二人がかりでウソの誘導。
私?
ルナちゃんに口をふさがれてました……。
だからスイカを割ったのは、最終的にはだれにも邪魔されなかったアッシェ。
正直、おでこの目を隠すの忘れてたから普通に見えてたんじゃないかな?
その事に気が付いたのは、スイカをみんなで楽しく食べた後のこと。
まあ、いっか。
楽しかったから。
楽しく浜辺で遊んだあと、他のメンバーとは一旦お別れ。
今度は三人で仲良く浮き輪につかまって波に揺られつつ、改めて秘密会議の再開。
「まずさ、アッシェ」
「はいです」
話を切り出したのはポッシェにアッシェが答える。
二人とも、切り替えが早いね。
「アッシェが言うところの『闇に閉ざされた世界』についてちゃんと説明して」
「どれくらい詳しくです?」
「まずは、アッシェの個人的な意見や感想はちゃんと除いた状態で、順番は――後で並べなおそっか」
ああ、確かにそれは大事かも。
大まかな話とか、アッシェの私情にまみれた話はしょっちゅう聞かされてたけど。
余分な私情を抜いて、それ以外の部分を詳しく話してもらえないと判断しづらいよね。
「個人的な感想を除くってなると、ちょっと難しいけどやってみるです」
アッシェは私達の要望に少し考え込んだ後、ゆっくりと話し始めた。
そもそも、一番の目的は行楽だもの。
楽しまなくっちゃ。
――とはいえ、やっぱりさっきの話のせいもあって、ついついリエラちゃんと師兄の様子を確認しちゃう。
それに気が付いた師兄は、不審そうな表情。
でも、リエラちゃんになにやら話しかけられると、すぐにそっちに意識が持っていかれちゃうんだよね……。
アツアツ~!
って言えばいいのかな?
ちょっと話しかけられただけで、すぐに注意がそっちに持っていかれちゃう師兄は、リエラちゃんが大好きすぎなんじゃないかと思う。
その一方で、残念なことにリエラちゃんはそういう事があんまりない。
……というか、他の人に対するのと師兄に対する態度にほとんど一緒。
なんだか、師兄が気の毒になっちゃうくらい。
私としては、間違いなく師兄に対しての好意はあるんだろうと思ってるんだけど。
彼女の様子を伺いながら、私は首を傾げる。
やっぱり、想像もつかないよ。
彼女がアッシェの言うように――お師匠様と敵対するなんて。
そんな私の戸惑いをよそに、『びーちばれー』っていう浜辺で行う球遊びを二対二で行うことになっていた。
え?
どんな流れでそうなったのかって?
分かんないよ。
だって、私は人間観察に忙しかったんだもの。
気が付いたら、私はポッシェと組んでルナちゃん&スルト君ペアと対峙中。
ポスンという音と共に目の前の砂上に落ちたボールの姿に戸惑う私の姿に、苦笑するポッシェ。
なんか、ゴメン。
考え事に夢中になってて……。
その後、リエラちゃん&師兄のペアとも対戦。
結果はボロ負け……。
ポッシェも師兄も運動音痴を抱えているんだけど、さすがにポッシェも、師兄には敵わなかった。
互いに同程度の足手まといを抱えてるのなら、それをフォローする人の力量に結果は大きく左右されるってことだよね……。
せめて私がもう少し動けていれば……と、思わないでもないけれど、そこは言っても仕方がないか。
『びーちばれー』対決は、結局そんなわけでルナちゃん&スルト君チームが二勝して優勝。
私とポッシェチームは、びりっけつ。
ポッシェは気にしてない様子だったけど、私はとってもションボリ……。
だって、憧れがあるのよ『最強夫婦』的なのに。
へっぽこでも、彼と組んだら誰にも負けない! ……みたいな?
今回は私が足を引っ張っちゃったのは事実だから、せめて次の機会にもう少し頑張れるようにひっそりと夜にイメージトレーニングでもしておこう。
それがものの役に立つかどうかは知らないけど。
腹ごなし代わりの『びーちばれー』が終わると、お次のイベントは『スイカ割り』。
目隠しをしてぐるぐる回った後に、みんなの言葉を頼りにスイカがあるはずの方にむかって歩いていって棒を振り下ろすんだけど……。
これって、結構難しい。
私やリエラちゃんはともかく、師兄までがスイカに触れる事も出来ないなんて思わなかったなぁ……。
まあ、師兄の場合はスルト君とポッシェが反対方向に誘導したからだけど。
リエラちゃんが正解を教えようとするのを見て、ルナちゃんが口ふさいじゃったからね。
師兄は明後日の方向に棒を振り下ろす羽目になったの。
私?
ポッシェが楽しそうだなーと思って、そっちを見てた。
アッシェはアッシェで、引っ掻き回すのが好きだから止めないし。
ちなみにルナちゃんを筆頭に、ウソの誘導をした三人もスイカを割ることはできなかった。
人を呪わば穴三つって、こういう事か。
失敗の理由は、スルト君が師兄の指示に反射的に従っちゃったのが原因。
これはいつもの癖みたいなものだよね。
続くルナちゃんは、リエラちゃんが面白がってウソの誘導をしたのにひっかかった。
直前にウソの誘導にひっかけたから、師兄の言葉の方が正解だとは思わなかったみたい。
「まさか、リエらんに騙されるなんて……!」と、悔しそうに砂を叩く姿に思わず声を上げて笑っちゃった。
最後のポッシェは、師兄とリエラちゃんが二人がかりでウソの誘導。
私?
ルナちゃんに口をふさがれてました……。
だからスイカを割ったのは、最終的にはだれにも邪魔されなかったアッシェ。
正直、おでこの目を隠すの忘れてたから普通に見えてたんじゃないかな?
その事に気が付いたのは、スイカをみんなで楽しく食べた後のこと。
まあ、いっか。
楽しかったから。
楽しく浜辺で遊んだあと、他のメンバーとは一旦お別れ。
今度は三人で仲良く浮き輪につかまって波に揺られつつ、改めて秘密会議の再開。
「まずさ、アッシェ」
「はいです」
話を切り出したのはポッシェにアッシェが答える。
二人とも、切り替えが早いね。
「アッシェが言うところの『闇に閉ざされた世界』についてちゃんと説明して」
「どれくらい詳しくです?」
「まずは、アッシェの個人的な意見や感想はちゃんと除いた状態で、順番は――後で並べなおそっか」
ああ、確かにそれは大事かも。
大まかな話とか、アッシェの私情にまみれた話はしょっちゅう聞かされてたけど。
余分な私情を抜いて、それ以外の部分を詳しく話してもらえないと判断しづらいよね。
「個人的な感想を除くってなると、ちょっと難しいけどやってみるです」
アッシェは私達の要望に少し考え込んだ後、ゆっくりと話し始めた。
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