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四章 待ち受ける罠
野望
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――お前だけは無事でいろよ。
輝久の声が近くで聞こえた気がして、桜麟は飛び起きた。その拍子に後頭部が激しく痛み、顔をしかめて呻く。
「いったたた……ここは?」
土臭い匂いのする空間だった。畳十畳ほどの部屋は土の床で、蝋燭が一本のみ。その頼りない灯りは部屋全体を照らすにはとても暗く、桜麟もしばらく暗闇に目を慣らす必要があった。
暗闇に目が慣れると、自分の周囲に何やら紋様のようなものが描かれているのを確認する。一筆書きの五角形と格子模様。それがまるで桜麟を閉じ込めるような形で配置されている。
「これは……」
本能的に恐怖を感じ、そこから逃れようとして今の自分の状態を知る。彼女の両手は後ろ手に縛られており、腿と足首も同じようにきつく縄が食い込んでいる。その縄は付喪神の霊力を抑えるもので、桜麟には決して切れないものだった。
(一体、何が……)
少なくとも、影元に捕まったということだけは確かだ。凛花に殴られた記憶もあるから、彼女も知っていたということだ。
「なんだぁ? 起きていたのかよ。眠ったままなら楽に堕ちただろうに」
はっ、と顔を上げると、何もないと思われていた部屋の一角が開いていた。そこから影元が入ってきて、そのすぐ後ろには凛花。
「影元様! これは何を!」
「ふん。何も知らねえって顔だよな」
「知るも何も……どうしてこのようなことをするのです!」
「そんなの決まってらあ。輝久を失脚させるためだ」
絶句した桜麟へ、影元は皮肉気な笑みを浮かべる。
「オメエはオレのことを何と聞いている?」
「輝久様と付喪神奉行を目指して切磋琢磨したお方だと……」
「ふむ……。少し暇だからな。冥途の土産に教えておいてやろうか」
呆然とする桜麟の周りでは、凛花がお札を貼って何やら準備を進めている。
「確かに切磋琢磨した仲だ。だがよう、成績はオレのほうがよかったのに、最後の最後、籠目とかいう付喪神の一声で輝久が選ばれた」
忌々し気に舌打ちをした影元の唇がニィと歪んだ。
「たかが付喪神の分際で人間様に意見するとは生意気だ。だから、オレが捕らえて堕としてやったんだ。付喪神の妖魔化はオレの得意技だからな」
「なっ……」
「それだけじゃねえぜ? 徳次郎を使っていたのもオレだ。奉行所の予定をヤツに流し、そこで盗んだ中から芽が出そうなモノを妖魔に堕とし、オレが倒して手柄を上げる。実に素晴らしい関係だったぜ」
桜麟は絶句して言葉がない。付喪神奉行所に関係のある人間が、人間に害を成す妖魔と手を握っていた。その事実が信じられない。
(もしかして……)
そこで、漣が影元のことを異常に恐れていたことを思い出す。碁盤の付喪神。徳次郎の屋敷にあった。そこから導き出されることは……。
「漣はあなたが堕とそうとしたのですね?」
「おお、やーっと気が付いたか」
馬鹿にしたように影元が鼻を鳴らした。
「徳次郎から受け取ったはいいが、まさか妖魔に堕とす最中に付喪神に『成る』とは思わなかったぜ。年貢の納め時かと焦ったが、記憶が無いと聞いてまだ運があった」
そこで影元は一旦話を止めた。相変わらず凛花は、黙々と何かの準備をしている。お札が一枚増えるたびに、自分の霊力がそこへ吸い込まれていくような……そんな錯覚を桜麟は覚えた。
「輝久はひと月とか言っていたが、あいつの甘さはオメエも知っての通りだ」
凛花が持つお札が残り数枚となったところで、影元が口を開いた。
「どうするか観察していたが、やはりオメエは護り手になった。だが、それは困るんだよ。さっさと輝久には霊力を失ってもらって、その座から降りてもらわねえと、オレに順番が回ってこねえだろう?」
「このようなことをして、輝久様に気が付かれないとでも思っているのですか!」
束縛から逃れようと、身をよじりながら桜麟は叫んだ。
「もう、おせえよ。どこからかは知らねえけど、あいつも情報を手に入れたらしい。ここ数日、お前のことを報告もせず、オレから遠ざけていたのがその理由だ」
「だったら、大人しく捕まってください!」
「嫌だね。せっかく、こうしてお前を手に入れたんだぜ?」
「……わたしを、堕とすのですか?」
薄々感じていた目的を口に出すと、影元の唇が醜く歪んだ。
「輝久の護り手になったお前は、同時にヤツの弱点にもなったわけよ。オメエに輝久を殺させれば、全てが丸く収まるとは思わねえか?」
そんな、と桜麟は言葉を失う。
徳次郎の時と同じように、主と対決させられようとしている。あの時の桜麟は正気で、輝久も隠していた秘策のために敢えて乗せられた振りをしていた。
だが、自分が妖魔へ堕ちてしまったらどうなるだろう。一度、籠目という護り手を討った輝久は、決して自分を討つことはできない。己の持つ斬妖刀が、輝久の血で赤々と染まる。そんな未来がありありと想像できた。
「卑怯な……!」
人間に対して、初めて憎悪に近い感情を持った。
この男は、付喪神の敵だ。
籠目を堕とし、徳次郎を使い、自らの野望のために霊力を行使する。こんな男が付喪神奉行に関係しているというだけで吐き気がする。絶対に影元の悪事は暴かないといけない。籠目のためにも、他の付喪神のためにも――そして、輝久のためにも。
「――影元様。準備が終わりました」
何とか自由になろうともがいていると、凛花が影元の隣へと戻っていた。桜麟の周囲にはくまなくお札が配置されており、それぞれが持つ霊力が連動し仄かな光を放ち、桜麟の姿を不気味に浮き上がらせていた。
「凛花さん! どうしてこんな人の言いなりになっているのですか!」
「そりゃぁ、当たり前だろうがよ。オメエだってわかっているはずだろ。その首に付いている鈴の意味を」
沈黙する凛花の代わりに影元が答える。
「所詮、輝久だって同じなんだよ。付喪神が大切とぬかしながら、鈴を付けて付喪神をいいように操っている。それと同じことをオレはしているだけだ。オメエにごたごた言われる筋合いはねえよ」
「違う、違う!」
必死に桜麟は叫んだ。
付喪神の力を抑える首の鈴。人間に害を成すことのないよう、付けることが義務付けられている鈴。それは付喪神が人間の所有する道具であるという現実だ。
桜麟だってそれに思うところはある。一個の人格を持つ我が身。ただの道具として片付けられたくはない。
けれど、このひと月。輝久の人となりを見てきた。彼が鈴を付けるのは、付喪神を意のままに操るためではない。むしろ己の付喪神を守るためだ。誰の庇護下にあるかを見せつけて、他の悪意ある者からの干渉を断つ。護り手として雇いながら、逆に護ってやるという声高らかな主張だ。
だからこそ桜麟は、輝久を護りたい。彼の背中は自分に任せてほしいと思う。今は未熟な護り手かもしれないけれど、いつかその隣に立ち、彼に降りかかる全てを自分の手で退ける。首の鈴こそを、自分の誇りとしてみせるのだ。
「輝久様はわたしを操ったりなんかしない。わたしが嫌なことをさせたりもしない。だからわたしは輝久様の護り手になりたいと願ったのです。あの方を助けたい。あなたのような邪悪な人から護りたいと思ったのです!」
「ふん。いいように飼いならされやがって……オメエは犬か?」
影元は桜麟の主張を冷笑でもって受け止める。
「護り手だろうがなんだろうが、付喪神は人間の道具だ。オレの役に立てなきゃ、いる意味がねえ。そうだよなぁ、凛花」
「……はい。影元様」
「声が小せぇよ!」
怒声とともに足蹴にされた凛花は、よろめいて地面に倒れた。
「凛花さん!」
「おおっと、人の心配をしている場合か?」
影元の両手に霊力の気配。それに呼応するようにお札の輝きが増した。それは光でありながら光ではない。付喪神の霊力を悪しき妖魔へと変える不気味な霊力だ。
「影元……っ!」
正面から見据えて睨み付けてやるも、縛られた桜麟は他にできることもない。お札に霊力が籠められて、術が発動を待つことしかできない。
「ま、輝久の護り手になんぞなったのがオメエの運の尽きだな。オレの護り手になれば、もう少しは長生きできたろうによ」
「誰があなたの護り手なんかになりますか!」
「そうかい。オレもオメエみたいなじゃじゃ馬は好みじゃねえ。凛花のように従順なヤツがいいぜ」
影元の全身から霊力が吹き上がり、手の平が桜麟へと向けられた。
「じゃあな、あばよ」
その一言を合図に、一気にお札の霊力が桜麟へと殺到した。
輝久の声が近くで聞こえた気がして、桜麟は飛び起きた。その拍子に後頭部が激しく痛み、顔をしかめて呻く。
「いったたた……ここは?」
土臭い匂いのする空間だった。畳十畳ほどの部屋は土の床で、蝋燭が一本のみ。その頼りない灯りは部屋全体を照らすにはとても暗く、桜麟もしばらく暗闇に目を慣らす必要があった。
暗闇に目が慣れると、自分の周囲に何やら紋様のようなものが描かれているのを確認する。一筆書きの五角形と格子模様。それがまるで桜麟を閉じ込めるような形で配置されている。
「これは……」
本能的に恐怖を感じ、そこから逃れようとして今の自分の状態を知る。彼女の両手は後ろ手に縛られており、腿と足首も同じようにきつく縄が食い込んでいる。その縄は付喪神の霊力を抑えるもので、桜麟には決して切れないものだった。
(一体、何が……)
少なくとも、影元に捕まったということだけは確かだ。凛花に殴られた記憶もあるから、彼女も知っていたということだ。
「なんだぁ? 起きていたのかよ。眠ったままなら楽に堕ちただろうに」
はっ、と顔を上げると、何もないと思われていた部屋の一角が開いていた。そこから影元が入ってきて、そのすぐ後ろには凛花。
「影元様! これは何を!」
「ふん。何も知らねえって顔だよな」
「知るも何も……どうしてこのようなことをするのです!」
「そんなの決まってらあ。輝久を失脚させるためだ」
絶句した桜麟へ、影元は皮肉気な笑みを浮かべる。
「オメエはオレのことを何と聞いている?」
「輝久様と付喪神奉行を目指して切磋琢磨したお方だと……」
「ふむ……。少し暇だからな。冥途の土産に教えておいてやろうか」
呆然とする桜麟の周りでは、凛花がお札を貼って何やら準備を進めている。
「確かに切磋琢磨した仲だ。だがよう、成績はオレのほうがよかったのに、最後の最後、籠目とかいう付喪神の一声で輝久が選ばれた」
忌々し気に舌打ちをした影元の唇がニィと歪んだ。
「たかが付喪神の分際で人間様に意見するとは生意気だ。だから、オレが捕らえて堕としてやったんだ。付喪神の妖魔化はオレの得意技だからな」
「なっ……」
「それだけじゃねえぜ? 徳次郎を使っていたのもオレだ。奉行所の予定をヤツに流し、そこで盗んだ中から芽が出そうなモノを妖魔に堕とし、オレが倒して手柄を上げる。実に素晴らしい関係だったぜ」
桜麟は絶句して言葉がない。付喪神奉行所に関係のある人間が、人間に害を成す妖魔と手を握っていた。その事実が信じられない。
(もしかして……)
そこで、漣が影元のことを異常に恐れていたことを思い出す。碁盤の付喪神。徳次郎の屋敷にあった。そこから導き出されることは……。
「漣はあなたが堕とそうとしたのですね?」
「おお、やーっと気が付いたか」
馬鹿にしたように影元が鼻を鳴らした。
「徳次郎から受け取ったはいいが、まさか妖魔に堕とす最中に付喪神に『成る』とは思わなかったぜ。年貢の納め時かと焦ったが、記憶が無いと聞いてまだ運があった」
そこで影元は一旦話を止めた。相変わらず凛花は、黙々と何かの準備をしている。お札が一枚増えるたびに、自分の霊力がそこへ吸い込まれていくような……そんな錯覚を桜麟は覚えた。
「輝久はひと月とか言っていたが、あいつの甘さはオメエも知っての通りだ」
凛花が持つお札が残り数枚となったところで、影元が口を開いた。
「どうするか観察していたが、やはりオメエは護り手になった。だが、それは困るんだよ。さっさと輝久には霊力を失ってもらって、その座から降りてもらわねえと、オレに順番が回ってこねえだろう?」
「このようなことをして、輝久様に気が付かれないとでも思っているのですか!」
束縛から逃れようと、身をよじりながら桜麟は叫んだ。
「もう、おせえよ。どこからかは知らねえけど、あいつも情報を手に入れたらしい。ここ数日、お前のことを報告もせず、オレから遠ざけていたのがその理由だ」
「だったら、大人しく捕まってください!」
「嫌だね。せっかく、こうしてお前を手に入れたんだぜ?」
「……わたしを、堕とすのですか?」
薄々感じていた目的を口に出すと、影元の唇が醜く歪んだ。
「輝久の護り手になったお前は、同時にヤツの弱点にもなったわけよ。オメエに輝久を殺させれば、全てが丸く収まるとは思わねえか?」
そんな、と桜麟は言葉を失う。
徳次郎の時と同じように、主と対決させられようとしている。あの時の桜麟は正気で、輝久も隠していた秘策のために敢えて乗せられた振りをしていた。
だが、自分が妖魔へ堕ちてしまったらどうなるだろう。一度、籠目という護り手を討った輝久は、決して自分を討つことはできない。己の持つ斬妖刀が、輝久の血で赤々と染まる。そんな未来がありありと想像できた。
「卑怯な……!」
人間に対して、初めて憎悪に近い感情を持った。
この男は、付喪神の敵だ。
籠目を堕とし、徳次郎を使い、自らの野望のために霊力を行使する。こんな男が付喪神奉行に関係しているというだけで吐き気がする。絶対に影元の悪事は暴かないといけない。籠目のためにも、他の付喪神のためにも――そして、輝久のためにも。
「――影元様。準備が終わりました」
何とか自由になろうともがいていると、凛花が影元の隣へと戻っていた。桜麟の周囲にはくまなくお札が配置されており、それぞれが持つ霊力が連動し仄かな光を放ち、桜麟の姿を不気味に浮き上がらせていた。
「凛花さん! どうしてこんな人の言いなりになっているのですか!」
「そりゃぁ、当たり前だろうがよ。オメエだってわかっているはずだろ。その首に付いている鈴の意味を」
沈黙する凛花の代わりに影元が答える。
「所詮、輝久だって同じなんだよ。付喪神が大切とぬかしながら、鈴を付けて付喪神をいいように操っている。それと同じことをオレはしているだけだ。オメエにごたごた言われる筋合いはねえよ」
「違う、違う!」
必死に桜麟は叫んだ。
付喪神の力を抑える首の鈴。人間に害を成すことのないよう、付けることが義務付けられている鈴。それは付喪神が人間の所有する道具であるという現実だ。
桜麟だってそれに思うところはある。一個の人格を持つ我が身。ただの道具として片付けられたくはない。
けれど、このひと月。輝久の人となりを見てきた。彼が鈴を付けるのは、付喪神を意のままに操るためではない。むしろ己の付喪神を守るためだ。誰の庇護下にあるかを見せつけて、他の悪意ある者からの干渉を断つ。護り手として雇いながら、逆に護ってやるという声高らかな主張だ。
だからこそ桜麟は、輝久を護りたい。彼の背中は自分に任せてほしいと思う。今は未熟な護り手かもしれないけれど、いつかその隣に立ち、彼に降りかかる全てを自分の手で退ける。首の鈴こそを、自分の誇りとしてみせるのだ。
「輝久様はわたしを操ったりなんかしない。わたしが嫌なことをさせたりもしない。だからわたしは輝久様の護り手になりたいと願ったのです。あの方を助けたい。あなたのような邪悪な人から護りたいと思ったのです!」
「ふん。いいように飼いならされやがって……オメエは犬か?」
影元は桜麟の主張を冷笑でもって受け止める。
「護り手だろうがなんだろうが、付喪神は人間の道具だ。オレの役に立てなきゃ、いる意味がねえ。そうだよなぁ、凛花」
「……はい。影元様」
「声が小せぇよ!」
怒声とともに足蹴にされた凛花は、よろめいて地面に倒れた。
「凛花さん!」
「おおっと、人の心配をしている場合か?」
影元の両手に霊力の気配。それに呼応するようにお札の輝きが増した。それは光でありながら光ではない。付喪神の霊力を悪しき妖魔へと変える不気味な霊力だ。
「影元……っ!」
正面から見据えて睨み付けてやるも、縛られた桜麟は他にできることもない。お札に霊力が籠められて、術が発動を待つことしかできない。
「ま、輝久の護り手になんぞなったのがオメエの運の尽きだな。オレの護り手になれば、もう少しは長生きできたろうによ」
「誰があなたの護り手なんかになりますか!」
「そうかい。オレもオメエみたいなじゃじゃ馬は好みじゃねえ。凛花のように従順なヤツがいいぜ」
影元の全身から霊力が吹き上がり、手の平が桜麟へと向けられた。
「じゃあな、あばよ」
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