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皇帝視点4
しおりを挟むトロリとした潤滑剤を指に取り、シオンの後孔に塗り込んで中に指を滑らせる。
「ひぁ、、ぁ、そんなところ、、んん、、」
これは本当に狭いな。指一本入れただけでギュウギュウと締め付けてくるシオンのそこは、紛れもなく何も受け入れたことがない場所だった。
ゆっくりと優しく広げるように解していくが、まだ余のものを受け入れらるとは思えなかった。
「やはりキツイな。」
「申し訳ございません。」
従順な彼は、そんな一言まで拾って申し訳なさそうに眉尻を下げた。
そんな顔をさせたくはない。
恍惚とした蕩けた顔が見たい。涙に潤んだ瞳で気持ちいいと、愛していると口にしてほしい。
ここは手を抜いてはいけない。そう思って入り口付近は特に念入りに解していく。
やっとスムーズに2本入るようになったところで、さらに広げながら前立腺を探っていると、シオンが大きく跳ねた。
「ひぃあ!、、はぁ、はぁ、はぁ、、あ、ぁあ、ぁあ、、へ、いか、、そこ、、なに?そこ、、、ぃあ、、ゃああ、、」
驚いた表情で、戸惑いながらも快感を拾っている様子のシオンに、もっと快感を与えてやりたくなる。
気持ちいいと泣きながら乱れるシオンが欲情を煽ってくるのを必死に耐えながら、快楽を与え続け、シオンから出た精液もジュルッと舌で掬って飲み込んだ。
息を荒げて四肢を投げ出すシオンにしばしの休憩を与え、また前立腺への刺激を再開する。
こうして快楽を教え込めば、余のものを受け入れるのも恐怖ではなくなるだろう。
シオンが面白いくらいに跳ねて乱れて啼くのが可愛くて、夢中で刺激を与えていると、意識を失ってしまったが、頬に汗で張り付いた髪を掬い上げて後ろに流すと、その頬は緩んで微笑んでいるように見えた。
朝になるとシオンはまた眉尻を下げて、不安そうに立ち上がった股間を手で隠した。
「僕は淫らで、恥ずかしい。陛下、嫌わないでくれますか?」
「何を心配しているんだ?淫らなシオンは最高だ。余はますますシオンの虜になった。朝立ちは生理現象だから気にすることはない。」
「はい。」
淫らなシオンが見たい。その恥じらいも愛しくて、胸の中に温かいものが湧き上がって身体中を巡っていく感じがした。
不安そうに見上げるシオンが可愛い。
この美しくて儚げなシオンを淫らにするのが楽しくて仕方ない。
今日も指で中からシオンの前立腺を攻めてやると、腰をくねらせながら、愛していると、気持ちいいと啼き叫ぶ。
シオンは最高だ。
シオンを喜ばせるのはこの上なく楽しいが、そろそろ限界にきていた。シオンの中に入りたい。
それと同時に、この美しいシオンを汚してしまうことに罪悪感もある。
シオンは余を受け入れてくれるだろうか?嫌だと言われたら、まだ早いと言うことで待ってやろう。それくらいなんてことない。ずっと手を出さずに守ってきたんだから、それが一番少し延びたくらいどうってことはない。
シオンの意思に委ねてみよう。
「もうそろそろ余を受け入れてくれるか?」
「はい。もちろんです。」
「そうかそうか。シオンはいい子だ。」
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