35 / 103
幕間 置いていかれた二人
しおりを挟む
「マルクさーん……ライムさーん……? どこへ行ってしまわれたのですかー……?」
街中で、クラリスは必死にマルクとライムのことを探し回る。
「おかしいわね……確かにマルクちゃんが路地裏へ入って行くところを見たのだけど……」
「それなのに見失うだなんて、肝心な時に役に立ちませんね! まったく!」
「あら、あなたが言えたことなのかしら?」
「ぐぬぬ……それは……っ!」
カーミラの反撃に対し、苦しそうな顔をするクラリス。
「おお神よ! かの者たちを見守ることすらできない愚かなワタクシをお許しくださいいいいいい!」
「…………一応、自覚はあるのね」
カーミラは、苦笑いしながら言った。
「でも、謝るのなら先にアタシに謝ってほしいのだけれど」
「――あなたがマルクさん達を見失ったことは事実です。ワタクシも反省するのであなたも反省してください」
「まったく、可愛げのないコね」
それからカーミラは、ため息をつきながら目を細めてクラリスの方を見た。
「じー」
「な、なんでしょうか?」
「もしかしたら、アタシ達置いていかれちゃったのかも。マルクちゃんに愛想を尽かされて」
「…………へ?」
「だって、役立たずが二人揃っているのでしょう? 愛しのお姉ちゃんの為に頑張っているマルクちゃんは、アタシ達に付き合ってるほどヒマじゃないのよ?」
「そ、そんなはずは……」
「絶対にないって言い切れるのかしら?」
「う、うぅ……!」
カーミラに問い詰められ、クラリスは涙目になる。
「……まあ、冗談よ。何も言わずに置いていくなんて、良い子のマルクちゃんにできるわけないでしょう?」
「そ、そうですよね。当然です!」
クラリスはそう言いながらも、内心ほっとした。
「……けれどね、アタシ、一つだけ気になっていることがあるの」
「今度は何ですか! 今はのんきに話をしている場合ではないのですよ?」
「まあまあ、そう言わずに、マルクちゃんならアタシ達が居なくても大抵のことならなんとかするわよ」
「で、ですが……!」
カーミラの言うことはもっともだが、万が一ということがある。
居ても立っても居られない様子のクラリスを制止して、カーミラは続けた。
「いいから答えなさい――どうして、聖女様ともあろうお方が、そこまであの子に執着するのかしら?」
「……え?」
「だってそうじゃない。あの子の魔力と血と精力をたっぷり搾り取ってあげたいアタシは別として、あなたがマルクちゃんにそこまで執着する理由はないはずでしょう?」
「目の前に最大の原因がいるのですが……」
「そう。……それじゃあもし仮に、アタシがマルクちゃんを諦めると言ったら、あなたも手を引くのかしら?」
そう聞かれて、クラリスは答えに窮《きゅう》する。
「それは…………せめて目的を果たすまではお供させていただくつもりですが……」
そして、よく考えた末にそう返答した。
「やっぱり、執着してるじゃない」
「執着だなんて……人聞きの悪いことをおっしゃらないでください! ワタクシはただ……不憫なマルクさんを救済してあげたいだけなのです……」
「その理由は? アタシはずっとそれを聞いているのだけれど」
「天使が……舞い降りたんです……」
「は?」
クラリスの答えに、カーミラはきょとんとした顔をする。
「ワタクシは、聖女となったその日に神からお告げを受けとりました。『いずれ、あなたの前に天使が舞い降りる』と」
「ふうん……」
「しかし、ワタクシは聖女となったその日に、修道院の子供達を誘惑したことで追放されてしまいます」
「……!?」
急展開に、まん丸と目を見開くカーミラ。
「旅の聖女となり失意のどん底にいたワタクシは、あてもなく各地を巡っておりました。西の町に美少女がいると聞けばそちらへ、北の村に美少年がいると耳にすればそちらへ、流されるままに……」
「あなた……どっちでもいけるのね……」
クラリスは静かにうなずく。
「そして、美少年がいるとの噂に流されてこの町へ訪れた時、ワタクシはあなたに襲われているマルクさんのお姿を見てしまったのです。正直胸が高鳴りました」
「驚いたわ……むっつりどころかドすけべじゃない……」
若干引き始めるカーミラ。
しかし、クラリスはそんなことには構わず、顔を赤らめながら続ける。
「そして、ワタクシはすぐにぴんときました。――そう、マルクさんこそがお告げに示された天使なのだと!」
「たぶんそれ、お告げと性欲を履き違えているだけよ」
「……マルクさんが天使であるのならば、お守りするのが聖女の務め。だからこそ、ワタクシはマルク様のお側にいるのです! ……これで、わかりましたか?」
「なんとなく理由はわかったけれど……思考が何一つとして理解できなかったわ」
カーミラは、目の前の聖女に恐怖心を抱きつつあった。
「……説明はすみました。早くマルクさんとライムさんを探しましょう。マルクさんが天使であるのならば、おそらくライムさんは天使見習いです! 二人ともお守りしなければいけません! はぁ……はぁ……ふへへ!」
「あなた、アタシよりヤバいやつじゃない……」
妄想を爆発させるクラリスのことを見て、カーミラはようやく理解した。
――マルクちゃん達のことは、アタシが守らないといけないわ。
そして、決意を新たにするのだった。
街中で、クラリスは必死にマルクとライムのことを探し回る。
「おかしいわね……確かにマルクちゃんが路地裏へ入って行くところを見たのだけど……」
「それなのに見失うだなんて、肝心な時に役に立ちませんね! まったく!」
「あら、あなたが言えたことなのかしら?」
「ぐぬぬ……それは……っ!」
カーミラの反撃に対し、苦しそうな顔をするクラリス。
「おお神よ! かの者たちを見守ることすらできない愚かなワタクシをお許しくださいいいいいい!」
「…………一応、自覚はあるのね」
カーミラは、苦笑いしながら言った。
「でも、謝るのなら先にアタシに謝ってほしいのだけれど」
「――あなたがマルクさん達を見失ったことは事実です。ワタクシも反省するのであなたも反省してください」
「まったく、可愛げのないコね」
それからカーミラは、ため息をつきながら目を細めてクラリスの方を見た。
「じー」
「な、なんでしょうか?」
「もしかしたら、アタシ達置いていかれちゃったのかも。マルクちゃんに愛想を尽かされて」
「…………へ?」
「だって、役立たずが二人揃っているのでしょう? 愛しのお姉ちゃんの為に頑張っているマルクちゃんは、アタシ達に付き合ってるほどヒマじゃないのよ?」
「そ、そんなはずは……」
「絶対にないって言い切れるのかしら?」
「う、うぅ……!」
カーミラに問い詰められ、クラリスは涙目になる。
「……まあ、冗談よ。何も言わずに置いていくなんて、良い子のマルクちゃんにできるわけないでしょう?」
「そ、そうですよね。当然です!」
クラリスはそう言いながらも、内心ほっとした。
「……けれどね、アタシ、一つだけ気になっていることがあるの」
「今度は何ですか! 今はのんきに話をしている場合ではないのですよ?」
「まあまあ、そう言わずに、マルクちゃんならアタシ達が居なくても大抵のことならなんとかするわよ」
「で、ですが……!」
カーミラの言うことはもっともだが、万が一ということがある。
居ても立っても居られない様子のクラリスを制止して、カーミラは続けた。
「いいから答えなさい――どうして、聖女様ともあろうお方が、そこまであの子に執着するのかしら?」
「……え?」
「だってそうじゃない。あの子の魔力と血と精力をたっぷり搾り取ってあげたいアタシは別として、あなたがマルクちゃんにそこまで執着する理由はないはずでしょう?」
「目の前に最大の原因がいるのですが……」
「そう。……それじゃあもし仮に、アタシがマルクちゃんを諦めると言ったら、あなたも手を引くのかしら?」
そう聞かれて、クラリスは答えに窮《きゅう》する。
「それは…………せめて目的を果たすまではお供させていただくつもりですが……」
そして、よく考えた末にそう返答した。
「やっぱり、執着してるじゃない」
「執着だなんて……人聞きの悪いことをおっしゃらないでください! ワタクシはただ……不憫なマルクさんを救済してあげたいだけなのです……」
「その理由は? アタシはずっとそれを聞いているのだけれど」
「天使が……舞い降りたんです……」
「は?」
クラリスの答えに、カーミラはきょとんとした顔をする。
「ワタクシは、聖女となったその日に神からお告げを受けとりました。『いずれ、あなたの前に天使が舞い降りる』と」
「ふうん……」
「しかし、ワタクシは聖女となったその日に、修道院の子供達を誘惑したことで追放されてしまいます」
「……!?」
急展開に、まん丸と目を見開くカーミラ。
「旅の聖女となり失意のどん底にいたワタクシは、あてもなく各地を巡っておりました。西の町に美少女がいると聞けばそちらへ、北の村に美少年がいると耳にすればそちらへ、流されるままに……」
「あなた……どっちでもいけるのね……」
クラリスは静かにうなずく。
「そして、美少年がいるとの噂に流されてこの町へ訪れた時、ワタクシはあなたに襲われているマルクさんのお姿を見てしまったのです。正直胸が高鳴りました」
「驚いたわ……むっつりどころかドすけべじゃない……」
若干引き始めるカーミラ。
しかし、クラリスはそんなことには構わず、顔を赤らめながら続ける。
「そして、ワタクシはすぐにぴんときました。――そう、マルクさんこそがお告げに示された天使なのだと!」
「たぶんそれ、お告げと性欲を履き違えているだけよ」
「……マルクさんが天使であるのならば、お守りするのが聖女の務め。だからこそ、ワタクシはマルク様のお側にいるのです! ……これで、わかりましたか?」
「なんとなく理由はわかったけれど……思考が何一つとして理解できなかったわ」
カーミラは、目の前の聖女に恐怖心を抱きつつあった。
「……説明はすみました。早くマルクさんとライムさんを探しましょう。マルクさんが天使であるのならば、おそらくライムさんは天使見習いです! 二人ともお守りしなければいけません! はぁ……はぁ……ふへへ!」
「あなた、アタシよりヤバいやつじゃない……」
妄想を爆発させるクラリスのことを見て、カーミラはようやく理解した。
――マルクちゃん達のことは、アタシが守らないといけないわ。
そして、決意を新たにするのだった。
0
あなたにおすすめの小説
A級パーティーを追放された黒魔導士、拾ってくれた低級パーティーを成功へと導く~この男、魔力は極小だが戦闘勘が異次元の鋭さだった~
名無し
ファンタジー
「モンド、ここから消えろ。てめえはもうパーティーに必要ねえ!」
「……え? ゴート、理由だけでも聴かせてくれ」
「黒魔導士のくせに魔力がゴミクズだからだ!」
「確かに俺の魔力はゴミ同然だが、その分を戦闘勘の鋭さで補ってきたつもりだ。それで何度も助けてやったことを忘れたのか……?」
「うるせえ、とっとと消えろ! あと、お前について悪い噂も流しておいてやったからな。役立たずの寄生虫ってよ!」
「くっ……」
問答無用でA級パーティーを追放されてしまったモンド。
彼は極小の魔力しか持たない黒魔導士だったが、持ち前の戦闘勘によってパーティーを支えてきた。しかし、地味であるがゆえに貢献を認められることは最後までなかった。
さらに悪い噂を流されたことで、冒険者としての道を諦めかけたモンドだったが、悪評高い最下級パーティーに拾われ、彼らを成功に導くことで自分の居場所や高い名声を得るようになっていく。
「魔力は低かったが、あの動きは只者ではなかった! 寄生虫なんて呼ばれてたのが信じられん……」
「地味に見えるけど、やってることはどう考えても尋常じゃなかった。こんな達人を追放するとかありえねえだろ……」
「方向性は意外ですが、これほどまでに優れた黒魔導士がいるとは……」
拾われたパーティーでその高い能力を絶賛されるモンド。
これは、様々な事情を抱える低級パーティーを、最高の戦闘勘を持つモンドが成功に導いていく物語である……。
14歳までレベル1..なので1ルークなんて言われていました。だけど何でかスキルが自由に得られるので製作系スキルで楽して暮らしたいと思います
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕はルーク
普通の人は15歳までに3~5レベルになるはずなのに僕は14歳で1のまま、なので村の同い年のジグとザグにはいじめられてました。
だけど15歳の恩恵の儀で自分のスキルカードを得て人生が一転していきました。
洗濯しか取り柄のなかった僕が何とか楽して暮らしていきます。
------
この子のおかげで作家デビューできました
ありがとうルーク、いつか日の目を見れればいいのですが
【完結】魔物をテイムしたので忌み子と呼ばれ一族から追放された最弱テイマー~今頃、お前の力が必要だと言われても魔王の息子になったのでもう遅い~
柊彼方
ファンタジー
「一族から出ていけ!」「お前は忌み子だ! 俺たちの子じゃない!」
テイマーのエリート一族に生まれた俺は一族の中で最弱だった。
この一族は十二歳になると獣と契約を交わさないといけない。
誰にも期待されていなかった俺は自分で獣を見つけて契約を交わすことに成功した。
しかし、一族のみんなに見せるとそれは『獣』ではなく『魔物』だった。
その瞬間俺は全ての関係を失い、一族、そして村から追放され、野原に捨てられてしまう。
だが、急な展開過ぎて追いつけなくなった俺は最初は夢だと思って行動することに。
「やっと来たか勇者! …………ん、子供?」
「貴方がマオウさんですね! これからお世話になります!」
これは魔物、魔族、そして魔王と一緒に暮らし、いずれ世界最強のテイマー、冒険者として名をとどろかせる俺の物語
2月28日HOTランキング9位!
3月1日HOTランキング6位!
本当にありがとうございます!
詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~
Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」
病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。
気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた!
これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。
だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。
皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。
その結果、
うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。
慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。
「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。
僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに!
行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。
そんな僕が、ついに魔法学園へ入学!
当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート!
しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。
魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。
この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――!
勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる!
腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。
最上級のパーティで最底辺の扱いを受けていたDランク錬金術師は新パーティで成り上がるようです(完)
みかん畑
ファンタジー
最上級のパーティで『荷物持ち』と嘲笑されていた僕は、パーティからクビを宣告されて抜けることにした。
在籍中は僕が色々肩代わりしてたけど、僕を荷物持ち扱いするくらい優秀な仲間たちなので、抜けても問題はないと思ってます。
『王都の神童』と呼ばれた俺、職業選定でまさかの【遊び人】三連発で追放される。……が、実は「全職業のスキル」を合算して重ねがけできる唯一のバグ
よっしぃ
ファンタジー
王都で「神童」の名をほしいままにしていた少年、ディラン・アークライト(17歳)。
剣を握れば騎士団長を唸らせ、魔法を学べば賢者を凌駕する。誰もが彼を「次代の勇者」と信じて疑わなかった。
しかし、運命の職業選定で彼が得たのは――【遊び人】。
それも、三つの職業スロットすべてが【遊び人】で埋まるという、前代未聞の怪現象だった。
「期待外れだ」
「国の恥晒しめ」
掌を返した周囲によって、ディランは着の身着のままで街を追放される。 だが、かつて神童と呼ばれた彼の「分析力」は死んでいなかった。
『……Lv1なのに、ステータスが異常に高い? それに経験値が分散せず、すべて加算されている……?』
彼だけが気づいた真実。
それは【遊び人】という名に偽装された、この世界の管理者権限(Free-Hander)であり、全職業のスキルを制限なく使用・強化できるバグ技(デバッグモード)への入り口だったのだ。
これは、理不尽に捨てられた元・神童が、その頭脳とバグ能力で世界を「攻略」し、同じく不遇な扱いを受けていた美少女騎士(中身は脳筋)と共に、誰よりも自由に成り上がる物語。
【著者プロフィール】アルファポリスより『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』を出版、オリコンライトノベル部門18位を記録。本作は2月に2巻刊行予定。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる