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18.一名様おひっこしー
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「ふむふむ」
「スカートの中を覗き込むような仕草だな」
「覗いて欲しいのか?」
「そなたは恩人だ。望むなら」
切れ長の目で自分のスカートへ目を落とすアザレアに冗談だと思えない何かを感じる。
彼女は俺をからかって遊んでいるだけだよな。彼女とは良い友達になれるかもしれない。
友達といえば大和の奴、どこで何をしているのやら。きっと彼のことだ。俺のことを心配して探してくれていると思う。
なあに、彼のこともちゃんと考えてあるさ。物事には順番ってのが必要なのだ。彼は召喚者としてある程度大事にされているだろうから、命と生活の心配はない。
こっちはそうじゃないからな。衣食住のうち、森エルフの協力を得ることができれば衣と住はなんとかなる。
食は彼らと食性の違いから、自分で何とかしなきゃならんのだ。
いや、頼ることはできるかも……牙や骨のために狩猟をするらしいからな。だけど、何から何まで彼らに頼るわけにもいかねえ。
他力本願過ぎると、いざという時にっちもさっちもいかなくなる……だろうから。
「何をしているんだ……」
「見たかったんじゃないのか?」
「たくし上げなくていいからな……家の下をもう一度見ておこうと思って」
「家の下が好きなのか? そこには何もないが」
しゃがみ込んで顔をあげようとしたら、アザレアが至近距離にいたから驚いてしまった。
両手でタイトスカートをつまみ、こちらを見下ろしているとかどんなエロゲーだよって話だ。
「どうやらいけそうだな」
「そなたの行動はよくわからんな」
「俺もだよ! パンツはもういいから!」
「見たのか?」
「見てねえ! ったく。一つ確認だ。この場所に残しておきたい物とかはあるのか?」
「特には。生活必需品とロウソクや香など多少の物のみだからな。ちなみに黒だ」
「……分かった。そんじゃま。持っていくとしますか」
さってと。
アザレアの家の壁に手をあて念じる。
「収納」と。
すると一瞬にして家が消え、地面には柱の跡だけが残る。
「な、な、な……」
「全部持っていってもいいんだよな?」
「か、構わないが……、そ、そなた……」
まさか家ごととは思っていなかったようで、余りの驚きからアザレアの腰から力が抜け、その場に尻餅をついている。
聞いていた通り黒らしい。
そこはどうでもいいことだが……ね。
「立てるか」
「う、うむ」
彼女の腕を掴み引っ張り上げるが、まだ腰が覚束ないようだった。
俺にしがみつくようになった彼女は茫然と自分の家があった場所を見つめている。
「思い出の場所に家を残しておくとか、気が回らなかった。戻すか?」
「い、いや。丸ごと持っていけるのなら、それに越したことはない。余りに規格外で想定していなかった」
「基礎があったら難しいと思ったんだけど、土から柱が伸びているだけならいけると思ったんだよ」
「それで執拗になめ回すように嫌らしく、床下を見ていたのだな」
なんて失礼な物言いなのだ。そのけしからんものを押し付けているのもワザとだろう。
そうやって俺の反応を見て楽しんでいるのだ。アザレアはそういう人なのだと、分かってきた。
もっともこれが彼女なりの親しい人に見せる素なのだろうけど。凄い力だ! と敬意を払って拝まれても困るし、普通に接してくれることがありがたい。
「それじゃあ、一旦帰るか」
「そうだな。これ以上何を持っていくのだという話だ」
「根こそぎだからな。ははは」
「身ぐるみ剥いでひんむかれた気分だよ」
「ひんむくのは水浴びの時だけにしてくれ」
「言うようになったではないか」
にいいと見上げてくるアザレアの挑戦的な顔に対しこちらも口端をあげる。
しかし、近い。彼女の距離感はどうなってんだ。もし俺がちょっとばかし顎を引けば額にちゅーできるくらいだぞ。
やんわりと彼女を体から離すと、ちゃんと自分の足で立った。
足腰も復活したようだし、パンダカー(二人乗り)に乗って戻るとしようか。
◇◇◇
結界の中に戻ると、カルミアが小麦からパンを作って待っていてくれた。
今晩は焼き立てのパンが食べることができるぞーとウキウキしつつも、それぞれが雑事をこなす。
アザレアは果樹園に育成魔法をかけつつ、夕飯用の果物を採取しに行く。
俺はカルミアと共に、整地をしようかと思ってね。
「んじゃ、一旦、ボロボロになった小屋を全部取り払おうか」
「もう使いたくても使えませんし。片付けてくださって問題ありません」
「カルミアの住む小屋だけは残す、でいいか?」
「はい。そうして頂けますと」
んじゃ次々にやってしまいますか。
廃屋に手をあて、収納を繰り返すとあっという間に更地になった。
パンパンと両手で埃を払う。
ん、カルミアがお座りするパンダに寄りかかるようにして真っ白けになってる。
彼女は白か。だから、足を閉じろというのに。
最初に彼女に会った時もそうだったな。つい最近のことだってのに、何だか懐かしい。
「カルミア。アザレアの家を置きたいんだけど」
「お、置く……?」
「あれ、言ってなかったっけ」
「聞いたかもしれません。てっきり、『荷物を全部持ってきた』とかそんなことかと思ってました」
「今みたいな感じで『収納』したんだよ」
「もうビックリし過ぎて何も言えません。あ、あはは」
微調整は後からでもできるし、カルミアの小屋の隣に配置しておくか。
アイテムボックスから出すアイテムを選んでっと、よし。
位置を指定して念じると、カルミアの家が虚空から出現した。
支柱が心配だったけど、うまい具合に設置できたみたいだ。
「これでいいか」
「はいい。姉さんのお家があるのでしたら、小屋は必要ないかもしれません」
「カルミアはアザレアの家で寝泊まりすればいいんじゃないか。小屋は小屋でパンダを寝かしたり何かと使える」
「で、ですね。頭が回らなくてすいません」
カルミアが使わないのだったら、俺がベッドで眠ることもできるし。
パンダベッドはちっとばかし暑いからな。
うんうんと満足して頷いていたら、アザレアが戻って来てまたしても腰を抜かしていた。
「い、家が無くなって、家があって……」
「落ち着け。村で見ただろ」
腕を組み、アザレアへ向け苦言を呈す。
「そうだが。そなたの空間は底なしか……」
「まだまだ行けそうだぞ。何しろ収納量が10倍だからな」
無職の特典ってやつだ。引きこもるためにアイテムボックスの収納量ボーナスなんだってよ。
引きこもるための特典だったら、引きこもる環境も準備して欲しかった。
いっそ、アイテムボックスの中に楽園を築ければよいのに。
「スカートの中を覗き込むような仕草だな」
「覗いて欲しいのか?」
「そなたは恩人だ。望むなら」
切れ長の目で自分のスカートへ目を落とすアザレアに冗談だと思えない何かを感じる。
彼女は俺をからかって遊んでいるだけだよな。彼女とは良い友達になれるかもしれない。
友達といえば大和の奴、どこで何をしているのやら。きっと彼のことだ。俺のことを心配して探してくれていると思う。
なあに、彼のこともちゃんと考えてあるさ。物事には順番ってのが必要なのだ。彼は召喚者としてある程度大事にされているだろうから、命と生活の心配はない。
こっちはそうじゃないからな。衣食住のうち、森エルフの協力を得ることができれば衣と住はなんとかなる。
食は彼らと食性の違いから、自分で何とかしなきゃならんのだ。
いや、頼ることはできるかも……牙や骨のために狩猟をするらしいからな。だけど、何から何まで彼らに頼るわけにもいかねえ。
他力本願過ぎると、いざという時にっちもさっちもいかなくなる……だろうから。
「何をしているんだ……」
「見たかったんじゃないのか?」
「たくし上げなくていいからな……家の下をもう一度見ておこうと思って」
「家の下が好きなのか? そこには何もないが」
しゃがみ込んで顔をあげようとしたら、アザレアが至近距離にいたから驚いてしまった。
両手でタイトスカートをつまみ、こちらを見下ろしているとかどんなエロゲーだよって話だ。
「どうやらいけそうだな」
「そなたの行動はよくわからんな」
「俺もだよ! パンツはもういいから!」
「見たのか?」
「見てねえ! ったく。一つ確認だ。この場所に残しておきたい物とかはあるのか?」
「特には。生活必需品とロウソクや香など多少の物のみだからな。ちなみに黒だ」
「……分かった。そんじゃま。持っていくとしますか」
さってと。
アザレアの家の壁に手をあて念じる。
「収納」と。
すると一瞬にして家が消え、地面には柱の跡だけが残る。
「な、な、な……」
「全部持っていってもいいんだよな?」
「か、構わないが……、そ、そなた……」
まさか家ごととは思っていなかったようで、余りの驚きからアザレアの腰から力が抜け、その場に尻餅をついている。
聞いていた通り黒らしい。
そこはどうでもいいことだが……ね。
「立てるか」
「う、うむ」
彼女の腕を掴み引っ張り上げるが、まだ腰が覚束ないようだった。
俺にしがみつくようになった彼女は茫然と自分の家があった場所を見つめている。
「思い出の場所に家を残しておくとか、気が回らなかった。戻すか?」
「い、いや。丸ごと持っていけるのなら、それに越したことはない。余りに規格外で想定していなかった」
「基礎があったら難しいと思ったんだけど、土から柱が伸びているだけならいけると思ったんだよ」
「それで執拗になめ回すように嫌らしく、床下を見ていたのだな」
なんて失礼な物言いなのだ。そのけしからんものを押し付けているのもワザとだろう。
そうやって俺の反応を見て楽しんでいるのだ。アザレアはそういう人なのだと、分かってきた。
もっともこれが彼女なりの親しい人に見せる素なのだろうけど。凄い力だ! と敬意を払って拝まれても困るし、普通に接してくれることがありがたい。
「それじゃあ、一旦帰るか」
「そうだな。これ以上何を持っていくのだという話だ」
「根こそぎだからな。ははは」
「身ぐるみ剥いでひんむかれた気分だよ」
「ひんむくのは水浴びの時だけにしてくれ」
「言うようになったではないか」
にいいと見上げてくるアザレアの挑戦的な顔に対しこちらも口端をあげる。
しかし、近い。彼女の距離感はどうなってんだ。もし俺がちょっとばかし顎を引けば額にちゅーできるくらいだぞ。
やんわりと彼女を体から離すと、ちゃんと自分の足で立った。
足腰も復活したようだし、パンダカー(二人乗り)に乗って戻るとしようか。
◇◇◇
結界の中に戻ると、カルミアが小麦からパンを作って待っていてくれた。
今晩は焼き立てのパンが食べることができるぞーとウキウキしつつも、それぞれが雑事をこなす。
アザレアは果樹園に育成魔法をかけつつ、夕飯用の果物を採取しに行く。
俺はカルミアと共に、整地をしようかと思ってね。
「んじゃ、一旦、ボロボロになった小屋を全部取り払おうか」
「もう使いたくても使えませんし。片付けてくださって問題ありません」
「カルミアの住む小屋だけは残す、でいいか?」
「はい。そうして頂けますと」
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廃屋に手をあて、収納を繰り返すとあっという間に更地になった。
パンパンと両手で埃を払う。
ん、カルミアがお座りするパンダに寄りかかるようにして真っ白けになってる。
彼女は白か。だから、足を閉じろというのに。
最初に彼女に会った時もそうだったな。つい最近のことだってのに、何だか懐かしい。
「カルミア。アザレアの家を置きたいんだけど」
「お、置く……?」
「あれ、言ってなかったっけ」
「聞いたかもしれません。てっきり、『荷物を全部持ってきた』とかそんなことかと思ってました」
「今みたいな感じで『収納』したんだよ」
「もうビックリし過ぎて何も言えません。あ、あはは」
微調整は後からでもできるし、カルミアの小屋の隣に配置しておくか。
アイテムボックスから出すアイテムを選んでっと、よし。
位置を指定して念じると、カルミアの家が虚空から出現した。
支柱が心配だったけど、うまい具合に設置できたみたいだ。
「これでいいか」
「はいい。姉さんのお家があるのでしたら、小屋は必要ないかもしれません」
「カルミアはアザレアの家で寝泊まりすればいいんじゃないか。小屋は小屋でパンダを寝かしたり何かと使える」
「で、ですね。頭が回らなくてすいません」
カルミアが使わないのだったら、俺がベッドで眠ることもできるし。
パンダベッドはちっとばかし暑いからな。
うんうんと満足して頷いていたら、アザレアが戻って来てまたしても腰を抜かしていた。
「い、家が無くなって、家があって……」
「落ち着け。村で見ただろ」
腕を組み、アザレアへ向け苦言を呈す。
「そうだが。そなたの空間は底なしか……」
「まだまだ行けそうだぞ。何しろ収納量が10倍だからな」
無職の特典ってやつだ。引きこもるためにアイテムボックスの収納量ボーナスなんだってよ。
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