2 / 97
2.日露戦争後 過去
しおりを挟む
――過去 ある一家にて……
新聞には此度の平和条約について記事が踊っている。新聞を開いた小学生高学年くらいの少年は、縁側で父と一緒にお茶を飲みながら新聞記事について話をしていた。
「父さん。なんか偉い人達がみんなごめんなさいしていたんだけど、どういうことなの?」
少年は不思議そうに、ここ最近新聞に書かれていた謝罪記事について父に問う。
「そうだなー。藍人、少し難しいかもしれないけどいいか?」
父は少年――藍人の頭を撫でながら、少年と目を合わせる。少年は無言で頷き、父に続きを促す。
「日本は、ロシアと戦争をしたんだけど、朝鮮や満州を巡って争ったんだよ」
「確か……このままだとロシアに日本がやられちゃうとか言ってたよね」
「ああ。そうだよ。幸い日本はロシアを退けた。ここまではいいかな?」
「うん」
「簡単に言うと、お互い領土を巡って争ったんだけど日本が結果的にロシアを退けた。だから、日本は当然、争った領土を欲しいわけだ」
「お互い欲しくて争って、勝ったんだから当然だよね」
「ああ。でも、日本はせっかく取った領土を要らない、他の人に売るって言ったんだよ」
「それは、日本のみんなが怒るよね!」
「だから政府首脳・軍・果ては皇族まで出てきて、国民に方針転換の話をしたんだよ」
「そういうことかー。父さんのお話は分かりやすいよ!」
「まあ、それで収まらない人もいたから暴れてる人もいる。でもこれまで争っていた政府高官や軍が、一貫して領土を売ることに賛成しているんだよ」
「へー。今まで喧嘩ばっかりだったのに珍しいこともあるんだね」
「お前がもし出世して、何故か事情が分かったら父さんに教えてくれよ」
父は冗談めいた声で息子に言ったが、彼は真剣な顔で頷く。
息子には領土と話をした父だが、もちろん彼は領土という表現が正確な表現ではないことを分かっていた。しかし、息子に説明するに分かりやすさを取ったのだ。
「父さん。もう一つ分からないことがあるんだよ。 戦争開始前は日本強い! 強い! って書いてたんだけど、突然変わったよね」
「ああ。藍人。そうだな。一言で言うと、新聞は事実を伝えるよう注意されたんだ」
「最初は事実じゃなかったの?」
「ああ。そうだよ。公表していながったが、日本とロシアの国力差は甚大だったんだ。ロシアの地方艦隊――極東艦隊だけでも日本を上回っていたんだよ」
「よく日本はロシアと戦争したね」
「まあ理由はいろいろあったさ。でも海戦や陸戦でなんとか日本は勝てたんだ」
「新聞でも大々的にやっていたね」
「ああ。でもな。ロシアがあと一回侵攻していればこちらが崩壊していたんだ」
「じゃあ。本当にギリギリだったんだ」
「うん。実際のところ、この戦いは引き分けだよ。大勝利からは程遠い」
「ふうん。でも、ポーツマス条約が結べてよかったね!」
「ああ。そうだな」
二人は新聞記事にあるポーツマス条約について目を通す。
<ロシアに勝利した日本は、ポーツマス条約を締結。この条約により、南満州の利権、朝鮮半島に対する優越権、遼東半島南部の租借権、樺太南部の領土を手に入れたが、賠償金は無し。戦争の現実を考えるとこれも致し方なし。日本は樺太南部以外の戦果をアメリカ・イギリス・ドイツへ売却することを決めた>
「さっき父さんがお話ししてくれたから、この記事が良く分かるよ」
息子は笑顔で父を見上げると、父も微笑んで彼の頭を撫でた。
「そうか。それは良かった。日本はこの戦争でたくさんお金を使ったからね」
「じゃあ、高く売れるといいね!」
「そうだな。売れるといいな」
「貧乏だと大変なんだね。父さん」
「ああ。お前が大きくなる頃にはきっと日本はもっと良くなってるさ」
父親は笑顔で少年の頭を再び撫で、空に浮かぶ月を眺める。きっと日本は。父は将来の日本に思いを馳せ、お茶をごくりと飲み干した。
――ワクテカ新聞
どうも! 日本、いや世界で一番軽いノリのワクテカ新聞だぜ! 今回執筆するのは編集の叶健太郎。よろしくな。
日本はロシアと戦争をして、なんとか退けたわけだけど賠償金はゲットできなかったんだ。残念だよー。
でもなポーツマス条約の結果、満州・朝鮮半島・南樺太の利権を手に入れたんだぜ。
まず利権のことを解説するぜー。大丈夫。難しくはしないから安心して欲しい。
満州は鉄道と炭鉱を得たんだ。次に遼東半島南部の領土を獲得した。これを合わせて満州利権とこれから呼ぶぜ。
この満州利権はアメリカがそれなりの金額で買ってくれた。まあ、「それなり」なんだけどな! 日露戦争で使ったお金を返し切るには全然足らないけど、今お金がない日本にとってはありがたいよな。
このお金を使って日本国内を開発するって、日本政府は決めたんだぜ。
朝鮮半島は日清戦争後独立したけど、日本が優先権を持っていた。でもロシアが割り込んで来たんだよな。戦争の結果、ロシアが手を引くことが約束されたってわけだ。
この朝鮮半島に対する優先権をイギリスに売ろうとしたってわけだ。ただし、済州島については日本が租借する。ここは地元の人にも立ち退いてもらって、大陸に対する軍事基地にするんだってさ。
済州島は朝鮮半島も遼東半島も睨める位置だし、上手くすればアメリカやイギリスの補給基地になれるかもしれないな。
あ、すまねえ。話が飛んじゃったな。そうそう。朝鮮半島の利権をイギリスに売ろうとしたらだな。なんとドイツが絡んできやがった。
まあ日本としては二国間でけん制し合ってくれたらいいなって下心があって英独二か国に利権を売り払ったんだ。余り高く売れなかったけど、ここに英独が入ってくれることは大きいんだぜ。
英独が日本に攻めようとした場合、本国から軍を派遣するならば、洋上を通ってくる以外に道はない。そして洋上からとなると、朝鮮半島と太平洋の間には日本があるし、本国から派遣となると膨大な距離があるから、朝鮮半島と海上勢力を連携させ日本に攻め込むことは非常に難しいだろう。
逆に日本が朝鮮に攻める場合、非常に与しやすい。何しろ目の前だからな。
そう考えると、英独にとっては朝鮮経営をするには、日本と友好関係を築いたほうがましってことだ。
英独に利権を売ったものの金銭面ではあんまりだったんだけど、英独から日本へ技術協力の約束を取り付けた。これで日本の工業力が上がること間違いなしだぜ!
アメリカから貰ったお金と英独の技術協力で日本は飛躍する……したらいいな……他力だが今は仕方ない。そのうち世界一の工業国と呼ばれるまで成長して……なったらいいな。
今後の日本の勢力圏は南樺太・済州島・日本本土・千島列島・台湾となる。台湾は植民地だが、いずれ内地になっていくんだろうなあ。樺太は日本本土と同じ扱いでの参入となる。
済州島は無人だけど、暫くは一般人立ち入り禁止になったんだってさ。なあに俺達新聞記者は取材に行くことが出来るから、どうなってるか報告するぜ!
とにかく戦争は終わったんだ。多少他力本願だけど、地方にもガンガン投資するみたいだからきっと俺達は豊になっていく。
だから皆がんばって働こうぜ! なあに金はいっぱいもらえるさ。
新聞には此度の平和条約について記事が踊っている。新聞を開いた小学生高学年くらいの少年は、縁側で父と一緒にお茶を飲みながら新聞記事について話をしていた。
「父さん。なんか偉い人達がみんなごめんなさいしていたんだけど、どういうことなの?」
少年は不思議そうに、ここ最近新聞に書かれていた謝罪記事について父に問う。
「そうだなー。藍人、少し難しいかもしれないけどいいか?」
父は少年――藍人の頭を撫でながら、少年と目を合わせる。少年は無言で頷き、父に続きを促す。
「日本は、ロシアと戦争をしたんだけど、朝鮮や満州を巡って争ったんだよ」
「確か……このままだとロシアに日本がやられちゃうとか言ってたよね」
「ああ。そうだよ。幸い日本はロシアを退けた。ここまではいいかな?」
「うん」
「簡単に言うと、お互い領土を巡って争ったんだけど日本が結果的にロシアを退けた。だから、日本は当然、争った領土を欲しいわけだ」
「お互い欲しくて争って、勝ったんだから当然だよね」
「ああ。でも、日本はせっかく取った領土を要らない、他の人に売るって言ったんだよ」
「それは、日本のみんなが怒るよね!」
「だから政府首脳・軍・果ては皇族まで出てきて、国民に方針転換の話をしたんだよ」
「そういうことかー。父さんのお話は分かりやすいよ!」
「まあ、それで収まらない人もいたから暴れてる人もいる。でもこれまで争っていた政府高官や軍が、一貫して領土を売ることに賛成しているんだよ」
「へー。今まで喧嘩ばっかりだったのに珍しいこともあるんだね」
「お前がもし出世して、何故か事情が分かったら父さんに教えてくれよ」
父は冗談めいた声で息子に言ったが、彼は真剣な顔で頷く。
息子には領土と話をした父だが、もちろん彼は領土という表現が正確な表現ではないことを分かっていた。しかし、息子に説明するに分かりやすさを取ったのだ。
「父さん。もう一つ分からないことがあるんだよ。 戦争開始前は日本強い! 強い! って書いてたんだけど、突然変わったよね」
「ああ。藍人。そうだな。一言で言うと、新聞は事実を伝えるよう注意されたんだ」
「最初は事実じゃなかったの?」
「ああ。そうだよ。公表していながったが、日本とロシアの国力差は甚大だったんだ。ロシアの地方艦隊――極東艦隊だけでも日本を上回っていたんだよ」
「よく日本はロシアと戦争したね」
「まあ理由はいろいろあったさ。でも海戦や陸戦でなんとか日本は勝てたんだ」
「新聞でも大々的にやっていたね」
「ああ。でもな。ロシアがあと一回侵攻していればこちらが崩壊していたんだ」
「じゃあ。本当にギリギリだったんだ」
「うん。実際のところ、この戦いは引き分けだよ。大勝利からは程遠い」
「ふうん。でも、ポーツマス条約が結べてよかったね!」
「ああ。そうだな」
二人は新聞記事にあるポーツマス条約について目を通す。
<ロシアに勝利した日本は、ポーツマス条約を締結。この条約により、南満州の利権、朝鮮半島に対する優越権、遼東半島南部の租借権、樺太南部の領土を手に入れたが、賠償金は無し。戦争の現実を考えるとこれも致し方なし。日本は樺太南部以外の戦果をアメリカ・イギリス・ドイツへ売却することを決めた>
「さっき父さんがお話ししてくれたから、この記事が良く分かるよ」
息子は笑顔で父を見上げると、父も微笑んで彼の頭を撫でた。
「そうか。それは良かった。日本はこの戦争でたくさんお金を使ったからね」
「じゃあ、高く売れるといいね!」
「そうだな。売れるといいな」
「貧乏だと大変なんだね。父さん」
「ああ。お前が大きくなる頃にはきっと日本はもっと良くなってるさ」
父親は笑顔で少年の頭を再び撫で、空に浮かぶ月を眺める。きっと日本は。父は将来の日本に思いを馳せ、お茶をごくりと飲み干した。
――ワクテカ新聞
どうも! 日本、いや世界で一番軽いノリのワクテカ新聞だぜ! 今回執筆するのは編集の叶健太郎。よろしくな。
日本はロシアと戦争をして、なんとか退けたわけだけど賠償金はゲットできなかったんだ。残念だよー。
でもなポーツマス条約の結果、満州・朝鮮半島・南樺太の利権を手に入れたんだぜ。
まず利権のことを解説するぜー。大丈夫。難しくはしないから安心して欲しい。
満州は鉄道と炭鉱を得たんだ。次に遼東半島南部の領土を獲得した。これを合わせて満州利権とこれから呼ぶぜ。
この満州利権はアメリカがそれなりの金額で買ってくれた。まあ、「それなり」なんだけどな! 日露戦争で使ったお金を返し切るには全然足らないけど、今お金がない日本にとってはありがたいよな。
このお金を使って日本国内を開発するって、日本政府は決めたんだぜ。
朝鮮半島は日清戦争後独立したけど、日本が優先権を持っていた。でもロシアが割り込んで来たんだよな。戦争の結果、ロシアが手を引くことが約束されたってわけだ。
この朝鮮半島に対する優先権をイギリスに売ろうとしたってわけだ。ただし、済州島については日本が租借する。ここは地元の人にも立ち退いてもらって、大陸に対する軍事基地にするんだってさ。
済州島は朝鮮半島も遼東半島も睨める位置だし、上手くすればアメリカやイギリスの補給基地になれるかもしれないな。
あ、すまねえ。話が飛んじゃったな。そうそう。朝鮮半島の利権をイギリスに売ろうとしたらだな。なんとドイツが絡んできやがった。
まあ日本としては二国間でけん制し合ってくれたらいいなって下心があって英独二か国に利権を売り払ったんだ。余り高く売れなかったけど、ここに英独が入ってくれることは大きいんだぜ。
英独が日本に攻めようとした場合、本国から軍を派遣するならば、洋上を通ってくる以外に道はない。そして洋上からとなると、朝鮮半島と太平洋の間には日本があるし、本国から派遣となると膨大な距離があるから、朝鮮半島と海上勢力を連携させ日本に攻め込むことは非常に難しいだろう。
逆に日本が朝鮮に攻める場合、非常に与しやすい。何しろ目の前だからな。
そう考えると、英独にとっては朝鮮経営をするには、日本と友好関係を築いたほうがましってことだ。
英独に利権を売ったものの金銭面ではあんまりだったんだけど、英独から日本へ技術協力の約束を取り付けた。これで日本の工業力が上がること間違いなしだぜ!
アメリカから貰ったお金と英独の技術協力で日本は飛躍する……したらいいな……他力だが今は仕方ない。そのうち世界一の工業国と呼ばれるまで成長して……なったらいいな。
今後の日本の勢力圏は南樺太・済州島・日本本土・千島列島・台湾となる。台湾は植民地だが、いずれ内地になっていくんだろうなあ。樺太は日本本土と同じ扱いでの参入となる。
済州島は無人だけど、暫くは一般人立ち入り禁止になったんだってさ。なあに俺達新聞記者は取材に行くことが出来るから、どうなってるか報告するぜ!
とにかく戦争は終わったんだ。多少他力本願だけど、地方にもガンガン投資するみたいだからきっと俺達は豊になっていく。
だから皆がんばって働こうぜ! なあに金はいっぱいもらえるさ。
28
あなたにおすすめの小説
勇者パーティーを追放されました。国から莫大な契約違反金を請求されると思いますが、払えますよね?
猿喰 森繁
ファンタジー
「パーティーを抜けてほしい」
「え?なんて?」
私がパーティーメンバーにいることが国の条件のはず。
彼らは、そんなことも忘れてしまったようだ。
私が聖女であることが、どれほど重要なことか。
聖女という存在が、どれほど多くの国にとって貴重なものか。
―まぁ、賠償金を支払う羽目になっても、私には関係ないんだけど…。
前の話はテンポが悪かったので、全文書き直しました。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
少しの間、家から追い出されたら芸能界デビューしてハーレム作ってました。コスプレのせいで。
昼寝部
キャラ文芸
俺、日向真白は義妹と幼馴染の策略により、10月31日のハロウィンの日にコスプレをすることとなった。
その日、コスプレの格好をしたまま少しの間、家を追い出された俺は、仕方なく街を歩いていると読者モデルの出版社で働く人に声をかけられる。
とても困っているようだったので、俺の写真を一枚だけ『読者モデル』に掲載することを了承する。
まさか、その写真がキッカケで芸能界デビューすることになるとは思いもせず……。
これは真白が芸能活動をしながら、義妹や幼馴染、アイドル、女優etcからモテモテとなり、全国の女性たちを魅了するだけのお話し。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす
黄昏人
ファンタジー
ハヤトは15歳、中学3年生の時に異世界に召喚され、7年の苦労の後、22歳にて魔族と魔王を滅ぼして日本に帰還した。帰還の際には、莫大な財宝を持たされ、さらに身につけた魔法を始めとする能力も保持できたが、マナの濃度の低い地球における能力は限定的なものであった。しかし、それでも圧倒的な体力と戦闘能力、限定的とは言え魔法能力は現代日本を、いや世界を大きく動かすのであった。
4年前に書いたものをリライトして載せてみます。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
異世界帰りの俺、現代日本にダンジョンが出現したので異世界経験を売ったり配信してみます
内田ヨシキ
ファンタジー
「あの魔物の倒し方なら、30万円で売るよ!」
――これは、現代日本にダンジョンが出現して間もない頃の物語。
カクヨムにて先行連載中です!
(https://kakuyomu.jp/works/16818023211703153243)
異世界で名を馳せた英雄「一条 拓斗(いちじょう たくと)」は、現代日本に帰還したはいいが、異世界で鍛えた魔力も身体能力も失われていた。
残ったのは魔物退治の経験や、魔法に関する知識、異世界言語能力など現代日本で役に立たないものばかり。
一般人として生活するようになった拓斗だったが、持てる能力を一切活かせない日々は苦痛だった。
そんな折、現代日本に迷宮と魔物が出現。それらは拓斗が異世界で散々見てきたものだった。
そして3年後、ついに迷宮で活動する国家資格を手にした拓斗は、安定も平穏も捨てて、自分のすべてを活かせるはずの迷宮へ赴く。
異世界人「フィリア」との出会いをきっかけに、拓斗は自分の異世界経験が、他の初心者同然の冒険者にとって非常に有益なものであると気づく。
やがて拓斗はフィリアと共に、魔物の倒し方や、迷宮探索のコツ、魔法の使い方などを、時に直接売り、時に動画配信してお金に変えていく。
さらには迷宮探索に有用なアイテムや、冒険者の能力を可視化する「ステータスカード」を発明する。
そんな彼らの活動は、ダンジョン黎明期の日本において重要なものとなっていき、公的機関に発展していく――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる