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3.晒された裸体
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「おおっ……」
誰が出した声なのか。
思わず出てしまったのだろう感嘆の声が、ひどくはっきりと聞こえた。
最後の砦である下着が取り払われ、私はついにその全てを皆の前に晒した。
支えを失った双丘はそれでも形が崩れることはない。
一目見ただけでわかる上質な肉感に、思わず男たちの手が握られる。
張りのある乳房の頂には、淡い桃色をした小さな蕾が咲いていた。
呼吸に合わせ静に揺れる小さな蕾。
その動きは男たちの視線を惹き付けてやまなかった。
下へと視線を動かすと、そこには髪と同じ黄金色の若草がうっすらと茂っていた。
本来であれば、伴侶となる相手以外にさらすことのない場所。
最も秘するべき恥部。
私はそれすらも皆の前でさらけ出していた。
顔がゆで上がりそうなほど恥ずかしい。
油断すると羞恥で意識が飛んでしまいそうだ。
だが、私は裸身を隠すようなことはしない。
たとえ理解できないようなことであったとしても、私がレーヴルの王女であり、レーヴルの代表である限り、己の使命をまっとうしなければならないのだから。
「ではルナール様、他に身につけているものがないか、確認をさせていただきます」
そう言うと侍女が下がり、代わりに大臣や随行してきた貴族たちが近づいてきた。
どれだけ馬鹿げていたとしても、糸屑ひとつ持ち込まないというのが決まりだ。
もし何らかの持ち込みが発覚した場合、最悪を想定するならば、再び争いの日常に戻ってしまう可能性だって否定できない。
そんな重要な判断を侍女に押しつけるわけにはいかない。
そこで今回の随行員だ。
彼らの役割は儀式を見届けることともに、儀式をつつがなく行うための責任者でもある。
彼らの手によってチェックを行うことで、なにかあった場合の責任を負うというわけだ。
私は両腕を横に伸ばし、足を肩幅に開く。
そしてこれから起こることを耐えるために、ぎゅっと瞳を閉じた。
誰が出した声なのか。
思わず出てしまったのだろう感嘆の声が、ひどくはっきりと聞こえた。
最後の砦である下着が取り払われ、私はついにその全てを皆の前に晒した。
支えを失った双丘はそれでも形が崩れることはない。
一目見ただけでわかる上質な肉感に、思わず男たちの手が握られる。
張りのある乳房の頂には、淡い桃色をした小さな蕾が咲いていた。
呼吸に合わせ静に揺れる小さな蕾。
その動きは男たちの視線を惹き付けてやまなかった。
下へと視線を動かすと、そこには髪と同じ黄金色の若草がうっすらと茂っていた。
本来であれば、伴侶となる相手以外にさらすことのない場所。
最も秘するべき恥部。
私はそれすらも皆の前でさらけ出していた。
顔がゆで上がりそうなほど恥ずかしい。
油断すると羞恥で意識が飛んでしまいそうだ。
だが、私は裸身を隠すようなことはしない。
たとえ理解できないようなことであったとしても、私がレーヴルの王女であり、レーヴルの代表である限り、己の使命をまっとうしなければならないのだから。
「ではルナール様、他に身につけているものがないか、確認をさせていただきます」
そう言うと侍女が下がり、代わりに大臣や随行してきた貴族たちが近づいてきた。
どれだけ馬鹿げていたとしても、糸屑ひとつ持ち込まないというのが決まりだ。
もし何らかの持ち込みが発覚した場合、最悪を想定するならば、再び争いの日常に戻ってしまう可能性だって否定できない。
そんな重要な判断を侍女に押しつけるわけにはいかない。
そこで今回の随行員だ。
彼らの役割は儀式を見届けることともに、儀式をつつがなく行うための責任者でもある。
彼らの手によってチェックを行うことで、なにかあった場合の責任を負うというわけだ。
私は両腕を横に伸ばし、足を肩幅に開く。
そしてこれから起こることを耐えるために、ぎゅっと瞳を閉じた。
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