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15 へルマン
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それから子守り護衛していただけあってへルマンは双子たちと直ぐに打ち解けた。
「いやー、女の子も可愛いものですね! 家は男2人だから騒がしくて!」
「えっ? へルマン結婚してるの?!」
花がビックリしているとメリーが感心するようにへルマンの肩に手を置く。
「……よく(結婚)出来たね。……お嫁さん立派……」
「ちょっ! マリー! メリー! 失礼だよ!」
「いやいや、花は分かっていない。へルマンただのデカイ子供だよ?」
「うん。……へルマンは大人の皮を被った子供」
「2人ともひでぇ!!」
まるで先生に裏の顔がバレたように慌てるへルマンに、こっちが素なんだろうなと花は思った。
「でもへルマンさんはお仕事でここに来ているんだから、それは忘れないでね」
花が慌てて2人を注意すると、マリーがため息をついてへルマンを見上げた。
「だってさ! へルマン。あんまりつまんないからってこっちに逃げないでちゃんと仕事しなよ」
「……休み中なら遊んであげるから」
「……うん。わかった」
「…………」
(これじゃ、どっちに言ったのか分からなくなるな……)
それから何とか半分書き終わってへルマンともかなり仲良くなり、おやつやらをおっそわけしていたら花はへルマンの奥さんから手紙を貰った。
「いつもお菓子貰うからお礼ってことで嫁さんから!」
「わざわざ悪いね。たいしたものじゃないのに……でも読むのに時間かかるかな。まだちゃんと読めないからさ」
そうして開いた手紙にはまさかの日本語が書かれていた。
「?!! えっ?」
「やっぱりな!」
「えっ? どういうこと? へルマンの奥さんって日本人なの?!!」
「あぁ。たなかりなって言うんだ」
「!!」
(たなかりな……田中利奈……あっ!!!!)
花は思い出した。グズ伯父がいなくなる前、おばあちゃんの家に住んでいて行方不明になった人の1人だ。
(まさかへルマンの奥さんになっているなんて……)
「実は花が佐藤花と名乗った時、ちょっとそうなんじゃねぇかと思ったんだよ。家の嫁さんと同じような容姿に似たような名前だったからさ!」
「……ねぇ、へルマン! 手紙の返事を奥さんにお願いしてもいい?」
「おう! かまわねぇよ!」
本の仕事を中断して花は利奈の手紙を読んだ。内容は自分が日本人と言うこと懐かしいお菓子に感動したことなどが書かれており、もし困り事があれば連絡して欲しいと優しい言葉が綴られていた。
(……こんな、優しい言葉をかけて貰える立場じゃないのに……むしろ私の伯父のせいでこっちの世界に来てしまった被害者だっていうのに……。謝罪しないと……)
花はへルマンに謝罪と今までの経緯を書いた手紙を託した。
後日花はへルマン家に呼ばれ利奈と会うことになった。利奈はとても可愛いらしい女性でとてもへルマンに愛されていることが分かった。
利奈は花に会うなり感謝の言葉を述べた。謝罪などとんでもない! 自分は最愛の夫と会うことができ、これ以上の幸せはない人生を送れていると笑った。
「!!! リナー!!! 俺も幸せだ!! もう、リナしか俺を幸せに出来る者はいない!!」
「ちょっ、ちょっと、へルマン! お客様の前で!!」
「…………」
こうして利奈と会った花は幸せに暮らしている行方不明者だったので親族としてなんとなく罪悪感が無くなりほっとした。まぁ、へルマンの溺愛を目の前で見せられる苦行もあったが……。
「なぁ、花! この前嫁さんに自分に出来るお礼をするって言ってたよな!」
「? うん。何か聞いた?」
「それ、俺にも適用する?」
「何でだよ! しないよ! 利奈さんはへルマンの奥さんであって本人じゃないんだから!」
「ふっ、違うな……リナの幸せは俺と一緒にいること!! 即ち夜の営みを円滑にマンネリにならないようにすることなんだ!!」
「………………」
力説する内容が下ネタ過ぎて花は思考が停止しそうになった。マリーやメリーが子供だと言ったがへルマンはただの思春期男子だ。下半身を立てないだけマシな生き物でしかない。
「なぁ、頼むよ花! リナに可愛い服や下着を着せたいんだ!!」
「脱がしたいの間違いでしょ?」
「違うぞ花! プレゼントはラッピングからがプレゼントなんだ! 中身がいくら良くてもその前の段階を適当にしては駄目なんだ!!」
「プレゼントはね? 今は奥さんにエロい服着せたいエロ親父の話だよね? すり替えないで!」
「いいや! 同じだ!! 話を聞いてくれなきゃ仕事しないぞ!!」
「……お前、そんなの私が男爵にチクれば仕事失うけど分かってる?」
「酷い! 花!!」
「……頭痛い……」
へルマンの駄々っ子が面倒になり、花はへルマンの給料(宝石)で何個か願いを叶えてやった。
「もう約束守ったんだから、ちゃっちゃっと仕事終わらせるよ!!」
「はい! 花様!!」
「……なにそれ……」
「いやぁ、もう最高でした……」
「うん。分かった、もう深くは聞かない。何か私がダメージ受けそうだから敬称はもう好きにして良い。だからもうその話はいい!!」
「あんなエロい下着が「だからやめろ!! 手を動かせエロ親父!!」
精神的に疲れるへルマンはもはや双子たちと変わらない。いや、双子たちの方が全然大人かもしれない中、早くオリバーが帰ってくることを切に願う花であった。
「いやー、女の子も可愛いものですね! 家は男2人だから騒がしくて!」
「えっ? へルマン結婚してるの?!」
花がビックリしているとメリーが感心するようにへルマンの肩に手を置く。
「……よく(結婚)出来たね。……お嫁さん立派……」
「ちょっ! マリー! メリー! 失礼だよ!」
「いやいや、花は分かっていない。へルマンただのデカイ子供だよ?」
「うん。……へルマンは大人の皮を被った子供」
「2人ともひでぇ!!」
まるで先生に裏の顔がバレたように慌てるへルマンに、こっちが素なんだろうなと花は思った。
「でもへルマンさんはお仕事でここに来ているんだから、それは忘れないでね」
花が慌てて2人を注意すると、マリーがため息をついてへルマンを見上げた。
「だってさ! へルマン。あんまりつまんないからってこっちに逃げないでちゃんと仕事しなよ」
「……休み中なら遊んであげるから」
「……うん。わかった」
「…………」
(これじゃ、どっちに言ったのか分からなくなるな……)
それから何とか半分書き終わってへルマンともかなり仲良くなり、おやつやらをおっそわけしていたら花はへルマンの奥さんから手紙を貰った。
「いつもお菓子貰うからお礼ってことで嫁さんから!」
「わざわざ悪いね。たいしたものじゃないのに……でも読むのに時間かかるかな。まだちゃんと読めないからさ」
そうして開いた手紙にはまさかの日本語が書かれていた。
「?!! えっ?」
「やっぱりな!」
「えっ? どういうこと? へルマンの奥さんって日本人なの?!!」
「あぁ。たなかりなって言うんだ」
「!!」
(たなかりな……田中利奈……あっ!!!!)
花は思い出した。グズ伯父がいなくなる前、おばあちゃんの家に住んでいて行方不明になった人の1人だ。
(まさかへルマンの奥さんになっているなんて……)
「実は花が佐藤花と名乗った時、ちょっとそうなんじゃねぇかと思ったんだよ。家の嫁さんと同じような容姿に似たような名前だったからさ!」
「……ねぇ、へルマン! 手紙の返事を奥さんにお願いしてもいい?」
「おう! かまわねぇよ!」
本の仕事を中断して花は利奈の手紙を読んだ。内容は自分が日本人と言うこと懐かしいお菓子に感動したことなどが書かれており、もし困り事があれば連絡して欲しいと優しい言葉が綴られていた。
(……こんな、優しい言葉をかけて貰える立場じゃないのに……むしろ私の伯父のせいでこっちの世界に来てしまった被害者だっていうのに……。謝罪しないと……)
花はへルマンに謝罪と今までの経緯を書いた手紙を託した。
後日花はへルマン家に呼ばれ利奈と会うことになった。利奈はとても可愛いらしい女性でとてもへルマンに愛されていることが分かった。
利奈は花に会うなり感謝の言葉を述べた。謝罪などとんでもない! 自分は最愛の夫と会うことができ、これ以上の幸せはない人生を送れていると笑った。
「!!! リナー!!! 俺も幸せだ!! もう、リナしか俺を幸せに出来る者はいない!!」
「ちょっ、ちょっと、へルマン! お客様の前で!!」
「…………」
こうして利奈と会った花は幸せに暮らしている行方不明者だったので親族としてなんとなく罪悪感が無くなりほっとした。まぁ、へルマンの溺愛を目の前で見せられる苦行もあったが……。
「なぁ、花! この前嫁さんに自分に出来るお礼をするって言ってたよな!」
「? うん。何か聞いた?」
「それ、俺にも適用する?」
「何でだよ! しないよ! 利奈さんはへルマンの奥さんであって本人じゃないんだから!」
「ふっ、違うな……リナの幸せは俺と一緒にいること!! 即ち夜の営みを円滑にマンネリにならないようにすることなんだ!!」
「………………」
力説する内容が下ネタ過ぎて花は思考が停止しそうになった。マリーやメリーが子供だと言ったがへルマンはただの思春期男子だ。下半身を立てないだけマシな生き物でしかない。
「なぁ、頼むよ花! リナに可愛い服や下着を着せたいんだ!!」
「脱がしたいの間違いでしょ?」
「違うぞ花! プレゼントはラッピングからがプレゼントなんだ! 中身がいくら良くてもその前の段階を適当にしては駄目なんだ!!」
「プレゼントはね? 今は奥さんにエロい服着せたいエロ親父の話だよね? すり替えないで!」
「いいや! 同じだ!! 話を聞いてくれなきゃ仕事しないぞ!!」
「……お前、そんなの私が男爵にチクれば仕事失うけど分かってる?」
「酷い! 花!!」
「……頭痛い……」
へルマンの駄々っ子が面倒になり、花はへルマンの給料(宝石)で何個か願いを叶えてやった。
「もう約束守ったんだから、ちゃっちゃっと仕事終わらせるよ!!」
「はい! 花様!!」
「……なにそれ……」
「いやぁ、もう最高でした……」
「うん。分かった、もう深くは聞かない。何か私がダメージ受けそうだから敬称はもう好きにして良い。だからもうその話はいい!!」
「あんなエロい下着が「だからやめろ!! 手を動かせエロ親父!!」
精神的に疲れるへルマンはもはや双子たちと変わらない。いや、双子たちの方が全然大人かもしれない中、早くオリバーが帰ってくることを切に願う花であった。
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