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23 ミー君の正体
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カルロスが固まって動かないのを見ているとメリーが花の袖を引っ張った。
「? どうしたの?」
「……ミー君多分おしっこしてる……」
「えぇ?!! ありがとうメリー! オムツ替えてくるわ」
慌てて部屋を出る時、正気に戻ったカルロスはオリバーに掴みか駆っていた。
「お前、いつの間に女作って産ませてるんだよ!!」
「いやいや、ミー君は……」
カルロスに誤解を与えたままオリバーに心の中で謝罪する。
日本の優秀オムツは漏れないけど気分は良くないので子供部屋の寝室で慌てて取り替えていると今度はアルベルトが声をかけてきた。
「何やら騒がしいようですが誰か来ているんですか?」
「あっ、アルベルト様おはようございます。今、客間にカルロス様が来てますよ」
「えっ? カルロスが?!!」
「はい。私はミー君のオムツを今替えてるので、オリバーさんに対応してもらってます」
寝ているミー君のオムツ交換を済ませて再び抱っこ紐でミー君を胸に抱くとアルベルトは不思議そうにその光景を見ていた。
「とても立派な抱っこ紐ですね」
「人気No.1の物を買いましたから」
「なるほど。それにしても服装といい、その紐といい実に機能性が良い物ばかりで素晴らしいです」
「そうですか?」
「えぇ。その証拠にマリーもメリーもドレスより貴女の国の服を良く来ている」
「……なんかすいません……」
「ふふ。純粋に誉めてるんですよ。謝らないで下さい。さぁ、カルロスの所に行きましょう」
客間に入るとまだオリバーとカルロスは揉めていた。なのに我関せずとマリーとメリーは楽しそうにケーキを頬張る。
「あっ、アルベルト!! 丁度良かった! この状況を説明してくれよ!!」
「それはこっちが聞きたい!!」
アルベルトは溜め息をつきながらソファーに座ると、カルロスに今まであった概要を説明しだした。
「なるほど。それでこの屋敷はここまで綺麗になったんだな。シッター、ありがとうな!!」
「いえ、どういたしまして」
「それでそのミー君は一体誰か分かったのか?」
「あぁ。今日はその事もあって報告に来たんだ」
「寝ちゃったけどね」
「オリバー!!」
全く話の腰を折らないでもらいたい。ずっとモヤモヤしていたミー君の正体が分かるのだから。
花は始めに着ていた服装からミー君は貴族だと察している。でも幼子を毒殺しようとするくらいだ。危険ならばここで花が育ててもいいと今は思っている。
「ミー君は多分、王弟閣下のご子息だ。名前はミシェル。御年2歳になられる。そしてその……今、行方不明で捜索中だ」
ミー君。予想外に大物過ぎた。なるほど王家のゴタゴタに巻き込まれて毒殺されそうになったのなら頷ける。王宮やはり恐い。
「そして花、先に謝ります。すみません」
「えっ? 何か怖いんですけど……」
「今日の夕方頃、王弟閣下がこちらにお越しになられます」
花は慌てて時計の方を見ると14時50分ぐらいだった。
「!!!! ちょっ、えっ? 時間無い!!」
「本当にすみません!!」
「ひぃぃぃ!! アルベルト様、カルロス様! 今から準備がありますので失礼します!!」
「はい。宜しくお願いします」
花はカメリアを探し、ミー君を預けると慌てて日本に戻り高級紅茶、レンチンの美味しい料理やサラダなどを片っ端から買いそろえた。
「あっ! ケーキ買い忘れた!! くっ、もうデザートはコンビニので我慢してもらおう!!」
両手に大量の荷物を持ってメークイン男爵家に戻った花はカメリアと相談しながら食器や料理を考えた。
「大丈夫よ。生活水準は向こうのスーパーの方がレベルが高いから此方の人には美食に感じるはずよ」
「うん。一様高級スーパーで色々買ったからこれでメニュー考えてくれる?」
「まぁ、まぁ。奮発したわねぇ」
「そりゃ王弟閣下だもん。時間ないからお金でカバーするしかないじゃん!」
涙目で愚痴るとカメリアは優しく頭を撫でてくれた。こちらと向こうの両方を知るカメリアはいつも頼りになる。今回も半分パニックになっている花に的確な指示を出して王弟閣下が来る頃には完璧に仕上がっていた。
「急な訪問で申し訳ないが早速、息子を確認したい」
出迎えた王弟閣下は少しやつれてはいたが素敵な美丈夫で花は緊張もあってか固まってしまった。
「?」
「花!!」
「はっ! えっと、ご、ご案内致します!!」
数人の護衛と共に客間へ案内すると先程目が覚めて、凄く元気に遊んでいるミー君とマリーたちがそこにいた。
「ミ、ミシェル……」
「? あっ!! おとしゃま!!」
ミー君は久し振りに父親を見ると一目散に走っていった。王弟閣下も最愛の息子が元気に駆けて来るのを受け止める。
「あぁ。ミシェル。ミシェル。良かった。本当に生きている……」
「あんね、ミー君ね、マーちゃとね、メーちゃとあしょんでるの!!」
「そうか。そうか」
涙を流しながら息子の可愛い会話に相づちを打つその光景に花も少し感動して目に涙を浮かべていた。
「? どうしたの?」
「……ミー君多分おしっこしてる……」
「えぇ?!! ありがとうメリー! オムツ替えてくるわ」
慌てて部屋を出る時、正気に戻ったカルロスはオリバーに掴みか駆っていた。
「お前、いつの間に女作って産ませてるんだよ!!」
「いやいや、ミー君は……」
カルロスに誤解を与えたままオリバーに心の中で謝罪する。
日本の優秀オムツは漏れないけど気分は良くないので子供部屋の寝室で慌てて取り替えていると今度はアルベルトが声をかけてきた。
「何やら騒がしいようですが誰か来ているんですか?」
「あっ、アルベルト様おはようございます。今、客間にカルロス様が来てますよ」
「えっ? カルロスが?!!」
「はい。私はミー君のオムツを今替えてるので、オリバーさんに対応してもらってます」
寝ているミー君のオムツ交換を済ませて再び抱っこ紐でミー君を胸に抱くとアルベルトは不思議そうにその光景を見ていた。
「とても立派な抱っこ紐ですね」
「人気No.1の物を買いましたから」
「なるほど。それにしても服装といい、その紐といい実に機能性が良い物ばかりで素晴らしいです」
「そうですか?」
「えぇ。その証拠にマリーもメリーもドレスより貴女の国の服を良く来ている」
「……なんかすいません……」
「ふふ。純粋に誉めてるんですよ。謝らないで下さい。さぁ、カルロスの所に行きましょう」
客間に入るとまだオリバーとカルロスは揉めていた。なのに我関せずとマリーとメリーは楽しそうにケーキを頬張る。
「あっ、アルベルト!! 丁度良かった! この状況を説明してくれよ!!」
「それはこっちが聞きたい!!」
アルベルトは溜め息をつきながらソファーに座ると、カルロスに今まであった概要を説明しだした。
「なるほど。それでこの屋敷はここまで綺麗になったんだな。シッター、ありがとうな!!」
「いえ、どういたしまして」
「それでそのミー君は一体誰か分かったのか?」
「あぁ。今日はその事もあって報告に来たんだ」
「寝ちゃったけどね」
「オリバー!!」
全く話の腰を折らないでもらいたい。ずっとモヤモヤしていたミー君の正体が分かるのだから。
花は始めに着ていた服装からミー君は貴族だと察している。でも幼子を毒殺しようとするくらいだ。危険ならばここで花が育ててもいいと今は思っている。
「ミー君は多分、王弟閣下のご子息だ。名前はミシェル。御年2歳になられる。そしてその……今、行方不明で捜索中だ」
ミー君。予想外に大物過ぎた。なるほど王家のゴタゴタに巻き込まれて毒殺されそうになったのなら頷ける。王宮やはり恐い。
「そして花、先に謝ります。すみません」
「えっ? 何か怖いんですけど……」
「今日の夕方頃、王弟閣下がこちらにお越しになられます」
花は慌てて時計の方を見ると14時50分ぐらいだった。
「!!!! ちょっ、えっ? 時間無い!!」
「本当にすみません!!」
「ひぃぃぃ!! アルベルト様、カルロス様! 今から準備がありますので失礼します!!」
「はい。宜しくお願いします」
花はカメリアを探し、ミー君を預けると慌てて日本に戻り高級紅茶、レンチンの美味しい料理やサラダなどを片っ端から買いそろえた。
「あっ! ケーキ買い忘れた!! くっ、もうデザートはコンビニので我慢してもらおう!!」
両手に大量の荷物を持ってメークイン男爵家に戻った花はカメリアと相談しながら食器や料理を考えた。
「大丈夫よ。生活水準は向こうのスーパーの方がレベルが高いから此方の人には美食に感じるはずよ」
「うん。一様高級スーパーで色々買ったからこれでメニュー考えてくれる?」
「まぁ、まぁ。奮発したわねぇ」
「そりゃ王弟閣下だもん。時間ないからお金でカバーするしかないじゃん!」
涙目で愚痴るとカメリアは優しく頭を撫でてくれた。こちらと向こうの両方を知るカメリアはいつも頼りになる。今回も半分パニックになっている花に的確な指示を出して王弟閣下が来る頃には完璧に仕上がっていた。
「急な訪問で申し訳ないが早速、息子を確認したい」
出迎えた王弟閣下は少しやつれてはいたが素敵な美丈夫で花は緊張もあってか固まってしまった。
「?」
「花!!」
「はっ! えっと、ご、ご案内致します!!」
数人の護衛と共に客間へ案内すると先程目が覚めて、凄く元気に遊んでいるミー君とマリーたちがそこにいた。
「ミ、ミシェル……」
「? あっ!! おとしゃま!!」
ミー君は久し振りに父親を見ると一目散に走っていった。王弟閣下も最愛の息子が元気に駆けて来るのを受け止める。
「あぁ。ミシェル。ミシェル。良かった。本当に生きている……」
「あんね、ミー君ね、マーちゃとね、メーちゃとあしょんでるの!!」
「そうか。そうか」
涙を流しながら息子の可愛い会話に相づちを打つその光景に花も少し感動して目に涙を浮かべていた。
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