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《181話》
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「ただいま、で、す」
「遅かったなサラ」
セブン宅の邸の扉を開けるとそこにはバスローブを着たセブンさんがおりましたとさ。
「ひゃうぅぅぅぅぅ………」
サラが真っ赤になる。
セブンの水気を含んだ長い髪がしっとりと肌に張り付いている。
バスローブから見える胸元は前のように貧弱ではなく、しっかりと人並みの胸筋がついている。
腹筋も僅かだが割れていて、水が窪みに滴るのがやたらと色気がある。
「遅かったから先に風呂に入っていた。今日はナナとレオンとラックも一緒か」
((嘘ぉぉぉぉあのドクター/セブンが色気出してるぅぅぅぅっぅぅぅぅぅっ!!))
ナナとレオンハルトの心の声が被った。
肉体も昔のように貧弱でない。
元々朝から剣技の型などは行っていたのだ。
食べるモノさえ食べれば筋肉はすぐに付く環境に居た訳だ。
もっと筋肉が付く日も近いだろう。
それは色気がますます増すと言う事でもある。
「ほうほう黒いのも中々良いではないか」
ラックだけが嬉しそうである。
それに反応するサラ。
「ラックさんは、レオンさん、と、契約している、ので、セブンさんに手を出したら、駄目、です!」
何とサラが牽制をした。
自覚はしてないがコレは紛れもない牽制だ。
ラックが楽しそうに見ている。
「我とて番の片割れに横恋慕したりはせぬ、安心せよ」
「番?横恋慕?」
サラは理解していない。
恋愛に疎いにも程がある。
それすらセブンに言わせれば可愛い所なのであるらしい。
ニッ、と笑って見せるセブンの瞳は肉食獣のソレだった。
(おいおい、セブンが、拗らせDTが色気出してるぞ!)
(ドクターが色っぽい!?あんなドクター初めて見たわよ!!)
こそこそとレオンハルトとナナが話す。
付き合いが長い2人にしたら天変地異にも程があるのだ。
何せナナのフェ〇で萎える男である。
男を捨てていると言っても過言でないセブンが、あからさまにサラに色仕掛けを仕掛けている。
驚くのも無理はない。
「俺は着替えてくるから、サラ、お前も着替えてダイニングに来い」
クイ、とサラの顎を掴み顔を上にあげさせる。
そして瞳を覗き込んでセブンは言った。
風呂上がりで眼鏡をかけていないから、余計に切れ長の双眸が色気に満ちて見える。
「は、はひ………」
サラはコクコクと首を上下に振った。
サラは着替えに部屋に、ナナとレオンハルトとラックは洗面台で手洗いをしダイニングへと向かう。
テーブルの上には人数分の料理とカラトリーが用意されていた。
どうやらブッフェスタイルらしい。
相変わらず美味しそうな料理である。
見るだけで涎が出るのはパブロフの犬現象であろうか。
ナナとレオンハルトは久しぶりにセブンの料理を見て、ゴクリと唾を飲む。
宮廷の料理も美味しいが、やはり料理と言えばセブンの手作りが2人の最高の食事なのである。
料理1つで人の心を掴むのだからセブンの腕も大したものだ。
全能神ですら、その料理には1目置いているのだから。
「さて、食べるとするか」
戻ってきたセブンはVネックのニットに細身のスラックス。
自分の体系が1番良く見える服を良く分かっている。
細身のセブンに良く似合う、それでいて自分の髪色にも良く似合う色を選んでいるセブンの恰好は、ラフそうでいて女の目線をしっかりと意識した服装であった。
全能神のアドバイスを受けているので、服装には自信のあるセブンである。
長い髪は後ろで束ねて邪魔にならない様にしている。
眼鏡をかけているが、昔のようなダサい黒縁眼鏡で無いので、端正な貌の魅力を隠せていない。
そしてサラの方はふわもこのルームウエア。
抱きしめたら柔らかそうな服装がサラのほにゃ、とした雰囲気に良く似合っている。
これも全能神のアドバイスである。
選んだのはセブンであるが。
サラの着る物は全部己が揃えたいセブンである。
その内、下着も送りかねない。
まだそこまで暴走はしていないが。
そして勿論男が女に服を贈る時の意味が込められている。
その服を脱がしたい。
サラにそれを教えるのはどのタイミングが最高だろうか?
今から楽しみなセブンなのである。
((セブン/ドクターがエロくなってるぅぅぅぅっぅうっぅっ!!!))
レオンハルトとナナの心がまた1つになった瞬間だった。
「遅かったなサラ」
セブン宅の邸の扉を開けるとそこにはバスローブを着たセブンさんがおりましたとさ。
「ひゃうぅぅぅぅぅ………」
サラが真っ赤になる。
セブンの水気を含んだ長い髪がしっとりと肌に張り付いている。
バスローブから見える胸元は前のように貧弱ではなく、しっかりと人並みの胸筋がついている。
腹筋も僅かだが割れていて、水が窪みに滴るのがやたらと色気がある。
「遅かったから先に風呂に入っていた。今日はナナとレオンとラックも一緒か」
((嘘ぉぉぉぉあのドクター/セブンが色気出してるぅぅぅぅっぅぅぅぅぅっ!!))
ナナとレオンハルトの心の声が被った。
肉体も昔のように貧弱でない。
元々朝から剣技の型などは行っていたのだ。
食べるモノさえ食べれば筋肉はすぐに付く環境に居た訳だ。
もっと筋肉が付く日も近いだろう。
それは色気がますます増すと言う事でもある。
「ほうほう黒いのも中々良いではないか」
ラックだけが嬉しそうである。
それに反応するサラ。
「ラックさんは、レオンさん、と、契約している、ので、セブンさんに手を出したら、駄目、です!」
何とサラが牽制をした。
自覚はしてないがコレは紛れもない牽制だ。
ラックが楽しそうに見ている。
「我とて番の片割れに横恋慕したりはせぬ、安心せよ」
「番?横恋慕?」
サラは理解していない。
恋愛に疎いにも程がある。
それすらセブンに言わせれば可愛い所なのであるらしい。
ニッ、と笑って見せるセブンの瞳は肉食獣のソレだった。
(おいおい、セブンが、拗らせDTが色気出してるぞ!)
(ドクターが色っぽい!?あんなドクター初めて見たわよ!!)
こそこそとレオンハルトとナナが話す。
付き合いが長い2人にしたら天変地異にも程があるのだ。
何せナナのフェ〇で萎える男である。
男を捨てていると言っても過言でないセブンが、あからさまにサラに色仕掛けを仕掛けている。
驚くのも無理はない。
「俺は着替えてくるから、サラ、お前も着替えてダイニングに来い」
クイ、とサラの顎を掴み顔を上にあげさせる。
そして瞳を覗き込んでセブンは言った。
風呂上がりで眼鏡をかけていないから、余計に切れ長の双眸が色気に満ちて見える。
「は、はひ………」
サラはコクコクと首を上下に振った。
サラは着替えに部屋に、ナナとレオンハルトとラックは洗面台で手洗いをしダイニングへと向かう。
テーブルの上には人数分の料理とカラトリーが用意されていた。
どうやらブッフェスタイルらしい。
相変わらず美味しそうな料理である。
見るだけで涎が出るのはパブロフの犬現象であろうか。
ナナとレオンハルトは久しぶりにセブンの料理を見て、ゴクリと唾を飲む。
宮廷の料理も美味しいが、やはり料理と言えばセブンの手作りが2人の最高の食事なのである。
料理1つで人の心を掴むのだからセブンの腕も大したものだ。
全能神ですら、その料理には1目置いているのだから。
「さて、食べるとするか」
戻ってきたセブンはVネックのニットに細身のスラックス。
自分の体系が1番良く見える服を良く分かっている。
細身のセブンに良く似合う、それでいて自分の髪色にも良く似合う色を選んでいるセブンの恰好は、ラフそうでいて女の目線をしっかりと意識した服装であった。
全能神のアドバイスを受けているので、服装には自信のあるセブンである。
長い髪は後ろで束ねて邪魔にならない様にしている。
眼鏡をかけているが、昔のようなダサい黒縁眼鏡で無いので、端正な貌の魅力を隠せていない。
そしてサラの方はふわもこのルームウエア。
抱きしめたら柔らかそうな服装がサラのほにゃ、とした雰囲気に良く似合っている。
これも全能神のアドバイスである。
選んだのはセブンであるが。
サラの着る物は全部己が揃えたいセブンである。
その内、下着も送りかねない。
まだそこまで暴走はしていないが。
そして勿論男が女に服を贈る時の意味が込められている。
その服を脱がしたい。
サラにそれを教えるのはどのタイミングが最高だろうか?
今から楽しみなセブンなのである。
((セブン/ドクターがエロくなってるぅぅぅぅっぅうっぅっ!!!))
レオンハルトとナナの心がまた1つになった瞬間だった。
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